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【18歳未満進入禁止】みんなで作るRagnarok萌えるエロ小説スレ 十七冊目

1 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2007/11/20(火) 23:22:39 ID:fIjeelgU
このスレは、萌えスレの書き込みから『電波キタ━━━((( ⊂⌒~⊃。Д。)⊃━━━━ッ!!! 』ではない
萌えでなおかつえちぃ描写の含まれる自作小説の発表の場です。

【重要】
18禁レートのスレッドは<<sage進行>>でおながいします。
(ageてしまった場合にはメール欄にdameと入力して書き込みましょう。一番下に下がります)

基本的ルール
・ マターリ厳守
・ 荒らしは完全放置。
・ ROまたは小説と関連のないネタで盛り上がるのはダメ。
・ コテハン叩きも、スレの雰囲気が荒れるからダメ。
・ コテハンの人も、荒れる元になるので暴走したりしないように慎重に発言しましょう。

ローカルルール
・ 萌えだけでなく燃えも期待してまつ。
・ このスレでの『えちぃ』基準は、「手淫」(オナーニ)だとか「目合い」(セクース)だとかのレベルでつ。
・ 特殊ジャンルは苦手な人もいるということを考慮してやってください。
 (タイトルに明記するとか、配慮を)
・ 催促はやめましょう。
 (絵、文を上げてくれる人は自分のプレイ時間を削って上げてくれてます)
・ 感想は無いよりあった方が良いです。ちょっと思った事でも書いてくれると(・∀・)イイ!!
・ 文神を育てるのは読者です。建設的な否定をおながいします(;´Д`)人
・ 文神ではない読者各位様は、文神様各位が書きやすい環境を作るようにおながいします。
・ リレー小説でも、万事OK。

リレールール
・ リレー小説の場合、先に書き込んだ人のストーリーが原則優先なので、それに無理なく話を続かせること。
・ イベント発生時には次の人がわかりやすいように。
・ 命の危機に遭遇しても良いが、主人公を殺すのはダメです。

板内共通ルール:
ttp://www.ragnarokonlinejpportal.net/bbs2/test/read.cgi/ROMoe/1063859424/

みんなで作るRagnarok萌えるエロ小説保管庫(Wiki):
ttp://f38.aaa.livedoor.jp/~charlot/pukiwiki2/pukiwiki.php

前スレ:
【18歳未満進入禁止】みんなで作るRagnarok萌えるエロ小説スレ 十六冊目
ttp://www.ragnarokonlinejpportal.net/bbs2/test/read.cgi/ROMoe/1176575956/

2 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2007/11/20(火) 23:24:19 ID:fIjeelgU
ごめんなさい;;一番上になっちゃいました。
本当にごめんなさい;;

3 名前:十字架とハンマーと、名無しのソードメイス 投稿日:2007/11/20(火) 23:25:29 ID:fIjeelgU
私は意を決してある行動を取った。
まず、アマツとゲフェンダンジョンに篭り、あるアイテムを集めた。
それを持って、美容師の元へ行く。
ある髪型を詳しく伝えると、それと同じようにスタイリングをしてもらった。
その後、洋品店で、ハイプリーストと同じ型の服をオーダーした。
服が出来上がると、それを身に着け、さらにあのネックレスを首から下げた。
そして最後に、ヴァーミリオン・ザ・ビーチ。
カクテルを少しだけ口に含む。
あの時と同じ熱さが私を襲った。
また倒れてしまってはもともこも無い。
カクテルを指につけて、たっぷりと唇に塗りつけた。


全ての準備が整ったところで、私はフィルさんの部屋を訪ねた。
相変わらず、扉には鍵もかけず、フィルさんは真っ暗な部屋の中で酔いつぶれていた。

空になったグラスと共にベットにだらしなく横たわる彼に、そっと覆いかぶさった。
耳元で、できる限りの優しい声で囁く。

「フィル…。」
「ん…?」
「フィル…私よ。」
「…エリザ…?」
「そうよ。」
「エリザ…?…エリザ…!」

フィルさんの手が私の肩を掴んだ。
痛い!酔っているとは思えないほどのすごい力。

「エリザ…!何処行ってたんだ…!!」
フィルさんは私を強く抱きしめた。
髪を撫で、腰を抱き、頬を擦り合わせ、何度もエリザさんの名を呼ぶ。
私もフィルさんに答えて、彼の髪を撫でた。
「あぁエリザ…。」
フィルさんの顔が近づく。
お酒の匂いだけのフィルさんの息がかかると、私の唇と合わさった。
「…んっ…。」
激しいキス。
探られて、吸われて、だから私も探り返して、吸い返して。
初めてのキスだけど、悟られないように頑張って答えた。
息が続かなくなってクラクラしてきたとこで、唇がやっと離れる。
そのままフィルさんは私の首筋に舌を這わせ始めた。
私の口からは震えた呼吸が吐き出される。
声はなるべく出さないように。気づかれてしまうかもしれない。
けど、初めての刺激は想像以上で、さらにこれは憧れのフィルさんのものだ。
どうしても、感動と不安の入り混じった呼吸は漏れてしまう。
フィルさんは愛撫を続けながら私の背中のリボンを素早く解いた。
そのままあっという間に私の上半身を露わにする。
「…ぁっ…!」
私を押し倒し、引き裂くように自らのシャツを脱ぐと、フィルさんは私に再びキスを始めた。
「んっ…!んんっ…!!」
さっきの激しいのとは違って、今度は優しく下唇を噛まれる。
ふんわりと、そして甘い疼きが私に広がる。
手では私の乳房を探る。
どうみたって、エリザさんと比べたら半分もあるかどうかと言う大きさ。
これに触れられたら一発でばれてしまうことも覚悟したけど、そんな様子はなくフィルさんは私の胸を揉み続けた。
揉みながら乳首を優しく摘まれ、しごくように指で潰される。
「ンッ…ぁっ…!」
我慢しなければならないのに、どうしても声が漏れてしまう。
フィルさんはキスを辞めると、今度は私の乳首を吸いはじめる。
吸いながら、甘く噛み、舌でコロコロと転がされる。
「ふ…ぁ…。」
この頃になると、もう私はエリザさんの姿でここを訪れたことを忘れそうになっていた。
憧れのフィルさんが私を愛撫している。
たとえエリザさんの振りをしていても、それは私。
フィルさんの腕の中に居るのは、紛れもない私。
どうしようもない興奮が私をむずむずと動かしていた。
フィルさんの舌は、私の乳房からわき腹へ、そして腰へ、そして足の付け根へ。
そのまま足を開かれて、フィルさんの顔が私の股間へと入り込んだ。
「…きゃ…。」
わかっててもやはり条件反射的に足を閉じようとしてしまった。
でもフィルさんの手は私の足を強く押さえつけ、けして私の自由にさせない。
されるがままに、私はフィルさんの舌をアソコに感じていた。
「…あっ…だ…だめっ…!」
フィルさんの舌が私の中に入り込み、溢れた汁を吸い上げた。
鼻先で私の粒を刺激しながら、ざらざらとした舌が私の入り口をかき回している。
「あっ…あっ…や…いっちゃぁ…っ!!あああああっ!!」
その瞬間、私はイってしまった。
ブルブルと震えながら、自然とフィルさんの顔に自分を押し付け、叫びを上げてしまう。
頭が真っ白になって、もうフィルさんのことしか考えられなくなった。
フィルさんは朦朧とする私の上に被さり、今度は私の足を持ち上げて自分の足の上に乗せる。
腰を進め、私のものと合わせようと、私の腰を引き寄せた。
「…あっ!!」
入り口に感じる、硬いもの。あの時、バルコニーから見えたアレだ。
それが、私の中に来る。
「いくよ、ルカ。」
フィルさんが言った。
「ああああっ…!!」
直ぐに一気に貫かれる。
熱い痛みが走った。
初めての進入に私の腰は暴れ周り、手はフィルさんの背中で爪を立てていた。
「いっ…いたぁっ…!!」
「…ごめんな、ルカ…。」
フィルさんが私の耳元で囁く。
私は涙を流しながら、首をぶんぶんと振った。
ごめんなんて言わないで。私が望んでいたことなのだから。
ずっとあなたに抱かれたかった。あなたに処女を捧げたかった。
それが今叶ったのだから。
「あんっ、んんっ!いっ…あっ、あぁんっ!!」
痛みは痛みとしてあったけど、それ以上に心が充実しているせいか幸せばかりを感じる。
フィルさんと一つになっているソコが、どうしようもなく熱くなっていた。
激しく私を突き上げるフィルさんに合わせ、私もだんだんと快感だけを感じ初めていた。
「ああんっ、ああんっ、フィルさぁ…、フィルさんっ…好きっ…!!」
「ルカ…可愛いよ…。」
気が付いたら、既に私は「ルカ」と呼ばれていた。
とっくにばれてたんだ。でもそれでもフィルさんは私を抱いてくれた。
嬉しくて、嬉しくて、涙が溢れた。
「フィルさ…んっ…私を…好きって…言って…ああっ!!」
「…ごめん、ルカ…。」
私をかき混ぜながらも、フィルさんは冷静に言った。
わかってた。わかってたけど、また涙が溢れた。
「ルカ、イきな…!」
そう言うと、フィルさんは今まで以上の速さで私を突き上げ始める。
「あんっ!あんっ!やぁっ!こ、こわれっ…ちゃ…!あああああああああっ!!!」
「ルカ…!!くっ…!」
私の中でフィルさんがドクンと鳴った。
二人で腰を震わせながら、溶け合うように同時に果てた。


「ぁ…ふ…。」
沈み込んでしまいそうな意識の端に、フィルさんの顔が見える。
「ルカ…ごめんな…。」
フィルさんが囁いた。
私は軽く首を振る。
溢れた涙でフィルさんの顔が歪むと、私はそのまま彼の腕の中で眠りに落ちてしまった。

4 名前:十字架とハンマーと、名無しのソードメイス 投稿日:2007/11/20(火) 23:25:57 ID:fIjeelgU
目を覚ますと、フィルさんは居なかった。
「フィルさ…ん?」
部屋は綺麗に片付いており、フィルさんがこれまで飲み尽くした酒瓶なども一切なく、
さらにフィルさんのカートも製造道具も、何もかも見当たらなかった。
「…え…?」
そんな…!?
部屋の中央の丸テーブルに白い紙が置いてあった。
裸のまま飛びついて、それを見た。
『 ルカへ 』
やだ、やだよ…フィルさん…!!
否定したいのに、先を読まずには居られなかった。

 『ルカへ

  つらい思いをさせて済まない。
  毎日飲んだくれる俺を見て、さぞ心配しただろう。
  心配をかけて本当に済まなかった。
  あと、勢いとは言え、お前の純潔を奪ってしまった。
  これは謝っても謝りきれない。
  取り返しのつかないことをしてしまいながら、俺はお前とは寄り添えないと言うしかない。
  こんな俺をどうぞ恨んでくれ。
  お前がずっと俺を見ていてくれたことは知っていた。
  だけど、俺はそんなお前を見ない振りをしてきた。
  俺はそんなどうしようもない酷い男だ。
  どうか、こんな俺よりも相応しい男が現れてくれるよう祈る。

  俺はダメな奴だ。エリザが居ないとダメなんだ。
  俺はエリザの所へ行く。
  実は、飲んだくれながらも、俺はエリザの行方を調べていた。
  エリザが今どうしているのか、俺はある小さな手がかりを得る事ができた。
  エリザはもうここへは戻ってこれない。
  そして俺はエリザなしでは生きていけない。
  なら、俺がエリザの所へ行くしかない。

  さようなら、ルカ。
  お前がホワイトスミスになって、そしてあるレベルの強さを手に入れた時、
  俺たちは再会できるかもしれない。
  俺と言う意識は消えてしまおうとも、お前のことだけは忘れてしまわないよう祈る。

  フィル 』


「フィルさ…ぁ…ああああああああああっ!!!」
行ってしまった。フィルさんは行ってしまったんだ。
彼はもう戻ってこない。
フィルさんが得たというエリザさんの行方の手がかり。
私にも思い当たるものがあった。
それは信じたくないような、酷い噂。
エリザさんの父親が中心となって、恐ろしい研究が行われているという噂。
私だって、エリザさんがそれに巻き込まれたのでは、と考えたりもした。
だけど、そんな酷いことなんて、ありえないって…。
信じたかった。
心のどこかでそれしかないと疑いながらも、信じたかった。
だから、その話しだけはフィルさんに知られちゃいけないと思ってた。
知ったら、フィルさんは、絶対に行ってしまう。
そう思ってたから。
そして、その通りになってしまった。
彼は行ってしまった。
「自分」というものが失われようとも、それでもエリザさんと居ることを望んだ。
そこまで、エリザさんと愛し合ってたんだ。
けど、けど…!!こんな悲しい愛の形があってもいいの…!?
そんなの辛すぎる。
フィルさん、エリザさん…!!

私は唯一残された十字架とハンマーのネックレスを握りしめて、泣いた。

5 名前:十字架とハンマーと、名無しのソードメイス 投稿日:2007/11/20(火) 23:26:21 ID:fIjeelgU
『 落)Lv89戦闘型WS 』

あの別れから長い月日が経っていた。
私はホワイトスミスになり、それからも必死に腕を磨き、なんとかここまでやってきた。
後、もう少し。もう少しで、フィルさんに会いに行ける。
そう、きっとエリザさんもそこに居る。
もうすぐ、あのネックレスを返すことが出来る。
そう、それにこの『+7強い名無しのアイスソードメイス』も。
名無しになっちゃったけど、このソードメイスの柄には、今もあの文字がうっすらと刻まれている。

『from Fill to Elley, with LOVE forever』

今でもその文字を見ると涙が溢れそうになってしまう。
これは、あの素敵な二人を象徴するようなモノ。
ずっと大切に、大切にカートの中にしまってきた。
もうすぐ、やっと返すことが出来る。

『ピコーン!』

チャットの入室音が響く。

『こんにちは〜。Lv85の殴り廃プリですが、よかったらご一緒しませんか?』
『はい!是非お願いします〜!』


今日も私は、鈍器を振るう。
あの二人に会いに行くために。


<Fin>

6 名前:十字架とハンマーと、名無しのソードメイス 投稿日:2007/11/20(火) 23:28:13 ID:fIjeelgU
すみません、戻ってきた前スレ70でした…。
自分のHPの方だと感想を聞くことができなかったので、
感想を聞けたらと思い、舞い戻ってしまいました。

また気に入ったものが書ければ、お邪魔させていただくようにしたいです。
宜しくお願いします。

7 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2007/11/20(火) 23:30:49 ID:fIjeelgU
下げます

8 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2007/11/20(火) 23:35:12 ID:JBLvYdHI
リアルタイムktkr
久しぶりに読んでてドキドキしたぜ

9 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2007/11/21(水) 05:28:24 ID:Z.gyQH7E
うほほーい
新作お疲れ様でつ!
これはまた、続きの話も気になる〆方でいいですなぁ・・。

HPの方は探したけど見つからず(;;´ー`)

10 名前:前スレ70 投稿日:2007/11/21(水) 10:01:21 ID:QKorWZ..
感想ありがとうございます。
感想いただけると本当に嬉しいです。

HPですが、タイトル検索かけても直接ヒットしてくれません。
ですが、「Ragnarok Online 萌えサーチ」を通してヒットすることを確認しました。

「∇ RO CASKET ∇」でググっていただけると、出ると思います。
掲示板に書かなかった話は数点しかないですが、よかったら行ってみてください。
誤字の非常に多い書庫となってます。すみません。

11 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2007/11/21(水) 22:19:10 ID:zihHWxK2
>>前スレ70氏
おかげさまで見つかりました!
知らない新作数点と設定資料とかあるので
じっくり楽しみながら読ませていただきます〜。

続きとかも期待してますので
これからも頑張ってください(*´д`*)ノ

12 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2007/11/30(金) 01:49:08 ID:i5KjQs.I
ロズエル編の作者さんのHP見に行ったら
1月1日以来更新がなくて泣いた

ロズエルの過去編とか未完の話とか結構あるのに
もう完成しないのかな〜・・・(´;ω;`)

13 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2008/02/01(金) 21:30:44 ID:YVyn9oao
過疎ってレベルじゃねーぞ

14 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2008/02/05(火) 13:43:56 ID:l3QDrkBk
終わってるな…
もう新しい小説を読めることはないのだろうか…

15 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2008/02/05(火) 17:21:08 ID:L7fWxOTg
まだだ!まだ終わらんよ!

70氏とかは自サイトでまだまだ頑張ってるよ

16 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2008/02/07(木) 23:14:01 ID:tIoXYK2s
君の声

ガシャン、と金属音をさせて、時計に手足が生えたようなモンスターが床に崩れ落ちた。
空を舞った歯車が軌道を残しながら落ち、カランと乾いた音を空間に響かせる。
私はため息を一つついて、その場に座りこんだ。
背中から垂れさがる赤い紐の先についた輪が地面に当たり、カンと音を立てる。
ひんやりとした石の床が火照った身体に気持ちいい。
私は消えて行くモンスターを見ながら、
このモンスター達はどこからやってきてどこに消えて行くのかな、と考えた。
モンスターに魂はあるのかな…
私が出した魔法、ファイアーウォールの残り火が私の瞳に映った。
赤色で橙色で黄色い炎。
ちらちらと風に吹かれて揺れ動く。
元々私はファイアーウォールを使った攻撃が得意ではなかった。
敵を叩いて魔法を降らせるタイプ…FCAS型のセージだった。
けど、まだレベルが足りないので敵を避ける事が出来ない。
なので、ファイアーウォールを使って時計3で背伸び狩りをしていた。
何とかモンスターを倒す事は出来るけど、威力は十分とは言えず、おまけに精神力も足りない。
これで何度目かわからない休憩を取りながら、私は物思いに耽る。
時計2のクロックというノンアクティブのモンスターを相手にすれば安全だけど、
ふらふらと頻繁に動くので苦手だった。
明日は玩具工場に行ってみようかな、と考えた所で、タタタっと軽やかな足音が近付いてくる事に気付いた。
目線を上げると、私が座っている階段を一人の女ウィザードが駆け登ってくる。
ふわりとひるがえるマント、サラサラの金色の髪。
すれ違う瞬間、柔らかい花の匂いが鼻孔をくすぐる。
それにひきかえ私は、時計に手足が生えたモンスター、アラームと戦った後なので、
薄茶色の髪はボサボサ身体中すすだらけ。
精神力が切れて地面に座りこんでいる何とも間抜けな姿。
その女ウィザードの後ろ姿を見ながら、私は再びため息をつく。
私は無意識に、肩より少し短い自分の髪を、手で一つにまとめてかきあげていた。
うなじをヒンヤリとした空気が流れる。
その冷たい空気は、汗ばんだ首にとても気持ち良かった。
今日は宿に帰ったらすぐにお風呂に入ろう。
お気に入りの石鹸と、ふかふかのバスタオルを用意して、お風呂上がりには冷たい牛乳を飲んで。
そこまで考えた所で、また足音がする事に気付いた。
見るとシルクハットを被った男プリーストが階段を登ってくる。

17 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2008/02/07(木) 23:19:23 ID:daAtmbhs
さっきの女ウィザードの連れのようだった。

「ブレッシング!!」
「速度増加!!」

男プリーストは、私に気付くと、すれ違う瞬間支援をかけてくれた。
身体が軽くなる。

「ヒール!!」

1000に届かないヒール。
男プリーストは、少し苦笑いをした。

「ごめんねーおチビちゃん。
俺、殴りだからさぁ」

お、おチビ…
私は少し落ち込みながら、首を横に振った。
支援はとても嬉しい。

「それじゃ頑張ってねー」

手を振りながら、歩き出そうとする男プリーストの服の裾を慌てて掴む。

「ん?」

『あ り が と う』

私は口を大きく開け、感謝の言葉を型どった。
男プリーストは一瞬驚いたような顔をしたが、すぐ笑顔に変わった。
再び、手を振りながらその場から歩き出す。
私はその後ろ姿を見ながら、通じた事にホッとしていた。

私は声を出す事が出来ない。
一年前のあの日から。


――――――――――――
はじめまして。
家にネット環境が無いので、携帯からの書き込みですみません。
文法や改行やら全てが無茶苦茶orz
ですが、のんびり書いてみようと思います。

18 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2008/02/08(金) 01:43:02 ID:dmZvZRRg
セジ子ハァハァ
楽しみにしてます〜!

19 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2008/02/08(金) 11:20:23 ID:Z20KoeyU
過疎ながらスレが伸びてはいるので、
せっかくだからどなたか保管所更新してくれないかな・・・
自分はいじったことがなくてわからないためダメにしてしまいそうで怖い
管理人はもう放置決め込んじゃってる感じなのかな・・・

20 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2008/02/08(金) 16:55:43 ID:v7txWuTo
そうやって他人任せにする人ばかり残っているからの現状だと思いますよ
wikiは誰でも直せるものだし、スレに書かれた文章を移すだけだから他のwikiに比べてとても簡単
バックアップが残っているから復旧もできるし、間違っていても気付いた人が直してくれるのがwikiというものです
まずはあなたが更新してみてください。言い訳はやってみてからどうぞ

自分は何もせずに管理人に文句を言うなど、大人のすることじゃありませんよ

21 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2008/02/08(金) 17:11:13 ID:dmZvZRRg
そこまで言うことないかと…
別に管理人に文句言ってるようには見えないし、
自分もただ見ているだけでアクセスも殆ど携帯からだし、ネット全般の知識のない人間だから、
怖じ気づいて触れない気持ちはなんとなく分かる。
得意で知識のある方が時間を持て余していたらやってもらえたらなぁって気持ちじゃないの?
でも誰かが進んでやらなきゃって言うのはとても正しいことだから、俺も勉強してみるよ。
かなり時間かかると思うけど。

22 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2008/02/08(金) 17:47:04 ID:F6Ovlc66
大人を語る人間なら、もう少し優しい言い方を覚えるべきですな(苦笑)

23 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2008/02/08(金) 18:06:33 ID:3.1tPNn.
十分に優しい言い方だと思いますが、とりあえずdameておきますね!
(強制sageみたいだから、上がってないんだけど一応ね)

>>16-17
わっか、わっか!(AA略
先を期待させる出だしで、楽しみです。

>>19>>21の両氏
頑張ってください。やってみると予想以上に簡単ですよ。

24 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2008/02/09(土) 07:04:23 ID:G4uU9R1c
大人の対応だどうだとかそういう問題ではなく、保管所wikiって
以前アカハクウイルス貼り付ける悪質業者が横行して編集できないように管理人がパスかけたままで今に至ってないかい?

20氏も口だけなのがバレるぞw

25 名前:23 投稿日:2008/02/09(土) 19:09:44 ID:tgXST6ko
試しに現行ページの編集、新規ページの作成をしようとしてみました。
>>16様の文章を試しとして登録させていただきました。ご迷惑でしたら削除いたします)

既存ページの編集は、SandBoxに対して行いましたがエラーが出てできませんでした。
新規ページ作成はエラーが出ますが、作成・更新とも可能のようです。
既存ページについてはほとんどが管理人様によって凍結されていることと
凍結をしていないページは無意味に変更を加える必要性がないので未チェックです。

基本的に新規ページの追加と編集だけで問題ないと思いますので
保管庫は多少心配ではあるものの、現在も利用が可能なようです。
(FrontPageとMenuだけはどうしようもありませんが……)

以上、お試し報告でした。
保管作業をするか、保管庫管理人よりレスいただけるまで放置するかは
スレのみなさんの意見で決めた方がよいと思いますが、いかがでしょう。

26 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2008/02/11(月) 21:20:12 ID:Q1H4/3Z.
保管庫管理人からレスいただけるのがベストだと思いますが、
今の保管庫の様子を見ると難しそうな気も。
(連絡板が無関係なスレで埋め尽くされている等)
新しい保管庫を用意するのも選択肢の一つではあるかな、と思います。
でもこの過疎状態では保管庫の需要自体が疑問な点になっちゃうかな…

27 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2008/02/17(日) 22:03:23 ID:21AD7LH2
君の声2

「こっち!こっちだよ!」

苦し…もうダメ…

「頑張って!あいつらから逃げなくっちゃ!」

けど、もう走れないよっ…

「ホラ、走って早く!」

あなただけでも先に…!

「馬鹿!何言ってるの!?アタシがそんな事するわけないでしょ!」

でも…でも…!!


ドサッという鈍い音に驚いて、私は身を竦めた。
目を開けると、柔らかなクリーム色をした天井が見える。
一瞬状況が掴めず、ぼんやり辺りを見回す。
ここはプロンテラの小さな宿屋だった。
室内は落ち着いたクリーム色で統一されていて、
小さいけれど清潔感があり、宿代が安い上に、ご飯が美味しい。
私はここが気に入り、ずっと使わせてもらっている。
お風呂のお湯が溜まるまで時間があったので、今日の狩りの収集品の整理をしていたのだが、
どうやらうたた寝をして椅子から転がり落ちたらしい。
頭がはっきりしてくると、身体中が鈍い痛みに襲われた。
その痛みを感じながら、寝転がった体勢のまま先程見た夢を思った。
あの時の夢…
私は目を固く瞑る。
あの時、私が誰かに助けを求めてたら彼女は…
私が足を引っ張らなければ、あんな事には…

「…大丈夫か?」

私をそっと覗き込む影。
ふわふわの茶色の毛皮と白い襟巻きを身にまとい、頭には前方に丸く曲がる角が生えている。
身体の大きさに似合わないぐらいの大きな鎌を両手でしっかりと握りしめながら、くりくりとした丸く赤い眼で私を見下ろしていた。
彼女から託された魔物の子バフォメットJr.のリゼル。

「あ、コラ!髭を触るでない!」

私は手を伸ばして、リゼルの顎の下の白い髭を引っ張った。
怒っている言葉を無視して、指を移動させて喉を撫でる。
しばらくすると、リゼルからゴロゴロという音が聞こえだした。
目を瞑ってる様は、まるで猫みたい。
私はつい最近まで、モンスターが怖くて狩りが出来なかった。
異常な程モンスターの影に怯えていたからだった。
今から考えると、何故そこまで怖がってたのかがわからない。
モンスターを見るたびに彼女の姿、彼女の声、あの時の空間…
そんなものがフラッシュバックのようによみがえった。
狩りが出来ないと、生活が出来ないし、自分の夢にも近付けない。
喋れない私は、声を出せずに泣くしかなかった。
けと、そんな私を変えてくれたのが、彼女が残したこの子だった。

28 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2008/02/17(日) 22:08:05 ID:iAtCkS2s
「…ってこんな事で私は騙されんぞ!!
狩りに連れてけって言ってるのに何故連れていかないんだー!!
無理矢理卵に閉じ込めよって!」

リゼルが瞼を開け、大きな声をあげて抗議しはじめる。
前、狩場にリゼルを連れて行った時、踏み潰しそうになった事は内緒にしている。
慌てて避けて、自分の方がモンスターに殴られそうになってから、あまり狩場には連れて行かなくなった。
リゼルにはそれが不満らしい。
危険があまり無い狩場ならいいんだけどなぁ…

「明日は絶対に連れていってもらうからな!」

そう言い切るリゼルをどう誤魔化そうかな、と考えた所で、私はお風呂のお湯を出しっぱなしだった事を思い出した。
慌てて起き上がろうとしたが、
そのままの勢いでリゼルと頭をぶつけ合う。

「…!」

奇声を上げながら床を転がるリゼルに謝りつつ、痛む頭を押さえながらフラフラとお風呂場へ向かった。
幸い、お湯は溢れてはいなかった。
温かそうな湯気が立ちのぼっている。
私はすぐにセージの服を脱ぎ捨て、ベッドの方に放り投げた。
赤い紐の先に付いてる輪が重なり合い、カチリと小さな音を立てる。
少し行儀が悪いけど、誰もいないのだから気にしない。

「全く最近の若人は…!」

1匹いた事を忘れていた。
リゼルはぶつぶつ文句を言いながら、小さな身体で器用に私の服を畳みだす。
…あの子がいたおかげで私はどれだけ助かった事だか。
私は今度、食べきれない程の蜂蜜をリゼルの為に用意しようと心に決めた。

風呂場に入ってから蛇口を捻り、温度を確認してから、シャワーのお湯を頭から一気に流す。
今日の汚れが流れ落ちていくようでとても気持ち良かった。
もくもくと湯気が立つ中、曇ってる鏡が目に入った。
手で表面の露を払うと、濡れそぼった自分の姿が写った。
肩より少し短い薄茶の髪、膨らみの少ない胸。
どう見ても実年齢より幼く見える。
ふと、時計塔ですれ違った女ウィザードを思い出した。
金色のサラサラとした髪にスラリと伸びた手足。
胸も揺れていた。
素敵な人だったなぁ
私だって、いつかは…!
そう思いつつ、自分の小さな胸を手で包み、上に寄せてみたけど、ボリュームの無さに何だか悲しくなってきた。
次に視線が自分の下半身に向く。
ここはもう大人の身体の構造なのにな、と思わず苦笑いが溢れた。
自然と、指がうっすらと生える茂みの奥に伸びる。
柔らかな突起に触れると、ピクンと身体が震えた。

29 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2008/02/17(日) 22:15:30 ID:fLEzd5A6
一瞬にして身体の中心が熱くなる。
突起を中心に軽く指を前後に動かしていると、水とは違う何か粘着質なものの音が聞こえてきた。
身体が包みこまれるような気持ち良さに私は立っていられなくなり、その場にペタリと座り込んだ。
床の冷たさに一瞬思わずお尻を浮かせる。
ここまでくると、もう止められなかった。
気持ち良さに指の動きが止まらなくなる。
風呂場に、私の荒くなる息と、敏感な部分を指で掻き回す音と、シャワーの音だけが響いた。
愛液かシャワーのお湯かわからないものが混じりあって、私の太ももを伝い落ちた。
身体を支えられなくなり、壁に身を寄せる。
ここをあまり強く触った事は無い。
軽く触っただけで、こんなに気持ち良いのに、これ以上触ったら、どうなるのかとても不安だった。
指が私の突起を少し強めに弾く。

「…っ!」

身体が自然に震え、私は鋭く息を吸い込んだ。
気持ち良さに頭の中が真っ白になる。
息を大きく吐きながら、私はしばらく余韻に浸った。
快楽の波が去り、息を整えながら手を見ると、私の愛液がゆっくりと糸をひいていた。
立ち上がると、再び鏡が目に入る。
鏡の中の私は、頬を紅潮させて、目がとろんとして夢見ているようだった。
その時、外からリゼルのお腹空いたコールが聞こえてきて、まるで水が退くかのように意識が覚め、罪悪感と恥ずかしさの感情が押し寄せてきた。
慌てて身体と頭を洗って、決して大きいとは言えない湯船の中に沈んだ。

次の日、余程疲れてたのか、起きたのはもうお昼近くだった。
宿で朝食兼昼食を食べる。
玩具工場に行くと昨日に決めていたので、愛用のアンドレc挿しグラディウスと、人面桃樹cが挿さったガードを倉庫から取り出した。
本当は魔力が少し上がるアンドレ挿しバイブルがいいのだけど、私は短剣の方が好きだった。
人面桃樹ガードは、時々自動ヒールが出るので重宝している。
まだ人面桃樹は見た事が無いので、いつか避けれるようになったら崑崙に行こう。
私は準備をしっかり整えて、アルデバランに向かった。


――――――――
>>25さん
自分の文章使っていただいて構わないです。
俺も何か手伝いたいですが、携帯じゃ微力orz

30 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2008/02/21(木) 20:01:19 ID:4dbL4JaU
>>26
保管庫の更新自体は望まれていますし、仮に保管庫を新たに用意したとしても
今の保管庫にまとめておけば引越しも楽になると思いますので
ちまちまと現在の保管庫に手を入れてみてます。

>>27-29
許可ありがとうございます。
丸写しにすぎませんが、こちらも保管庫へ入れさせていただきました。
作品を投下していただくことが、もっとも力強い協力です。
次回も楽しみにしております。

( ´-`)。o(わっかの表現が目立つというか、なにか強いこだわりを感じるなあ……)

31 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2008/02/22(金) 04:41:28 ID:FW3DWjVQ
>>27−29
ほのぼのとできるイイ文だ・・・。えちぃのにとっても癒されるー(ノ∀`)

32 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2008/02/22(金) 12:31:05 ID:MQO74Nfk
その娘に出会ったのは、森の中だった。
綺麗な青い髪に、初々しいリボンが似合っていた。

「バァッシュ! えい! とう!」

ロングスカートを翻しながら、その未熟な剣士はマンドラゴラに斬り付けていた。

「ひぁっ!?」

時々触手による攻撃でスカートが捲れ、眩しい生足がお目見えする。
それを目に焼き付けながら、私は姿を現すかどうか迷っていた。
ハイプリーストとしては人の役に立つのが義務なのだが、今更そんなことを律儀に守っている聖職者などいない。
……実に嘆かわしいことだが。

「わわ! ヒットポイントが危険! リンゴ…あ、最後の1個!?」

おっと。どうやら悠長に眺めていては、青髪の剣士の貞操の危機のようだ。
触手プレイも捨て難いが、ここは恩を売るのがベターだろう。

「ヒール!!」
「ひぁっ!?」

ぴろりん♪
突然の支援に驚きの声を上げる。
キョロキョロと周りを見渡すが、草むらに隠れている私はなかなか探し出せないようだ。
そうこうしているうちに、またもマンドラゴラに攻撃されていく。

「ほら! とっとと攻撃する!」

ガサガサと草木を掻き分け、なるべく自然に登場してやる。

「ハ、ハイ!」

てゐっ
マンドラゴラはその一撃で生気を失い、崩れ落ちた。
……ヒールしなくても勝てたんじゃないかとの思いが心を過ぎるが、それを強引に無視した。

「有り難うございました〜」

ドロップ品の植物の茎を拾ってから、その娘は深々と頭を下げた。
うむ、なかなかスレてなくて、礼儀正しいお嬢ちゃんのようだ。

33 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2008/02/22(金) 12:32:40 ID:MQO74Nfk
「危ないところだったね」
「あ……そうですね。ちょっと油断しちゃってました。割といけるなぁと思ってたら、
いつの間にか回復がなくなっちゃって」
「ふーむ」

もう一度ヒールをしてあげて、遠目で身体全体を眺める。
装備は店売りばかりで、精錬もしていないようだ。

「ここにはどうして来たんだい? 修行にはもっと適したところがあるだろうに」
「えっと、あの……。お金が欲しくて……ここが良いって知り合いに聞いたんです」

お金ねぇ。
確かに植物の茎はそこそこ高値で売れるが、もっと別のもあるんじゃないかと思うが。
その知り合いがADSクリエの可能性もあるな。

「そんなに焦らなくても、強くなってから稼げば良いと思うぞ?」
「そうなんですか? でも、早く強い武器や防具手に入れたいし……」
「あんまり背伸びしても、辛くなるだけだ。……回復はもうないのか?」
「え? あっと……紅ポーションがありました!」
「ゴキ退治用のか。今のレベルじゃ上等過ぎるだろう。他には?」
「ふぇ? ……ありませんね」

トホホ、と擬音が聞こえそうな落ち込みようだ。
ふむ?

