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◆みんなで創る小説Ragnarok ♂萌え2冊目◆

[87:名無しさん(*´Д`)ハァハァ(2008/02/06(水) 23:23:25 ID:XZK4RBM6)]
 キィルがベッドの住人になって、一週間になる。理由は右足の骨折。
 凍結した玄関先で滑って転んだ、という原因が少々情けない。
 年のせいなのか、それともキィルの信仰心が足りなかったせいなのか、ヒールを何回か
使っても骨折を完全に治すことができなかった。
 愛用のチェインとプリーストの法衣を横目に、ベッドで大人しくしていて一週間。
 窓から見られる外の景色がわずかな慰めだ。
省略61


[88:鳥×剣士:キスと口笛(2008/05/24(土) 18:46:04 ID:ikwXfrKc)]
真新しい剣士の装束に身を包んだ少年は、文字通り唇を尖らせていた。
考え込むように眉をひそめ、僅かに首を傾げてから、そっと息を吹く。
尖った唇から漏れるのは、空気の抜ける音ばかり。
「ぐあーやっぱり出来ない!」
頭を抱えて剣士が叫ぶと、その一部始終を見守っていたバードが、笑いながら声を掛けた。
「そんなに難しいものじゃないよ?」
省略54


[89:教授萌え(ネタです)(2009/04/12(日) 12:18:19 ID:5jXrJww6)]
☆ミキシング教授の卵料理☆

「ロリ☆ブランド、ギャルズ☆コレクション。」
爽快な音楽と共に始まった実演販売。
職業プロフェッサーの男がさわやかに微笑み、意味不明な言葉を言った。
発音はなかなか良さそうだった。
省略29


[90:ノビ&ウィズ:1(2009/10/11(日) 19:51:44 ID:zUjjg4T.)]
静かな宿の一室に、ぱさり、と紙を繰る音が響く。
遅い朝の光が入り込む窓辺で、ウィザードの男が本を広げていた。
部屋に注がれる日差しこそ暖かいものの、窓の向こうでは、冷たい秋の風が吹いているのだろう。
ひやりとした空気に、ウィザードはそっと首を竦めた。
「……先輩、これは酷いっすよ」
先輩、と呼ぶ声に、ウィザードは追っていた文字から目を上げた。
省略9


[91:ノビ&ウィズ:2(2009/10/11(日) 19:52:45 ID:zUjjg4T.)]
本を読んでいるウィザードの表情が、随分と険しいことに気がついたのは、朝食の後だった。
先輩と慕うその人が、元々にこやかではないことなんて、ノービスは嫌というほど理解していた。
それにしても、ただの魔術書を読む表情にしては、ウィザードの表情はあまりにも剣呑に過ぎた。
「先輩、もしかして肩凝ってません?」
ふと思いついて尋ね、拒否するウィザードをなだめすかし、肩揉みをさせてもらうに至ったのが、数分前。
拒否するぐらいだから、大したものではないだろうと思っていたのだが。
省略5


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