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◆みんなで創る小説Ragnarok ♂萌え2冊目◆

[88:鳥×剣士:キスと口笛(2008/05/24(土) 18:46:04 ID:ikwXfrKc)]
真新しい剣士の装束に身を包んだ少年は、文字通り唇を尖らせていた。
考え込むように眉をひそめ、僅かに首を傾げてから、そっと息を吹く。
尖った唇から漏れるのは、空気の抜ける音ばかり。
「ぐあーやっぱり出来ない!」
頭を抱えて剣士が叫ぶと、その一部始終を見守っていたバードが、笑いながら声を掛けた。
「そんなに難しいものじゃないよ?」
省略54


[89:教授萌え(ネタです)(2009/04/12(日) 12:18:19 ID:5jXrJww6)]
☆ミキシング教授の卵料理☆

「ロリ☆ブランド、ギャルズ☆コレクション。」
爽快な音楽と共に始まった実演販売。
職業プロフェッサーの男がさわやかに微笑み、意味不明な言葉を言った。
発音はなかなか良さそうだった。
省略29


[90:ノビ&ウィズ:1(2009/10/11(日) 19:51:44 ID:zUjjg4T.)]
静かな宿の一室に、ぱさり、と紙を繰る音が響く。
遅い朝の光が入り込む窓辺で、ウィザードの男が本を広げていた。
部屋に注がれる日差しこそ暖かいものの、窓の向こうでは、冷たい秋の風が吹いているのだろう。
ひやりとした空気に、ウィザードはそっと首を竦めた。
「……先輩、これは酷いっすよ」
先輩、と呼ぶ声に、ウィザードは追っていた文字から目を上げた。
省略9


[91:ノビ&ウィズ:2(2009/10/11(日) 19:52:45 ID:zUjjg4T.)]
本を読んでいるウィザードの表情が、随分と険しいことに気がついたのは、朝食の後だった。
先輩と慕うその人が、元々にこやかではないことなんて、ノービスは嫌というほど理解していた。
それにしても、ただの魔術書を読む表情にしては、ウィザードの表情はあまりにも剣呑に過ぎた。
「先輩、もしかして肩凝ってません?」
ふと思いついて尋ね、拒否するウィザードをなだめすかし、肩揉みをさせてもらうに至ったのが、数分前。
拒否するぐらいだから、大したものではないだろうと思っていたのだが。
省略5


[92:ノビ&ウィズ:3(2009/10/11(日) 19:54:23 ID:zUjjg4T.)]
「何だ?」
気付いたウィザードが、窓の中からノービスを見つめてくる。
「……いや、凄いなって思っただけです」
そう答えて、ノービスはウィザードの後ろ頭に視線を落とした。
何か言いたそうな顔をしたウィザードだが、結局、それ以上は何も言わずにまた読書に没頭した。
ウィザードが本に意識を向けたのを確認して、ノービスはちらりとウィザードの顔を盗み見た。
省略9


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