「まだ稼ぎ足りないようだったら、一つ提案があるが……」
「えぇー? どんなです?」
「私がしばらく、付きっきりで支援して上げよう」

ぱちくり

「そ、そんなの悪いですよ。何も見返りなんて差し上げられないですし〜」

指をモジモジとさせて俯く。
悪いと思っているが、してもらいたい、けれどもって感じだ。

「確かに、君が出来ることなんて少ない」
「えぅ」
「だけど、今の君が出来ることで、十分対価になることもあるんだよ」
「えぇー!? どんなのです? 信じられないなぁ……」
「こう言うことだよ……」

無言でスカートの中に手を差し入れる。
太腿を擦りながら、上の方へ撫で上げて行った。

「あ、あの……こんなことしても、あたし……可愛くないですよ?」
「どうしてだい? 君はとても可愛いし、恥らう姿はとても魅力的だよ」
「だって! 剣を振り回したり、力だって強いし……皆には暴力女って言われて」

馬鹿なことを言う唇を塞ぐ。
舌を入れると、恐る恐ると言った風に舌を絡めて来た。

「ん……んぐっ……んんっ!」
「君は十分に魅力的だ。今からそれを証明して上げる。……良いね?」
「……はい」

手近な木の傍に座らせ、もう一度唇をついばむ。
その状態で上着をたくし上げ、ブラを捲って控えめな胸を露出させ、両手で裾野を撫で上げた。

「ひぁあん! や……ダメッ!」
「柔らかくて気持ち良い。もっと触っていたいけど、ダメかい?」

ふるふると、首を横に振って顔を真っ赤にする。
今度は乳首を弄りながら揉み上げることにした。

「ふぁぁあああああん!! きゃんっ!」

乳首を吸ったり、胸を撫で上げたりする度に、可愛らしい声を上げる。
しばらく堪能していると、目がトロンをして来て、唇の端から涎が垂れていた。

「良い表情だ、可愛いよ」
「はうぅ」

首筋を舐め上げてから、次に少し距離を取る。

34 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2008/02/22(金) 12:34:46 ID:MQO74Nfk
ロングスカートを少し捲り上げ、足を軽く開かせてから顔を突っ込み、秘部に口を付けた。

「え? ええっ!? ダメです、そこ汚い! ダメ! ダメ!!」

力を入れて剥がそうとするが、こちらも足に手を掛けて離れまいとする。

「ダメッ! ダメ……なのにぃ」

ぴちゃぴちゃと下着の上から愛撫をしてみるが、イマイチのようだ。

「脱がすよ。いいね?」
「…………」

無言だが、パンティの両脇に指を掛けると、腰を浮かせて脱がしやすくしてくれた。
片足に引っ掛けた状態にして、改めて顔をスカートの中に突っ込み、直に愛撫を始めた。

「やん! やぁ〜〜〜! ダ……メッ!」

篭った匂いが堪らない。
胸の愛撫で大分濡れていたようで、舌を入れると唾液以上の愛液が掻き出されて来る。
弾力のある太腿に挟まれ、至極の喜びに浸っていた。
愛撫を続けていると、やがて短い間隔の嬌声とともに、果てた声が聞こえて来た。

「気持ち良かった?」

コクリ

「そろそろ……良いかな?」

……コクリ
同意を確認すると、スカートを腰の辺りまで捲り上げ、露出させたペニスを秘部へと宛がった。

「ん……んんっ! っ!!!」

亀頭を入れた後抵抗があるが、腰を掴んで一気に侵入させる。
恐らく痛みによるだろう涙が浮かんで来たので、それを唇で吸い取ってあげた。
そのまましばらく、胸や陰核への愛撫やキスで時間を潰す。

「これで終わりですか?」
「いや、まだだけど……」
「じゃあ、続けて下さい」
「……大丈夫?」
「え? 痛かったのは…少し収まってきましたけど……どうしてです?」
「女の子が気持ち良くないと、男も素直に気持ち良くなれないのさ」
「そう言うものなんですか……」
「そう言うものなんだ」
「……んと、少し痛いですけど、何だかふわふわした気持ち良さがあります」
「オッケー。……動くよ」

ペニスを引き出し、浅いところで出し入れする。
突き入れる度に息が吐き出され、エロチックな雰囲気になって行く。
少し角度を変えようとしたが、破瓜の傷に触れたのか、顔を歪めた。
仕方ない。今回は手早く出してしまうことにするか。

「ん……あ……ん……んんっ……あぅ」

腰を深くまで入れ込み、己の気持ち良さを引き上げていく。
少し気遣いながらも、自分本位の挿入でやがて限界へと近づいて行った。

「あっ……んっ……あっ……んっ……」
「そろそろ……出すッ!」
「ん……はい……来てっ!……下さいッ!」

ずぶっずぶっずぶっ
イきそうになった瞬間、膣から抜き出して擦り上げる。

「くあっ!」

ぴゅるっぴゅるっどくどくどく
白い液体が、ロングスカートを汚す。

「はぁ……はぁ……はぁ……」
「ふぅ……」

しばらく射精の余韻に浸る。

「気持ち良かったですか?」
「勿論! その精子が、気持ち良かったと言う証明さ」
「これ……が?」

興味深々にそれを指で掬い取り、徐にそれを口へ運んだ。

「……苦いです」
「ははは。食べ物じゃないしね」
「……でも、何だかエッチな味がします」

そうなのか? 自分じゃ飲んだことがないから何とも。
更に飛び散った精子を掬って何度も口に運ぶ彼女の姿を見ていると、またもムラムラして来た。

「あ」

ぼりぼりと頭を掻き毟る。

「君の様子を見ていたら、また……したくなっちゃったみたいだ。ダメかな?」

真っ赤になってふるふると首を横に振り、抱き付いてきて耳元で囁いて来た。

「今度は中に出してくださいね」

35 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2008/02/22(金) 12:41:01 ID:MQO74Nfk
お粗末様でした(ノω・。)
こんなの(製作時間4時間)でも投稿して良いのかな?と思ったけど、勢いで。
これが若さゆえの過ちって奴ですか……シャア大佐

36 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2008/02/22(金) 14:18:52 ID:xY0kVbig
だきしめたいなぁ!剣士娘!

37 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2008/02/26(火) 21:42:48 ID:8NNKKVQI
ハイプリの思考と登場シーンが受けました。
髪に葉っぱとかついてるんだろうなぁ
剣士が本当女の子っぽくて可愛いです。

38 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2008/02/27(水) 17:56:15 ID:E13uF0yw
君の声3


チィィィンと小気味良い短剣の音が響き、腕にまで振動が伝わってくる。
敵の攻撃を避けるたびに、背中から流れる2本の赤い紐が宙に舞いながら、裏表と軽やかにひるがえり、
光を受けて綺麗な色に輝く。下半身を包む腰布も、まるで生きた魚のように滑らかに空気を泳ぐ。
私がFCASセージになった理由は、この舞に魅力されたからだった。
キラキラと輝く踊りをするダンサーとは違う不思議な動き。
ある日偶然見かけたFCASセージに衝撃を受けた。
流れるような動きに合わせて、2本の輪が優雅に動いていた。
時には同じ動きに。時には逆の動きに。
激しく動いていたかと思えば、宙で一瞬停止し、そして次の瞬間には、頭上からボルトの雨が降り注ぐ。
まるで踊っているかのような攻撃方法。
私はレベルが低いのでまだまだだけど、いつかああなれたら、と憧れを抱いていた。
空気が抜けるような音を立てて、プレゼント箱のような姿を持つミストケースが破裂して消える。
跡にはドロップ品の緑の球体のジャルコンが残った。
私はそれを拾い、腰から下げている小さな袋に仕舞いながら辺りを見回した。
傍らにいたリゼルが、興味津々に歯の生えた変な玩具を覗き込んでいる。
結局、リゼルの連れて行けコールに負けてしまったのだ。
久しぶりに狩場に来たのが嬉しいのか、とてもはしゃいでいるのがわかる。
そのうち段差に足を引っかけるんじゃないかなと思った瞬間に、リゼルは派手に転んだ。
それでも元気よく起き上がり、また玩具に突進する。

「なぁ、こんな物を人間の子供は喜ぶのか!?こんな変な歯が!」

目を輝かせながら聞いてくるリゼルを見て、思わず吹き出してしまう。
ガシャンガシャンと玩具を生産する大きな音や、その玩具自身の音が響き渡り、
その音で、私は小さい頃を思い出した。
冒険者になるずっとずっと前の事。
父親が泣いてる私を慰める為、木の玩具を作ってくれたなぁ
父親は不器用だったから、手が彫刻刀で傷だらけになってたけど。
私はそれが嬉しくって、ずっとその玩具を持ち歩いてたっけ。
自然と笑みが溢れた。
両親はもう二人ともいないけど、私はやりたい事を見つけた。
あとは頑張ってその目標に向かうだけ。

『オートスペル!!』

私は声に出さず詠唱を唱える。
声が出なくなって、最初に私の前に立ちはだかったのが詠唱だった。
人との繋がりは、身振り手振りの動きや筆記でどうにかなったが、これだけはどうしようもなかった。
どんなに頑張っても声が出なくて、悲しくなって泣いた日もあった。
それでも、諦めずに何度も何度も練習した。
やがてその努力が実って、声を出さずに魔法詠唱が出来るようになった。
初めてファイアーウォールを出せた時の感動は今でも覚えている。
嬉しくて興奮して、夜はあまり寝つけなかった。

「おい!ぼんやりするな!」

リゼルの声で、私はハッと我にかえった。
また物思いに耽っていたようだった。
気付くと、一体のクルーザーに攻撃の標準を合わせられている。
警告を発したリゼルはというと、すでに物影に隠れてこちらの様子を見ている。
考え込むと周りが見えなくなる癖を何とかしないとなぁそう考え、
少し焦りながらクルーザーの懐に飛び込んだ。
クルーザーはブリキの玩具で、銃と呼ばれる遠距離の道具で攻撃をしてくる。
これが中々避ける事が出来ない。
なるべく被弾を抑える為に、敏速な攻撃をしかけるのが一番だった。
クルーザーの攻撃を受けながら切りかかる。
右に左に動いて、敵を翻弄しようとするけど、クルーザーは素早く私に狙いを定め、引き金を引いた。
クルーザーの銃弾が私の左腕をかすめ、赤い血を飛び散らせた。
痛みに顔を歪めながら、私はクルーザーの左側に跳んだ。
そしてそのままの勢いで、クルーザーの背後に身体を滑り込ませる。
丁度クルーザーと背中合わせの形になった私は、鋭く息を吐き出しながら、右手に力を込め、
クルーザーの背後に短剣を突き刺した。
確かな手応え。
同時にオートスペルで生じたボルトが落ちてくる。
私は飛び下がり、クルーザーを正面に捉えた。
クルーザーが崩れ落ちるのが見てとれる。
跡にはドロップ品の手錠が残り、私は大きな溜め息をついた。
たった一体だけでこんなに大変なのに、囲まれたらもっと大変だなぁ…自分の力不足を痛感する。
けど嘆いてても仕方が無い。強くなる為に頑張らなくっちゃ。

「全く、危なかしいったらありゃしない!狩場でぼんやりするなとあれほど言っとろーが!」

物影から出てきたリゼルのお説教タイム。
私は怒っているリゼルを抱き上げた。
ふかふかとした毛皮が暖かい。
その暖かさで、リゼルはちゃんと生きているんだな、としみじみ実感する。
…けどお風呂も入れないとね。

「…?」

リゼルがどうしたとでも言うように、私の顔を見る。
リゼルの暖かさを堪能した私は次の敵を探す為に歩き出した。

「あ、コラ!傷の手当をしろー!」

傷の手当をする時間が勿体無い。
早く強くならないと…

『ばっかねぇ、そんな背筋張ってたら、疲れちゃうじゃん?自分のペースが一番よ。』

私はピタリと立ち止まった。
彼女の声が聞こえたような気がした。
空耳…?しばらく立ち止まっていたが、私は再び歩きだす。
彼女は、良くも悪くも賑やかな人だった。
黙っていたら美人なのに、喋り出すと、誰にも止められない。
彼女は、真面目に考える私をよく茶化していた。

『ホラ、私達なりたい職に向かって歩き出してるけど、まだまだ先は長いじゃん。
今から頑張ってたら疲れちゃうって。のーんびりこの世界を堪能しようよっ』

例えばどんな堪能の仕方?

『えー、かっこいい騎士様と出会って、キャー私守られてるー!とか?
筋肉ムキムキのブラックスミス様にお姫様抱っこされて求婚されちゃったりとか?
ローグ様のワイルドさもたまらないわ。
嬢ちゃん…黙って俺についてきな。とかとか!イヤー!そんな出会いが欲しいー!』

…。

『なぁによぅー溜め息なんかついちゃったりして。いーじゃない夢見てもっ』

彼女の言葉は、本気か冗談かわからない事だらけだった。
滅茶苦茶な人だけど、引っ込み思案な私をこの世界に引っ張り出し、一緒に行動してくれた。
そういえば、彼女はよくこんな事聞いてきたっけ。

『アンタの夢は、何なの?』

39 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2008/02/27(水) 17:56:59 ID:E13uF0yw
ふと鈍い攻撃音に気付く。
歩いている前方を見ると、シルクハットを被った一人の男プリーストが立っていた。
こんな所にプリースト…?
私は不思議に思いながらすれ違う。
重そうなチェインが的確にミストケースに叩き込まれていた。
どうやら殴りプリーストのようだった。
しかも、ミストケースの全ての攻撃をいとも簡単に避け、素早く重い攻撃を仕掛けている。
腕の中にいるリゼルは、殴りプリーストを見た事が無いらしく、身を乗り出してその戦闘の様子を見ている。
私もあんな風に強くなれたらなぁと思いながら、歩き去ろうとしたが、ふと立ち止まった。
どこかで見た事があるような気がしたからだった。
くるりと後ろを振り返る。
男プリーストは、丁度ミストケースを倒してドロップ品を拾っていた所だった。
その男プリーストがこちらを振り向き、私を見て驚いた顔をした。
あぁ、昨日時計塔にいた人だ。
私はその驚いた顔を見て、昨日の事を思い出した。
金髪の素敵な女ウィザードと一緒に居た人。

「ブレッシング!!」

「速度増加!!」

そうそう、昨日も支援をかけてくれたなぁ

「後ろ!」

後ろ…?
お礼を言おうと口を開きかけた時、グイっと何か強い力で服を引っ張られてよろめいた。
何事かと慌てて後ろを向く。
そこには氷の毛皮をまとった仔犬が唸り声をあげながら、
私の服の後ろから垂れ下がる赤い紐に噛みついていた。
ハティベベ…!
その仔犬は小さいながらもかなり力が強く、私のレベルではとても敵わない。
ハティベベの攻撃方法は、体当たりをしかけてくる事だが、
そんな硬い氷の毛皮をまとった塊が飛び付いてきたらたまったものじゃない。
逃げようと身体を動かしたけど、ハティベベは紐にがっちり食い付いて離そうとしなかった。
体当たりを受ける覚悟をした瞬間、リゼルが腕の中から飛び出し、
ハティベベの鼻先に噛みついた。

「キャンッ!」

ハティベベは泣きそうな悲鳴をあげ、口から紐を離す。

「こっちに!」

駆けつけた男プリーストに手をグイっと引っ張らる。

「ホラ、走って早く!」

心臓が跳び跳ねたような気がした。

『ホラ、走って早く!!』

空気がとても冷たく感じ、グラリと視界が歪む。
一年前のあの時の彼女の声が頭に響いた。
あの時の彼女と同じセリフ…

「こりゃ狩り諦めて帰るかぁ」

呆然として動こうとしない私を見て、男プリーストが呟いたが、私にはその言葉は届かない。

「ワープポータル!!」

男プリーストは素早く詠唱を唱え、メモをした場所ならすぐに移動出来るスキルを出した。
人が一人乗れる程の大きさの光が地面に現れ、
私は背中を無理矢理押されるようにそのポータルに乗せられる。
背後には、私達を襲おうとするハティベベを牽制しているリゼルがいた。

「仔山羊も早くー」

「誰が仔山羊じゃあああ!」

リゼルが叫びながら私の腕の中に飛び込んできた。
リゼルの暖かさを感じて、私は我に返った。
その瞬間に風景が一転する。
雀の賑やかな声が聞こえ、優しい木々の葉の擦れる音が聞こえる。
見た事のある街並…
プロンテラの一角だった。
辺りには人がいない静かな場所。
後ろを向くと、男プリーストが丁度溜め息をつきながらポタールから出てきた所だった。
何か考え事をしているようだった。
私が取り乱さなければ、この人はまだあそこで狩りが出来たのに…自分の未熟さが情けない。
謝ろうと口を開きかけたが、男プリーストの様子がおかしい事に気付き、口を閉じる。
腕組みをして、片方の手を口元に持っていき、私の目線より下を見ている。
怒っているのかな…

「セージのさー服の構造ってどうなってるの?」

男プリーストそう言いながら手を伸ばし、私の腰布の前を半分程めくりあげる。
私は文字通り、声にならない悲鳴を上げた。


>>30さん
わっかの表現というか、♀セージの一番の特徴があの赤い紐かなぁと思ったので、(よく動きますし)
書いてたのですが、ちょっと強調しすぎましたねorz

>>31さん
感想ありがとうございます。
何度書き直しても、色気が出ない・・と悩んでたのですが、
えちく見えてよかった〜

40 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2008/02/27(水) 17:59:14 ID:E13uF0yw
書き忘れてたorz
某所でセージの服の名称に答えていただいた皆様ありがとうございました。
使わせていただきました。
ばれてた(ノ▽`)

41 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2008/02/27(水) 18:24:06 ID:MdXY30V.
細かく描かれるわっかと紐の動きや、FCASを舞に見立てた表現など
わっかへの愛が感じられる文体で、わっか好きとしては読んでて楽しいです
それにしてもプリ男さん、なんてうらやましい真似を

あと某所では、ばらしちゃってごめんなさい。反省はあまりしてません

42 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2008/03/29(土) 01:07:15 ID:tQFSjVWk
今はもう消えてしまったが、
ソヒーに冒険者が飼われるSSと♀マジにシーフが犯されるSSがあるサイトってあったよね?
そのSS持ってる人居たら、もう一度見たい

43 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2008/05/05(月) 16:00:14 ID:31O20co2
ふと思いついたBSとハイプリの話です。
携帯からですみませんorz


「おはよう、お嬢ちゃん。」

目が覚めると、見知らぬ男に挨拶をされた。
というか、私とくっついて隣で横になっている。

「う…わああぁ!?」

状況が掴めず、とりあえず色気の無い悲鳴をあげ、その男から離れようとした。
途端に頭に激しい痛みが走り、顔をしかめる。
まるで耳元で巨大な鐘を叩かれているようだった。
気持ち悪さで吐き気が押し寄せてくる。

「飲みすぎだ飲みすぎ。
大人しく横になってろ。」
横にいた男が私の頭を押さえ、静かに布団に押し付けた。
落ち着け私。
一体この状況は何なのだろうか。
微かに煙草の匂いがする枕に突っ伏しながら考える。
こんな状況になる前、私は何をしていたのだろうか。
ガンガンと響く痛みに悶えながら、ゆっくりと思い出していった。

付き合っていたWizの彼氏に振られた。
別れを切り出された時は、特に何も思わなかった。
逆に、やっぱり、と妙に納得をしていた。
別れの理由は、私と付き合うのがとてもつまらなかったら。

「思ってたよりつまらない子だったもん。
…顔と身体は良かったんだけどね。」

その後に続いた別の理由に私は怒りが込み上げてきた。
右手に力拳を作り、彼の顔面ど真ん中に叩き込む。
くるりとピンク色の法衣をひるがえし、私はその場を立ち去った。
後には伸びて地面に転がっているWizの姿。
どうして私に近づく男は皆、私の外見しか見ないのだろうか。
それでも彼の事が好きだった。
殴りプリーストの私は、魔法を使う彼の為にサフラという詠唱を短縮するスキルを取った。
使用スキルのSP消費を少なくさせるマリナチャージも取ったし、彼好みの女になろうと努力もした。
苦手な化粧も覚えたし、私服は可愛い物を着た。
それでもダメだったらしい。
プロンテラの街並を怒りながら歩いていると、どこからともなく
「天津でお酒が飲める」
という言葉が聞こえてきた。
天津でのお祭り。
本当なら彼と二人で行くはずだったのに。
私は無性に飲みたくなってきたので、天津に向かう。
薄灯かりに照らされた天津はとても綺麗だった。
桜がひらひらと舞い、沢山の人達が大きな桜の樹の下でお酒を飲み交わしていた。
私はそんな風景など気にせず、ひたすらにお酒を飲んで飲んで飲みまくった。

44 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2008/05/05(月) 16:03:07 ID:csCyXClk
お酒を注いでくれていたウォッカという人が、飲み過ぎている私を見かねて止めてくれたが、
私はその人に喰ってかかった。
そこまでは覚えているのだが、その後の記憶がすっぽりと抜け落ちていた。
一体どうなったら、見知らぬ男と一緒にベッドで寝る状況になったのだろうか…
横目でチラッと男を見た。
男と目線が合う。

「大丈夫か?」

目線が合った見知らぬ男は、私に笑いかけてきた。
その顔を見て、悪い奴では無さそうだと判断をする。
私は少しずつ落ち着いてきた。

「で、悪いんだが…貴方は誰だ?」

私は問いかけた。
本当に全く、欠片も思い出せない。
思い出せない事が不安に繋がる。
私は殆ど裸だったからだ。

「え…何にも覚えて無い?」

「覚えてたらこんな問いかけはしないぞ。」

男はベッドから起き上がり、頭を掻いた。

「昨日さ、お嬢ちゃん天津で酒飲んでたじゃん。
それで、余りにも飲み過ぎてたから、俺が止めに入ったんだけど…」

男が部屋の端の方を指差す。

「止めに入った途端、盛大にドバーっと。」

男の指差す方を見ると、洗濯された後の白いシャツとジーパンが干されてあった。
私のハイプリーストの法衣もかかってある。
服装の感じからして、ブラックスミスの物のようだった。
しばらくそのドバーっと言う言葉の意味を考え、理解した途端に私は青ざめる。
酒を飲みまくって酔っ払っい、止めに入った人に迷惑かけた上に、
その人の服に吐くとは…

「その…申し訳ない!」

私はベッドから起き上がり、すぐに謝る。

「いいえ〜おかげでいいものが見れたし」

男がニヤニヤと私の身体を見下ろしている。
私はとりあえず、近くにあった灰皿を投げつけた。


男はロゼと名乗った。
元彼と同棲してた私は宿を失ったのだが、ロゼに泊まる所が無いと伝えると、
自分の部屋を提供してくれた。
ロゼはあまり詳しく聞こうとしなかったので、それが私にはありがたかった。
元彼に追い出されたなんて情けなくて言える訳が無い。
ただ、毎晩同じベッドに横になって寝るのは複雑だったが…
ロゼとはレベルが近かったので、二人でよく狩りに出かけた。
最初は連帯がばらばらだったが、少しずつ息が合うようになってきた。
狩りをしながら、二人ではしゃいだり、冗談で悪口を言い合ったりしてとても楽しかった。
そして夜は、一緒のベッドで眠る。
この関係は一体何なのだろうか。

45 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2008/05/05(月) 16:09:08 ID:PRBlK1/I
静かに寝息を立てて眠るロゼの顔をそっと見た。
横にこんなナイスバディ(?)が一緒に寝ているのに、ロゼは何とも感じ無いのだろうか…?
それとも私は女に見られて無いのだろうか。
多分女に見られて無いんだろうな。
私は口調が男っぽいし、性格も女らしい所は一切無い。
けど、もう自分を飾り立てるのは嫌だった。
色々考えているうちに、私は眠りに落ちていった。


「ジュリア、朝だぞ。今日は監獄に行くんだろ?」

朝日の光が酷く目の奥に突き刺さる。

「ジーン…?」

まだ働かない頭で思わず元彼の名前を読んでしまった。
口の中で名前を呟いてから、もう彼はいない事を思い出す。
私はまだ未練が残っているのだろうか。
ロゼの様子をこっそり伺う。
ロゼはブラックスミスの服装に着替えて、監獄に行く準備をしていた。
寝ぼけて元彼の名前を口走った事は聞こえてなかったらしい。
私は安心して、準備をしているロゼを目線で追う。
ロゼは長身の私より更に背が高く、女性によく好かれそうな顔つきをしていた。
程よく鍛え上げられた身体で、重厚な攻撃を繰り出す彼の姿は、中々のものだった。
ただ避ける事と当てる事に特化した私にとって、それは少し羨ましい事だった。

「ジューリア、まだ寝ぼけてるのか?」

ロゼの手が私の目の前で振られる。
私は慌てて起き上がり、着替えはじめた。


「アスムプティオ!!」

「アドレナリンラッシュ!!」

監獄に着くと、お互いに支援を掛け合う。

「ジュリア〜塩くれ塩っ」

「ふん、ロゼにアスペルシオなんて勿体無い。」

「ケチ!シワ増えるぞ!」

「やかましいっ」

そう言いながら、私はロゼに聖属性を付与するアスペルシオをかける。
そして自分の武器にもかけた。
ロゼと一緒に、襲いかかる敵を怒涛のごとくなぎ倒して行くこの狩り方は中々楽しかった。
二人とも囲まれると弱いので、弱そうな敵から倒していったり、
敵の数が余りにも多い時は、ロゼのハンマーフォールで敵をスタンさせて、逃げたりした。

「ジュリアのダメ小さー!」

「やかましい!これでも全力なんだ!」

「普段俺を全力で殴って、気絶させる子は一体どこに…!」

「あれは貴様が悪いんだろーが!人の下着を勝手に洗いおって!」

そう言いながら怒りを込めて、目の前の敵にチェインを叩き込む。

46 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2008/05/05(月) 16:13:09 ID:/iNAIkEQ
敵が崩れて落ちる様を見て、ロゼが青ざめるのが分かった。

「…ごめんなさい。」

「わかれば宜しい。」

その瞬間に、ロゼの手が私の下半身に伸び、法衣をめくりあげる。

「今日は白♪」

「コラー!!」

怒って両手を振り回す私を見て、ロゼは楽しそうに私から逃げだした。
貴様は小さい子か。
全く、変に子供っぽい所があるんだから。

「ジュリア…?」

急に名前を呼ばれたので後ろを向くと、そこには一人のWizが立っていた。

「ジーン…」

私は震える声で彼の名をつむぐ。
少し前まで私が一番好きだった人。

「…その、久しぶりだね。ジュリアは元気にしてた?」

「はい…ジーンも元気でした?」

後ろからぶはっという吹き出すような音が聞こえてきた。
チラッと見ると、ロゼが顔を真っ赤にして笑いを堪えているのが見えた。
どーせこの丁寧な口調の事だろうな。
この変貌っぷりに自分でも笑いたくなる。
ジーンはロゼの方を怪訝な顔で見てから、私に視線を戻す。

「単刀直入に言うけどさ。
俺達、またよりを戻さない?」

「はい?」

「ジュリアがいなくなってからさ〜どれだけジュリアが大事だったか、やっと分かったんだよ。
部屋は片付かないわ洗濯は大変だわ。」

私は召し使いかい

「ジュリアがいなくなってからさ〜どれだけジュリアが大事だったか、やっと分かったんだよ。
部屋は片付かないわ洗濯は大変だわ。」

私は召し使いかい。

「夜も一人じゃ寂しいし。
ジュリアも寂しかっただろ?」

ジーンが私の髪を触ろうとしてくる。
私は無意識にそれを避けた。

「ま、返事は今じゃなくていいよ。
ゆっくり考えてね。
それじゃまた。」

彼が去った後、私はしばらく呆然とその場で立ち尽くした。
彼とよりを戻す…
そんな事は考えた事も無かった。
思考が止まったまま、のろのろと後ろを振り返ると、ロゼはまだ笑い転げていた。

「腹…腹痛い…」

知るか。

「ロゼ、笑いすぎだぞ…」

「ジュリア、お前彼氏の前ではあんなに丁寧な言葉使いなのか?」

「そりゃな…付き合ってた人だったし…振られたけど。
彼好みの女になろうとしたんだ。」

「し、しかし腹がよじれる…」

「…。」

チェインを握り直す私を見て、ロゼは慌てて首を横に振った。

「悪い悪い。けど俺は今の喋りのジュリアの方が好きだぜ。
…よし、そろそろ帰るか。」

47 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2008/05/05(月) 16:20:36 ID:31O20co2
それはどういう意味だ?と聞こうとしたけど、口には出せなかった。
無言で頷き、ワープポータルを出す。
私の心は何だか晴れなかった。


夕暮れ時。
部屋からは美味しそうな匂いが漂ってくる。

「やっぱりロゼの料理は最高だっ」

「どういたしまして。」

料理を一口、噛み締めるたびに至福を味わう。
ロゼの特技が料理だったとはとても意外だった。
そこらの高級レストランに出されてもおかしくないぐらいの腕前だ。
私は料理が出来ないので、とても羨ましかった。

「お嬢様、ブドウ酒などいかがでしょうか?」

「うむ、注いでくれ。」

二人で訳のわからないごっこをする。
とくとく、と柔らかい音を立てながらブドウ酒がグラスに注がれ、
それを口に含み、舌の上で転がしてから飲み込む。
嗚呼、何て至福…
しばらく二人とも黙ってブドウ酒を飲んだ。
グラスが空になる頃に、ロゼが口を開いた。

「なあ、ジュリア。」

「ん?」

「ジュリアは、その…あいつとよりを戻すのか?」

…すっかり忘れていた。
料理が美味しすぎて、頭からすっぽり抜けてしまっていたらしい。
まだ私は決めかねていた。

「ん…」

「ま、より戻すのがいいぜ。まだ好きなんだろ?
俺も厄介払いが出来るしー」

頭を何かで思い切り殴られたような衝撃を受けた。
ロゼはそんな風に思ってたのか。
私を邪魔者だと…
そりゃそうだよな。
突然降って沸いたかのように自分の家に居候されたら、誰だって迷惑だ。

「ジューリア?」

「うあ!?」

気付くと目の前にはロゼのどアップの顔があった。

「な、何だ!?」

「何だ、じゃないだろ。
ボケーっとしてどうしたんだ?」

「…何でもない!寝る!」

「ジュリア?」

「やかましい、私に構うな!」

私はそう言い放つと、席を立ち上がり、寝室に向かった。
背後でロゼが何か言っていたがよく聞き取れなかった。
私は一体何をイライラしているのだろうか。
寝着に着替えるのが面倒くさかったので、法衣のままベッドに潜り込む。
私は…ロゼの事が好きなのだろうか?
馬鹿な、振られたばかりなのに、すぐに他の人を好きになれるものなのか?
私は枕に強く頭を押しつけた。
いつもロゼが吸っている煙草の匂いが微かにする。
二人ともベッドに入っても中々寝付けず、よく夜中まで色々な話をしていたな。
バカな話で盛り上がったっけ。

48 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2008/05/05(月) 16:24:39 ID:wx3zVaFo
あの時間を失うと思うと悲しくなってきた。
やっぱり私はロゼが好きなのかもしれない。
けどロゼは、私がいる事は迷惑だと思っているらしい。
明日朝早く、ここを出ようと決心した。


ふと目が覚める。
辺りはまだ暗い。
私はいつの間にか眠っていたらしい。
横を見ると、いつもいるロゼがいない。
寝返りを打つと、ベッドの脇にある椅子にロゼが腰かけていた。
机の上にある小さなランタンが、ロゼの顔を映し出している。
ロゼはぼんやりと何かを考えているかのように、煙草を吸っていた。

