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【萌え】みんなで作るRagnarok萌え小説スレ 第14巻【燃え】

1 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2007/06/15(金) 17:18:15 ID:0fDIHQ5k
このスレは、萌えスレの書き込みから『電波キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!』ではない萌えな自作小説の発表の場です。
・ 共通ルール(ttp://www.ragnarokonlinejpportal.net/bbs2/test/read.cgi/ROMoe/1063859424/2n)
・ リレー小説でも、万事OK。
・ 萌えだけでなく燃えも期待してまつ。
・ エロ等の18禁小説は『【18歳未満進入禁止】みんなで作るRagnarok萌えるエロ小説スレ』におながいします。

▼リレールール
--------------------------------------------------------------------------------------------
・ リレー小説の場合、先に書き込んだ人のストーリーが原則優先なので、それに無理なく話を続かせること
・ イベント発生時には次の人がわかりやすいように
・ 命の危機に遭遇しても良いが、主人公を殺すのはダメでつ
・ リレーごとのローカルルールは、第一話を書いた人が決めてください。
  (たとえば、行数限定リレーなどですね。)
--------------------------------------------------------------------------------------------
※ 文神ではない読者各位様は、文神様各位が書きやすい環境を作るようにおながいします。


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保管庫様
ttp://f38.aaa.livedoor.jp/~charlot/pukiwiki/pukiwiki.php

71 名前:ミニ文章 投稿日:2015/04/01(水) 00:58:17 ID:uT6N/K4o
18禁のほうが進まないから気晴らしに書いた
パロディ入ってます
主観の主は男ローグです。てか見事にシーフ系しか出てないわコレ。
>68-69とリンクしてます

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

楽しそうだな、と思って眺めてた。
同じギルドのアサシン2人が切り結んでいるのだが、鍛錬どころか試合にすらみえない。
男のほうが顔をマスクで半分以上隠しているが、口元や雰囲気から楽しんでるとわかるし、女のほうはわかりやすく笑顔だし、目が輝いている。
宙返りから着地した女アサシンが勢いを殺さず、低い姿勢で疾走する。手にはカタール。
対して、男アサシンは剣を鞘ごと後ろに構える。
居合切りの構えだ、………っておい。

(いや剣で居合切りするなよ。刀じゃねーだろ)

その間合いへ女アサシンが大きく飛び込む。
剣が真横に、胴を凪ぐように振られる。
が、女アサシンの体が宙で回る。
その脇腹を剣が撫でる直前、姿が消える。

「…くだらないっ」

バックステップで大きく後ろへ跳躍。
だが彼女の回転は止まらない。
さらにバックステップ。

「なんて、くだらない」

男アサシンの背後へ着地。
居合切りの勢いを殺さぬまま、男アサシンも身体ごと剣を回転させている。

「口伝なんて、こんなものかっ!」

笑いながらソニックブロウを叩き込み、なにかを叫ぼうと口が開く。
同時に、こちらと目があった。

「うっわあああああ!?」
「あ、こら止まったらあかんて!」

ごすっ

驚いてる女アサシンの顔に、男アサシンの鞘がぶち当たった。
うわ痛そう。
へなへなへな、と額を抑えて地面につっぷす女アサシン。

「おー、珍しいお客さんやなー」

剣をぷらぷらさせ、男アサシンがマスクを外した。
よう、と片手で挨拶しながら、

「お前ら、なにやってたんだ?」
「んー、イメージトレースっちゅーか、再現っちゅーか、まぁ、お遊び?」

ダメだ、この飄々とした友人に聞いても無駄だった。
もっとわかりやすい反応をする女アサシンを懐柔しよう。
彼女は地面に座ったまま涙目でこちらを見上げている。

「どこからみてました…?」
「居合切りのとこかな」

う〜〜、とそのまま目を反らす彼女を逃がさぬよう、しゃがんで視線を合わせる。

「二人でなにやってたんだ?」
「ひ、ひみつの特訓、です」
「うん、ウソだな」

目が泳いでる。
ついでに気になってた点をきいてみる。

「いつもの武器じゃないのか」
「だって、カタールじゃないとアサ………ソニックブロウできないから」
「意味がわからん」

よし、奥の手だ。
露骨にがっくりと肩を落とし、

「なんだよ、俺には言いたくないのかよ……」
「ち、ちがいます! これは、その、ええと」

どうみても寸劇だが、慌て出す女アサシン。ちょろい。
よーし、あと一押し。

「じゃあ、教えてくれよ。二人でなにしてたんだ?」
「………い、」
「ん?」

優しく促すと、顔を真っ赤にしてこちらを見上げる。

「言えません、ごめんなさいぃぃぃッ!」

パッと彼女の姿が消え、走り去る音が聞こえた。
クローキングで逃げられたか。チッ。

「振られてんなぁ、強引に攻めるからやでー」
「ほっとけ。あとで謝りにいくし。
で、お前らはなにしてたんだよ。ちょっと教えろよ」

剣を鞘に収めながら、男アサシンは苦笑まじりにこういった。

「ある小説の真似っこしてたんよ」
「はぁ?」

ならば、さっきのは試合じゃなくて演武だったのか。
いやそれにしちゃ実戦の動きだった。
手をぱたぱたさせて男アサシンが笑う。

「俺とあの子の知ってる小説にな、アサシンキャラがおんねん。
んでな、『あの戦い、再現できないですかねー』って目をキラキラさせていうから、やってみとったとこなんよ」
「演武どころか、まじでお遊びだったのかよ、おい」
「さっきの『くだらない』ってセリフも、作中にあったやつや。
スキルの名前を叫ぶ直前にお前さんに気づいたから急停止したんやろ」

それになぁ、と意味ありげにニヤリと笑う男アサシン。

「なんだよ、気味悪いな」
「いやー、そのアサシンキャラが惚れとるキャラもおってな?
健気に『主君はかっこいいぞ』とか袖引っ張ったりしてアプローチしてんねん」
「なに!? ……が言いたいんだ」
「適役がいればもっと楽しめるんやけどなー、っていう独り言や」

憮然とした表情をつくる。
興味ねぇよ、と踵を返して立ち去る。

「ま、気が変わったらよろしゅーなー」

うるせーとっとと寝ろ、とニヤニヤする友の顔面に石を投げつける。
そういや彼女は明日図書館に返却にいくといっていた。
どうせ暇だし、誘ってみるか。
なにかオススメの本があれば、ぜひ聞いてみたい。

<おしまい>

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