「ロゼ…?」

「ああ、悪い。起こしちまったみたいだな。」

ロゼはそう言いながら煙草の火を消し、ランタンの灯かりも消した。
部屋の中が薄暗くなる。
私は首を横に振り、ベッドの上に起き上がった。

「まーたハイプリーストの服のまま寝て。
シワになるだろうが。」

ロゼが軽く私の頭を叩く。

「だって面倒くさかったし…」

「女の子でしょ。ったくもー」

やっぱり離れたく無い。
仕方ないとでも言うように、肩をすくめて笑うロゼを見て、私はそう思った。
けど、これ以上迷惑かけるわけにはいかない…

「ロゼ、私は明日ここを出て行こうと思ってるんだ。」

「え?」

私はそい言いながらベッドから立ち上がり、ロゼに背中を向けた。
顔を見られるのが嫌だったからだ。

「これ以上いたら迷惑になるしな…それに……!?」

背中にロゼの体温を感じた。
ロゼの腕が私の腰に巻かれている。
えーと、これは抱きしめられているのか?
一瞬の出来事に、状況が掴めなくなる。
ロゼの腕に力がこもった。

「ロゼ?」

「あの男のとこに戻るのか?」

「ろ、ロゼには関係無いだろ!
長い事世話になったな。」

ロゼの手が私の顔に伸び、後ろを振り向かせる。
何をすると言おうと口を開きかけた瞬間に、ロゼの口におおわれた。
ロゼの舌が私の口の中に入り込み、私の舌を絡みとり、吸い上げる。

「ふ…ぁ…ぅ」

余りにも突然の事に対処しきれない。
何がどうなっているんだ…!
私の頭の中はパニック状態だった。
ロゼの舌は、私の口内をつつき舐めあげ、私から力を奪おうとしていた。

「ロ…ゼ、待っ…あぅ」

必死に抵抗しようとしたけど、身体をしっかり固定されているので、どうする事も出来なかった。
深い口づけで、身体から少しずつ力が抜けていく。
その間にロゼは私の口内を犯していった。

49 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2008/05/05(月) 16:28:18 ID:wx3zVaFo
気付くと、二人ともベッドに横になっていた。
やっとロゼが口を離す。
お互い息が荒くなっていた。

「ロゼ、何を…」

「…すまん。ジュリアがアイツの所に戻るって聞いて、頭に血が上ったんだ…
ジュリアはずっと俺と一緒にいると思ってたから。」

えーと、これは…

「ダメだ、アイツと一緒にいるジュリアなんて想像するのも嫌だ…」

これは、私の都合の良いように解釈してもいいのだろうか?
ロゼは枕に顔を押しつけるながら口を開く。

「笑ってさよならしようと決めてたんだが、やっぱ出来ねー…
俺、ジュリアの事が好きなんだ。」

私はその言葉を聞いて思わず吹き出してしまった。
ロゼがガバッと起き上がる。

「こらそこ!こっちは真面目に告白してるのに何故笑う!
すっげー恥ずかしいんだぞ!?」

「わ、悪い…ぶはは!」

顔を真っ赤にして怒るロゼを見て、更に笑いが込み上げてくる。
けどいつの間にか私は泣き出していた。

「じゅ、ジュリア…?」

「悪い…凄く嬉しいんだ…
ロゼも私と同じ事を思っていてくれてて…」

「同じ事?」

「私も、ロゼの事が大好きだ!」

私はそう言いながらロゼに抱きついた。


「うぁ…ん…くっ」

薄暗がりに私の熱のこもった声が響く。
ロゼの手が、裸になっている私の豊かな胸を揉みしだいていた。

「ジュリアって思ってたより胸あるなぁ。」

「何バカな事言っ…ああ!」

ロゼの指先が、私の乳首に触れる。
すでに敏感に立っているその部分をロゼの指先が優しく転がした。

「あぁ…ん…ロゼ…っ」

ロゼが片方を口に含み、片方を指で転がしだした。

「あっ!んんっ…ぅあ…!」

焦れったい快楽に身をよじらせる。
気持ち良さに喘ぎ、すでに愛液が私の太ももを濡らしているのが分かった。
こもった水音が聞こえてくる。
ロゼが私の腰を上に持ち上げた。
下半身を上に向けるような形で腰を固定される。
ロゼの目の前には、私の恥部が広がっていた。
全てさらけだした事に恥ずかしくなり、私は顔を隠す。

「ジュリア、凄い濡れてる。」

「言うなバカモノ…っああん…!」

ロゼの指が私の筋を優しくなぞる。
敏感な場所を擦られるたびに私のアソコがひくつくのが分かった。

「ああん!やぁ…んっ!」

私は熱くなって行く身体に飲み込まれるように、淫らな喘ぎ声をあげる。

「ジュリアって可愛いなぁ。」

「何バカな事言って…ふああぁ!!」

50 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2008/05/05(月) 16:34:37 ID:Xm4bm/Cs
ロゼの指が私のクリトリスを摘まむ。
敏感なそこは、私が一番感じる場所だった。

「ん…!ダメ…そんなに強く…あああっ!ふぁ!」

ロゼは私の敏感な場所を激しく擦り、転がし弾く。
身体の中心がどんどん熱くなり、快楽の波が押し寄せてくる。
波が押し寄せるたびに頭が真っ白になり、どうにかしてしまいそうだった。

「ジュリアはこうしたら気持ち良い?」

ロゼの指がクリトリスを重点的に攻める。

「ひあ!…気持ちいっああっ…!」

「それともこっち?」

ロゼがもう片方の手で、私のヒダを掻き分け出した。
クチュクチュと濡れた音がする。
ロゼはそこに口づけをした。

「ふああぁ!…んっ…やぁ…!」

指とは違う舌の感触に、思わず鳥肌が立つ。
ロゼは丁寧に私の場所を舐めていく。

「あっああ…!ロゼ…ロゼ!」

私は必死に愛しい人の名前を呼び、シーツにしがみつく。
ぴちゃぴちゃと音を立てて舐められている私に、限界が近付いてきた。

「ロゼ…!イっちゃう…!ああ…!」

ふいにロゼが口を離した。
一瞬の浮遊感を味わう。
不思議に思っていると、ロゼは指を三本、ゆっくりと私の中に沈めた。

「あ…っ!」

下半身に圧迫感を感じる。

「ジュリア、朝起きた時、寝ぼけてアイツの名前読んだじゃん。
俺すっごい嫉妬してたんだからな。」

そう言うとロゼは、指を前後に動かしだした。

「あああ!ふぁ…んん!!あっあっ!ダ…メ…イく!!」

片方の手でクリトリスも一緒にいじられると、とてもじゃないけど耐えられない。
私はあっという間にイってしまった。
ひくひくとアソコが痙攣しているのを見られて恥ずかしい。

「ジュリアってエロかったんだなぁ
まだここから溢れてくる。」

ロゼがとんでも無い事を言い、私の顔がさっと赤くなった。

「や、やかましいっ
ロゼが悪いんだからな!
…あっ」

私のアソコに、ロゼの硬いモノが触れていた。
私がずっと待ち焦がれていたモノ。

「力、抜いて。」

じゅぷりと卑猥な粘着音を立てて、ロゼのモノが私の中に入ってくる。
それはとても熱くて、脈打っていた。
ロゼを身体中に感じて嬉しくなる。
そしてロゼは、私を強く打ち付けた。

「やっ!そんな強くしたら…あっああ!」

ロゼは最初から強く私のアソコを擦った。

「ああ!…ああん!ロゼ!ダメ、壊れっ…あああ!!」

51 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2008/05/05(月) 16:37:24 ID:31O20co2
二人の激しくなる吐息がベッドの軋む音と交わる。
接合部分から絶えず愛液が溢れ出す。
ロゼのモノは私の中をかき回し、擦りながら叩きつけ、愛液を外に掻き出した。
掻き出されて愛液は、太ももを伝い、少しずつシーツに染みを広げていった。
もう何も考えられず、快楽とロゼへの愛しさだけが私を支配していた。

「ロゼ…ロゼ…!あっ、ソコはダメ…!ああああぁ!」

「ジュリア…!」

私はロゼにしがみつき、背中に爪を立てた。
ロゼの腰の動きがどんどん早くなり、パンパンとお互いの皮膚が叩き合う音も激しさを増していった。

「ああっ!も…ダメ…!ひぁ!ロゼ…私またイっちゃう…!
んんっ……ああ!」

「俺もだ…くっ…出すぞ…!」

「ロゼ、私の中に…あっ…あああああぁっ!!」

私の中にロゼが解き放たれるのを感じた。
勢いをつけて、私の奥に飛び散る。
その気持ち良さに、私は背中を反りかえした。

「んっ…」

ロゼが崩れるようにベッドに横たわった。
そして私を引き寄せ抱きしめる。

「あー…俺幸せもんかも。」

「何を大げさな…」

「ずっとジュリアを抱きしめたかったんだ。
いやー一緒に寝る毎日は辛かった。」

私は、必死に我慢しているロゼを想像して吹き出す。

「何笑ってんだよ。」

「あははは、悪いっ想像したらおかしくってな。
…ぶはは。」

「ちぇー」

拗ねたようにそっぽを向くロゼに、私は口付けをした。

「これからも宜しくな、相方。」


――――――――――――

エロシーンは難しい&恥ずかしいという事を再確認しましたorz
お粗末様でした。

52 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2008/05/05(月) 16:44:29 ID:LZ2sUTls
リアルタイムで読めた(・∀・*)
お疲れ!そしてGJ!!

53 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2008/05/06(火) 00:37:54 ID:vNaBxqUw
1ヶ月も書き込みが無いのに投下されてて驚いた&GJ!

54 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2008/05/06(火) 19:58:37 ID:dTG0Z2IE
君の声4


空がゆっくりと自身の色を青からピンクに変え、
そして辺りを照らす暖かなオレンジ色になる。
陽の光で、全ての物の色がオレンジを重ねた色になり、
複雑な色彩をかもしだす。
少し遠くに見える聖職者の聖域、
大聖堂もその雄大な姿をオレンジ色に光らせていた。
ここはプロンテラの中央通りで、
いたる所に色々な商品を扱っている露店が所狭しと立ち並んであった。
家路に着こうとする鳥達の声を掻き消すように、
威勢良い店主達の声が飛び交い、
道を歩く人混みの流れには終わりが見えない。
皆、鳥のように家路を急いだり、
自分の欲しい物を探しながら露店を冷やかしたりしている。
そんな露店の商品が、夕陽の色を受けて一斉に光を発する。
武器や防具は、その刃や埋め込まれている宝石を輝かせ、
今か今かと持ち主に引き取られる事を夢見ている。
初めて露店街を見た時はその迫力に圧倒された。
高額な品々の山や行き交う人の数。
昔、1日かけても、見て回る事は出来ないと思うぐらいの露店の数に興奮して、
迷子になってしまった事があった。
数分後、人混みの中から、不安そうにしている私を彼女が見つけだしてくれた。
その後1時間ぐらいお説教を聞いたっけ。
昔からこの輝くような時間帯が一番好きで、
いつもならオレンジ色の露店を色々覗いたりするんだけど、
今はそんな気にはなれない。
あちらこちらから聞こえる呼び込みの声や、品定めをする人々の声を聞きながら、
私は怒りに任せて石畳を歩いていた。

「おチビちゃんごめん。
ごめんってばー」

原因は後ろについて歩くこの人。
私の腰布をめくりあげた彼の頬をひっぱたき、
逃げるように露店街に紛れこんだが、何故か追いかけてきた。
隠れるようにして歩いていたけど、すぐに見つけられてしまった。

「おチビちゃん、ごめんー」

おチビちゃんって言うの止めてくれないかなぁ…
私はその声を無視し、自分の身体の小ささを利用して、
人混みの中を素早く歩く。
それでもこんな沢山の人がいる中でも男プリーストは楽々と私に付いてきた。

「しつこい奴だのぅ」

私の腕の中にいるリゼルが後ろを見ながら呟く。
仔山羊と呼ばれた事に根を持ってるらしい。
私はリゼルの言葉に頷きながら、足早に道を歩いた。

「おーチービーちゃーん。」

無視無視。

「そこの薄茶の髪のセージさーん。」

大きな声で言われても無視っ

55 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2008/05/06(火) 20:00:33 ID:DvxSEYzw
「そこの後ろ姿が見えそで見えないのが魅力的なセージさーん。」

…。

「推定、上からAの…」

「!!」

私は思わず振り返ってしまった。
急に振り返ったので、すぐ後ろにいた男プリーストと正面からまともにぶつかってよろける。
腕の中にいたリゼルが、私と男プリーストに挟まれて潰れたような変な声を出した。

「おっと。」

倒れかけた私の肩を男プリーストが掴む。
私は男プリーストを睨みつけて、また頬をひっぱたかこうとして腕に力を込めたけど、
その顔を見て動きを止めた。

「よかったー、やっとこっち向いてもらえた。」

安心したような、本当に嬉しそうな笑顔。
それを見て、私の中にあった毒気が抜けてしまった。
男プリーストは、頭に被っていたシルクハットを脱ぎ、頭を下げる。
黒だと思っていた髪色は、陽の光を浴びて茶色に輝いていた。

「さっきは本当にすみませんでした!」

私はその言葉に驚いた。
ここは一番人通りの多い道で、好奇の視線が私達を取り囲んでいる。
私は恥ずかしくなり、どうしたらいいかわからずにうろたえる。
男プリーストが顔をあげ、私を見て先程と同じ笑みを浮かべた。

「嫌われたまま会えなくなったらどうしようかと思ってたよ。
本当にごめんね。」

そう言いながら、男プリーストは前髪を無造作に掻き上げた。
私はその何気無い動作に一瞬目を奪われた。
額の左側に大きな傷。
前髪に隠れてそんなに目立つものではないが、
明るい陽の下だとよく見えた。
まだ少し少年の面影を残す容姿に、
殴りプリーストの割には細身な体型。
何故かわからないが、不思議な印象を受ける人だった。
瞳の色のせいかな。
何色とは言い難い色をしている。
一見金色だが、よく見ると緑と水色が混じってるように見える。

「おチビちゃん〜?」

私はハッと我に返った。
男プリーストが私の目の前で片手をひらひらと振っている。
また私の悪い癖が出てしまっていたようだった。
考え込むと本当に周りが見えなくなる。
見ず知らずの人を遠慮無しに見つめていた事に気付き、
私は恥ずかしさのあまり、この場所から逃げ出したくなっていた。

「まだ怒ってるのかなぁ…うーん。」

下をうつ向いてる私の様子を見て、男プリーストが困ったように小さく呟く。
丁度その時、時を告げる大聖堂の鐘がプロンテラの街中に響いた。

56 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2008/05/06(火) 20:06:28 ID:DvxSEYzw
私は驚いて身体をすくめ、男プリーストも驚いたように後ろを振り返り、
大聖堂を見つめた。
1回…2回…3回…
計6回の鐘を鳴らしてから、大聖堂は静まりかえった。

「ああ、そうだおチビちゃん。お腹空いてない?」

あまりにもの突然の問いかけに、最初何の事を言っているのか分からなかった。
やっとその言葉を理解してから、私は空腹な事に気が付く。

「お詫びにおごるからさ、一緒にご飯食べない?」

おごり…
情けない事に、その言葉に心が動いた。

「ハイ、決まりー
ここの近くにさ、美味い飯屋があるんだ。
こっちこっち。」

表情に出たのかどうかわからないが、私の返事を待たずに、
男プリーストは勝手に話を進めて歩き出した。
私は深く考えず、流されるようにして男プリーストの後ろについて歩きだした。

「我が主は、お菓子あげると言われたらついて行くタイプだな…」

腕の中のリゼルがポツリと呟いたが、私は聞こえないふりをした。


店の中に1歩入ると、美味しそうな匂いが漂ってきた。
店内の床は茶色の板張りで、綺麗にワックスがかけられていて、
丸い木のテーブルが同じ間隔で並べられている。
隅には人の大きさと同じぐらいの大きさの、観葉植物の植木が置いてあり、
天井で回る空気清浄器のプロペラの風で葉が揺れていた。
繁盛しているのか、人の入りが凄かった。
色々な職の冒険者や、一般の人達が、
美味しそうな料理を食べながらお酒を飲み交わしている。
そんな賑やかな人達の隙間を縫うように、給仕が忙しそうにすり抜けて行く。
いつも宿屋の小さな食堂で食事を済ます私にとって、物珍しい物ばかりだった。
男プリーストは、慣れたように奥の空いてるテーブルに歩いて行った。

「あれ、ラディ、今から食事ですか?」

1人の男アルケミストが声を掛けて近付いてくる。
銀髪の長髪をポニーテールにまとめていて、
後ろに引いているカートにはパンダのぬいぐるみがちょこんと乗っていて可愛らしい。
傍らにはホムンクルスと呼ばれる小さな羊が佇んでいた。
羊は、モグモグと口を動かしていて、
ずっと見てると触りたくなってくる。
きっと口元は凄く柔らかいんだろうなぁ
リゼルが私の腕から飛び降りて、その羊と鼻をくっつけあった。
挨拶をしているようなその可愛い様子に、
心を奪われている間にも2人の会話は進む。

「そーそー、デートなの。アリフェスタも今から?」

57 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2008/05/06(火) 20:08:14 ID:WtfXz4Vc
「いえ、私はもう終わってこれから帰る所ですよ。
…ラディ、たまにはギルド狩りに参加して下さいね。
マスターが珍しくぼやいてましたよ。」

「あはは、まー気が向いたらね。」

プリーストの様子にアルケミストはしょうがないとでも言うように、肩をすくめた。

「3週間後に天津でお祭りがあるので、その時にギルドイベントするらしいですよ。
だからその日は絶対さぼらないようにっ。」

「はーい。」

天津のお祭り。
桜が舞い散る下で、
色々なゲームや屋台などの催しが1年に1回この春先の時期にだけ開催される。
私はまだ1回も行った事が無いけど、今年はリゼルと一緒に行ってみよう、
と思っていた祭りだった。

「それじゃ私はこれで。」

「またなー」

男プリーストはアルケミストに軽く手を振り、そのまま席につく。
アリフェスタと呼ばれたアルケミストは、
私と目線が合うと悪戯っぽく笑い、

「襲われないように気をつけて下さいね。」

と、とんでもない事を言いながら店を出ていった。
私も男プリーストの目の前の席に腰をかる。
リゼルが私の膝の上に飛び乗ってきて、そこに座った。

「あっと、ごめん、自己紹介忘れてた。
俺の名前はラディ。
さっきのアルケミストは、同じギルドメンバーのアリフェスタ。
良い奴なんだけど、時々口うるさくってさー」

水を置きに来た給仕に料理を注文してから、ラディが切り出した。
私から見たらとても仲良さそうだったけどなぁ。

「おチビちゃんの名前は?」

そう聞かれて、私はラディに手を出して欲しいという仕草をした。

「何?」

ラディが、手袋を脱いだ手を差し伸べる。
ラディの手の平は冒険者の手らしく力強かった。
短剣を軽く握る私とは大違い。
ゆっくりとわかりやすいように、ラディの手の平に指で文字を綴る。

「ユ ア…ユアちゃんね。
それで、そっちの仔山羊は?」

「…貴様、さっきから仔山羊仔山羊と…私を馬鹿にしてるのか!
私は仔山羊では無い!!
私にはリゼルという立派な名前があるのだ!!」

リゼルがラディの言葉に怒り、小さな両手で机を叩いた。
小さくてもリゼルはバフォメットの仔。
怒ると中々迫力があるのだが、ラディは平気なようだった。

「えー、どう見ても仔山羊だけどなー」

「きっさまぁー!」

58 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2008/05/06(火) 20:12:06 ID:E1mFzgPg
ラディに飛びかかろうとして暴れるリゼルを無理矢理押さえつけてる間に、
暖かそうな料理が運ばれてきた。
久しぶりに誰かと食べる食事は楽しかった。
ラディは自分のギルドの話などをし、私は話の合間に相づちを打つ。
リゼルは、私が持ってきた小さな瓶をしっかりと抱きしめ、
中に入っている蜂蜜を黙々と食べていた。
ラディはそんなリゼルを見て楽しそうにからかう。
それに怒って言い返すリゼルを見ながら、
いつの間に2人は仲良くなったんだろう、と思いながら
食事の最後の一口を噛み締めた。


店の外に出た時はすでに辺りは暗くなっていた。
それでもプロンテラの商店街は賑やかなようで、
少し離れた場所にあるこの店の前まで人々の声が聞こえてきていた。
満腹の幸福感の余韻に浸りながら、ラディと一緒に道を歩く。
ラディは宿まで送ると言ってくれたけど、
おごってもらったばかりか、
そこまでしてもらう訳にはいかなかったので、丁寧に断った。

「それじゃ俺はこっちだから。」

曲がり角で足を止め、お礼を言い別れようとした時に、少しの寂しさを感じる。
こんなに他人と一緒に過ごしたのは本当に久しぶりだった。
他愛の無いお喋りをしながら、誰かと食事をする。
こんな簡単な事が素直に嬉しい。
私が喋れないとわかると、皆困った顔をするのに、ラディはそんな事は無かった。
まるでこっちが言いたい事が分かるかのように話をする。
話の中で不思議に思った事や、聞いた事の無い単語が出ると、
私が質問する前に説明をしてくれた。
もしかして、私の顔に出ていたのかなぁ

「おチビちゃん。あのさ。」

歩き出したラディが立ち止まってこちらを振り返る。
私はラディの声に顔を上げた。

「あー…その。」

「?」

「明日さ、よかったら一緒に狩りに行かない?」

思いがけない誘いで驚いた。
このまま別れてしまうのは何となく残念だなと思ってた所なのに…
やっぱり、顔に出ているのかもしれない。
私はゆっくり頷いた。
ラディが笑いながら私の頭の上に手を置き、髪をくしゃくしゃにする。

「じゃあまた明日ね。」


「主よ、明日本当にあのプリーストと狩りに行くのか?」

その晩、リゼルと一緒にお風呂に入り、1日の疲れを取っている時に、
全身泡まみれのリゼルが私を見上げながら明日の事を聞いてきた。
私はリゼルの身体に石鹸を擦りつけ泡だてる。

「うわ、もう泡はいらん!」

59 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2008/05/06(火) 20:40:24 ID:jcH.SoYg
リゼルが身震いをして辺りに泡を飛ばす。
私も泡まみれになりながら頷き、シャワーの口をひねった。

「ふむ…主にしては珍しいな。
いつもなら見知らぬ人について行か無いし、
狩りの誘いに乗るなどと…」

お湯の温度を確認してから、リゼルの身体の泡を流す。
私は黙ったままその言葉を聞いていた。
自分でも不思議だった。
見知らぬ人の誘いにのるなんて。
最初は嫌な人だと思ったけど、振る舞いや話を聞いて、とても良い人だと判断したからかもしれない
…大分変わった人だけど。

「ま、今まで引っ込んでた主には良い機会だ。
自分の世界を広げてくるがよい。
しかし…こんなぺったんこなセージの何がよかっ…ぶわー!」

リゼルが最後まで言葉を言い切らないうちに、
私はリゼルに思いきりシャワーの湯をかけた。


――――――――――――

書くのすっかり忘れていました。
前のBSとハイプリの話は中の人間一緒です。
書く気力が低下してて、こりゃいかんって事で書いた話でした。

感想書いて下さった>>52>>53のお二方ありがとうございました。
やっぱり話書くのって難しいなと試行錯誤しつつ、
もう少しこの話にお付き合い下さい。

60 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2008/05/09(金) 22:45:15 ID:iqE9wqMg
今後の展開に期待

61 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2008/05/12(月) 19:22:43 ID:uYqRfKew
活性化期待!!

62 名前:武器販売 0/4 投稿日:2008/06/02(月) 22:16:03 ID:68RukPX6
一生読む専だと思ってた私ですが、先日製造支援をしていた時に思い浮かんだ妄想を
生まれて初めて文章に書き起こしてみました。
拙いSSですが、楽しんでいただければ幸いです。

内容は『羞恥プレイ』な感じです。

63 名前:武器販売 1/4 投稿日:2008/06/02(月) 22:17:42 ID:68RukPX6
グロリアッ!!  ──カンカンッ

 「OK、今日のノルマ分できたよ。支援ありがとな。」

─いいえ、貴方の為ならこのくらい苦ではないの…─

そんな気持ちを呑みこんだまま、フルフルと頭を左右に振り
露店を出しに移動する彼と自分に速度増加をかける。

 彼が露店を出す場所は普通の商人さん達と違い、あまり人通りのないフィールド。
「それじゃ、今日もまたお願いできるかな?」

─あぁまたこのお願いを…されるとわかっててついて来たの、でも─

「…はい。」
コクコクと顔を赤くして頷いてしまう。
「じゃ、用意しようか」
彼が取り出した物は、マーターの首輪・手錠・ロープ・目隠し
一つ一つ並べて、いつも通りに私に装備していく。

「これは服従の証に…」
チュッと口づけをし、私の首筋にマーターの首輪を。
「ここに来て、左手を上げて。そういい子だ…痛い時は言ってくれ」
私の手が届くくらいの枝に左手をロープで縛って。
「左脚上げて…そう…右手はこっちな」
左足首と右手首を背中側で、手錠をかけられ。
「目隠しもしたほうがいいだろ?」
彼を見ていたいけれど、この後のことを思うと見えないほうがいい…

「…っく」
わかっていてもまだこの体勢は慣れず思わずうめいてしまう…
「あぁ、声出ちゃうかー…これ咥えておいて」
唇にあてられた物を咥える…茎みたい、花びらかしら。
彼が背中へ廻る気配がしたと同時に、ファスナーが下ろされ
両肩が見えるくらいにはだけさせられる。
「ふふん、相変わらず色っぽいね」
そう言いながらピンッと乳首をはじかれ、ビクッとのけぞっちゃう。

64 名前:武器販売 2/4 投稿日:2008/06/02(月) 22:21:00 ID:68RukPX6
「そろそろいいかな?」
彼がスリットから手を差し入れ、秘所に指を這わせクチュクチュと音をたてる。
「言いつけ通り下着つけないのは慣れた?」
耳まで赤くなるのを感じながら左右に頭を振るけれど、きっと彼は気にもしないだろう。
彼の指に感じながら腰をくねらせていると
「仕上げはこれね」

─私を狂わせるアレが…
 水分に反応して振動するクリスタルブルーと熱に反応して振動するレッドブラッドが─

「今日は何個ずつ挿れようか」
前のいやらしく愛液を滴らせた穴に1つ、2つ、3つ…
後ろのモノ欲しげにヒクつく穴に1つ、2つ…
挿れられる度にビクンビクンと身体が反応し、思わず声を上げそうになるけれど
花びらを落とすわけにいかないので、吐息が洩れるだけ…

そしてすぐに愛液に反応したクリスタルブルーが振動し始める。しかも3つ。
いやらしい身体はあっという間に火照り、熱に反応したレッドブラッドも動き始める。

─体勢が苦しい、でも感じちゃう…こうなるとわかっててなぜ彼がいいの…─

色んなことを考えるけれど、それはすぐに快感によって消えてしまう。

 すぐ横で彼が露店の準備をする音がする。
私達に気がついたらしい人々の気配が徐々に近づいてくる。

─こんな格好見られるなんて恥ずかしい…でも彼の為だもの─

私の身体を見つめる視線を感じ、愛液が溢れ太ももを伝わっていく。
そして振動が一段と強くなり、また快感に身をゆだねる…

 彼の露店に並べられるのは先ほど作った属性武器6個。
それと、私の中に挿入されてるのと同じ属性石2種。
システムがわかってる人だけが買っていく武器。
今日で4度目の販売、口コミで人が増えてるらしく
買えない人も出てきてる…とかなんとか…
私には見えないけれど、確かに人の気配は増えてるみたい。

65 名前:武器販売 3/4 投稿日:2008/06/02(月) 22:23:43 ID:68RukPX6
 彼が動いた気配。

─売り切れたんだ、よかった…いや…よくないのかな─

「では本日お買い上げいただいた方、こちらにどうぞ!」
彼の声に続いて、‘おー’とか‘いいなー’の声が上がる。
「初めて買われた方からにしますので、申し出てください。品物も一応確認するので」
「あぁはい、確かにー。では初めてですので、胸を10分好きなように揉んでくださいな」

─始まっちゃう…あぁやっぱりやめておけばよかった…でも─

 背中に人の気配がした途端、はだけた法衣の中に手を入れられ両胸をギュッと強く掴まれる。
そのまま10本の指をグニュグニュと動かし、時折乳首を親指と人差し指でキュウッと摘み上げ
潰すようにコリコリと擦られる。
声を上げれない私は、ビクビクと身体を揺らし吐息を洩らし続ける。

 その後も4人の初お買い上げの方に胸を揉まれ続け、計50分間私は声の出せないまま喘ぎ
秘所はもうぐっしょりと濡れ、右脚の太ももには幾筋もの愛液が流れている。

─ああぁもうイキたい…イかせて…おかしくなっちゃうのぉ…─

周りを取り囲まれ見つめられていることも忘れて、涎を垂らし腰を振る私を気にすることなく彼が
「最後の方は…お、前々回と今回で水ダマと風ダマをお買い上げいただいたのですね」
「では、10分間揉むなりしゃぶるなりご自由にどうぞっ!!」
そう言うなり法衣の前襟を掴みグッと下げ、両胸がさらけ出される。
一段と大きなざわめきが起き、我に返った私は恥ずかしさで全身が火照るのを感じたけれど
どうすることもできず、クネクネと身体をくねらせるだけ。

66 名前:武器販売 4/4 投稿日:2008/06/02(月) 22:28:02 ID:68RukPX6
 カチカチに硬くなっている乳首に、フッと息遣いを感じた瞬間
両乳房を持ち上げられ、じゅるじゅると音をたて乳首を吸われる。

─もうダメっもう…もうダメっっイクッあああぁぁ…─

ガチャガチャと手錠を鳴らしガクガクと身体を痙攣させる私に
“いやらしいなぁ、胸吸われてイっちゃったんだ?10分間可愛がってあげるよ”
彼に聞こえないように囁くお客様。
“こんな風にされるの大好きなんだねー、ほらいくらでも感じて、いやらしい姿見せてよ”
私の羞恥心を煽るように囁き続けられ、頭の中が真っ白になっていく私。
激しく強く揉まれたかと思うとやさしく舌先でチロチロと刺激されたりして、そろそろ10分が経つ頃
“この次、3本目買う時どんなことさせてもらえるか楽しみにしてるよ。その時まで俺の痕が残ってるといいな”
左乳房に爪を立て、右乳房を強く吸い上げられた。

─痕?キスマークつけられちゃったのかな…彼、これに気がついたら少しは妬いてくれるかな─

「では本日はこれで終了です、また次回の販売の際にはよろしくお願いします」
そう言って人目から隠すように、彼は私に自分のマントをかけてくれる。
周りから人の気配がなくなってから、私の手錠とロープをはずし
彼の胸に倒れこむ私をやさしく受け止め、抱きしめて
「お疲れ様、ありがとう。身体大丈夫?この辺痛そうだね…」
目隠しと花びらもはずして、手首に残った傷をそっと撫でながらキスをしてくれた。

─その言葉で、そのキスで痛みが薄れていくの…─

 マントの下の法衣を整えて、彼がファスナーをあげる。
私の中で振動続ける快感に、時折身体を震わせる私を支えて立たせてから
「じゃぁ、僕らの場所に帰ろうか。中のモノは今日の感想を話してから出そうね」
「…はい。」  ワープポータルッ!!

─やっぱり右胸にキスマークが…最後のお客様のこと、どう話そうかな─

67 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2008/06/02(月) 22:56:50 ID:QHwGxxyo
こういうプレイ大好きです。

68 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2008/06/03(火) 04:07:06 ID:mLv1LdQM
>>62
楽しかったです、素晴らしい!

69 名前:副業(1/5) 投稿日:2008/07/13(日) 17:27:49 ID:X6c2jTO6
 ――はい、分配は以上ですね。お疲れ様でした。
 支援さんいなくても、以外と狩りになるものですね。ロナさんがプロボしてくれたおかげで、矢がよく通りました。あ、私の罠も
お役に立ててました? ありがとうございます。
 ソロじゃない狩りは久しぶりでしたか。うーん、狩り場によっては行けるタイプも限られますしね。私は、仕事柄たまに組んで
くれる人もいるんですけど。え、ハンターだから? いえ、ちょっと違うんです。その、冒険者のハンターとしてじゃなくてですね。
 ……えっと、できれば軽蔑しないで聞いてほしいんですけど、私、歓楽街でも働いてるんです。ええ、「そういう」お店で。
 こういう話、大丈夫ですか? え、聞きたい? そうですか、じゃ、色々お話しちゃいます、ふふっ。

70 名前:副業(2/5) 投稿日:2008/07/13(日) 17:28:51 ID:X6c2jTO6
 そのお店は私みたいに冒険者を、副業として雇っているんです。お客様も、冒険者。
 当然、お相手するときはこのハンターの装束で、です。あ、でも狩りにいく時と同じものじゃなくて、同じデザインだけど
ところどころ「接客用」になってるんですよ。
 たとえば、まずこの上着ですね。今みたいな狩り用のものは、丈夫な生地で出来てます。あまり肌触りは良くないから、下にブラや
裾の無いシャツを着けるんですけど、お店用のは直接着けるから綿とか柔らかな生地で仕立てられてるんです。それと、前の合わせ目
ですね。普通は上からジッパーを下ろして開けるようになってます。で、お店用のはファスナーが2つ付いてて、ほら、よくある
バッグみたいな。あんな風になってて、上からも下からも開けられるようになってます。なんでそうなっているかは、ですね……。

71 名前:副業(3/5) 投稿日:2008/07/13(日) 17:29:24 ID:X6c2jTO6
 まずは、お客様にご挨拶。その後、さっそくアレの方にも「ご挨拶」をします。お客様の前に跪いて、ズボンの前を開いて
アレを取り出します。大抵のかたは最初から硬くしてくださってますから、ちゅっ、ちゅっ、とキスを降らせたり。あとはサオの
部分を手指でさすりながら舌先を裏筋やカリ首、鈴口に這わせて刺激します。
 お客様が興奮してきたのを見計らって、口のなかに唾をためてからアレを含みます。頬をすぼめて吸い付き、口の中でも
ねっとりと舌を這わせつつ、アレ全体に唾をしっかり、たっぷりとまぶします。先走りが出ているようなら、それも舌で全体に。
 お客様を高めつつ、アレが十分ぬるぬるになったら、上着の工夫の出番です。胸の上下のベルトは締めたままで、ジッパーを
下から少しだけ開きます。で、そこから胸の間にヌルヌルになったアレを入れていただくんです。ジッパーはほとんど閉まって
いる上に、お店用の上着は胸のサイズをきつめに仕立てていますから、服の中にみっしり押し込まれた胸でアレを挟み込めるんです。
きつい上にブラも着けていませんから、谷間は熱をもって汗ばんでいます。そんな中でもお客様のアレは熱くて、入れた瞬間は
ぴくぴくと震えて悦んでくれるんですよ。
 挟んだあとは、お客様によって少し違ってきます。私の方からお客様の腰にすがりついて上下に動いたり、お客様のほうが
私の胸を服の上から揉みしだき、寄せながら谷間でアレ……おちんちんを暴れさせたり。
 そうして存分に楽しんで頂いた末に、お客様にはそのまま谷間に「中出し」して頂くんです。服の中でびくびく暴れながら、
谷間に熱いものを放出するのを、私はゆるゆると動きながら放出が収まるまで受け入れます。

 ひと通り収まったら、まずは服から抜いたおちんちんをお口で綺麗にさせて頂きます。そうしたら、座り込んで上目遣い気味に
お客様を見上げながらジッパーを全部開けて、一気に前を両手で開けておっぱいを解放するんです。えっと、私結構おっぱい大きくて、
あ、自慢するわけじゃ無いんですよ? 弓手としては微妙なわけですし。それはそれとしてですね、きつめにしてある上着から
そんなサイズのおっぱいを解放するわけですから、結構な勢いでこぼれ出す訳なんです。ぽよん、っていうかぶるん、っていう感じで。
上下のベルトもサイズを強調するのに一役買ってくれます。
 そんなおっぱいにお客様は目を奪われて下さるんですけど、その谷間には先ほどたっぷり出して頂いた精液が付いてるんですよね。
で、私は自分のおっぱいをすくい上げる様に持って、精液をにゅるにゅる伸ばす様に、塗りたくる様にするんです。それをお客様に
見せつけた上で、乳首にまで塗り伸ばしたそれを舌先でちろちろとこそぎ取ったり、口に乳首を含んで、ちゅう、と精液を吸い取ったり。
このころには、綺麗にしたおちんちんはすっかり元気を取り戻しています。
 こんな風にして、一度出したあともお客様を萎えさせさせてしまわない様にするんです。

72 名前:副業(4/5) 投稿日:2008/07/13(日) 17:30:42 ID:X6c2jTO6
 お客様に元気になって頂いたら、いわゆる本番に移ります。私、というかハンターを指名して下さるお客様って、スパッツを
着けたままでしたいという方が大半なんですよ。だから、お店用のスパッツも狩り用の丈夫なものとは違って、生地が薄いものに
なってます。ぴっちりと、下に何も着けていないお尻のラインなんかも出るように……そして、破りやすいように。
 スパッツの下の、私のアソコまでつまんでしまわないように、慎重に布地だけつまんだら、ゆっくり楽しむようにぴりぴりと
スパッツを破かれます。破れ目さえ入ってしまえばスパッツは伸縮性がありますから、あとはお客様が広げなくても私のアソコは
丸見えです。服は全部身につけているのに、おっぱいもアソコもさらけ出した私。お客様はじっくり視姦したあと、指や舌で
アソコを可愛がって下さいます。ベッドに横たわっていっぱいに脚を開き、指だけでアソコをいじられながら自分のおっぱいを
揉みしだき、乳首を吸う姿を見て頂いたり、舌でして下さるお客様の頬を太股できゅっと挟みながら、頭をアソコに押しつけてみたり。
恥ずかしさもありますけど、お客様の興奮が伝わってくることもあって、私のアソコはすぐトロトロになってしまいます。
 そして、いよいよ挿入です。挿れて下さるときの体位もお客様によって様々です。正常位でしながら、動きに合わせて揺れる
おっぱいの様子を楽しむ人。後ろからおっぱいを揉みしだきながら突き込んでくる人。私の方も自分から腰を動かしたり、アソコを
締めてみたりとお客様に合わせる様にします。腰をがっちり掴んで夢中で突いてくるお客様もいて、そういう時は何もせず、
感じるままに受け入れます。
 いろいろなお客様がいますけど、皆に共通するのは、いっぱい興奮して、夢中になってして下さること。スパッツの裂け目から
突き込まれて、私のおまんこの中で暴れる硬くて熱いお客様のおちんちん。ときおりびくんと震えたり、動きのピッチが変わったりで、
お客様が気持ちよくなって下さっているのが伝わってきて、私もとっても気持ちよくて。やがてお互いに限界がきて、お客様も絶頂に。
痙攣するおまんこの中でがびくん、びくんと震えるおちんちん。二度目なのに、おっぱいの時よりも沢山の精液を注いで下さいます。
溢れそうな位の精液を子宮で飲み込みながらちらっとお客様の顔を見ると、少し気が抜けたような、でもとても幸せそうな表情で。
そんなとき、私は自分のえっちなカラダやハンターの装束とかに、ちょっとだけ感謝しちゃったりします。マヌケっぽいからあまり
このときの顔を見られたくないって、以前お客様の一人に聞いた事がありますけど、私は何だか嬉しくなるから好きなんですけどね。

73 名前:副業(5/5) 投稿日:2008/07/13(日) 17:31:28 ID:X6c2jTO6
 ……はふ。
 ……あ、ごめんなさい。何だか夢中になって一杯喋っちゃって。うわー、なんか途中からすごいストレートな言葉使っちゃってた
気がする。引いちゃいました? え、大丈夫? ロナさんのお顔、真っ赤ですよ。って、私もそうですよね。あはは。

 あと、ちょっとお耳を。

 私の働いてるお店って、会員制というか、店のほうもお客様を選ぶんですよ。大抵のお客様は、私たちみたいにソロが多くて、
でも人肌のぬくもりが欲しくて、っていう方ばかり。合意の上でない限り乱暴なコトはしない、歓楽街で働いているのを
言い振らしたりしない事を徹底して守るのを条件にしてお店に入って頂いてるんです。お客様に狩りのお誘いを頂いてご一緒する
事もありますけど、狩り場は狩り場、お店はお店で心は切り替えますし。もちろん、狩りが終わってからお店に同伴、なんて事は
ありですね。
 何でこんな事まで話すのか、ですか? 何となく、ですよ。何となく♪

 とりあえず、私のお話はこんなところです。改めて、お疲れ様でした。
 さって、日も傾いてきたし、お店に行こうかな。お店のお風呂入って、ごはん食べてお店用の服に着替えたらちょうど良い時間に
なるし。ハエとか勿体ないし、ゆっくり歩いてこっと。
 それじゃロナさん、またご一緒する事があったら、よろしくお願いしますね♪

74 名前:副業(6/5) 投稿日:2008/07/13(日) 17:34:02 ID:X6c2jTO6
1本書きあがりましたので、保守がてら投下させて頂きました。
楽しんで頂けたら幸いです。
それでは。

75 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2008/07/13(日) 20:48:47 ID:rPKYAgyU
こういう語りタイプの文章はなんかこう通常とは違う独特のエロさがあって好きだ。GJ!

76 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2008/07/14(月) 14:46:20 ID:5EwO/n62
これは新鮮でいいなぁ。
自分の経験談を語るタイプは実はかなりツボだったりする。
女性視点の男性経験談とかは実にエロくていいですな。グッジョブです、

77 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2008/07/16(水) 16:25:03 ID:moctZwfM
自分の好きなタイプの声を脳内再生させながら読むと更にエロいことに

78 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2008/07/16(水) 17:25:16 ID:uUj1W7Lg
あれ?なんか>>77に俺がいるなww

79 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2008/07/31(木) 00:01:43 ID:9jlg0Cx6
HDを整理していたら大昔の小説が出てきたので出してみました。

ちょっと長くて書き込みできないのであぷろだに。

えろだ
ttp//archer.s1.x-beat.com/cgi-bin/iconxb/20080731000022.lzh

小心者なので優しくしてください……。

80 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2008/07/31(木) 00:38:13 ID:/swP82II
>>79
うp乙です!

自分もSS書いた事あるので分かるんですが
話を起承転結にまとめて、なおかつ書きたい事を書くのは
案外と難しかった・・・。
その点>>79さんはキャラもきちんと立ってたし
話の流れや設定も違和感はなかったので、良かったと思います。

ていうか懐かしいなぁ・・・またROしたくなってきますた。

81 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2008/08/01(金) 06:34:32 ID:qVIXG7Fw
>>79
3まであったけど続きあったりするんですか?
執筆予定とか
あるのでしたら続きも見てみたいですねー

82 名前:79 投稿日:2008/08/01(金) 23:05:21 ID:Wtmlr/Wo
仕事で忙しくて来れなかったら読んでくださった方が!
うはめっさ嬉しいです!
ありがとうございます!

>>80
ありがとうございます。
ありがとうございます!
書いてくる意欲が湧いてきます!
頑張っていきますのでどうぞよろしく!

>>81
続きは……ありません……。
すみませんすみません。

でも、執筆予定はあります!
また、何か書いたらUPしたいと思いますので、
そのときはどうぞよろしくです!


また今日から頑張ろう。うん。

83 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2008/08/02(土) 22:36:55 ID:K9/1bAWY
ページがないんだが…

84 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2008/08/02(土) 23:38:30 ID:KvBrX7Vo
>>83
普通にあるぞ。
ttp//arch…からコピペではなく、archer.s1…から貼り付けてみ?

85 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2008/08/03(日) 00:20:59 ID:xrcawbOE
コロンが抜けてるんだなw

86 名前:お別れの日に歌ううた 投稿日:2008/08/16(土) 01:20:26 ID:EilhgGL6
「さよならだ、リオ」
クルセイダーの男…私の相方だった男が私に背を向ける。私は左手で追いすがる。
それでもその男は手を振り払った。
左手にはめられていた指輪が外れて落ちて、壊れた。

噂を聞いて興味を持った訳でもない。聞いたには聞いたけれど、どうだっていいと思っただけだった。
誰もいない寂れた教会跡。聞こえる甘い喘ぎ。それと、薬の匂い。
──美しい高司祭が夜な夜な寂れた教会跡で、相手を求めてよがっている──
そんな噂。聞いた時には信じられなかったが、まさか本当だったとは。
噂に違わず端正な顔の女。長く白い髪が月光で光る。焦点の合わない目でこちらを見て、縋るように左手を伸ばしてくる。
女の足元には薬の入っていただろう瓶──すでに空。
「薬によがってまで乱れたいのか、ハイプリ様?」
伸ばされた手を掴んで引っ張り上げる。抵抗すらしない。
この女が飲んだ薬は大体察しがついた。クリエイターという職業柄これとよく似た薬を扱うから判る。バーサークポーションにアルコールを混ぜて、陶酔効果も加えた物。
女が俺を見上げる。何も言わずに、とろんとした金の目で。
服を僅かに引っ張られた、そして女は唇を動かす、「こわしてほしい」と。
望むならそうしてやる、女を地面に押し倒す。乱暴に服の上から胸を掴む。女の躯が跳ねる。
「あ…あぅ…。」
「もう声を上げてるのか、淫乱…!」
手を離す。恨めしげにじっと見上げられる。
「そんなに欲しいのか?」
こくりと頷くその女の仕草に、壊れかけの美しさを見る。それを完膚無きまでに壊したいと思う俺も酔狂か。

87 名前:お別れの日に歌ううた 投稿日:2008/08/16(土) 01:48:30 ID:mHe/LFPo
服を脱がそうと腰のリボンに手を掛けて、気が変わった。バゼラルドを取り出して服を切り裂く。
露わになった胸を見ると、左胸に逆十字の傷があった。それを舌でなぞる。びくりと、女が震える。
「怖いのか」
女は首を振る。
「では何故」
「思い…出したくない…ああっ!」
傷から滲む血を舐める。女がびくびくと躯を震わせてしがみつく。涙さえ零れて。
彼女の血は自作の薬を自らで試している俺の血より酷い。舐めただけでクラクラする。薬─しかも強力なのを複数。
彼女の血に当てられて倒れ込む。この女、本当にハイプリーストか?むしろアサシンのような血の味だ。
疑問もそこそこに目の前の女の胸の先を舌で転がしつつ秘所の中を指で掻き回す。女が俺を、焦点の合わない金の目で見つめる。その顔がとても淫靡だ。
「ふぁ…あぁ…」
女の足が震える。もう腰を振っているのには苦笑するしかない。
「そうまでして、欲しいのか」
「あ……」
女が再びこちらを見た。でも焦点なんて合っちゃいない。ただ荒い息をして、俺を見つめる、(壊してくれるのを待っている)。
気付けば一物を取り出し、力任せに彼女の胎内に押し進んでいた。
「う、ぁう、ああぁぁ!」
急な挿入に軋んで締め付けてくる。流石に処女ではないようだが、その締め付けはあまりにもきつい。
息を吐いて、顔を近付けてさらに押し込む。
「壊して、と望んだのはお前だ。壊してやる」
強引なまでに突き上げると、その度に矯声が寂れた教会跡に響く。
女が俺の体の下で躯を揺する。気を抜けばこちらが達しそうな程に、締め付けと緩みが繰り返す。
多分、彼女は俺を見ても聞いてもいないのだろう。恥じらう姿も無く、ただ甘い声を上げてひたすらよがる、薬漬けの血を持つ金の目の高司祭。
「この淫乱女」
「あああぁっ」
そうして果てた、俺も女も。

88 名前:お別れの日に歌ううた 投稿日:2008/08/16(土) 02:16:05 ID:lC/lNlNI
また、私は。
自分のしてしまった行為に半ば後悔し、薬の微睡みから目覚めると教会跡の固い床ではなく、柔らかなベッドの上にいた。
胸の傷が痛い。血が滲んでいるんだろうなぁ、と思って触れたら包帯が巻いてあった。
「起きたか」
つかつかとこちらにやってくる男──私を抱いた。血を吸うから魔物かとぼんやり思っていたけど、クリエイターだったとは。
「ここは」
「俺の家だ」
「どうして壊してくれなかったの。ここで壊してくれるの」
「嫌だね」
「どうして、」
男がたくさんの小瓶を取り出す。私の薬…。
「媚薬に避妊薬に体力増強剤に痛み止め、って所か?どれも非合法の劇薬だ」
「捕まえるの」
「いや。何故こんなにも服用した?」
「壊れたかったから」
「相方に振られたからか?」
「!!」
目の前のクリエイターをきっと睨むが、彼は意に介さず続ける。
「顔、というか金の瞳を見て気付いた。あんた、臨公で俺と組んだことあるだろ」
記憶を探る。確か、かなり前に一度だけ。
「臨公広場じゃ結構有名だった。群青色の髪のハイプリースト、リオ=ストイケイア。相方に一途で、でも臨時でひたすらに至高の支援を目指して、いつからか退魔師になったよな」
「私が悪いの。置いて行かれても仕方なかった。それでも、喪失が大きすぎて。全部忘れて至高の支援を再び目指そうとして、突っ走って、体にガタが来たの」
「それで、自棄になって薬漬けか?」
「違う。それでもだましだまし体を保たせるため。でももう限界だったみたい。あの時付けた傷が、未だに私を蝕む」
「ヒールは?」
「効かない。戒律に反して付けた傷だもの」
笑う。きっと壊れた笑みなんだろうね。
「死ぬつもりなのか」
「もうすぐそうなる、けどそれまで好きにやらせてもらうわ」
ベッドから出ようとすると、ベッドに押し倒される。
「ふざけるな、何が壊してだ。勝手に死ぬのか?」
「でも、私は。(長くは生きられない)」
「あの薬。複合反応起こして、お前を蝕んでる。解毒剤飲んで、二度とあの薬を飲まなければ生きられる」
顔を上げて、見つめる。まさか私が生きられるなんて。
「あと」
「まだ何かあるの」
「髪、前の色のほうがいい。」
「─っ!」

背を向けて、遠ざかっていく彼にぽつりと尋ねる。
「私の血、どんな味だったの」
「苦かった。毒の味がした。アサシンかと思うくらいに」
うつむく。ああ、私は。
「でも、生きていたよ」
その言葉に、一粒、涙が落ちた。

89 名前:お別れの日に歌ううた(あとがき) 投稿日:2008/08/16(土) 02:22:57 ID:Q8canWI.
携帯から初めてエロ小説を書いてみたのですが、どうでしょうか。エロ薄いわ吸血するわ暗いわで趣味に走りすぎたようなorz
ちなみにクリエさんは純然たる人間です。ええ。魔物とかじゃないです。
拙い作品ですが、感想もらえたら続きを書こうかな、と思います。ではこれにて。

90 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2008/08/16(土) 05:38:10 ID:K28jVSlI
死にENDじゃなくて良かったと安心。
こういうふられた経験から荒んだ生活をしてて
そこから新しい出会いを通じて話が展開していくっていうのは
好みです。

できれば続きを書いて欲しいですねー。

91 名前:白猫の脱走劇(1/2) 投稿日:2008/08/18(月) 00:19:41 ID:jyBSOj6s
いつも夢現なのだ、あの薬を使うと、最中のことをぼんやりとしか思い出せなくなる。
でもそれが嬉しかった。壊れかけの自分とまだ壊れていない自分との均衡が保てるから。
でも、どうしてこんなことになったのだろう。私はベッドの上から夕暮れを茫洋と見つめて…窓から外に飛び出した。

時は数時間前に遡る。
あのクリエイターにこっぴどく叱られて、解毒剤をいくつか放り投げられて、持っていた薬は全て取り上げられて、挙げ句の果てには安静を命じられて。
曰わく、「劇物には劇物で解毒するしかない。何が起こるか俺にも判らない。だから安静にしていろ」と。
理屈はわかるけど、何もしないというのは今まで突っ走ってきた私には辛い。常に走っていなければ駄目、そんな自戒を課していた時すらある。
だから久々に立ち止まって得た平穏に、慣れなかった。生き急ぐ必要は無いと言われても実感がなくて。
あのクリエイターは外出したのか不在らしい。それを見計らって、法衣に着替え窓から外に飛び出した。

露天街を歩く。噴水には近づきたくないけど、それ以外の場所は割と好き。喧騒が好き。
人混みの中にとある人影を見つける、あの人は…。
「やふ、リオ。今日は顔色いいね?」
「こんにちは、エヴァー」
挨拶してきた古い友人のLKに挨拶を返す。
「顔色がいい…ってどういうことなの?」
疑問を口に出すとエヴァーはいらえを返す。
「あのことが有ってからずっと病的に白かったのに今日はちょっとだけ以前みたいでさ。…それに、開口一番に薬のことを言わなくなったし、何かあったのかなーと」
ああ、と納得した。昔このLKも自棄になるほどのことがあって、その時に彼が手に入れた伝を使って、私にあの薬を渡してくれていた。いつもなら会うなりそれだから、不思議に思ったのかな。
「うるさい主治医が私からあの薬を全部取り上げて、絶対安静命じたの」
それを告げるとエヴァーは後ずさり驚愕を示す。
「…リオが、医者に行くようにっ…!治らない、って聞いたけど、っていうか絶対安静の人がなんでここに居るのさ…」
「どうやら治るらしいよ?ああ、窓から抜け出しましたが何か」
「リオもしたたかだなぁ…厄介な猫なのは相変わらずか。で、生きられるのか?」
「そう、みたいね…」
力無く見返す。正直命を捨てたに等しかった。エヴァーもそれを判っていた。私に薬を渡す度に辛そうな顔をして、私を心配していたのはエヴァー自身なのを知ってる。でもエヴァーは私を止められなかった。エヴァー自身も私と同じで、私より一足先に立ち上がっただけのだから。
質は違えど似た痛みを知る私とエヴァーは、慰め合うこともあった。でもその度に2人とも決まって後悔してた。言うなれば共犯者。壊れかけの自分と鏡像な存在。
「よかった、よかったよ…」
「そだね、ありがとう。そろそろ、行くね」
「ああ、またな」
別れの言葉を交わした瞬間足がうまく動かなくなって、バランスを崩して倒れた。何があるかわからないって、まさかこういうこと?
エヴァーが私の名前を呼ぶけど、ぼんやりとしか聞こえなくなってくる。頭痛が意識を暗闇に引きずり込む──。

92 名前:白猫の脱走劇(2/2) 投稿日:2008/08/18(月) 00:22:09 ID:YlNLu12o
「だから安静にしていろと…」
悩ましげに頭に手をやってこちらを流し目に見るクリエイター。そういえば名前、聞いてなかったな。
エヴァーが助けを呼んで、たまたまその声を聞いた彼が私を連れ帰ったらしい。
「立ち止まるなんて、できなかったの。平穏をどうしたらいいかわからなくて」
本音。訳の分からない感覚にどうしたらいいかわからない。
「名前、何なの」
「言い訳の次はそれか?」
「教えて」
暫くの間の後、彼は「怜」と短く答えた。
「不思議な名前」
「真名だからな…って何言ってるんだ、俺…」
怜が心底後悔したように顔をしかめる。
「親の趣味だ。真名は親と自分しか知らない本当の名。他人に名乗るのは字。そっちは朱羽っていう…何故真名を言ったんだ、俺は」
「じゃあ、秘密をひとつ知ったんだね、私」
にぱーっと笑って言う。それが怜の勘にさわったらしい。
「黙れ、五月蝿い。ああもう黙らないなら力付くで黙らせる」
乱暴なキス。息が出来ない。しばらくして怜は私をようやく解放した。
「ぷはっ…そんなに嫌だったの?」
「黙れ。こうなったら何も言えなくしてやる」
怜が私の服に手を掛ける…。
「素面のままじゃ恥ずかしいっ。薬ちょうだい、あれじゃなくていいから!」
「ダメだ、と言った筈だが。それに」
耳をぺろりと舐められる。
「自我すら失って何も覚えていないなら、お仕置きの意味が無いだろう」
私は目を眇めて睨む。拒否の言葉を発す。均衡を壊したくない。
「なら酔えばいい」
怜が私の服を脱がしていく、抵抗するけど、敵わない。悔しくて顔が赤くなる。怜も自らの服を脱いだ。
──きれいなひと。過去に流れた噂では私を美しいと形容していたみたいだけど、彼もきれいだと、素直にそう思う。
でも薬が効いてないから恥ずかしくて、そして均衡が崩れる恐怖があって。
睨み続けるけど、怜は意に介さずに包帯を解いて私の胸に触れる。
「…痛っ」
包帯をはがされた痛みに声をあげてしまう。
「また巻き直す」
相変わらず表情を変えない…食えない男。
「ああもう睨むな。金の眼のせいで…猫を抱いている気分になる」
エヴァーにも猫と言われた。そんなに私は猫みたいなのかな。
怜が目隠しを巻く。何も見えない。
「…あ…」
怜が胸を揉みしだくのがわかる。何も見えない、(だから無意識に左手を伸ばす。)
「ふぁ…あ…う…ぁあ」
見えない。不安でたまらない。嬌声があがってしまう。
ふと左手に確かな感触──手を握ってくれた。
「夢でも見ているのか?」
首を振る。私が左手をのばすのは、過去のことを思い出したから…。
「ならば」
秘部をなぞられる。
「ひゃ…っ」
「逃げるな。俺もここにいる…」
かなしさが滲む声──怜は今、どんな顔をしているのだろう。
「見えないから、こんなになってたのか?」
怜が私の秘所から蜜を掬う。既にとろとろになっていて。
「薬が無くても十分淫乱だな」
「やめ…っ、ああっ…ふあぁっ!」
ダメ、もう与えられる快楽に耐えられない。体が疼く。
「もうだめ、耐えられない、欲しい」
目隠しを外された。涙が伝う。懇願する。
「淋しい。耐えられない。欲しいの。私の淋しさを埋めて、お願い」
「…やっと言ったか」
そう言うなり貫かれる。
「あ、あう、ああっ」
頭が真っ白になる。突き上げの度に何も考えられなくなる。
「くっ…」
怜も顔を歪める。突き上げがどんどん早くなっていく。
「れ、い…もう…」
「ああ…」
胎内に出される感覚と同時に、果てた。

無意識に歌を口ずさむ、思いを馳せて。夢か現実か、まだ私には判らなかった。
また、左手を握られた。
「左手、何かあるのか」
「左手を握られると安心できるの…」
どうして左手を握られると安心できるかは、今は思い出したくないけれど。満たされる、そんな気がする。
「もう脱走するなよ」
最後に呟いた彼の言葉に、くすりと笑った。

93 名前:白猫の脱走劇(あとがき) 投稿日:2008/08/18(月) 00:33:09 ID:pL6344Go
というわけで「お別れの日に歌ううた」の続きを投下します。素面で書くには根性がいりますね…。

>>90さん
感想ありがとうございます。好みの話でなにより。
実は最後の台詞を言わせたかったがために生かしたとか…言えません(でも言う)。死にENDにする気は無かったんです。生きて生きて生き延びろ、と言いたかったんですよ。

とりあえず続き投下しましたのでこれにて失礼します。

94 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2008/08/19(火) 22:18:27 ID:yxk3MJCo
美味しかったですb
治らないけど人並みくらいには生かして見せる、くらいの勢いで!
クリエイターだし

95 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2008/08/20(水) 04:33:46 ID:MmAmtznM
はやくも続きが…!
初回同様、痛いようで優しげな不思議な雰囲気に楽しませて頂きました。
リオさんには救いがあって欲しい。

96 名前:栄光の歌は誰が為に 投稿日:2008/08/22(金) 02:05:32 ID:FgMy9pv2
相変わらず怜には安静を命じられてる。でも、前みたいに命が削られていく感覚は無くなった気がする。腕は確かということかな。
怜は毎日のように外出しては帰ってきたあとにたまに私に新しい解毒剤を放る。…もしかして私の血の毒について調べているの?
どうして怜は私を助けようとするのかな。あのまま打ち捨てても、それはそれで受け入れたのに。
曖昧になった記憶の中に何かあるのかなぁ…と思案していると、呼び鈴が鳴る。誰か来たの?
「…れ…じゃなくて朱羽は不在ですけど…」
真っ青な顔をした茶髪のジプシー、確か、カリス──かつての相方──の友人。
「やっと見つけ出した…リオさん…カリスが…」
「カリスがどうかしたの?きれいな声が台無しだよ」
ジプシーは真っ青な顔で息を荒げて告げる。
「カリスが、死にました」
何かが割れた音がした。
「…そう、なの。でもどうして私に告げるの?とっくに私はカリスとは縁を切ったのに」
「…何も思わないんですか。」
「悲しいよ。でも何を思ったらいいかわからないの」
「カリスは最期までリオさんを愛していました。だから独りで騎士団に行って、それで…っ。どうして別れたんですか」
「私が悪いの。私が転生してから、ね。」
「カリスが死んで…埋葬されるとき…なんであなたは姿をくらましていたんですか」
ジプシーは泣いている、そして、きっと私に怒っている。
「なんであなたはカリスを切り捨てたんですか!」
ああ…彼女は私を責めているのね。
私は歩いて外に出る。振り返って笑いかける。彼女が絶句したのがわかった。
体がうまく動かない。それでも歩く。大聖堂の裏、きっとそこにカリスはいる。
墓の前──まだ新しい。
私は歌う、彼が好きだった歌を。今はもうスキルとしては使えないけど、旋律は覚えている。けして忘れはしない。
立っているだけで辛い。でも、せめてこれだけは最後まで歌わせて。

──主に栄光あれ。

そう結んだ。追悼として、歌い終わる。
「グロ…リア…今更…栄光なんて…あ、あぁ、カリスは…」
ジプシーがへたり込む。私は背を向けて、怜の家に戻る。
もう、カリスの死に区切りはつけたから。区切りをつけた、はずなのだから。
なら、この空虚は一体、何なの。くらい、とてもくらい。そして、じわじわと広がる…。

97 名前:栄光の歌は誰が為に 投稿日:2008/08/22(金) 02:08:36 ID:JYr.rXTw
そーっと家の中を見回す…誰もいない。今回はお仕置きされずに済みそう。
と思ったらドアがいきなり開く音。恐る恐る振り返れば呆れた顔の怜。
「…またか」
「墓参り、してきたの」
「知ってる」
「付いてきたの」
「いや…あんたの声が聞こえた」
今の私は何を思えばいいのだろう。怜のこと、カリスのこと。
「ひとりにして、お願い」
くるりと背を向ける。涙は出なかった。
「嫌だね」
短い拒否の言葉が帰ってくる。最初に会ったとき、私の願いを拒否した時と同じ強い断定。
「嫌、わからない。どうして怜は私を助けようとするの?打ち捨てていけばよかったのに。カリスを切り捨てたのは私なのに彼が死んでどうしてこんなに空虚が広がるの?それに」
一旦言葉を切る。空虚が広がる、止まらない。
「カリスを死に追い込んだ私は、生きていていいの?」
ぼやけた記憶からやっと思い出した、私は生きることを諦めていたのではなく、生きていることに疑問を持っていたのだ。
寂しかった。それは事実。ただ、今はそれ以上に罪悪感がある。
「至高の支援を目指したのは、淋しかったから。そうすれば誰かに必要とされる、そう思ったの。酷い女だよ、私は」
沈黙。怜はじっと私を見つめる。そして──
パァン!
頬をはたかれた。
「…あのな。俺があんた──リオを助けたい理由は──俺がリオを愛してるからだよ!!」
呆ける。今ここで、告白!?
「あーもう色々誤解とかしてるらしいから言うけどな、一目惚れだったんだよ!凛として立って支援するリオに!でも、嬉しそうに相方のことを話すから一旦は諦めた!だけど!あの時リオを見付けて、やっとまた会えたと思ったんだ!」
…マジですか。こんな酷い女に、一目惚れ?
ポカンとする私に更に畳みかける。
「さっきの問い、『YES』だ。だから俺はリオを助けようと──っ!」
怜が私を引き寄せて抱き締める。
「ねぇ、本当に、いいの?私、血塗れだよ?酷い女だよ?上手く支援できるかもわからないよ?それでも?」
「血塗れでも、何でもいい。淋しさも空虚も、埋めてやる。リオ…やっと手が届いた…」
一層強く抱きしめられる。
「泣いていい、全部受け止める」
「あ…」
ぼろぼろ涙が零れる。止まらない。
「あのね…転生するとき、ユミルの心臓の前で別れたの。その時からもう亀裂が、出来てたんだと、思う。多分ね、あのまま一緒に居ても辛いだけだった。でも私は卑怯だよ。カリスに、別れを告げさせたの。カリスは最後まで優しかった…っ!置いていったのは私なのに、待っててくれた。カリスは、私が殺したも同じなんだよ…」
ぼろぼろ涙を零しながら怜の胸の中で全部話す。止まらない。怜は私の髪を手で梳きながら黙って聞いてくれている。
「ねぇ、私は酷い女で、薬でぼろぼろな体で、ひとごろしで、傷もある。それに、まだカリスを思い出にできてない。それでも、怜は私を好きでいてくれる?」
「それでも、リオはここにいる。そして俺も。ここにいるリオを愛してる、絶対に死なせない」
怜を見上げる。怜の青の瞳がじっと私を見つめていた。

98 名前:栄光の歌は誰が為に 投稿日:2008/08/22(金) 02:12:05 ID:e.x3TDJQ
優しいキスをされる。舌を絡ませる。
「んん…ぅあ…んぅう!」
そっと唇を話す。息が苦しい。体が熱い。怜の顔も、心なしか赤い。
「ああもう、可愛い…」
「ひゃ…」
涙をペロリと舐められた。
怜が私の服の留め金を外し、リボンを解く。抵抗はしない。そしてその後、怜も服を脱ぐ。
「きれいなひと」
前も思った感情を口にする。
「リオも綺麗だ」
首を振る。私は綺麗なんかじゃないから。
そうしたら傷をなぞられる。まだ、塞がっていない左胸の逆十字傷。
「これのこと、か?」
「う…」
傷にキスされる。
「あ…あぁっ」
「傷があっても、リオは綺麗なままだ」
そのまま胸を揉みしだかれる。
「ひゃ…あ…ふぁ…」
熱い。体が熱い。快楽に狂いそうになる。薬も無いのに。
鎖骨に、胸に所有印を刻まれていく。その度に体が跳ねる。
「リオ…」
呼び掛けに応えられないほど、私の体は快楽に狂いかけて。
「リオの空虚は、俺が埋めてやる…!」
指が秘所を弄る。その度に私は声を上げる。
「頂戴、そして埋めてほしい」
左手を伸ばす──かつてカリスがくれた指輪がはまっていた、そしてあの日、振り払われた左手。
何も言わずに手を重ねてくれる。それが、とても嬉しい。
「リオ…」
怜が私を見る。私は頷いた。
「ああぁあぁ!」
怜が入り込んでくる。そして、淫らな水音が響く。
涙を流しながらもお互いを求める。どうか、どうかこの淋しさを埋めてほしいと、願う。
「れ…い…お願い、全部、頂戴…」
「何を言う。俺はっ、リオに最初から溶かされているっ」
「ああぁぁっ!」
胎内に熱を感じる。ああ、孕めるのかな、この身体は…。
そんなことをぼんやりと考えつつ怜を見る。顔が赤い。
「どうかしたの?」
「いや…今はいい」
「?」
何を思っているのだろう。…後で聞こう。
ふらふらと立ち上がってベランダへ向かう。明るい月の光の下で、歌った。昼間歌ったグロリアではなく、聖母の賛歌を。
不思議と、悲しくは思わなかった。
「奇麗な歌、だな」
怜に向かって微笑む。もう、淋しくない。だから生きてみたいな、そう思えた。
「有難う、怜」
心を込めて、感謝の言葉を告げた。

99 名前:栄光の歌は誰が為に 投稿日:2008/08/22(金) 02:19:41 ID:t3bAJeiY
と言うわけで第三話…カミングアウトです。一応、これで一区切り?
ただ過去の話もちょっぴり書いてみたいなと思ってみたり。でも連投になってしまいますねぇ…。

>>94さん
と言うわけで全力で治すと思います。彼ならやる、きっと。

>>95さん
楽しんでいただけたようで嬉しいです。三話目が救いになっているといいなぁ。

では失礼します(ソソクサ。

100 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2008/09/18(木) 20:44:00 ID:TrbMAgMU
凄くこの話好きです。
ゆっくりと流れる空気を感じました。
2人には幸せになってもらいたいなー
怜視点からの話も勝手に想像してニヤニヤ
怪しい人ですねorz

101 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2008/10/10(金) 19:14:20 ID:JXeSPQNo
ちょいとお尋ねしたいのですが。
特殊要素の多いモノを計画中なのですが、投下先は此方でOKでしょうか?
純粋に♂×♀だけではないものでして…(♂♀×♀とか♀×♀も含まれるので…)

102 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2008/10/10(金) 21:43:58 ID:kENVu8uw
確かに複数の要素が入ってるネタってどこに投下するか悩むなぁ。
個人的な意見としては冒頭に注意書き入れてここに投下でいいんじゃないかと思うけど。

103 名前:101 投稿日:2008/10/11(土) 12:23:37 ID:pkFJ5dpI
>>102さん
助言ありがとうございます。
ネタ的に以前物議をかもしたものがメインなので、えろだに置く事にします。
NGワードは百合、ふた、ショタ、女装です。
ただし今回は導入部なのでエロシーンはありませんorz

104 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2008/10/12(日) 15:13:11 ID:wmh.VFig
>>103
凄くいい所で終わって全米が泣いた
続き楽しみにしてるよ大佐!

ところで些細な事だけど、最初の方アリスがあり巣になってて笑った
あの誤字自分もよくあるw

105 名前:掠れた鏡 投稿日:2008/10/16(木) 00:06:57 ID:7/N80p6M
今のリオは変わったな、と思った。ずっと無理をし続けてきた、それをようやく止めたんだ、と。
喜びを感じると共に苦笑が浮かぶ。
俺も昔はあんな感じで、そして今のリオには俺はもう要らないな、と昔を思い出す。
──俺とリオは、鏡像だったのでは?
今になってそう思うあたり、年を取ったなと感じる。
…いや、俺はまだ29だが、出会ったときの彼女は17だったはずだ。確か3年前の話か。
あーあ、年寄りにはキツい思い出だな、と思い返す。

これは過去の話だ。諦めがついた男が語る、昔話に付き合ってはくれないか?

出会ったのは俺がやさぐれていた時期だった。
臨時広場を見回せば、ぽつりと公平圏内で落ちているプリーストがひとりいた。
狩りでもすれば気も紛れるか…と彼女を拾った。
途端に目を輝かせて承諾した、そのプリーストの金色の目が酷く印象的だった。
場所は騎士団、槍騎士との狩りは慣れていないようで酷く支援に慌てていた覚えがある。
それでもしゅんとしたその目を見れば、叱る気にはなれなかった。事実彼女は教えればそれをすぐに身に付けたのだ。
人当たりもよく、無邪気にはしゃぐ彼女。好感を覚え、友達登録を交わして度々狩りに誘った。

「リオの装備は柔らかいな、はは。俺の知り合いはもっと硬いぞ?」
「お金ないんだもん、エルもっと出てほしいな」

ぷーっと頬を膨らませる彼女が可愛くて何度もおちょくった。
ただ、ちっとも姿を現さない彼女の相方に付いて聞けば、「今は病気なの」と寂しそうに答えたから聞くのは控えたが。

「あーあ、レイドc出ればいいのに」
「同感だなぁ。さて、深淵倒すか」

狩りながら会話している途中に深淵が近付いてきて、倒す。
支援も大分上達してきて、BdSを食らわない立ち位置からHLとLAとヒールで援護してくれて、割とあっさり深淵を撃破した。
俺は立ち尽くした。手にしたものがあまりにも信じられない品だった。

「リオちゃん、これ」
「え、ちょっと、これ深淵のc…やったぁぁぁぁ!エヴァーのお陰だよ!」

涙を流してペコの上にいる俺に抱き付いた彼女。彼女の頭をわしわしと撫でた。

「やったな!これで大金持ちだなぁ、よかったな、リオ!」

俺は、彼女の願いに神様が応じたのだと思った。
彼女が、強運を引き寄せたのだと。金色の目に青髪のラッキーガールが。
後日そのcは露天で売り払い、半額、といってもかなりの額を彼女に手渡した。その時満面の笑みで「ありがとう」と言った彼女は、忘れられない。

ああ、勘違いしないでほしいのは、彼女に俺は好感以上の感情は持たなかった。何せ、俺は未だに忘れ切れていない女性がいるのだから。
ただ、彼女を可愛がっていただけだ、と思う。
ただ、彼女が俺の空虚に何気なく触れたのはいつだったか。
洗いざらい吐き出した。嫉妬に狂う男は醜いな、でも彼女は黙って聞いて、励ましてくれた。
年下に慰められるのも何だかなぁと思ったが、真摯な彼女の顔に安心を覚える自分がいた。

106 名前:掠れた鏡 投稿日:2008/10/16(木) 00:08:58 ID:bvsXcryQ
そんな彼女が変わったのはいつだっただろうか。寂しげな顔で毎日臨時広場に通いつめ、ある時ぱったりとそこからも姿を消した。
念話をすれば「スキルリセットして退魔師になったからソロしてるの」とのこと。
俺も転生の追い込みにギルメンに引きずり回されていたし、彼女もそういや転生を目指していたな、と思って黙っていた。

次に俺の前に姿を現した彼女はハイプリーストになっていて、そして壊れた指輪を握り締めていた。
事情を聞けば、相方と別れた、とだけ彼女は告げた。
失恋の傷に触れないよう取り留めのない話だけをして、その場を後にした。
それが彼女の髪が青かったときの最後の思い出だった。

いつからかあまり一緒に狩りをしなくなった。まぁ俺が意中の相手に振られたショックで狩りに行く回数が減ったのもあるのだけどな。
それでもギルメンに引きずり出されて名も無き島に狩りに出たとき、そこに彼女はいた、たった1人で。
出会ったときとは違う幾つもの高価すぎる装備に身を固め、何体もの不死者に殴られながらもその詠唱は止まらず、退魔の術を完成させる。
傷つくのも厭わない、セイフティウォールすら使わない、サンクチュアリのみに頼る狩り方。
ニブルならいざ知らず、アスムプティオがあれどここでは危険な狩り方だった。
しかもPTも組まずに3階層でただ一人で…。
ふとこちらに気づき、「道を塞いでしまって申し訳ありません」と振り返ってPTメンバーに笑って謝った。
彼女は銀色に変わった髪と相まって、幽鬼のようだった。見た瞬間に戦慄が走った。
その笑みは出会ったときの彼女の笑みとは違う、真っ青な凄惨な笑みだったからだ。
どちらが不死者なのか判らないほどにやつれ果てた、そんな笑み。
PTメンバーが「うは、廃狩り…」と罵ったが、俺はそいつに槍を向けて制した。
あまりにも辛そうな顔だったので、こっそりと念話を送った。
「狩りが終わったら知らせるから、プロの俺の宿で話をしようか」
暫くして承諾の返事が返ってきた。かすれた声で…。

彼女は律儀に待っていた。ボロボロの姿で。
以前は街に戻るとすぐに着けていた頭装備も着けておらず、狩り装備のままだ。

「なぁ、何があった」
「力が、技術が欲しい。ねぇ、至高の支援になれば、誰も私の側から去らないのかな。」

絶句した。彼女の変わりように。
…いや、彼女は最初から変わっていない。寂しがり屋の小さな子ども。
ふと気付けば彼女を抱き締めていた。華奢で、前よりも痩せて折れそうな体。
放っておけば危なっかしい小さな子ども。今にも壊れそうな子ども。
この身が支えになるならば、と。半ば自棄になっていた俺が言うのも可笑しかったけどな。
そうして俺は彼女を抱いた。彼女も抵抗しなかった。

107 名前:掠れた鏡 投稿日:2008/10/16(木) 00:11:31 ID:rpK50YOk
「エヴァー、いいのね?」
「何を今更…抵抗しなかったのはリオじゃないか。」

「ふふ…そうね、夢なら、今の私でも見せてあげられるね…」
リオの自嘲的な笑い。気にせず俺は彼女の服を脱がす。
リオは身じろぎすらしない。ただ目をゆったりと閉じ、銀色の髪を揺らめかせる。
そのまま軽い彼女の体を寝台に組み伏せ、首筋に顔を埋めて吸い付く。
跡が残ろうと気にするものか、もうリオはひとりなのだから。

「ぁ…あぅ、エヴァー…」

首筋から顔を離し、耳の裏をぺろりと舐めればリオは震える。

「耳の裏弱いんだな、リオ」
「エヴァー…が、後悔しないなら…いくらでも…鏡になるわ…」

鏡。そっくりの姿を反対にうつすもの。まさに俺達?
リオからの突然の口付け。彼女の舌が俺の舌を絡め取る。
朱が差す顔。荒い息。唾液が絡み合う水音。
虚ろに彼女の左手が伸ばされた──だが俺は掴まなかった。
それを掴むべきなのは誰かを知っているから。
やがて唇を離せば糸を引く。虚脱したような顔の彼女。
…多分それは、俺も同じなんだろうさ。
くすりと囁き笑う声がした。

「可笑しなひと、鏡みたいだね」
「誰が?」
「エヴァーが」

彼女の不思議な言葉が何かに触れる。
それに気付かない振りをして、俺は彼女を掻き抱いた。
左手で胸を弄び、右手で彼女の秘裂に触れる。くぐもった声が漏れた。

「んぅ…ふぁぁ…っ」

俺にとって彼女はきっとかわいい子どものようなものだった。その彼女が妖艶に喘ぐ、その姿に煽られた。

「…リオ」

虚ろな金色は誰を見ているのか…。

「私、忘れていた方が幸せなのかな」

呟き。だからふと酔狂で、とある媚薬を彼女に与えた。

「熱い、熱くて何も考えられない」
「当たり前さ…今は、何も考えないほうがいい」

同じものを俺も少し呷り、彼女にまた触れる。彼女の秘裂はもう蜜でとろけていた。
指を入れ掻き回す。彼女の反応がより大きくなっていく。
触れる度お互いの体が熱に苛まれる。震える。

「あ、だめ…はぅ…ぁ」

2人で快楽に溶けていく。だがお互いが目に映すものはきっと違うのだろうな。

「とろけてるな」
「…、」

聞き取れないほどの小声で何かを言った。
気にとめない。同情はあれど愛など無いこの交わり。
ただ薬による熱に任せ、俺は自身を彼女の胎内へ突き刺した。

「──っぁぁぁ!」
「はぁっ…きついなっ…!」

適度なきつさが薬と相まって達しかける。制する。
ただ衝動のままに彼女の体を穿つ。
淫らな音が響く。手を触れれば余計に彼女は身を震わせる。
その姿が、俺を煽る。

「くっ…もう限界だっ」
「あ、…ああああっ」

俺は彼女の中に自らの精をぶつける。
熱で火照った体を重ねれば、脱力感が襲う。疲れた。
彼女が虚空に伸ばした左手は、結局最後まで掴まなかった。

お互い別々の方向を見ているのに、交わるのが可笑しかった。
だけどその底にある感情だけは共通だったな。
鏡像。というか、お互い支えが無ければ瓦解するような危ういバランス。
傷の舐め合いですら無く、ただお互い別方向を目に写していた。

数回そんな事があった後のこと、彼女は不意にベッドからよろよろと立ち上がった。
「ね、エヴァー。短剣でいいの。何かない?」
そう問われて護身用の短剣を彼女に渡した。髪でも切るのだろうかと思ったよ。
だが彼女が切ったのは髪では無く、自らの左胸だった。
彼女は淡々と逆十字を刻んだ。ただ口には聖句を紡ぎながら。
勿論出血も半端ではなく、慌てて直ぐに止血しようとしたら、止められた。
彼女は声ならぬ声で告げた。──これは罰だ、と。
血塗れの短剣を返し、左胸の血を拭って彼女は去った。

そこからはもう彼女を止めなかった。止めたところで取り合われない。
それに、彼女はまさに過去の俺だったのだ。制止したところで止まらないことを自分がよく知っていた。
ただ彼女が望むようにさせることしか出来なかった。
それは、俺への当て付けか、と疑いすらしたくらいだ。

まぁそんな過去の話だ。つまらない話だよ、まったく。
彼女が幸せになることを祈るよ。それじゃ俺の話はここで終わりだ…。

108 名前:掠れた鏡(あとがき) 投稿日:2008/10/16(木) 00:19:51 ID:LgR01RFk
えーと、上のクリエ×ハイプリの過去話です。クリエ不在でLK×ハイプリのLK視点となっています。

>>100さん
怜視点の話ではないのでジャンピング土下座したい気分です。
続きを書くことがあれば書いてみたいですね。

109 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2008/10/16(木) 02:44:44 ID:yq61wdgo
怜×リオの作者さんが来てるΣ

名無島でいたぶられるリオさんの凄艶な姿にぞくっときました。
個人的にカリス視点の昔語りが気になりますね。
本編の続きも執筆のご予定がありましたら期待しています。

110 名前:101 投稿日:2008/10/31(金) 18:41:39 ID:JchLl2xI
シリアスな作品が投下されるなか失礼致します。>>101です。
続きができたのでえろだに投下しました。

>>103さん
誤字指摘有難うございます。
すみません、もう一話続く予定…です(土下座)

111 名前:紅い風車(1/4) 投稿日:2008/11/10(月) 00:53:44 ID:b.h4u8pw
調べものをするために久々にギルドハウスに行った。いつぶりだろうか。
このギルドはBOSS狩りギルドということもあり、資金と人脈と設備は揃っている。誰も俺の行動に干渉しない。居心地は良い。

「よぉ、朱羽!久々だな、何かあったか?」

名前が思い出せないハイウィズが声を掛けてくる。妙に静かなギルドハウスでその声はよく響く。五月蝿い。

「書庫を借りる。」
「ふーん…今は皆MVPセイレンやってるぜ。オレは留守番たんとーなの」

ハイウィズがひらひらと手を振る。なるほど、セイレンならある意味直ぐだろうか。
ギルドハウスがあまりざわついていないのも納得した。


地下の書庫へ降りる。何故か蔵書が多い。前マスター、ユリナスリアというアサクロの遺産らしい。
毒薬に関する物が多いのは今は助かる。前マスター直筆のものも多々あったが、前マスターが考案した毒薬の組成式たるや前マスターがAXではなく同業かと疑いたくなるほど完璧だ。
組成式、作成法、効果、原理、使用法、解毒法まで記すそれのページを繰る。複合毒について…探し物と近いものを幾つかメモをして研究室に持ち帰る。
後はそれを元に彼女に合わせる。…劇薬には違いない。下手したら彼女を殺すかもしれない。
生きていてほしい。だから意地になる。例え難解な毒であろうと解いてやる。
一先ず仮の物を完成させ、小瓶に詰めて鞄にしまう。
また、症状を見なければならないだろう。薬が毒になっては意味が無い。


調べ物も一段落し、一階へ戻れば人のざわめきが戻っていた。

「あ、朱羽。今日も地下室籠もり?ここにいたなら狩りに呼んだのにぃ。大変だったんだからぁー」

俺を見てソファにだれた鳶色の目の女教授がぼやく。
会話を聞くと横沸きが泣けたらしい。あのハイウィズを連れて行けばよかっただろうに。

「そもそもハメているのに何をぼやくんだ。次にADS効く奴の時間と合ったら行く。今は駄目だ。帰る」

踵を返し後にしようとし…マスターに捕まった。突き刺すような視線が向けられる。

「そんなに俺をここに引き留めたいのか」
「ユリアの毒を調べてるんでしょ。何がしたいの?ユリアの墓荒らし?」

マスターであるクラウンが静かに詰問する。そんなに前マスターのことが大事か。

「墓荒らし?まさか。俺は前マスターのことは何も知らない。俺は救いたい人がいるだけだ」
「…そうなんだ。あの白猫を?」

ぞわりと、冷気が背を駆け上がる感覚。マスターはもはや笑っていない。白猫…リオのことを知られている。

「僕は別に干渉はしないよ。しないけど、そのこにユリアの毒を使ってどうするつもりなのかは聞かなきゃいけないよね?」

ユリナスリアの毒──門外不出のモノらしい。それほどまでに彼女は天才だった。
現マスターはそれを全て彼女から託されたらしい。一体どんな関係だったのだか。

「…複合毒を、調べていた。解毒剤を作成するのには彼女のファイルが最適だった。」
「ふぅん…」

しばらく思案したような表情…そしてマスターは小さな紙袋を差し出した。

「これは?」
「多分ヒントになると思うよ?ユリアの結論がこれなんだってさ」

中を覗けば小さめの植物の種が入っていた。薬草か?

「調べる。」
「朱羽もたまには狩りに来てね?製薬してくれるだけで助かるのも確かだけどね」

そんなマスターの言葉を背に受けながらギルドハウスの扉を閉める。

「…この種に、何かあるのか?」

俺は空に紙袋を透かした。だが何か特殊なものがあるようには見えなかった。

112 名前:紅い風車(2/4) 投稿日:2008/11/10(月) 01:01:38 ID:y3ewAWDA
「おかえり、怜。」

家に戻るなり出迎える声…リオ。

「ただいま」
テーブルに小瓶と種を置く。
「種?」

リオが不思議そうに種をつまみ上げて見つめる。

「ああ…ギルドマスターに貰った。半分は研究材料にするが」
「なら、半分は植えていい?」

花の咲くような笑みを浮かべてリオが言う。
承諾すると、彼女は早速庭から小さめの植木鉢を持ってきた。
その種を愛おしむように、楽しそうに土に種を埋めていく。

「どんな芽が出るのかな、どんな花が咲くのかな。楽しみだね」

種を埋め終わり、鉢を窓際に軽い足取りで持って行くその様子はとても嬉しそうだった。赤い服がぱたぱたとひらめく。

「植物が好きなのか?」
「うん。色んな種類を知ってるの。教えてくれた人がいたから…今でも思い出せるわ」

一瞬その金色に悲しみの色が混じる。それはすぐに消えたが。
誰だと問えば、リオはそれを笑みで制した。

「ごめんね」
「いや…」

ちりちりと脳裏が灼ける感覚。嫉妬、か。もう故人であり、二度と彼女の前に現れることはないとわかっているのに。

「…私は、何を大切にすべきか知らなかった、ばかなこどもなのね」
「リオ」
「今も怜を傷付けた」
「──!!」

澄んだ金色の瞳が俺を見
る。…見透かされた。
「それでも、愛している」
「優しいね。とても、優しいひと」

リオはまた植木鉢に目を戻す。そっと種に向かって何かを囁いた。
聞き取れないその声は何を言ったのだろうか。ただ、ひどく懐かしそうな目をしていた。


既に過ぎた出来事は変わることは有り得ない。そして往々にして過去は美化される。
彼女にとって"カリス"は"過去"であり、その"過去"に俺は手を出せない。それが、ひどくもどかしい。

「…くそ」

自室で壁に手をつき、悪態を吐いても収まらない。
彼女が死にたがっていたのは、彼岸に奴が居るからだろう。もし死が彼女のすぐ傍に来たとしても彼女は笑って受け入れるだろう。

「奪ってやる」

それは死者への宣戦布告。意味が無いと判っていてもせずにはいられなかった。


リオは今は鉢の傍にいない。それを確認して、鉢の土に紅色の風車を挿した。
種は彼女が植えた。風車を挿したのは自分。──彼女の世界に風車を挿すことで、風を廻そう。
女々しいと自覚しながら、自らがリオにとらわれていることを感じる。
狂おしいほどに、愛している。

「赤い風車。かたかた揺れながら廻るんだね」

ふと背後を振り向けば、リオがそこに立っていた。

「怜の髪の色と同じ色なんだね。意外と女々しいんだ?」
「…女々しくて悪かったな」

リオがふ、と微笑む。銀色の髪がゆらりと靡く。

「大丈夫だよ、私はいなくなったりしないから」

リオの目には涙は無いのに、何故か泣いているように見えた。

113 名前:緋色の風車(3/3) 投稿日:2008/11/10(月) 01:02:47 ID:zCQ9Wmp6
気付けば彼女の腕をねじ上げて壁に押し付けていた。

「いたい、怜。痛いよ」
「まだ、忘れられないならば」

強引に口付け口内を舌で犯す。舌を絡め取って引き出して絡ませる。

「ふぁ…あ…んぅう」

抵抗はさしてなかった。むしろ舌を自ら絡めてくる。唇を貪り合う音が響く。
唇を離せば零れた唾液が糸を引いた。リオの乱れた吐息に甘い雰囲気が交じる。

「奪うだけだ。死者は生者に勝てはしない」
「──っ!」

金色の目が見開かれる。映るのは驚愕か、それとも恐怖か?

「死神にも渡すものか」

彼女の頬に一筋涙が伝う。それを舐めて拭う。

「ひゃ…わたし、は…」

今ここで何をしようと奴は何も出来はしない。そんな、征服感があった。
リオはボロボロと涙を零す。戸惑い?それとも何だ?

「嫌か?」

ふるふると弱々しく首を振る。違うなら、何故泣く…?

「嫌じゃない。違う。違うの」
「なら何故泣く?」
「…うまく言えない、でもどうしようもないの」

泣くリオの姿を見て、ふと思い立ってねじ上げた両手を紐で縛り、体を壁に寄りかからせる。
中途半端に法衣が脱げた姿がひどく扇情的だった。現れた肩や足が熱を持っているのを見て少し満足する。
だが、まだ収まりがつきそうもない。乱れた服の隙間から手を差し込む。
治ってはいるものの微かに跡が残る傷や、左胸の十字傷に触れる。違和感があるのか、触れる度に彼女は体を小さく震わせた。

「この傷はどうして出来た?」

古傷に触れながら囁く。

「多分…名無し3階ソロの…ふぁあ!」
「…そうか」

ぐいと強く傷跡をなぞる。彼女は目を強く閉じた。何かに耐えるように。

「もうそんな無理はするな…」

傷は既にヒールで塞がっていて、微かな跡が残るだけだった。それでも、もう彼女が傷付くのは嫌だ。
再び開いた目に浮かぶのはそう、まるで怯えた子供のような表情。

「お願い、お願い、いなくならないで、もう嫌なの、何だってするから…私が弱すぎるなら強くなるから」

小さな呟き。ああ、リオは自らを投げ出してまで、その寂しさを埋めたかったのか。

「それは、誰でもいいのか?」

皮肉を込めた声になってしまう。他の人間など見てほしくなかった。

「嫌…怜じゃなきゃ、嫌…お願い…いなくならないで…」

その言葉に、俺はどれほど安堵したのだろうか。
逃げないよう広げさせた片膝を抑え、下着の上から秘部をなぞる。既にそこはじっとりと湿っていた。

「縛られてもこんなに感じているのか」
「怜がっ…ひぁあ!」

下着を抜き取り直接秘部に触れるとそこはもう蜜で溢れていた。
表情を見る。普段と違って熱に浮かされたような揺らぎが見て取れる。過去を忘れて素直になってくれるこの時がとても嬉しい。

「かわいいよ」

耳元で囁くと同時に胎内に指を入れると、リオは艶やかな声で啼いた。
下手したらこちらが依存していまいそうな、そんな感覚が想起する。いや、彼女の血を舐めた時から既に…。

「…ん…んぅ…ふぁあっ」

腕は縛られて、足は押さえつけられて動けないリオが僅かに身を震わせる。
硬くなった胸の先を舌で転がしながら、胎内に入れる指を増やして丁寧に愛撫する。途端にリオの顔が何かに耐えるような顔になる。

「も…だめ…ああああっ!」

悲鳴のような声と共にリオの体が大きく跳ねる。荒い息を漏らすその姿にひどくそそられた。

「達したのか…だが」

胎内に入れた指でリオの感じる場所を撫でる。

「ふぁあっ!」
「まだ離さない」

リオの躯のあちこちに赤い華を散らす度に彼女の体が小さく震える。
そろそろ自身の抑えも利かなくなってきた。胎内に挿入していた指を引き抜く。

「あ……」

寂しげな声。間髪入れず俺は彼女を貫いた。

「…あ、あぁ…んぅ…」

リオの体を抱きしめ、お互い唇を貪り合いながら彼女に自身を突き立てる。

「…あっ、あぁ…んぅう…ふぁ…」
「…リ、オっ!」

リオの胎内は緩急をつけて自身を締め付ける。与えられる快楽に耐えるために俺は打ち付ける動きを速めた。

「れ、怜…わたし…もう…っ」

リオの潤んだ瞳は、揺らぎながらも真っ直ぐ俺を見つめている。

「あぁ…リオ…!」

一際強くリオの胎内を打ちつけると同時に達した。小さな声と共にガクリと彼女の躯が力を失って崩れ落ちる。
静かに眠る躯を受け止め、縄を解く。と左手を取って細い指に銀色の指輪を嵌める。

「誰にも渡さない。俺が救う。だから…」

そっと指輪を嵌めた左手に口付けた。

114 名前:紅い風車(あとがき) 投稿日:2008/11/10(月) 01:19:19 ID:YUYQcUXY
分割の目測誤った上に最後のタイトルが変更前のものでしたorz
タイトルは「紅い風車」です。3番目のは見なかった方向でお願いします。そしていつの間にか分母が3になっているのも見逃してください。

というわけで>>100さんのリクの怜視点の続編をば。書いていて砂吐きそうになりました。
もはやシリアスじゃなくて甘々だろう、と思います。少なくとも私は。
カリス視点の話は書くかどうか怪しいところです。

それではまた投下する時まで。

115 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2008/11/10(月) 03:36:35 ID:3XzAXbZA
でぃもーるとよい

116 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2008/11/17(月) 00:03:37 ID:uW17L1vg
甘いものは大好物なので全然オッケーです!

117 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2008/11/18(火) 11:03:28 ID:ER3ltRv.
投稿しようとしてたが、長くなったんでサイト作っちまったYO
ここにいる皆は小説探してサイト巡回とかすんのかな。激しく不安。
……スレ違いだったらどうぞスルーして下さい。

118 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2008/11/18(火) 20:04:25 ID:nuv3.Rp.
>>117
ぜひともURLを載せてくだされ

119 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2008/11/18(火) 21:33:31 ID:xb/iWiW.
ものぐさなのでここに投稿してくれるとベスト。

120 名前:117 投稿日:2008/11/19(水) 04:47:05 ID:wPeGQ6oY
それでは僭越ながらURLを曝させていただきます。
ttp://happyend.luft.jp/ro/
♂モンク×いちおー♀マジです。
モンクのキャラがちょっと他の作品に影響受けすぎ
っつーかまんまかも。精進します

121 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2008/12/07(日) 07:36:16 ID:ugR6lFNg
>>114
ありがとう、もの凄くありがとう。
まさか怜さん視点から書いていただけるとは(ノД`)。+゚
自分も甘い物は大好きです。
やっぱりこの2人の話は好きです。
ボス狩りでお留守番廃Wiz君にデジャブ覚えましたorz
オレガイルー


種、何が咲くのか楽しみですね。

122 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2008/12/08(月) 18:02:46 ID:vPuQtLrw
>120氏
スクリプト改竄なんかに負けるな!応援してるから、再開気長に待ってるよ!
どのssの主人公も好きなんだぜ?

123 名前:101 投稿日:2009/02/03(火) 22:50:40 ID:b5ed.78I
ご無沙汰しておりました。
エロは難しいと痛感しております。101です。
一応完結までこぎつけることができました。
特殊すぎる組み合わせのため、例によりえろだにUpさせていただきました。

124 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2009/02/13(金) 00:19:43 ID:oH9Cb3Hc
はさり。

暗闇の中で、何かが落ちる。

「心まであなたに渡す気はないけれど」
「代償関係でしょ?澪珂(れいか)」

男女はそのままベッドに倒れ込んだ。

*****

「レイカー、次のセシル行くー?セイレン飽きたならそっち回すけどさー」

ボス狩りギルド、CC2。これは略称。
こんな会話は日常的だ。少なくとも、ここでは。
今日もコーヒーを飲んでいる途中でハイウィザードのネルに声を掛けられた。

基本的にここは誘い合いで狩りに行く。それが設立者の意向と聞いた。
だから生活時間帯が合ったメンバーでつるんで行くのだけど、ネルは最近あたしに声を掛けてくることが多い。

「んー…前回ネルは留守番だったし、いってらっしゃい。あたしは今回は休みでいいかな」
「ちぇー、オレのIW捌き見せてやろうかと思ったのにさー」

だからなのだ。ネルはあたしが蜘蛛する前に反応してる。
居れば助かるけど、仕事を半分取られた気分になるのだ。その辺のワガママはさっき朱羽に突っ込まれたのだけど。
他にも教授はいるのだし、前回行ってきて疲れてるから断った。ま、これだけじゃ半分の理由にしかならない。

「じゃあレーカ、質問してい?」
「くだらないのじゃなければ」
「夜空いてる?」

せっかくコーヒー飲んでたのに、吹きそうになった。

「あー…ごめん、今日はダメ」
「オレ、本気でレイカ好きなのにな。夕飯くらい一緒でもいいだろー?」
「ごめんごめん、次の日ならいいから」

ひらひら手を振りながら謝る。
ネルがあたしに好意を抱いてるのはちょっと前から知ってた。ネルはおおっぴろげな性格だしわかりやすい。
あたしも、好きじゃないと言えば嘘になる。気さくだし、顔も悪くないし、狩りも上手いし。
けど、今日断ったのは訳がある。

「んじゃ、明日を楽しみにしながら次に出ないことはサブマスに報告するとするかな」
「わかったー、よろしくね」

パタンとドアが閉まって、談話室からネルが出て行く。
彼はきっと、サブマスのところに次の狩りメンバーを報告しに行くのだろう。

「…ごめん、ネル」

どうしてあたしは、こんな不自由なんだろう。
話してしまえば楽になるのに、そしてきっとネルはそれを笑い飛ばすのだろうに、あたしはそれをしない。
心が、少しだけ疼いた。

*****

誰も来ないような路地裏の暗がり。
いくら首都プロンテラといえ、夜にはこーいう暗がりはできる。そして、自衛手段の無い人間が来るべきじゃないことも知ってる。
あたしはそこで歌が聞こえはじめるのを待っていた。

遠くから微かに歌が聞こえはじめる。
澄んだテノールの、きれいな歌声。
あたしはその場所に向かって走った。
だけど心は弾まない。
だって、これは。

「遅かったね」
「…マスター」
「そっちが勝手に待ってる。僕は気分でここに来る。来たくなければ止めてもいいんだよ」

マスターのクラウン…一夜は歌うのを止めてくすくす笑う。
そういう笑い方が似合う一夜。だけどその声その仕草に威圧感があるのはどうしてなの。

「…まだ言えてないんだ」

すっと近寄られて耳元で囁かれる。
あたしの弱みを、一夜はくすくす笑って楽しんでる。

「だから、ここに来たのよ。お互い利用し合うために」
「それが唯一の目的だよね、澪珂」

一夜はきれいな発音であたしの名を呼ぶ。
…あたしにこの名前をくれたのは一夜だから。

「目的が果たせれば何でもいい、一夜もそうでしょ。詮索は無し。早く…」
「はいはい。じゃ、いつもの場所で」

パシュンと一夜は姿を消した。ハエの羽でも使ったのだろう。
これはお互いがお互いにその場だけの関係でいるための防衛策。
あたしも、ハエの羽を握り潰した。

*****

とある宿屋の一室、そこで一夜は待っていた。
そんなに時間が経ってないのに、度の強そうな酒を一瓶空けてる。声が台無しにならないのだろうか、クラウンなのに。

「飲みすぎ」
「耐性が強すぎるんだよ、困ったねぇ」

笑んだその姿には酔った気配が見られない。
外見は中性的なくらいなのに、恐ろしい男。

「何怒ったような顔して。僕はユリアの義子だもん、耐性くらい仕込まれてて当然だって」

一夜はユリナスリア──あたしの母の、義理の子。
捨てられた実の子のあたしと違って、母さんに育てられた子。
死んだ母さんに繋がる、唯一の人間。

「あたしと違って、愛されたくせに」
「僕も澪珂と同じだよ。僕はユリアの代理、つまり身代わりでしかないのだから、ハハオヤに愛されなかったのは一緒でしょ」

だからこうして愛されなかった寂しさを紛らわすのだ──義理の兄妹なのに。
理由はそれだけじゃないのはお互いにわかってるけど、詮索はしない、ただ利用するための関係。

125 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2009/02/13(金) 00:20:24 ID:d7fbglEc
「じゃ、始めようか」

その言葉と共に明かりが落とされる。

はさりと、衣服を脱いで落とした。

こうする度に何度も交わした定型文を言い合って、あたしと一夜はベッドに倒れ込む。
後悔など、どこかに置いてきた。

「あっ…あぁ、んうぅ」

一夜は笑みを絶やさずにあたしを見ながら、あたしの体に後ろから触れてくる。
耳に甘い息を吹きかけられ、頬を撫でられ、胸をもてあそばれる。
そのたびにあたしは体が跳ね、抑えもしない声をあげる。

「敏感だね、そして淫乱」
「はぁ…あ、あぁあ、ひぁっ」

否定できない。
そもそもモロクに捨てられ、娼館に連れ去られ、やりたくもない仕事から逃げたがっていたあたしを金の力で引きずり出したのは一夜だ。
あたしが娼婦をやっていたことを、誰よりもよく知っている。

一夜の手があたしの胸を弄る。
人差し指で既に固くなった頂を転がされ、胸全体を揉みほぐされる。

「ダメ、ふぁ…あぁ…ひぁぁあ!」
「嘘吐き」

簡潔な言葉と共に、胸の頂をつねられた。
脳が痺れるような刺激にあたしは矯声をあげる。

「やだ、やめて、あぁあっ」
「本心は違うくせに。淫乱の元娼婦」
「一夜だっ…て…あたしに、母さんを、重ねてるだけなんでしょう!」

息が苦しくて、熱くて、その熱の中で、あたしは一夜を責めた。
これが真相。
一夜は、もう抱けない「ユリナスリア」の似姿を抱く為。
あたしは、娼婦だったせいで淫乱になった本性を隠す為。
お互いがお互いを貪る関係は、何故か今も続いている。

ぐるんと視界が回ったと思ったら、今度は向かい合う格好にさせられた。
その時、あたしの太ももに露が伝う。
それを見て一夜は笑み、いきなりあたしの胸に吸い付いた。

「ひぁぁああ!あぅう、あぁん!」
「ふふ…顔も声も何もかもそっくりだね、本当に」
「ダメ、あぁんぅ、あぁあああ!」

絶頂を感じた。熱い、熱い、何かが焼き切れるよう。
快感には慣れない。むしろ貪欲にむさぼろうと絶頂に浮かされてなお思うのだ。
だからあたしの秘所は今なお、次の快楽を今か今かと待ち構えているのだ。

「どろどろだね、こんなに蜜を足らして、そんなに欲しい?」
「ふぁあ…あっ…あぁ」
「澪珂の淫乱」
「一夜の、マザコン」

これ位は応酬したっていいはず、多分。
死んだ母の身代わりに子を抱くなんて、普通じゃ考えられないのだし。
そう考えてる間に、秘所の中を指でかき回される。

「はぁん…ふぁあ…」

くちゅくちゅと淫らな水音が響く。
普段は楽器を弾く一夜の指があたしの秘所を掻き回す。
与えられる快楽は脳を痺れさせるようで。

でも、まだ足りない。

「あははっ…今度はあたしの番」
「サキュバス顔負けの淫靡な顔だね」
「それ、ほめ言葉?」
「さぁね」

一夜の言葉はさっさと無視してあたしは一夜を押し倒す。
身長は同じくらいだから、意外と楽。体格もそんなに変わらないから。
こうやって見ると一夜の目はとても不思議な色をしてる。青みががった翡翠色。
その色に惹かれて、あたしは一夜の目を舐めた。

「…!」
「あたしや母さんと違う色の目は、どんな味かな、って」

一夜はあからさまに不機嫌になった。けどこれはお返しみたいなものだ。
あたしもそろそろ限界だった。際限なく溢れ出す露に一夜のモノを絡め、一気に腰を落とす。

「あは…いっぱい…気持ちい…」

あたしは笑った。ようやく、秘所が満たされたから。
でも、まだ足りない。もっと、もっと、快楽を頂戴。

「まったく、澪珂は、淫乱娘だねっ」
「あぁあ…ひあぁぁ!」

きっと今、あたしの秘所は一夜のモノをきゅうきゅうに締め付けているのだろう。
腰を振り、モノが出入りするたびに愛液が溢れ出す。

「余裕、無い?」
「うるさいね」

笑ってからかうと、急に腰の動きが速くなった。
襲い来る快楽に、あたしは喘ぐ。

「あぁ…あ、ひゃああん!」

あたしは一際高く声をあげた。最高の快楽が、脳を焼くようだった。
と、同時に一夜も達したようで、中に放ったのがわかった。

*****

「…ダメ、だなぁ、あたし…」

夜明け前の余韻の中で、あたしは独りごちる。
一夜はもう居なくなっていた。あいつも思うところがあるのだろうし。

ネルが好きなのは、どんなあたしなんだろうか?
少なくとも、ついさっきまでの淫乱女じゃあ、ないんだろうなぁ…。
軽そうに見えて真っ直ぐなネルは、あたしの本性を見て笑うだろうか。それとも軽蔑するのだろうか。
隠せるなら隠したいけれど、既に快楽に溺れてしまった体は抑えられない。

呟いたのは、届く訳のない謝罪の言葉だった。

126 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2009/02/14(土) 00:53:42 ID:ztmjVXYk
こういうのいいな
陰鬱なえろさたまんねえ

127 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2009/02/14(土) 03:09:16 ID:H.R1v8pQ
こういう近親ネタや背徳ネタを書ける人って少ないから
凄いと思うなぁ
txtにして保存しますた

128 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2009/02/14(土) 15:15:51 ID:cFGRnay.
実はハイプリ×クリエの人なのでした。よく見れば関連が見受けられますけども。
こっちの話のほうが考えたのが先で、ようやくといったところです。
また謎をつくりやがったユリナスリアってのはキーパーソンなので、その話はまた後に。

感想ありがとうございました!txtにして保存していただけるなんて感激です。

129 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2009/04/20(月) 23:22:47 ID:2VI0C06E
最近また創作意欲が沸いてきた、昔々の人間です。
今度のヒロインも無口娘にしようと思うのだがー
前回クルセだったせいか、LKかパラで悩み中。
俺にみんなの元気を分けてくれ・・・!

130 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2009/04/21(火) 00:12:22 ID:1w4UkMDQ
パラ娘に一票

悩んだら両方書けばいいじゃない、というのが本音だがな!

131 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2009/04/21(火) 04:29:37 ID:gualVQ.U
パラ娘に二票目を。
強く頼れるLKのふしだらなシチュも捨てがたいですが、、
清く凛々しいパラの堕ちる様がようござんす。

悩んだら(ry

132 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2009/04/21(火) 06:14:07 ID:AvUPjjFU
自分もパラ娘に(ry
プリやパラみたいな聖職者がヤリマンなんてイイではないですか(*´`)

133 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2009/04/23(木) 22:59:26 ID:aYY.Gg5A
みんなパラ娘を御所望のようだ…!
今回はヤリマンでもビッチでもなく
無口天然初心大食いというベタな娘で書く予定です。
主人公はテライケメンなハイプリということで…!

134 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2009/06/09(火) 02:42:00 ID:ISBHoMvg
主人公の立ったキャラにも期待しつつ、それに責められるパラ娘がもう・・・想像を掻き立ててやまない!
ちょっと先生、まじでよろしくお願いしますね。

135 名前:店長 投稿日:2009/06/19(金) 09:27:15 ID:5SuVCdeU
>>70
ジッパーは毛が引っかかったりイチモツが事故で挟まったりするからよろしくない。
とのご意見を頂きました

136 名前:学者は触手の夢を見るか 投稿日:2009/08/03(月) 20:35:55 ID:EpchtjR.
「そうだ。時計塔地下に行こう」
 また始まった。兄さんの悪い癖だ。
 脈絡もなくいろんな場所に出かけてはボッコボコにされて帰ってくる。
 何で毎回懲りもせずに殴られに行くんだろう。ひょっとしてマゾっ気でもあるんだろうか。
 なぜ一人で行ったんだと問い詰めると、毎回兄さんはこう答える。
「学問に携わる身として当然のことをしたまでだ」
 会話が繋がらないのは今に始まったことじゃないから良いとしても、心配するこっちの身にもなってほしい。
 今日だって、大聖堂からバイブルを持ちだしてこっぴどく叱られたばかりだというのに、日も暮れそうなこの時間になってアルデバランまで行くとか言い出した。
「虫は縦置きで焼くから良いだろうけど、オークに群がられて慰み者にされるよ」
「そんなこともあろうかとだな」
 兄さんは杖を投げた。宙を舞う杖に向かって指差し、持ち前の高速詠唱で魔法を唱える。
 次の瞬間、杖は凍りついて床に落ちた。
「準備は万端だ。早速出かけることにしようじゃないか」
 落ちた杖を蹴飛ばして氷を割り、大きなガラスのケースを担いで、兄さんは部屋を出ようとする。
 いくらフロストダイバーの練習をしたからって、一人では無茶だ。私も立てかけてあった愛剣をひっ提げて、バカな兄さんを追うことにした。

 それがそもそもの発端。


「無事に目的地に着いたわけだが」
「バカじゃないの……」
 到着したのはアルデバラン時計塔地下三階。毒ネズミと赤コウモリと卑猥な生物が跋扈する、じめじめして薄暗い嫌な場所だ。
 とりわけ、兄さんが興味を示したのは卑猥な触手お化けだった。ネズミは邪魔なので炎の壁で焼き払い、コウモリの始末は私にさせた。
 まずは、触手のお化けを凍らせる。そして、その触手をじっくり観察しつつ、担いできたガラスのケースに入れて捕獲完了、というわけだ。
 ここまで聞けば学者の鑑のような行動だが、肩に矢が刺さっていたり頭に大きなたんこぶを作っていたりと、人間としては少々無茶をしすぎだった。
 卑猥生物の入ったガラスケースをおいて、湿っていない地面に座って一休み。ポーションの一本や二本、持ってくればいいのに。何が「準備は万端」だ。
「私もポーションなんか持ってないよ」
「だろうな。だがその表現は半分間違っている」
 いつものようにわけのわからないことを言い始める。兄さんは物事をいちいち正確にとらえないと気が済まないタチで、それが会話を成立させない原因の一つだ。
 兄さんの目がだんだん細くなっていく。……まさかこんなところで寝るつもりではあるまいか。
「寝ちゃダメ。用が済んだんだから、さっさと帰るよ」
「う、ん……。おやすみ」
 ダメだ。なんかもう、色々ダメだ。
 こんな薄気味悪い場所でよく寝られるものだ。
 部屋も本で埋め尽くされて、掃除なんか絶対にしないからホコリ塗れで、それでもそんな場所で寝てる兄さんはきっと新種のモンスターか何かだ。
 そのモンスターがウネウネと気持ち悪い動きをしているケースの隣で、これ以上ないくらいに幸せそうな寝顔で寝ている。
「バカじゃないの……」
 バカなんだろう。バカに違いない。こいつはバカだ。
 これは担いででも連れて帰る必要がありそうだ。あんまり長居したい場所じゃない。
 気持ち悪い触手入りのケースは残念ながらここに置いていこう。せいぜいこんな気味悪い生き物が一匹でも多く餓死してくれることを祈って、私は兄さんの隣に立った。
「なーんか、嫌な音が聞こえる……」
 ミシリミシリって、そんな音を立てなきゃいけないような物体のあるダンジョンじゃない。
 あるとすればそれは、兄さんの持ち込んだガラスケース。気持ち悪い触手お化けにドンドンと叩かれて、ガラスケースにヒビが入っている。
 早いところ兄さんを引きずって避難しないと。もう担ぎあげるような時間はない。
 脇の下に手を入れて、とりあえず兄さんを崩壊寸前のガラスケースから引き離す。男のくせにすごく軽い。
 水の中に兄さんを投げ込んで、起きてもらおう。これだけ軽いなら投げるのも簡単だ。ついでに頭でも打ってバカが治ってくれればいいんだけど。
 深い水たまりの中に落とされて兄さんが慌てて起きる。いつも無駄に落ち着いてる兄さんが慌てるのは珍しいから、笑ってしまった。それが隙になった。
「あっ」
 かろうじて受身をとっても、すでに足は捕まえられたまま。今度は私が引きずられることになった。
 ぬめり気のある不快な感触が、足を這って登ってきた。体勢を崩して剣を抜けない私は、もがいてそいつを蹴っ飛ばす以外に何もできない。
「離せ……ッ!」
 スカートの中に潜り込んでくるそれは、余計に絡みつくばかり。
「ひゃ……あ!」
 そのうちの二本が、私の腰に巻きついた。兄さんなんかよりずっと力持ちだ。私の体を地面と垂直になるまで持ち上げて、びくともしない。
 足が地面につかないのは不安だけど、とりあえずこの触手をなんとか引きはがさないといけない。
 足に絡みついて上ってくるそれを引きはがすため、やむなくスカートをたくしあげる。赤い太いものが巻きついて、先端から白濁した液体が垂れていた。強烈な匂いで力が抜けていく。
「こ、の……」
 そのうちの一本を掴んではがそうとしても、滑ってしまってうまくいかない。一刻も早く逃れたいのに、それは決して私を離してくれなかった。
 腰につけた剣に手を伸ばす。引きぬくのにも時間がかかる。全身から力が抜けて、意識すら落ちそうだ。
「あ、……」
 終わった。もうおしまいだ。
 力の抜けた腕では重たい剣を支えることなんてできなくて、
 カラン、とつまらない音を立てて転がったそれにはもう手が届かなくて、
 上ってくる赤い太いそれは私の下着を強引に破り捨てて、
 もう、希望なんてどこにも
「手を離すな」
「え……?」
 落ち着きすぎた声が、後ろから聞こえてきた。腰を抑えつけられているので、顔だけ振り向く。きっと今、私はひどい顔をしてるだろう。
 涙は出てこない。何もかも諦めて、景色が虚ろに見えた。私の目は今、どんな風に見えるんだろう。
「スカートから手を離すな。見えなくなる」
 ああ、希望はどこにもない。兄さんだってどうしようもなくバカで、バカで、バカだけど、男なんだ。
「く、あ!」
 赤い太いものが秘部をさすった。全身に電撃が走ったようだった。
 白くて臭い液体を塗ったくって、私の意識をも白く塗りつぶしていく。
 まだ外からの侵入を許したことのない秘部を叩いて、赤いそれの中で一番太いものがこじ開けようとする。
 入口の部分に十分な潤滑油を塗り終えたそれは、バネのように縮んだ。
 来る……。


 世界から音が消えて、光が消えた。


 貫かれた感覚はなかった。想像していた痛みもない。
 暖かく抱かれている感覚で、自分が宙に浮かんでいるようだった。
 持ち上げられていたんだから、浮いている感覚は当然かもしれない。
 けれど、腰に巻きついていたあの嫌な感覚はなくなっている。
 音が戻ってきた。唄うように紡がれる言葉の後、轟音が鳴り響いた。
「最初から、助けてよ……」
 兄さんは何も言わなかった。無言で私を抱きしめた。全身に力が入らないのはさっきまでと変わらない。身動きが取れないのも同じ。
 それでも、なんだか悔しいけど、心地良い。あの触手お化けと違って、あったかい。
「何で、助けたの?」
 聞いておかなければならないことがある。どうせ、つながらない会話ではぐらかされてしまうんだろうけど。
「見たかったんでしょ。私がめちゃくちゃにされていくところ」
 あの時兄さんは、スカートから手を離すなと言った。私がスカートから手を離せば、それに隠れて触手になぶられる秘所が見えなくなるから。
「何を勘違いしてるんだ」
 兄さんはいつもの口調で言った。
「ペノメナが人間の女性を襲うところなんて、めったに見られるものじゃないだろう。
 絵空事かと思っていたことが実際に目の前で起きたんだ。学者として観察しないわけにはいくまい」
「ば、バカじゃないの……」
 本当にバカだ。結局、見たかったんじゃないか。
「しかし、非常に残念な――誰であろうと曲げることのできない不変の――原理が一つある」
 このもったいぶった言い方は、兄さんが一番言いたいことを言う時に使うものだ。
 どうせまたバカなことを言うんだろうと思っていたら、その通りだった。

「お前をめちゃくちゃにしていいのは俺だけだ」

137 名前:学者は触手の夢を見るか(あとがき) 投稿日:2009/08/03(月) 20:43:20 ID:EpchtjR.
ROで書くなんて何年ぶりだろう。という感じの作品。
突発的に書き始めて執筆時間は実に一時間。
もうちょっと引きのばしたらよかったかなと思ったけど、バカなノリじゃないと書けません……。
>>124みたいな雰囲気の作品とかマネできないです。

>>133氏のイケメンハイプリに期待しつつ、適当なつなぎ程度ということで。

138 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2009/08/03(月) 22:22:05 ID:2BAr.xYs
なんという生殺し展開

139 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2009/08/19(水) 14:11:49 ID:b1.4055A
初めてが兄さんなんて まで読んだ

140 名前:101 投稿日:2009/09/01(火) 21:18:40 ID:FGZtiax6
複数のスレに跨る要素が入っているので、えろだをお借りしてる101です。
寸止めもいいところですが続きを書いてみましたのでそれでもOKという方はどうぞ…

NGワードは百合、ショタ、女装、フタナリ。

141 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2009/09/02(水) 00:47:41 ID:rW78ymBo
>136氏
読み終わってからタイトル見直したら吹いたwww
1時間でこれだけ書けるって、あなたがジoバンニか!
バカ呼ばわりがえらく心地よくて、さくさく読めて、バカ兄教授萌えで触手分ありで、ごちそうさまでした。

142 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2009/09/02(水) 12:21:14 ID:96cMdAuY
>>140
女装ショタはヤリマンネタくらい好きなので個人的に大歓迎
何はともあれ執筆お疲れ様です

しかしえろだまだあったんだね・・・何気に読んだことないのも多いし
マメにチェックしてみるかな

143 名前:101 投稿日:2009/09/24(木) 21:00:35 ID:XxG2MAdM
複数のスレに跨る要素が入っているので、えろだをお借りしてる101です。
管理人様にはお世話になっております。

アーカイブを5話目を加えた物に差し替えました。

NGワードは百合、ショタ、女装、フタナリ。

>>142
ありがとうございます。そう言って頂けるとこちらも励みになります。
♂萌エロスレでガチで男しか出てこないものも書いて見たんですが、捻り過ぎて捻じ切った感が…
難しい物ですね…

144 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2009/09/24(木) 21:01:24 ID:pRYj1jLc
いたそうなり…

145 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2009/10/18(日) 04:50:13 ID:4u58yHcg
「せい!はあぁぁ・・・三段掌!」

俺は両手の拳に力を集中し相手の体目掛けて高速の三連打を叩き込む。
ガキィン!と甲高い音が響き、見ると俺の攻撃は全て相手の盾によって防がれていた。
だがそんな事は気にしない、俺は相手に反撃の隙を与えない為にさらにそこからの連携技を発動する。

「まだまだぁ!連打掌!」

相手が盾で防いでるが気にせずそこへ今度は高速の五連打を叩き込む。
またガキィン!と甲高い音が響いたが、さっきと違う点は相手が俺の攻撃の衝撃によってバランスを崩している事だ。
その隙を見過ごす俺では無い事は相手も気付いている、そしてそこから俺が繰り出す技も・・・。

「吹っ飛べ!猛龍拳!」

俺は前屈みになり、そこから相手の顎を狙った気を纏った右手のアッパーを繰り出す。
この技は右手が当たった瞬間に纏っていた気が爆発し、触れた物を後方へ吹き飛ばす技だ。
当然盾で防いでも同じ事で、バランスを崩しながらもかろうじて俺の攻撃を防いだ相手はその衝撃によって
後方空中へ身が投げ出された。当然バランスを崩しているから次の攻撃は防げないだろう。
俺は最後の追撃のために全身に溢れる全ての力を右手へと集中した。

「終わりだ!阿修羅覇凰・・・」

俺が攻撃を繰り出す刹那の瞬間、その時相手は空中でバランスを崩していたはずだった。
そう・・・バランスを崩していたはずだったんだ。
少なくとも俺はそう見えた。

「リフレクトシールド」
「・・・拳!」

全身に溢れる全ての力を纏った右手が止まることは無かった。
俺は周りの光景全てがスローモーションになったかの如く相手に向かって渾身の右ストレートを放った。
そして右手が盾に触れた瞬間、俺は目の前が真っ暗になった。


「結構いい線行ってたと思うんだけどなぁ」

PvPフィールドから出た俺は項垂れながらプロンテラ東通りをとぼとぼと歩いていた。
隣には先ほど戦ったクルセイダーも一緒だ。
俺より若干身長は低いが腰まで伸びた長髪の黒髪、前髪も片目が隠れるほど長いのが印象的で毎日鍛えているのにふっくらとした女性らしさ溢れる体を残している。
と、言っても今は鎧を身に着けているから分からないだろうが。

「最後まで私の動きを注意深く見ないからよ。ただでさえモンクはクルセイダーと相性悪いんだから」

今まで何度言われた事か。ユイもその事に気付いているから呆れたように言ってくるんだろう。
俺はさらに項垂れた。これじゃ自慢の逆毛も台無しだ。

「これで私の三勝ね。約束覚えてる?」
「ああ覚えてるよ。先に三勝した方が好きな物一つ貰える、だろ」

ああこれも何度目だろう。俺がユイより先に三勝した事なんてあったっけ・・・。
多分・・・いや確実に無いな。俺の記憶じゃ一勝はした事はあるが・・・。

「負けちまったもんはしょうがない。で、何が欲しいんだ?」
「んー・・・とりあえず宿に帰ってから」

そう言うとユイは俺の右腕に腕を絡ませ、寄り添ってきた。
腕に着けていた盾はいつの間にかユイが背負っていた。
肘に胸のゴツゴツとした感触が・・・って鎧着てんじゃねぇか!

「おいおい、気になるだろ」
「宿まで秘密〜」
「ったく・・・じゃあ帰るか」
「うん」

俺達は寄り添いながら宿までの道程をゆっくりと歩いた。
たまに吹き抜ける風によってユイの髪がふわっと流れ、それを掻き上げる仕草を見せ付けられながら・・・。

146 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2009/10/18(日) 04:51:22 ID:4u58yHcg
「ユイ!」

部屋に戻った俺は我慢ができず後ろ手に扉を閉めた瞬間ユイをベッドへと押し倒そうとした、が・・・

「甘い、オートガード」

ガキン!と弾かれた俺は押し倒すつもりが逆に倒されてしまった。
背中に盾を背負っているのを忘れていたぜ・・・。

「はいはい、私の仕草を見て欲情したのは分かるけどお風呂に入ってからね」

倒れている俺に覆い被さって軽くキスした後、ユイは風呂に入る準備をする。
俺は上体を起こし床にあぐらを掻いて座っている状態で、ある作戦を実行する為に気付かれないように気を練る。
俺の掌から出たそれは小さな気弾となってゆっくりと俺の体の周りを着かず離れず浮遊する。
ユイが身に着けていた鎧を外し、腰に帯びていた剣をベッドの脇へと立てかけ、背負っていた盾を降ろす。
ふっふっふ・・・盾を降ろしたな!

「そこがチャンスなわけだが!・・・残影!」

俺は練った気弾を自らの足へ取り込み、残像を残しながら素早くユイの後ろへ移動する。
そしてすぐにユイの弱点である耳にふっと息を吹きかけた。

「きゃん!」

ユイがびくっと体を強張らせた好きに後ろからベッドへと押し倒した。
なのになぜかユイは俺の方を向いている。変だな・・・。

「もう来るの分かってたから。気・・・練ってたでしょ」
「ありゃ・・・ばれてたのか。・・・でも気付いてない振りをしてたって事は」
「私も覆い被さった時にベンの汗の匂い嗅いじゃって・・・後、それも当たってた」

ユイが俺の股間を指差す。勿論俺の息子は既に爆裂波動状態だ。

「なるほど、スイッチが入っちゃったわけか」

俺は優しくユイにキスをする。
顔を上げてユイを見下ろすとなぜかユイは不満そうな顔をしていた。

「優しいキスはお気に召さなかったか」
「・・・わざとでしょ」
「その通り」

俺が満面の笑みで答えるとユイは俺の頭に腕を回し、自分からキスしてきた。
さっきの俺の優しいキスではなくお互いの舌を絡めあう濃厚なキスだ。
ユイの舌が俺の口内で暴れ、それが済んだら今度は俺がユイの口内で暴れる。
しばらくして口を離すとお互いの口に唾液の橋が架かったが、それも一瞬で消える。

「ね、お願い・・・」
「ああ、分かった」

俺も今ので完全にスイッチが入り、ユイの服を脱がすのも面倒だったので力任せに引き裂いた。

「あん、もう・・・これ気に入ってたのに・・・」
「そうだったのか、悪い。でももう止まらないんだ」

下着も剥ぎ取り、ユイの裸が目に飛び込んでくる。
鎧を着けている時は分からないが豊かな双丘、括れた腰、そして・・・無数の傷跡。
最初の頃はこの傷跡のせいで服を着ながらしてたっけ・・・。
俺が無理やり服を脱がそうとしたら本気で泣かせてしまった事もある。
何時だったか・・・この傷跡を見せてくれるようになったのは。

「どうしたの?・・・やっぱりこの・・・」
「ん?んなわけないだろ。綺麗だよユイ・・・少なくとも俺は大好きだ」

そして俺はユイの傷跡一つ一つ丁寧に舐めていく。
行為の前にこうやってゆっくりと舐めていくのが恒例になっていた。
俺が一舐めする度にユイは熱の篭った息を吐く。

「この傷はユイの勲章だろう?それを俺が嫌うわけがないだろ」
「うん・・・ありがとう」

そして俺はユイの傷跡を舐め終え、最後にユイの前髪を掻き上げた。
掻き上げた場所から覗いた片目は瞑ったまま、しかもその上下には大きな傷跡が一線。
俺が昔ユイに付けた傷だ。

「・・・気にしてないから」

どうやら考えていた事が顔に出てしまったようだ。
俺は軽く頭を振るとその傷だけは念入りにそして優しく舐めた。
そして腕を伸ばしユイの豊かな双丘を揉みながらユイにキスをする。

「ん・・・あむ・・・ちゅ」

片手をユイの股間へと伸ばすとそこはもう愛液でびしょびしょになっていた。
指を這わせ、一本だけ中へ入れ、無茶苦茶に掻き回した。

「あん!んん・・・あぁん!」

ユイが喘ぎ声を上げた事により口が離れたので、俺はユイの胸の突起を舌で転がす。
時々甘く噛み、強く吸ったりを繰り返す。
一通り試すと今度は逆へ。
その間にユイの秘所へと突き入れている指は二本に増えている。

「ああぁぁん!あぅん!あ、あ、あん!」
「もう我慢できん!おらぁ!」

俺は愛撫していた手を止め、自らの服を破り捨てる。
そして全裸のままベッドの脇に立つと力を集中し、気を練り始める。

「ふぅううううう・・・」

練った気を気弾として掌から出現させると、すぐにそれを自らの胸へと取り込む。

「燃えるぜバーニング!爆・裂・波・動!」

取り込んだ気弾を体内で爆発させる。これで俺は一定時間クリティカル連発の鬼モンクだ。

「さて、待たせたなユイ」
「毎回それやるんだもんね・・・確かにそれ使ってる時はすごい気持ち良いけど・・・」
「じゃあ問題無いな!入れるぞ」

ユイの股に割って入ると俺は自分の爆裂波動状態の息子をユイの秘所に宛がい
一気に奥まで貫いた。

「あぁああああああ!」

ちょっと乱暴すぎたかと思ったがユイを見ると体が軽く痙攣している。
もしかしてこれは・・・

「ユイ、もしかして軽くいっちゃったか?」

ユイは荒い息を吐きながら俺を睨む。
すいません調子乗りました。

「すまん・・・けど俺ももう我慢できねぇ」
「はぁ、はぁ・・・え、ちょっと待っ・・・あぅうん!あぁあん!あん!」

俺は最初から激しくユイを突いた。
突く度にユイの奥の部分に当たって、なんていうかヘヴン状態!

「あん!うあぁん!あぁあん!」

突く度にユイの体はどんどん熱くなり、黒髪の長い髪がベッドに広がり
飛び散る汗がさらに俺の欲望を掻き立てた。

「乗ってきたぜ!ブレッシング!速度増加!」

俺はユイを突きながら自分に支援を掛けさらなる高みを目指すために猛スピードで腰を振る。
俺はユイの体に覆い被さるとユイの頭を両手で抱きしめた。
ユイも俺の背中に腕を回し、喘ぎながらも俺の首筋を舌で舐めていた。
秘所からは洪水のように愛液が溢れベッドのシーツを濡らしている。

「んぅ!あぅ!だめぇ!クリティカルですぎだよぉおおお!いくぅ!私いくよぉ!」
「俺もだ!中に出すぞ!ユイ!」
「いっちゃう!いく!い・・・っくううぅぅぅ!」

最後にユイが俺を物凄い力で締め付けてきた、と同時に背中に爪を立てられる。

「ぐっ!ああああああ」

その締め付けが心地よく俺もユイの中に大量の白濁液を注ぎ込む。
どくん!どくん!と最後の一滴を出し終える頃にはユイの秘所からは入りきらなくなった俺の白濁液が逆流し、溢れていた。
俺とユイはしばらくその姿で抱き合っていたが、俺の全体重を掛けてしまっている事に気付き
横に倒れようとしたのだが、ユイは俺を抱きしめて離さなかった。

「はぁ・・・ん・・・ごめんね。爪・・・立てちゃった」
「ふぅ・・・気にするな。それだけ気持ちよかったって事だろ?」
「うん・・・凄い気持ち良かった」

俺とユイは口を合わせるだけの軽いキスをすると、覆い被さっていた体を起こしユイの隣へと倒れた。
しばらくその状態でぼーっと天井を見上げているとユイがを体に掛けてくれた。
何時ものように俺が腕を伸ばすとユイはそれを枕代わりに寄り添ってきた。
そしてユイの方へ顔を向けながら気になっていた事を聞いてみた。

「そう言えば・・・ユイの欲しい物ってなんだったんだ?」

ユイは自らの下腹部を撫で回しながらくすっと笑い、

「もう貰ったから。これだけ出したんだからきっと大丈夫だよ」
「・・・・・・!!そういう事か・・・」
「そういう事」

俺とユイはくすくす笑いながら寝る前のおやすみのキスをした。

147 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2009/10/18(日) 04:52:04 ID:4u58yHcg
―それから月日は流れ流れて・・・・・・

「良いかゲン、父さんをよく見ておけよ・・・ぬぅん!燃えるぜバーニング!爆・裂・波・動!」

俺は気弾を自らの胸に取り込み体内で爆発させ、気を纏った状態になる。
そこからさらに俺は気を練り上げる。練り上げた気は気弾へ。
そしてそれをさらに体内に取り込み爆発させるのではなく、全てを包み込む形をイメージする。

「ふぅううう・・・そしてこれが・・・不動のレジェンド!金・剛!」

俺は爆裂波動状態からさらに上位の気を纏った金剛状態になる。
この状態になれば俺は金剛石の如く硬くなる。

「どうだゲン、お前も早く俺みたいな立派な逆毛モンクになるんだぞ」
「あのね・・・分かるわけないでしょ。まだ歩く事もできないのに・・・」

ユイがゲンを胸に抱き、軽く揺り動かしながら呆れた顔で俺に言ってくる。

「それもそうか・・・しかし将来は立派なモンクになって貰いたいな」

俺はゲンの顔をそっと覗き込む。
するときゃっきゃと笑いながら俺に手を伸ばしてくる。
俺がさらに顔を近づけるとゲンは軽く俺の頬を叩いてきた。

「うご!」

俺は叩かれた頬を掌で擦りながらその場に蹲った。

「どうしたの?ベン」

ユイが不思議そうに俺を見下ろしている。
ゲンは相変わらずきゃっきゃと笑っているだけだが、俺は確信した。
今の一撃は間違いなく内部にダメージを貫通させるモンクの技の一つ、発勁だ。
俺は痛む頬を片手で擦りながら立ち上がるとゲンを見下ろしながら呟いた。

「お前なら将来俺を超える立派な逆毛モンクになれるぜ・・・」

これから先もモンクは不滅だな・・・と思ったある日の午後の事だった。

148 名前:欲しかったもの 投稿日:2009/10/18(日) 04:58:52 ID:4u58yHcg
題名入れ忘れたのでここで。
おかしいなぁ・・・最初は悲恋話を書いてたのになぁ・・・
どうしてこうなった・・・(´・ω・`)
執筆中に聞いてた音楽がロックだったのが原因かなぁ・・・

久しぶりにRO話を書いてみました。
執筆時間は3時間半くらいです。
ROは転生実装されたくらいに引退したので思いが強い転生前2次職で書いてみました。
割と少ない(と思う)モンク物を書いてみましたが、スキルの描写が難しいですね。

とりあえず暇潰しになればという事で・・・
また製作意欲が湧いたら書こうと思います。
|彡サッ

149 名前:欲しかったもの 投稿日:2009/10/18(日) 05:02:21 ID:4u58yHcg
すいません追記です。
スキルが実際のゲームとは効果が違ってたりするので
そこは脳内補完でお願いします。
失礼しました。
|彡サッ

150 名前:欲しかったもの 投稿日:2009/10/18(日) 05:12:05 ID:4u58yHcg
`;:゙;`;・(゚ε゚ )ブッ!!
読み返してたらおかしい箇所が合ったので訂正・・・。

しばらくその状態でぼーっと天井を見上げているとユイがを体に掛けてくれた。

の部分ですが訂正で・・・

しばらくその状態でぼーっと天井を見上げているとユイがを体に毛布を掛けてくれた。

です・・・何度も追記すいません。゚(゚´Д`゚)゚。

151 名前:欲しかったもの 投稿日:2009/10/18(日) 05:14:02 ID:4u58yHcg
しばらくその状態でぼーっと天井を見上げているとユイがを体に毛布を掛けてくれた。

しばらくその状態でぼーっと天井を見上げているとユイが体に毛布を掛けてくれた。


きっと疲れているんだな。もう寝よう・・・。
本当に何度も追記すみませんOTL

152 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2009/10/18(日) 09:55:27 ID:hIFBaA96
朝早く投稿お疲れ様ですm(_ _)m
楽しく読ませていただきました。
目の傷で、2人の出会いを色々妄想してしまいました(ノー`*)
ニヤニヤが〜

153 名前:&; 投稿日:2009/12/16(水) 22:23:27 ID:/TM/2i9o
正統派ヒロイン、ヒーローを描ける方々を指くわえて眺めている101です。
以前書いていたシリーズとは別ですが、別作を書いてみました。
(前回までの続き期待されていた諸兄には心からごめんなさい)

ブツは例によってえろだにUpさせていただきました。

154 名前:101 投稿日:2010/01/02(土) 07:59:52 ID:IxOrIrAI
101です。
新年明けましておめでとうございます。
今年も皆様に文字神様のご加護がありますように。

さて、えろだに置かせていただいている拙作を更新しました。
NGは年上女性攻め、ショタ受け(特殊嗜好は後々増える予定)です。
今年も宜しくお願いいたします。

155 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2010/01/18(月) 19:11:49 ID:TMMBn1O.
こちらでははじめまして。
えろだで暗殺者ものSS(「Assassin」)を書いている、本郷りりすと申します。
こういう書き込みはOKなのかNGなのかわからないのですが・・・NGだったら申し訳ございません。
自サイトにて、外伝をUPいたしました(本編もがんばって更新したいと思います・・・)。
サイトURLはえろだに載せてありますので、よろしければご笑覧くださいませ。
よろしくお願いいたします。

156 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2010/01/19(火) 03:23:41 ID:Ep5Qd8pU
連投すみません、>>155の本郷です。
なぜか「えろだ」に新規書き込みが出来ないため、こちらにサイトURLを掲載いたします。
ttp://eva14.hp.infoseek.co.jp/
お運びいただければ幸いです。

157 名前:名無したん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2010/02/02(火) 22:33:26 ID:6T2nCxNE
>>156
待ってました。楽しませていただきました!

158 名前:初投稿(1/4) 投稿日:2010/02/17(水) 22:34:28 ID:LPLrz0CI
やばい、と気づいたときには遅く、数人の男に囲まれていた。
「どうしてこうなったか分かるな?」
回復剤を水増しして販売し、利益を得ていた。
騎士団や商人ギルドよりも先にシーフギルドに嗅ぎつかれたのが少女の運のつきだった。
連れて行かれたのは町外れの空家だった。
手入れされていないらしくほこりっぽく薄汚れた部屋。その隅にあったベッドの上に転がされた。
「・・・わたしをどうしようってのよ」
少女の声は震えていたが、瞳だけはキッと男を睨みつけていた。
「なァに。それ相応の落とし前をつけてもらうだけさ」
舌なめずりをせんばかりの表情で男が言う。
「お前の身体でな・・・」
「い、いや・・・!!」
身をよじって逃げようとする少女の頬に冷たい金属が押し当てられた。
「おとなしくしろよ。顔に怪我はしたくないだろ?」
大きな瞳いっぱいに涙をうかべ、せめてもの抵抗に弱弱しく頭をふる。
「そう、それでいい」
男は満足げな笑みを浮かべると、ゆっくりと少女の衣服をはいでいった。

159 名前:初投稿(2/4) 投稿日:2010/02/17(水) 22:36:58 ID:LPLrz0CI
身にまとうもの全てを奪われ裸になった少女の身体は、小さな猫のように貧弱だった。
男の手が少女の薄い胸を撫で回し、果実のような乳首をつまむ。少女はその度、泣き声ともつかない声をあげる。
少女の身体は硬く、男がいつも相手をしているような女たちとは同じ生き物とはとても思えないほどだ。
きめが細かく白い肌はいつまで触っていても飽きない。

(ガキだと思ってたが・・・こいつぁ上物かもしれねーな・・・)

男の手が少女の白い身体を這い回る。首筋、鎖骨、へそ、わき、うちもも・・・。
触れるか触れないかギリギリの手つきは商品を確かめる商人のようだ。
男の外見からは想像もつかないような優しい愛撫。すぐに、少女の声には明らかに媚が混じり始めた。

「んっ・・・」
「あっ・・・」
「やぁっ・・・」

(感度も悪くない、と・・・)

自然と笑みが浮かぶ。これはもしかしたら見つけ物かもしれない。

「・・・あとはここだな」

男の手が少女の股間へ伸びる。
先ほどからの愛撫で感じたのだろう、十分にそこは濡れていた。

「ふぁっ・・・ぁあん」

少女の声はますます甘く艶を帯びたものになる。
ふっ、と男は笑うと少女の太ももを羽根で撫でるように軽く撫ぜた。
ぴくりと少女の身体が揺れる。

「やぁ・・・」

男の無骨な指は少女の太ももだけをひたすら撫でる。
その度、少女は甘い声をもらす。

「はぁ・・・ん・・・」
「あ・・・あっぁあぁ・・・」

切なそうな吐息に潤んだ瞳、手の動きに合わせて腰をくねらせる様はとても処女とは思えないほどの媚態だ。

(くだらない仕事だと思ったが・・・)

男は密かにほくそ笑む。
見れば、太ももまで濡らすほどに少女の花園から蜜が溢れていた。
男はさらに笑みを深くした。

160 名前:初投稿(3/4) 投稿日:2010/02/17(水) 22:40:10 ID:LPLrz0CI
「お前、ガキのくせに、感じているのか?」
鼻で笑い、嘲りの言葉を浴びせる男。

(誰がアンタなんかに?こんなの何ともないんだから!)

そう言おうとしたが、出たのは吐息のような喘ぎ声だけだった。

「それは結構」

男が笑う。

(こんな奴に好きにされるなんて・・・!)

悔しい。恥かしい。死にたいほどの屈辱。
しかしそれ以上に身体中を包む不思議な感覚に少女は戸惑っていた。
身体の奥から湧きあがる暖かいようなくすぐったいようなムズムズした感覚。
そして自分の口から出る声。こんなにもいやらしい甘ったるい声が出ることに驚いた。

(出るな出るな出るな!こんな・・・変な声・・・!あいつの思う壷になっちゃう・・・!)

だが、いけないと思えば思うほど、身体はもっともっとと貪欲に快感を求めてしまう。

「ふぁぁん・・・!」

受け入れがたい感覚に身体をよじったりぎゅっと目をつぶったりして、快感を振り払おうとするが、
むしろそれは男を煽るだけの扇情的な表情になってしまう。
そしてそれ以上に男から与えられる快感は圧倒的で少女の身体を侵していく。

「いや・・・こんなのいやぁ・・・」


ずっと1人で生きてきた。
今よりもっと小さい頃、プロンテラの路地に置き去りにされてから。
つらいことだってたくさんあった。それでもどうにかやってきたのに。

自分の身体が自分を裏切っている。そのことに少女は戸惑い、混乱していた。

(すごくいやなのに・・・それなのに気持ちいいと思っちゃうなんて・・・!)

(これは私の気持じゃない!)

(イヤダイヤダイヤダ・・・!!!!)

(私は・・・私は・・・!)

「くっ・・・あぁぁぁああああっっ!!!」

少女の思考を中断させる新たな快感。
男の指が少女の花園に咲く小さな蕾を擦り上げたのだ。
痺れるような刺激。電撃のような快感が背筋を駆け上がる。
男の執拗な愛撫によって研ぎ澄まされた身体にとって、余りに強い刺激だった。
堤が決壊して濁流が溢れ出すように、少女の思考も流され失われていった。

161 名前:初投稿(4/4) 投稿日:2010/02/17(水) 22:41:47 ID:LPLrz0CI
(さて、この辺にしとくか)
(縄張りで勝手なことをするガキに思い知らせろ、か。こんなもんで十分だろ)

少女は、時折ぴくりと身体を震えさせるもののぐったりとして動かなくなった。
涙を浮かべたままの瞳はうつろだが、赤く上気した頬と触れた肌から伝わる少女の熱は
少女が全身全霊で悦びを享受したことをはっきりと男に教えていた。

(まさかあれだけでこの反応とはなァ・・・)

抱きかかえていた少女をベッドの上に横たえ、シーツをかける。

「これに懲りたらもう悪戯は止すんだな」とどうでもよさそうに声を掛けながら
男はさっさと着替えて廃屋から出て行こうとする。
そして出て行く直前に振り返ってこう言った。

「お前、俺を殺したいか?」
「俺の名前は   だ。いつでも来い」

「・・・・・・・」

少女の返事も待たず男はそのまま去っていった。

(あいつは必ず来る)
考えただけで胸が躍る。湧きあがる笑みを押し殺して男は廃屋を後にした。

しばらくして起き上がった少女は、噛みしめた唇から血がしたたっても
男が去った扉をずっと見つめていた。

162 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2010/02/17(水) 22:44:39 ID:LPLrz0CI
お目汚しすみません。
皆様方のすばらしい作品を読んでたら、自分も書きたくなって勢いで書いてしまいました。
なんかもう色々とツッコミどころ満載ですみません。
また最後までいってないとはいえ、無理矢理なシチュエーションなので苦手な方にはすみませんです。

改行もおかしいし・・・orz
読みづらくてすみませんすみません。

って最後の男の名前入れ忘れてるし!!?
あぁぁ・・・もう駄目だ・・・。

163 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2010/02/18(木) 00:04:39 ID:5iv5UVs6
続き待ってるぜ

164 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2010/02/20(土) 00:23:43 ID:X2Q65fqg
商人系のキャラかな?
ヒロインの容姿や服装など特徴を詳しく書くところから書き始めると、
より妄想を掻き立てられる文になりますよ

165 名前:162 投稿日:2010/02/23(火) 22:53:26 ID:nofeY0gs
>>163
がんばります!今度はもっと切りのいいところまで書けるといいなぁ…。
>>164
なるほど。アドバイスありがとうございます。さっそく参考にさせていただきます!

また投稿時には皆さまよろしくお願いします。

166 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2010/03/08(月) 10:16:49 ID:wNucudrM
>>162
名前入れ忘れだったの!
ねらってるのかと思ったぐらい違和感なかったですよ。

167 名前:本郷りりす ◆rfI6BKucpE 投稿日:2010/03/19(金) 20:26:04 ID:HRo0knTE
『Angel of Death』の本郷りりすです。
このたび、短編をひとつUPいたしましたのでご報告まで。
『Assassin』世界とは違うRO世界の暗殺者を描いてみました。
よろしくお願いします。

ttp://eva14.hp.infoseek.co.jp/

168 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2010/03/23(火) 22:16:01 ID:MnOyqKtE
暗殺者よりもむしろハイプリへの愛を感じたぜ

169 名前:名無したん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2010/03/25(木) 20:20:47 ID:0tERUPfE
>>167
面白かった!
が、エロして狩りしてと、かわらんような・・・

170 名前:【アリスとイリス】 投稿日:2010/07/04(日) 18:38:56 ID:kSh8W/g.
「に、似合ってるかな…」
 ショートカットの少女(1017y414)が、姿見に映し出された自分の姿を見て頬を赤らめている。
 まだあどけなさの残る彼女はが纏っているのは、濃紺のワンピースの上からエプロンとカプラのヘアバンド。
 いわゆるメイドの格好。
「大丈夫ですよ。よく似合ってます」
 隣に立ち彼女を励ましているいるのはキューペットのアリス。
 言うならば本職のメイドで、彼女の身の周りの世話をしているが、こうして並ぶと仲の良い姉妹のようだ。
「本当に?アリスより胸だって小さいのに…」
 そう言って胸を見比べる少女の口調からは、不安が色濃く感じられた。
「大丈夫ですよ。自信をお持ちください、お嬢様」
 肩を押すアリス。
「さあ、お義父様のところに向かいましょう」
「う、うん…」
 アリスに手を引かれ、少女は『義父』の元へと歩きだした。


 ミッドガルドにおいて探究の過程で命を落とした同志の忘れ形見に、残された者が手を差し延べる事は珍くない。
 確かに大聖堂にはリザレクションなる奇跡が存在するが、全ての者がその恩恵を受けられる訳ではない。
 そして冒険者には同業内の問題は当事者達で解決するという不文律の一貫がある。
 彼とその娘も、その秩序によって引き合わされた一組であった。
「………」
 彼-クリエイターのトマスは、目の前に現れた『娘』の姿に唖然とした。
「何故イリスが…それに、その格好は一体」
 メイド装束に身を包んだ少女-イリス-に問い掛けるトマス。
「そ、その…」
 用意していた『ご主人様のためです』という一言が中々出てこない。
 口ごもるイリスに呆れつつも、トマスはアリスへと向き直った。
「貴女ですねアリス。イリスに変な入れ知恵をしたのは」
「はい。これも全てはマスターのため。サーバントの務めでございますわ」
 涼しげな表情を浮かべアリスは言う。
「それに『使用人』がこんな『夜更け』に主の部屋に来たのですよ?」
 鈍いですわねと、アリスの瞳は無言でそう語っていた。
 確かに彼女とは逢瀬を交わす関係にあるし、この日アリスが来たのも本来そのため。
 だが、そこに『娘』が入り込む道理等無い…筈であった。
「わっ、私…お義父さ…ご主人様の為…に…よっ…夜伽にっ…参りました」
「イリス。貴女は自分が何を言っているのか分かっているのですか…?」
「分かっています!そ、その…お…ご主人様だって、一人より二人の方が良いと思うし…練習して…来ましたから」
 必死に訴えるイリスを見て、義父は逡巡した。
 どこかで見られていたのだろうと、己の詰めの甘さを悔いる。
「わかりました。では貴女の覚悟に答えましょう」
 トマスがそう言うと、娘-イリスは静かに義父の元へと歩み寄った。


 イリスはトマスの足元で膝立ちになり、神妙な面持ちでこちらを見上げている。
 思い慕っていたのだろう相手にキスも抱擁も求めることなく、奉仕者然と。
 そんな彼女を上から見下ろしているトマスは複雑な気持ちだった。
 最初は同業としての義務感、あるいは侠義心や同情心から彼女に手を差し延べたのは事実だった。
 だが年を追う毎に、彼女に『女性』を意識するに連れ心に不純物が堆積していった事もまた然り。
 アリスを買ったのも、彼女を手折りたくはなかったからだ。
「お嬢様。練習通りになさればうまくいきますわ」
 戸惑うイリスの背に立ち、助言するアリス。
 その様は見守るようでもあり、逃げ道を塞いでいるかのようでもあった。
「う、うん」
 意を決し、ズボンへと手を伸ばすイリス。
 トマスは期待と罪悪感、そして後者が齎す背徳的な高ぶりを胸に彼女の動作をじっと見守っている。
 静かな室内にジッパーと衣擦れの音が響き、それが終わるとトマスの下半身にヒンヤリとした冷気が纏わり付いた。


「こ、これが…ご主人様…の」
 露になった父の剛直を目の当たりにし、息を飲むイリス。
 先端を天に向けビクビクと脈打つその様は、彼の中の欲望が理性に対しあげた勝鬨の如く。
「イリス。今ならまだ踏み止まれますよ」
「ここまで来て退くわけには行かないじゃない」
 最後通牒をあっさりと拒絶しイリスは、剛直に顔を近づけた。
(練習とは全然違うよぉ…)
 吐息がかかるところまで顔を近付けると、強烈な牡の臭い意識が揺らぐ。
 太さも、アリスが『技術指導』に用意したバナナや硬い角とは比較にならない圧倒的な存在感。
 ましてそれに貫かれる自分の姿など想像もつかなかった。
「は、はじめるね…お義父…いいえ、ご、ご主人様」
 イリスは緊張した声で宣言すると、恐る恐る肉の柱に指を添える。
 触れた瞬間、ビクリと震える彼の肉柱と彼女の背筋。
「大丈夫。ご主人様の一部なのですよ」
 子をあやすようにイリスの背を触れるように優しく叩くアリス。
 その一言で我に返ったイリスは呼吸を整え、気を取り直して再び顔を近付けた。
 眼前に聳える、グロデスクという形容すら間違いではない男の象徴。
 だが思い慕う義父のものと再確認すると、自然と嫌悪感は薄らいで行く。
 イリスは意を決すると、剛直に唇を寄せた。


「んくっ」
 剛直に柔らかな唇が触れると、トマスは切なげな声を上げる。
 しばしば妄想した、養女からの奉仕がいまここに実のものとなった。
「そのまま。続けてください」
 切なげな声を聴き、心配そうな顔で見上げるイリスに続きを促すアリス。
「う、うん」
 イリスは頷くと剛直の裏スジに沿って下から上へと口づけを繰り返す。
 触れるだけの、奉仕と呼ぶには余りにも拙い行為。
 だが唇が触れるたびに剛直はビクッ、ビクッと打ち震えた。
「お嬢様。そろそろ」
「うん」
 イリスのキスの雨が止む。
 見上げると、トマスは心ここに在らずと言った状態だった。
「ご主人様。ここからが本番ですわ」
 アリスが宣言すると、イリスは大きく口をあげその剛直を口に含む。


 口の中に充満するむせ返るような牡の臭い。
 剛直はビクビクと震え、今にも破裂しそうに思えた。
「ふぐっ…んっ」
 張り型等とは全く違う感触に、思わず吐き出そうとするイリス。
 だがアリスが彼女の後頭部に手を添え、吐き出すことを許さない。
「一度始めた奉仕は止めないのがサーバントの矜持です。それに最初が肝心ですよ」
 最後の一言はイリスではなく、トマスに向けられたものだった。
「そう…ですね」
 足元から聞こえて来る水音と、下腹部を包み込む熱を感じながら、トマスは頷いた。
「正直、貴女に邪な感情を抱いたことは一度や二度ではありませんでした」
 奉仕を続けるイリスの頭を撫でながら、懺悔をするかのように言葉をかけるトマス。
 下半身からはジュルジュルと下品な音が聞こえて来る。
 彼の剛直は少女の熱い頬に包まれ、精はおろか理性までをも吸い取らんとしているのだ。
 少しお転婆ながら、無垢な笑みをう浮かべていた彼女。
 それを最後に見た夕食の時が、えらく昔に感じられた。
「でも…もう我慢できません」
 トマスは申し訳なさそうにいいながら、半ば強引にイリスの口から己のものを引き抜いた。
「あ…」
 奉仕を中断させられ、戸惑うイリス。
「さあ。しっかりとお受けなさい」
 アリスが少女の両頬に手の平を添え固定する。
「え?」
 目の前では、トマスが自らの手で剛直を扱きあげていた。
「洗礼です。貴女がノービスからサーバントへとなるための…」
 アリスの言葉に、イリスは胸をドキリとさせた。
「ご主人様が望むのなら」
 自分でも驚くくらいにすらすらと言葉が出てきた。
 親子ではなくなるが、アリスと並ぶことができる。
 目の前の男性に奉仕を続けることが出来る。
 そう思えば、サーバントになるのは本望だった。
「くう…イリス…っ!」
 トマスが叫んだ瞬間、彼女の顔に子種がほとばしった。
 整った顔、上質な黒曜石のような髪、紅ささずとも紅い唇。
 それらに容赦なく男の精が降り注ぎ白く穢して行く。
 イリスは目を背けることなく、じっとそれを受け止めた。
 時折からだがビクリと震えるのは、それだけで軽い絶頂を迎えているからだろう。
(熱い…これがご主人様の)
 より強い牡の臭いが立ち込め始める中、精を浴びながらイリスは心の底で呟いた。
 雰囲気作りのためだけにそうした呼び方を。
 やがて長い長い射精が終わり、最初の洗礼は終焉を迎えた。


 口付けも抱擁も、愛を囁かれることも無く、欲望の捌け口となる事を選んだ少女がそこに居た。
 初めての顔射体験と、高揚感からに放心状態でぼんやりと男を見上げている。
「私の時より濃いのですね」
 イリスの頬にアリスの指が触れ、それからしばらくしてそんな声が聞こえて来る
 ちょっと嫉妬が混じっているようにも聞こえた。
「とにかく、この子の進路は決まりましたわ」
「ええ。しっかりと躾けていかなければ」
 再びアリスの声が聞こえ、トマスが同意している。
 彼の声はどことなく吹っ切れたような、あるいは冷徹と紙一重の冷たさが感じられた。
(ご主人様は…もう引き返さないと決めたんだ…)
 イリスはぼんやりとした意識の中、もう過去のような関係には戻れないことを悟った。
 この先自分がどのように主と接していくのかは分からない。
 だがその疑問は次の瞬間に氷解した。
 トマスがアリスから受け取り、それを手に自分に歩み寄ってくる。
 未来を暗示するものを手に。
 黒いマタの首輪を手に。

171 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2010/07/04(日) 18:43:16 ID:kSh8W/g.
というわけで、勢いに任せて趣味全開で書かせていただきました。
普段は別のところでコソコソ活動していたのですが、たまにはこちらで…
シチュや描写が既存作品と被ってるでしょうが、一つご容赦を。
こう、日常からじわじわ逸脱していく感じのシチュとか背徳的な文章が書けない自分がもどかしい…

172 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2010/07/05(月) 21:59:54 ID:zUtxiJBM
>>170-171
エロース
この展開だとやはり次はアリスも交えての3Pですよね

173 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2010/09/26(日) 21:40:42 ID:JUhSak.U
おぉっ、ここまだ残ってるんだ!
誰かいる? 何かいる?

174 名前:名無したん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2010/09/27(月) 03:14:05 ID:.1YBNGYo
みてるぞー
俺は静かに待っている、そろそろ紳士正座だとつらい季節だ

175 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2010/09/27(月) 20:51:12 ID:eu/codn.
いるよー
こつこつと次の投下作を書き進めてます
完成はいつになるかわからないけど

176 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2010/09/27(月) 22:09:01 ID:wxDzmvG6
24時間以内に二つもレスが付くとは思わなかったよ
オレも書き始める、お互いガンバローゼ

177 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2010/09/28(火) 19:47:27 ID:5OBcQ/tc
追い撃ちで名乗りをあげてみる。特殊だったり人を選んだりでえろだとかのお世話にもなってます。
お互い頑張りましょう。

178 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2010/10/18(月) 13:14:50 ID:aVaHf0x2
こことグROスレの境界ってどれくらいかとふときになった。
というのも今書いてるのが予定救いの無い話なんで…
判断迷うのはえろだに乗せて報告の方がいいのかな?

179 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2010/10/18(月) 21:14:22 ID:CwGz0FRc
それが無難だろうね
個人的には最初に注意書きがあれば充分だと思うけど、苦手な人はとことん苦手だろうし

180 名前:178(101) 投稿日:2010/10/19(火) 00:54:32 ID:HTs58zSA
導入部分(第一話)ができたのでえろだに上げさせて頂きました。
舞台設定については…多分バレバレだとは思います。いろんな意味で
今回はeRoは有りませんがおいおいエログロナンセンスな展開になる…予定です。

>>179さん。
確かにその通りですね。
しかし、よくよく考えたら例によってノーマル以外の絡みもありうるからえろだじゃないとダメでした。

181 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2010/10/20(水) 12:18:53 ID:H7OoX8oA
あついあついあっつい

「暑いですのぉ〜!!」

あわわ、私とした事がはしたないっ!
私は口を手で押さえて、キョロキョロと周りを見回しました。
幸い、周りで狩りをしてる方々に聞こえなかったようです。
一安心。
私は隅っこにある大きな葉っぱの下にぺたりと座りこみました。
ひんやりと気持ち良いですの。
首の回りに巻かれたキツネの毛皮を引っ張り、
中に空気を送りこみます。
汗で、赤い服がぴったりと身体に張り付き、
おっぱいの形までわかります。
やっぱり私ってはしたないです?!

アッシュ・バキュームという街が見つかり、
そこにいる幼女のような容姿のモンスターを狩りにきたのはいいのですが、
火の魔法ばかり使ってたら暑いに決まってますです!
うう、ローグさんが羨ましいですの…

すぐ目の前での、紫のひらひらとした服を翻しながら戦う
ローグさんを見ながらそう考えてました。
まるで蜂のように舞い、蝶のように刺す!
…あれ、反対でしたでしょうか?

「おねーちゃん、そんなとこで何やってんのー」

うんうん悩んでると、目の前にローグさんがやってきました。
あわわ、私、そんな変な顔してローグさんを見つめてたでしょうか?それとも考えてた事が口に出てた!?

「ローグさんの戦う姿がかっこいいなって思ってたのですの!」

ああ、私何言ってるんですの!

「…俺、チェイサーね。」

ああ、恥倍増!!

気が付くと私はチェイサーさんに地面に押し倒されていました。

「間違えた罰ねーおねーちゃん結構好みだし。」

そう言いながらチェイサーさんは、楽しそうに私の服を脱がしていきます。
あ、涼しい…じゃなくて!

「ななな何するんですのー!」

私の悲鳴にはお構いなしに、チェイサーさんは裸になった私の身体に触れてきます。
腰、脇の下、ふとももの内

「ふぁあっ…」

流石におっぱいの輪郭をなぞられたら、声が出てしまいます。
そして何故か残された首に巻かれたキツネの毛皮で、
おっぱいをくすぐられると理性が飛んでしまいます!

「ひぁ!あんっ…」

乳首をつねったり舐めたり、チェイサーさんは次々と私にもどかしい快楽を与えていきます。
そして私の両足を持ち上げ、広げました。
私の濡れてぐちょぐちょになったアソコを眺めてます。
あわわ、ダメです、そんなに広げないで!
陽の光の下でじっくり見ちゃダメですの!

182 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2010/10/20(水) 12:22:16 ID:.udoRy.A
「ひああああぁっ!!」

今までで一番大きな声が出てしまいました。
恥ずかしい!
だってチェイサーさんが私のアソコに吸い付いたんですの。

「ひん!あうっ、ああんんっ!」

おまめをぐりぐりと舌でこすられ、背中に痺れがきます。
私のお汁と、チェイサーさんの涎がお腹の方まで流れてきます。

「ひっあ!き…気持ちひれすの…!」

呂律の回らない喘ぎをあげると、
チェイサーさんの舌の動きが早くなりました。
チェイサーさんの指も私の中に潜りこんで、
ぐちゃぐちゃ音を立ててかき混ぜます。

「ああああ!らめ!イっちゃう!イっちゃいますのーー!!…え」

頭が真っ白になる直前に、チェイサーさんは、
私のアソコから口と指を離してしまいました。
イきそうでイけなかった浮遊感が私の身体を包みます。

「ほら、これをどうして欲しい?」

いつの間にかチェイサーさんは、雄の臭いのするご自分のアレを取り出し、
私に見せつけてます。
あのままイきたかったのに!!
頭に血が上った私は、脱ぎ捨てられた服から属性石を取り出し…

「フレイムランチャー!!」

チェイサーさんのアレに火付与をしてしまいました。
呆気に取られたチェイサーさんを逆に押し倒し、
馬なりになり

「チェイサーさんのおちんちん、いただきですの。」

深く深く沈み込みました。
あついあついあっつい!
火付与したアレが、私を熱く貫きます。
チェイサーさんが低くうめき、
身体に鳥肌が立つような快楽が流れこんできます。
まるで身体の中が燃えているようです。
お腹の一部に力を込めて、抜き、また別の部分に力を入れて沈む。
主導権は私のですの!
…そのはずだったのに

「ああん!あついですの…ああああん、ひああ!ふああん、ひんっ!」

「うっ…くっ…すげぇ」

チェイサーさんと一緒に乱れてしまいました。
結合部から2人分の熱いお汁が溢れだし、卑猥な音を出しています。
こんな所、誰かに見られたら…!
そう考えると、余計に興奮してしまいました。
チェイサーさんは、私のおっぱいが激しく揺れる程突き上げてきました。
限界が近いって事でしょうか?
私も限界が近いですの!

「イちゃう!イちゃうですの!あっあっあっっあああああん!!!」

「…っ!」

一瞬で私の頭の中は真っ白になってしまいました。
お腹の中に入ってるアレをぎゅうぎゅうと絞めつけます。

183 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2010/10/20(水) 12:24:45 ID:.udoRy.A
チェイサーさんはぐちゅっと音を立ててアレを取り出し、
その瞬間に熱く白い精液が天に向かって吹き出しました。
精液は私の顔に大量にかかります。
私はその精液を指で拭い、チェイサーさんの口の中に入れました。

「ぶっ!!」

慌てて吹き出すチェイサーさんを見て、私は笑い出してしまいました。
服を着て、これでお別れかな〜と思うと少し寂しい気分になりました。
襲われたっていうのに変ですの。

「おねーちゃん、この後暇?」

「はいですの?」

「暇だったら一緒に狩りしね?」

チェイサーさんは無表情ですが、目線があっちの方に向いてました。
私を誘ってくれてるんですの…?

「はいですの!!」

私は嬉しくなってチェイサーさんに抱き着きました。
その時、チェイサーさんが耳まで顔を真っ赤にしていたのは、
私だけの秘密ですの!


――――――――――――――
お邪魔しました(゚Д゚)ゝ

184 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2010/10/21(木) 01:47:28 ID:AJ01MvqE
おお、久々の新作だ!
なんという天然ビッチ振りw
教授=堅というイメージだったので新鮮ですね。
むしろ経験豊富そうw

185 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2010/10/22(金) 22:19:00 ID:GYolb.N2
確かにこの教授像は新鮮だw
学生時代とかはさぞ色んなことがあったんだろうなぁ

186 名前:101 投稿日:2010/10/24(日) 14:12:14 ID:1ehko14.
趣味に走ったらRO分が減ってしまう罠。
モノがモノなのでえろだに上げさせて頂きました。
母娘と調教の要素が強いのでご注意を

ttp://archer.s1.x-beat.com/cgi-bin/iconxb/20101018220523.zip

187 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2010/10/26(火) 13:33:17 ID:Cpnnm/sA
非常にインモラルな雰囲気で濃密なエロスを予感させる
期待してるぜ

188 名前:101 投稿日:2010/11/14(日) 16:24:24 ID:EcsYK5rk
複数のスレに跨る要素が入っているので、えろだをお借りしてる101です。
今回も濡れ場はありませんorz
が、次回あたり母親から落としに掛かる予定であります。
アーカイブを3話を加えたものに差し替えました。

ttp://archer.s1.x-beat.com/cgi-bin/iconxb/20101018220523.zip

189 名前:101 投稿日:2010/12/15(水) 08:49:05 ID:VXmLWOxA
祝 復活。
いつもお世話になっております101でございます。

携帯からなのでURL張れず恐縮ですが、4話をエロダにUpしました。

>>187さん
ありがとうございます。
インモラルは自分も模索しているテーマ(と言うと大袈裟ですが)なので追求していきたいです。

190 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2011/01/03(月) 08:46:17 ID:yVvkpDFQ
インモラルなテーマは一番好きなジャンルだなぁ
ビッチ系主人公の話とか近親相姦や売春ネタは大好物だ
あの何とも言えない雰囲気が好き

101氏の作品も好きで毎度保存してますので、今後の展開も楽しみにしてます


ところで久々にRO CASKETってサイト見たら無くなってるショック
作品保存しておくんだった・・・

191 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2011/01/04(火) 12:44:51 ID:JI5o6dUA
半年前?くらいだったか、それ位前に無くなっていまいましたね

あの人のSSも独特な雰囲気があってよかったなー。

192 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2011/01/06(木) 21:56:03 ID:hlvoMuhE
ずっと見てなかったけど急に思い出して行こうかなー
とか思ってたら無くなってたのか ショック(2/20)

193 名前:101 投稿日:2011/01/09(日) 23:38:13 ID:qF8wsbm6
今度はえろだにつながらなくなってますね。
一時的な状態だといいのですが…

そういえばPIXIVに小説をUpできるそうですし、ちょっと興味がありますね。

194 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2011/01/10(月) 12:46:49 ID:SK5IiTlk
繋がらないねぇ、どうしたんだろう

Pixivにも結構RO小説あるね。使い勝手がいいかどうかはよくわからんけどシリーズ機能とか色々あるみたい

195 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2011/01/12(水) 03:05:19 ID:DGp2NemM
18禁もOKみたいだから、えろだが駄目なようなら
アカウント取ってあっちにうpもいいかもしれない

196 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2011/02/24(木) 22:24:33 ID:YUKeXnYE
ROのキャラじゃなくて
キャラを通して中の人が恋愛をするような、リアルな話はあり?
スレのニーズや趣旨から外れてしまうかもだけど、
自分の体験を絡めつつ、フィクションに仕立て上げたものを書いてみようか思案中

ずっっと前に、中の人の自慰オチで終わる話が1つあったけれど
その時は反応が悪かったみたいで、書いてみようか悩む。。
こんな所に自伝投下しようとしてる俺きめぇwってのはこの際ナシで

197 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2011/02/24(木) 22:26:00 ID:YUKeXnYE
あとエロ成分薄めなら他のスレ行ったほうがいいんかな・・・・
実に恥ずかしい話ながら、小説系のスレはここぐらいしかみてねーんだ

198 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2011/02/25(金) 08:30:18 ID:4E3utvbE
>>196
薄口でもエロ写あるのならここじゃないとまずいだろwww
と、まずはツッコミを。

悩むのでしたらやるだけやってみてはいかがかと。
ただ、話のテーマ的に他スレのタブーには触れないよう注意なさったほうがいいかもしれません。

199 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2011/03/29(火) 19:31:24 ID:ggMpie66
長らく書いていたものが完成したので投稿させて頂きます。
少し変わった?書き方をしたので読み辛いかもしれませんがご容赦を。
それとかなり長いのでスレの消費をご容赦下さい。

「木陰の人」


Black side story 1 (ウォーロック視点)

ウォーロックになってからというもの、俺は毎日のように狩りに明け暮れていた。
来る日も来る日もダンジョンに通い、臨時パーティーに参加して自分を高めていた。
毎日臨時広場に通っている中で、ふとあることに気づいた。
臨時広場の外れにある木陰に、いつも同じ人が座っている。
真っ白な長い髪をそよ風に靡かせ、染み一つ無い真っ白な法衣を着て、透き通るような真っ白な肌をした女性のアークビショップが。
そんなことに気づいてしまうと、ついその人の方を見てしまう。
そんなとき、ふと、知り合いに声をかけられた。

「シューさん、ぼーっとしてると危ないですよ?」

どのくらいその人を見つめていたのだろうか、ふと我に返り振り返るといつも一緒に狩りをしているルーンナイトがいた。
ショートカットの赤髪を揺らして、ニコニコと笑みを浮かべる童顔の女。
見飽きるほどに顔は見ているのだが、いつも笑っている気がする。

「何だ、テスタか」
「もー、何だはないでしょー?」

テスタは子供のように頬を膨らませるが、俺はその右頬を指で押す。
瞬間、テスタの口から空気が漏れ、一瞬だがひょっとこのような顔になる。

「乙女の顔に何てことするんですかー!」
「悪い、お前乙女だったのか?」
「こんな美少女を捕まえて言う台詞がそれですかー!?」

わざとらしく驚愕した表情を作って反論するテスタの顔は確かに可愛らしいと思う。
しかし、自分で言ってはその魅力も半減だ。

「そんなことよりテスタ、お前、あの女を知ってるか?」
「あの、白い人ですかー?私は知りませんけどー?」

話を変えるためにといっては失礼だが、白い女を軽く指差した。
当然テスタも知るはずは無く、きょとんとした表情で首をかしげている。

「まあ、そうに決まってるよな。仕方ない、狩りにでも行くか?」
「それは構いませんけど、支援の当てはあるんですかー?」

言われてみればそうだ、辺りを見渡してもフリーであろう支援は見当たらず、ギルドの者も出払っている。

「当てが無いならあの人誘ってみればいいじゃないですかー」
「どう見ても狩りに行きたい、って風じゃないが……」

先ほどから、白い女は眉一つ動かさずただ佇んでいるだけだ。
誰が見ても狩りに行きたいとは思わないだろう。
だが、ダメもとという言葉もある。

「迷ったらごーですよ、ごー!男の子でしょー!」
「まあ、他に手段はなさそうだしな。やってみるか」

俺は身なりを軽く整え、白い女の下へと歩を進める。
後ろからは楽しそうな笑顔を浮かべたテスタがひょこひょこと付いて来ている。
白い女がこちらに気づくように、わざと俺の影が重なるようにして近寄った。
案の定、白い女はこちらの影に気づくと、ゆっくりと顔を上げ俺の方を見てきた。
節目がちではあるがそれを押しのけるほど整った顔立ちをしている……美人だ。

「失礼、もし良ければ私達と何処か狩りに行きませんか?」
「…………」

白い人は小さく頷いた。
拒否されると思っていたのに、承諾してくれたのが意外だった。

「それは良かった。何処か行きたい場所はありますか?」
「…………」

白い人はゆっくりと首を左右に振った。
どうやら話すのが苦手らしいが、ここまでの人は始めて見た気がする。

「では、名も無き島の修道院にでも行きましょうか。私はシュバルツ、以後お見知りおきを」
「シューさん何かっこつけてるんですかー?私はテスタ、よろしくー!」
「……ブラン……です……」

幸いブランは名も無き島直近のポタを持っていたからスムーズに狩りに出かけることができた。
ブランが支援を一通りかけると、テスタが先陣を切る。

「いきますよー!ごーごー!」
「あまりはしゃぎすぎるなよ?」

これから魔物を倒そうというのに終始笑顔のテスタは猪突猛進といった勢いで前を進んでいく。
途中、テスタは進軍の邪魔をするラギッドゾンビを見つけては、その小さな体には不釣合いな重量の槍を振り回し、叩きつける。

「スパイラルー!ピアース!」
「……滅せよ……」
「砕けよ心、散れよ魂!ソウルエクスパンション!」

超重兵器の一撃とはいえ、一撃で魔物を落とすことはできない。
追撃に放つ魔法の詠唱中にブランはLAを落とす。

「その魂…我の中で生きよ…」

魔物の魂の残り香を吸収し、己の精神力に変える。
魔法を連打することになる狩場ではソウルドレインは無くてはならない存在だ。

「まーたかっこつけてー!って、多っ!?」
「彼の者を護れ、セイフティウォール!」
「……加護を……」

調子に乗りすぎて魔物の大群に突っ込んだテスタに防御壁を重ねる。
それと同時に、ブランは傷を癒す聖域をテスタにだけ展開する。

「集えよ魔力!祖は天を焼き地を滅ぼす…その炎の欠片を我が力に!クリムゾンロック!」
「……護りを……」

魔法力増幅をかけたクリムゾンロックですら、ネクロマンサーやバンシーを一撃で打ち落とすことはできない。
それをわかっている様子のブランは攻める事よりもテスタを護ることに徹し、聖壁をテスタに纏わせた。
そしてもう一撃、魔法力増幅をかけたクリムゾンロックで魔物を一掃する。

「はしゃぎすぎるからだ」
「ごめんなさーい…でも、後ろで見ててくれる人がいるからできるんですよー!」
「…………」

懲りない様子のテスタはまた一目散に駆け出していく。
竜の手綱を引くその小さな体は、とても頼もしげだった。
やれやれ、といった様子でブランの方を見ると、ブランは若干微笑んでいた気がした。
それはとても小さな微笑だった。
その後俺達は特に危険も無く、狩りを終えたのだった。

「あー、楽しかったー!ブランさん支援上手ー!」
「本当にな。これからもまた、宜しくお願いしたい」
「…………」

ブランはテスタの言葉には首を横に振ったが、狩りの誘いには小さく頷いた。
的確に支援をしてくれるブランの様な支援は本当に狩りが楽しくなる。
ただ、今度はもう少し口数が増えるとありがたいのだが。

「シューさーん、おなかすいたー!」
「そうだな、何処かメシでも行くか。ブランさんもご一緒にどうです?」
「…………」

一瞬ブランの動きが止まったように見えたが、その首はゆっくりと左右に揺れていた。
無理に誘うのも気兼ねな話なので、俺たちはその場を後にすることにした。

「では、また宜しくお願いします。」
「まったねー!」
「…………」

ブランは小さく頭を垂れ、俺たちを見送っていた。
その視線を背中で受けながら、俺たちは良く行く酒場へと歩を進めたのだった。

「ビールを」
「ヴァーミリオンザビーチー!」

テスタは小柄なくせして酒には滅法強い。
俺はそこまで強くないので、そんなに度数の高い酒は飲めないのだが。

「そういえばー、ブランさんって不思議な人でしたよねー?」
「不思議というか、ミステリアスというか…独特な雰囲気の人だったな」
「あんなにきれーなのにもったいないですよねー」

確かにあれだけの美人で愛想もよければ男に困ることはないだろう。
だが、折角の美貌も愛想が無ければただの芸術品と変わりない。
つまるところ、美しいとは思っても恋をする対象ではないということだ。

マスター「はいよ、ビールにヴァーミリオン、お待ち」
「どうも」
「ありがとー!」

キン、と軽くグラスを合わせてから中身を飲み干す。
乾いた喉に炭酸とアルコールの刺激が心地よい。

「明日も広場にいるだろうし、また誘ってみるか?」
「なんでそんなことわかるんですかー?」
「毎日あの木の下に座ってるからな」
「そんなに見つめてるなんてー、まさかシューさん、ブランさんのことをー!」
「バカタレ」

ぺし、と軽く頭を叩きテスタをいなす。
何か訴えるような瞳でこちらを見つめるテスタを無視したまま、出てきた食事にありつく。
そうして俺とこいつの日常は、いつもどおり幕を閉じるのだった。

200 名前:199の続き 投稿日:2011/03/29(火) 19:32:29 ID:ggMpie66
White side story 1 (アークビショップ視点)

いつも同じ場所に座る。
木陰に吹くそよ風がそっと頬と髪を撫でてくれるこの場所は何故か落ち着けるところ。
いつも私は広場を眺めているだけ。
特に理由はないと思う。
ただなんとなく、そうしていたい。
ここにずっと座っていれば、時間は勝手に流れていく。
勝手に流れていくはずだったのに、人影が私の視線と重なった。

「失礼、もし良ければ私達と何処か狩りに行きませんか?」
「…………」

いつぶりだろう、狩りに誘われるなんて。
狩りに行きたくないわけじゃないのに、口から言葉が出てくれない。
それでも、私は頷いてしまった。
私に声をかけてくれる人がいる、それが……嬉しかったから。

「私はシュバルツ、以後お見知りおきを」
「私はテスタ、よろしくー!」

礼儀正しいウォーロックの男性と、明るいルーンナイトの女の子。
私もあの子みたいに話せたらいいのに。
私はポツリと自分の名前を述べた。

「……ブラン……です……」

それが……精一杯だった。
狩場に着いて、相手をがっかりさせたくない。
話せなくても支援はしっかりしたい。
そんな不安は、パワフルな女の子にかき消されてしまった。
無謀に突っ込んでいるように見えてしっかり考えている。
考えているのか、感性なのかはわからないけど、ちゃんと自分の技量をわきまえていた。
そんな女の子の背中を呆れながらも信頼した目で見つめる男性。
きっとこの人たちは信頼しあった仲なんだろう。
そんな考えが私の脳裏をよぎった。

「後ろ…!明は暗、透は濁…ホワイトインプリズン!」
「シューさん、そのまま固めといてー!」

私の後ろにふと出現したバンシーを男性はガラスの檻に閉じ込める。
咄嗟にガラスの檻から身を放し、レックスエーテルナを放つ。

「スパイラルー!」
「砕けよ心、散れよ魂!ソウルエクスパンション!」
「ピアース!」

女の子が槍を振りかぶった瞬間、男性はガラスの檻を魔法で打ち破る。
ガラスの檻の中で幾重にも反射した魔法がバンシーの体力を奪い、打ち破られたガラスの上から槍の一撃を見舞う。
見事としか言いようの無い連携でバンシーは地に伏した。
やっぱり、信頼しあってる。
ぼんやりとそんなことを考えながら支援をしているうちに、狩りの時間はあっという間に過ぎていった。

「ブランさん支援上手ー!」
「本当にな」

私の支援が良いんじゃない。
貴方たちの連携が良すぎるだけ。
信頼の域を遥かに超えた連携は、本当に一心同体としか思えない。

「シューさーん、おなかすいたー!」
「そうだな、何処かメシでも行くか。ブランさんもご一緒にどうです?」

これも社交辞令の一つだと思って断った。
この二人はきっと恋仲で、だからこそあんな風に動けるんだと思う。
私は小さく彼らに頭を垂れ見送った。
本当はもっと話していたかったけれど、私もそこまで空気が読めないわけじゃない。
仲睦まじそうに歩く彼らの姿を、ずっと小さくなるまで見つめていた。

201 名前:続続199 投稿日:2011/03/29(火) 19:33:54 ID:ggMpie66
White side story 2

私は今日もいつもの木陰に座っていた。
いつもと違ったのは、昨日のウォーロックの男性の顔が頭に浮かぶこと。
優しそうな瞳、真っ黒な長い髪、穏やかな声。
きっと昨日声をかけてくれたのは単なる偶然で。
その偶然は続かないことを私は知っている。
それなのに何故か期待してしまう。
またあの優しそうな瞳で、穏やかな声で

『失礼、もし良ければ私達と何処か狩りに行きませんか?』

そう、こんな風に話しかけてくれたら。
幻聴が聞こえるなんて、どうかしてしまったに違いない。

「ブランさん、聞こえてます?」

ふと顔を上げるとそこには、昨日知り合ったばかりのウォーロックの男性とルーンナイトの女の子が立っていた。
昨日と同じで、二人一緒に。

「……ごめんなさい……考え事をしていて……」
「良かった。今日はタナトスなんですけど、ご一緒にどうです?」
「ブランさんが来てくれたら皆喜びますよー!」

彼はまた私を狩りに誘ってくれた。
これもまた、偶然だと思った。

「……はい……ご一緒させて下さい……」

この偶然はきっと幸運なんだろう。
そう思って、狩りに行くことを承諾した。
少しでも彼と話していたい。
なんとなく、そう思ってしまうから。


この日の狩りが終わったあとも、彼らは私を食事に誘ってくれた。
この日も私はそれを断った。
それでも、次の日も、その次の日も、彼らは私を狩りと食事に誘ってくれる。
そんな日々は楽しくもあり、辛くもあった。
彼と話している僅かな時間はとても楽しいけれど、その度に彼らの仲の良さを再確認させられる。
いつの間にこんなに惹かれてしまったんだろう。
彼と話していると自然と笑顔になってしまう。
自分の心に聞いてみても、答えは出てこなかった。


Red side story 1 (ルーンナイト視点)

彼とはいつからかずっと一緒に狩りをするようになっていました。
それが当たり前で、これからもずっと一緒にいられると思っていました。
でも、最近その当たり前が当たり前じゃなくなってきている気がしました。

「最近シューさん、いっつもブランさんを狩りに誘いますよねー?」
「アレだけの支援をほっとくわけないだろ?」
「まぁー、支援も上手ですし、美人ですしねー」
「美人は関係ないだろ」

ひょんなことから狩りに誘った女の人。
美人で、支援も上手。
彼が彼女に惹かれるなんて、よく考えたらすぐにわかること。
よく考えずに行動した結果が、こうなってしまっただけの話です。

「じゃー、なんでいっつもご飯に誘うんですかー?」
「…特に理由はない…」

あの人を食事に誘うのは、何故なんでしょう。
毎回断られるってもうわかっているはずなのに。
理由が無かったら、そんな事しないはずです。

「シューさん、嘘は良くないですよー?顔に『あの人の事がもっと知りたい』って書いてありますー!」
「アホか」

ペチン、と頭を叩かれました。
私なりにカマをかけたつもりでしたが、いつもの調子で返されてしまいます。
いつものように、優しく叩かれる頭。
本当は叩かれるより撫でて欲しいけれど、彼はそれには気づいていません。

「いいじゃないですかー!臨時広場で偶然出会って、恋に落ちるって素敵ですよー?」
「いや…恋じゃないだろ」
「シューさん素敵ですからー、なんとなく、ブランさんの気持ちがわかりますー」
「何でブランが俺に惚れてる設定なんだよ」

偶然出会って、偶然恋に落ちる。
本当に素敵なことだと思います。
他人同士だった人にいつしか惹かれて、その人の一挙動が気になって。
きっとあの人は彼に惹かれているし、彼もあの人に惹かれ始めています。
なんとなくそう思うのは、私も彼が大好きだから。
そんな風に考えていると、もう一度頭を叩かれました。
私は悪びれるようにチロリと舌を出し、悪戯っぽくウィンクしてみる。
そんな仕草にも、彼はほとんど無反応。

「設定っていうかー…わかるんですよー」
「だから何でわかるんだって」

鈍感、って言うんでしょうか。
こんなにずっと一緒に居るのに、私の想いに気づいてくれません。
やっぱり言わないとダメですよね。
言わないと、あの人に先に言われちゃいそうですから。

「だってー…私もシューさんの事好きですからー、わかっちゃいますよー?」
「……は?」

素直な気持ちだったから、すぐに言葉が出てきました。
貴方が好き。
好きだから、他の人が貴方を好きなこともわかる。
そんな小さな言葉でも、紡ぐのは気恥ずかしくて、顔が真っ赤になっているのがわかります。

「シューさん、私は貴方が好きなんですよー」
「お前…しれっとそんな事言うか?普通」
「だってー…今言わないと…シューさん、ブランさんに取られちゃうからー…」

別に今じゃなくても良かったのかもしれません。
だけど、動き始めた車輪を止めるにはすぐにブレーキが必要です。
私の想いは、あの人には負けていないと思います。

「私じゃー…ダメ…ですかー…?」

恥かしくて伏せていた顔から、視線だけ上に向けて彼を見る。
喜んでいるというより、驚いているような表情。
やっぱり、私の気持ちには気づいていなかったんですね。
それがちょっぴり、悔しい。

「あー…うー…答え、今度でいいですからー…ちゃんと、聞かせてくださいねー…?」
「あ、おい!ちょっと待て!」

多分すぐに答えをくれることはないと思う。
そう思って、ううん、そう思いたくて蝶の羽を握りつぶした。
拠点にしているプロンテラの宿屋に戻ってベッドに突っ伏すと、頭の中は彼の事で一杯になっていました。

202 名前:続続続199 投稿日:2011/03/29(火) 19:35:06 ID:ggMpie66
Red side story 2

笑っている顔、怒っている顔、いろんな顔を見てきました。
ずっと一緒に過ごしてきて、これからもずっと一緒に居たい。
そう思うようになったのは、つい最近のようで、ずっと前からだったかも知れません。
いつからこんなに好きになってしまったのか、私にもわかりません。

「うー…」

足りない頭だってわかっていますけど、必死に考えてしまいます。
彼は私とあの人のどちらが好きなんだろうって。

「やっぱりー…ブランさん…かなぁー…」

どうしても彼女と自分を比べてしまいます。
美人だし、胸もおっきいし、支援も上手だし。
比べて私は童顔で、胸はぺったんこで、突っ込むことしか脳が無いルーンナイト。
鎧を外した胸の辺りをぺたぺたと触ってみても、ため息しか出てきません。

「グルルルルル…」
「大丈夫だよー?心配しないでー…?」

ベッドの横で丸くなっていたドラゴンが喉を鳴らす。
まるで私をいたわっている様に、無骨な瞳で視線を向けてくる。

「やっと好きって…言えたのになぁー…」

最初はカッコイイ人位にしか思っていなかった。
でもその人は優しくて、暖かくて、そして私を信じてくれる。
いつも突っ込む私の背中を見ていてくれる。
あの人がいるから、私は頑張れる。
それにやっと気づいたのに、気づくのが遅すぎたみたいです。

「もしダメでもー…君はずっと側にいてくれるよねー…?」
「グルル…」

そっとドラゴンの頭を撫でると、ドラゴンは目を細めて小さく喉を鳴らした。
どこにも行かないと言っているかのように、じっと動かないままで。

「やっぱりー…ウォーロックとアークビショップってお似合いだよねー…」

ポツリと吐いた弱音をかき消すように、ドラゴンは私の手を甘噛みする。
痛くは無いけれど、ドラゴンは私の手を噛んだままじっと私を見つめてくる。
”諦めるな”そう言っているように見えて仕方なかった。

「ありがとう…君は…優しい子だねー…」

ドラゴンの温もりを手に感じたまま、いつしか私は眠りに落ちていたのでした。


Black side story 2

テスタに告白されてから、どこへ行く当ても無くいつもの酒場に来ていた。
お互いの拠点は知っているから、テスタを追いかけようと思えばすぐに追いかけることはできた。
それでも、俺の足は動いてくれなかった。
一人で酒場入るのはどれだけぶりだろうか。
その位、ずっと一緒にテスタと狩りをしてきた。
テスタを意識しなかったといえば嘘になるが、意識していたといっても嘘になる。
そして、ブランを意識していなかったといっても、嘘になってしまう。
結局はぬるま湯につかっていたいだけだったんだろうか。

マスター「お、今日は一人か。珍しいな」
「俺にも色々あるんだよ」
マスター「夫婦喧嘩は犬も食わないって言うがねぇ」

マスターはニシシと笑みを浮かべながら、注文もしていないのにビールを出してきた。
”夫婦喧嘩”第三者にそう言われると、俺とテスタが他人からどういう風に写って見えたのかが伺えた。

「俺らは夫婦じゃないんだが?」
マスター「似たようなモンだろ?早く仲直りしねぇと他の誰かに取られちまうぞ?
     テスタちゃん、めんこいからな」
「お生憎様、今日テスタから好きだって告白されたよ…」
マスター「よかったじゃねぇか。なのに、おめぇさんなんてツラしてんだよ?」

俺はマスターに対して事の経緯を話した。
テスタとはずっと一緒に居たいと思っていたこと。
しかし、最近惹かれているかもしれない女性が居ること。
それに気づいたテスタが俺に告白してきたこと。
全てを話し終えると、マスターは神妙な顔つきになっていた。

マスター「まあ、おめぇさんが悪い」
「だろうな」
マスター「テスタちゃんは勇気出しておめぇさんに好きだって言ったんだろ?
     おめぇさんは、いいにしろダメにしろ何かしら言ってやるべきだ。
     そうじゃねぇと、テスタちゃんが可哀相すぎるだろうよ」
「そのいいにしろダメにしろがわからんから悩んでるんだよ…」

はぁ、と深くため息をついた瞬間、俺の頭に衝撃が走った。
見れば拳固を掲げたマスターが俺を睨み付けていた。

マスター「おめぇさんがそんなだから、女の方に言わせちまったんじゃねぇのか?
     こういうのは男の方がケツ持つもんだ」
「わかっちゃいるんだが…こんな中途半端な気持ちじゃ、テスタに失礼だろ?」
マスター「そんな言葉が出るってこたぁおめぇさん…テスタちゃんにゾッコンホの字じゃねぇかよ?」

マスターは死語を連発しながらニカっと快活な笑みを浮かべた。
”行ってやれよ”と言わんばかりに、出入り口を指差す。
瞬間、出入り口の扉が開いた。
そこから現れたのは、酒場には似つかわしくない真っ白な出で立ちをしたアークビショップ、ブランだった。


White side story 3

今日もいつもの木陰に座ってあの人を待つ。
それが日常になってきていた。
でも、あの人は今日木陰には来てくれなかった。
長いようで短かった偶然も終わったと、私は不意に思った。
あの人は木陰に来なくても、あの子と一緒にいるんだろうな。
そう思うと、何故か悲しくなってしまう。
人を好きになったのなんて、何年ぶりだろう。

「……もっと……話たかったな……」

私は自分の気持ちを上手く伝えることができない。
だから、あの人への想いも、伝えることができない。
ただ待つだけの恋。
きっとずっと待っていても、あの人は同じ場所にいる。
そして後ろを追いかけているあの子が追いつく。
かっこよくて優しい男の人と、明るくて可愛い女の子。
多分二人はお似合いだと思う。

「……シュバルツ……さん……」

不意に口からあの人の名前が零れる。
私はあの人にとって必要なの……?
あの人が見ているのは私……?それともあの子……?
私がアークビショップだから優しくしてくれたの……?
考え出すと負の連鎖は止まらない。

「…………」

私を見て欲しい……。
私に触れて欲しい……。
私を……愛して欲しい……。
あの子じゃなくて……私を……。

「……ダメね……聖職者失格……かな……」

人の恋人を欲しがるなんて、ダメな女ね……。
偶には、お酒でも飲んでみようかな……?
人は悲しいとき何かに縋りたくなる。
それが今回はお酒だっただけ。
そう思って、プロンテラのとある酒場の扉を開いた。
そこに居たのは、私が想う人だった。

「……シュバルツ……さん……?」
「ブラン…?」

何でこんな所に……そう思うしかなかった。
やっと諦めかけた思いは、その人の顔を見た瞬間に再び蘇る。
酒場にはマスターとシュバルツさんと私の他には誰も居ない。
マスターはシュバルツさんと私の顔を見比べていたけれど、そんな事にはもう構っていられなかった。
この想いは、もう止められない……。

「……シュバルツさん……話したいことがあるんです……」
「どうした…?」

私は気合を入れるようにすっと深く息を吸い込む。
そして彼を真っ直ぐ見つめながら口を開いた。

「……私を初めて……狩りに誘ってくれた日の事……覚えていますか……?」
「覚えてるよ。木陰にいつも座ってたから、よく覚えてる」
「……私……嬉しかったんですよ……?……こんな私でも……誘ってもらえて……」

マスターは目を点にして私のことを見ていた。
それが何を意味するのか私にはわからなかったけれど、こんな場所でこんな事を言い出すなんて、気が触れた女だとでも思ったのでしょう。
それでも、私は言葉を紡ぐ。

「……そして毎日貴方たちと狩をして……話をして……気づいたんです……」

彼は話をずっと聞いてくれている。
次の一言を踏み出す、たったそれだけのことなのに、勇気が出ない。
でも、言わずに終わるよりは言って終わりたい。
その方が吹っ切れるから。
また明日から、いつもの私に戻れると思うから。

「……私……私、貴方が好きです……!……貴方にはあの子が居るって……わかっていても……
 ……それでも、私は貴方に……この想いを、伝えたかったんです……!」

視界が揺らぐ。
いつの間にか泣いてしまっていたみたい。
泣くなんて思ってもいなかったのに、想いを口にした瞬間、涙が止まらなくなった。
彼がどんな表情をしているのかもわからない。
今はただ、彼の言葉が聞きたい……。

203 名前:続続続続199 投稿日:2011/03/29(火) 19:36:52 ID:ggMpie66
Black side story 3

青天の霹靂とはこの事を言うのだろうか。
突如として現れたブランは、あろう事か俺に愛の言葉を紡いだ。
その言葉はいつものブランからは想像もつかないほどに熱く、真っ直ぐだった。
その真っ直ぐな言葉を受けて、俺の頭の中に浮かんだのは

『シューさーん!』

あいつの笑顔だった。
答えはもう出ていた。
ただ、今の関係が心地よくて、壊したくなかっただけ。
それを今はっきりと認識させられた。

「ありがとう。でも……俺を待ってる人が居るんだ。」
「……はい……」

涙を浮かべたブランの瞳を俺も真っ直ぐ見つめて言葉を紡ぐ。
意を決するように一度だけ深く瞬きをして、再び口を開く。

「俺はあいつが……テスタが好きなんだ」
「……わかって……いました……」

涙をぼろぼろと流しながらも、ブランは無理やりに笑顔を作って見せた。
痛々しいその笑顔。
唇が震え、今にも崩壊しそうな笑顔で、ブランは俺を見つめてくる。

「……早く……行ってあげて下さい……私、が……笑顔で……いられる……うちに……」
「ありがとう……」
「……女の子は……こんなに弱いんです……だから、ちゃんと……守ってあげて下さいね……」

ぎゅっと法衣を握り締め、必死に堪えるブランの横をすり抜けて酒場から出る。
すり抜けた瞬間、小さな声が耳に届いた。
その言葉は、俺にとっては祝福にも呪詛にも聞こえた。

「……お幸せに……」

彼女はそう呟き、俺に速度増加をかけたのだった。


White side story 4

「俺はあいつが……テスタが好きなんだ」

決死の思いで紡いだ言葉は、彼に届かなかった。
彼があの子が好きだってわかっていた。
わかっていたはずなのに涙が止まらない。

「……お幸せに……」

それは私が言える精一杯の皮肉であり、本心。
自分が愛した人。
その人が幸せになる時、隣に居るのは自分がいいに決まっている。
それが他人だっただけ。

マスター「おめぇさん…強い女だな」
「……そんなこと……ありません……」

もう笑顔を作る必要はないのに、顔は笑顔のままで。
このまま泣き崩れたら、ずっと泣いてしまいそうな気がして。
だから笑顔を崩さずに居ただけ。

マスター「俺には他人の恋路にあれこれ言う道理はねぇが…つれぇよな」

マスターは小さく苦笑すると、慣れた手つきでカクテルを作り始めた。
そうして出来上がったのは、ピンク色のカクテルにピンクのハイビスカスの花が飾られたカクテル。
それを私に差し出してくる。

マスター「奢りだから、飲んどきな」
「……ええ……頂きます……」

元々ここにはお酒を飲みにきたのだ。
こんな時くらいお酒に浸っても誰も文句は言わないでしょう。
そのカクテルを口に含むと、甘さとレモンの香りが口一杯に広がった。

「……美味しいですね、このお酒……」
マスター「見た目どおり、ハイビスカスってんだよ。知ってるか?ハイビスカスの花言葉はな……」

マスターが次に紡いだ言葉を聴いた瞬間、私の笑顔は崩れてしまった。
折角まだ笑顔で居られたのに、泣き崩れてしまう。
このマスターは本当に人が悪い。

マスター「上品な美しさ、繊細な美。そして……新たな恋」

204 名前:続続続続続199 投稿日:2011/03/29(火) 19:38:50 ID:ggMpie66
Black side story 4

俺は走る。
酒場から宿屋までの距離は大した距離じゃないのに、それがとても長く感じてしまう。
速度増加がかかったこの体は普段より軽いはずなのに、それでも息が切れる。
やっと宿屋にたどり着くと、フロントの女性に声をかけた。

「…ハァ…ハァ…ここにテスタという女が居るはずだ…部屋は一緒でいい、代金はここに置いておく…」
フロント「かしこまりましたが、テスタ様とはどのようなご関係ですか?」
「恋人同士……の予定!」

それだけ言うと、返事も聞かずに階段を駆け上がった。
階段の下から”305号室です!”と叫ぶ声が聞こえた。
よく考えれば部屋の番号すら聞き忘れていた。
それ程、俺は焦っていた。
3階まで一気に駆け上がり、305の札を探す。
すぐに見つかったその札がかかった扉の前で息を整え、扉をノックする。

「テスタ、居るか?」
「シューさん…?」

部屋の中から聞こえた小さな返事。
暫くてカチャ、と鍵の開く音が聞こえた後、ゆっくりと扉が開いた。

「どーしたんですかー…?」
「どうしたじゃないだろ…返事を言いにきた」
「はいー…」

返事、その言葉を発した瞬間テスタの表情が若干曇った。
招き入れられた室内で俺は椅子に座り、テスタはベッドに腰掛ける。
テスタの傍らにはいつも乗っているドラゴンが鎮座していた。

「さっきブランに好きだって告白された」
「……よかったじゃないですかー!」

明らかに作り笑いだとわかるような表情で、気丈にも明るく振舞ってみせるテスタ。
その表情が、声が痛々しい。

「それでも……頭に浮かんだのはお前だった。いつもの、お前の笑顔だった」
「…………へ?」

ぽかんとした表情のテスタに、精一杯の言葉を紡ぐ。
テスタがそうしたように、また、ブランがそうしたように。

「他人に言われてやっと気づいたんだよ。俺は……お前が好きだって」
「シューさん……ホントに、私なんかでいいんですかー…?ブランさんの方が…私なんかよりー…」
「他人じゃダメなんだ……お前がいいんだ!テスタ!」

椅子から立ち上がり、ベッドの上のテスタに向かって駆け寄る。
その小さな体を抱きしめると、テスタもぎゅっと抱きついてくる。
ずっと一緒に居たのに、初めて感じるテスタの温もり。
ふと、俺の首筋に水滴が落ちた。

「シューさん…私も…シューさんが好き…大好き…」

涙を流しながら俺に抱きつくテスタをさらにきつく抱きしめる。
そしてそのまま、二人で倒れこむようにベッドに横になった。

「……シューさん……私ー……」
「わかってる…」

抱きしめていたテスタの体を離し、頬を2、3度撫でそのまま指を首筋に這わせる。
鎧を外し軽装になったテスタの体は、本当に小柄で華奢だった。
テスタは俺の指の動きにくすぐったそうに身じろぎする。

「…っ…シューさん、する前に……キス……して下さいー…」

言われてみればそうだ。
物には順序というものがある。
こういうときはキスから始めるものだ。
俺はテスタの唇にそっと己の唇を重ねた。

「…んっ…えへへ…」

唇を重ねるだけの稚拙なキス。
それだけなのに、テスタの顔は綻んでいた。

「続けるぞ?」

一度唇を離し、もう一度口付けをする。
今度は重ねるだけのキスではなく、己の舌でテスタの唇を割る。
硬く閉ざされていたテスタの唇は、俺の意思を理解したかのようにゆっくりと開いた。

「…ふぁ…ん…ちゅ…」

テスタの口内に舌を入れ、互いの舌を絡めあう。
滲む唾液を舐めあい、吸う。
それだけの行為なのに、テスタの体はピクリと反応を示す。

「…っ…ぷぁ…こういうキスもあるんですねー…」
「そりゃな…好きな女にしかしないが…」

好きな女。
一度言ってしまえば次からは楽にその言葉が出てくる。
その言葉を聞いたテスタはまた笑みを浮かべていた。
そんなテスタの首筋から鎖骨、そして胸へと指を滑らせた。

「…んっ…シュー…さん、ごめんなさい…胸、ちっちゃくてー…」
「胸でお前を好きになったわけじゃない。気にするな」
「でも…つまらなくないですか…?こんなちっちゃい胸じゃ…」

苦笑を浮かべるテスタの胸を服の上から軽く撫でる。
確かに小ぶりではあるが、その柔らかさはしっかりと伝わってくる。
その小さな胸に、俺は指を沈めていった。

「…ひゃっ…あ、ん…っ…」

男に触られるのは初めてなのだろう。
テスタはどうしていいのかわからないといった様子でくすぐったそうに身じろぎする。
しかしその口からは甘い吐息が零れ始めていた。

「…んっ…ふぁ…シュー、さん…」
「小さかろうがなんだろうが関係ない…お前のだからな」

この柔らかさを指に直接感じたくて、テスタの服を捲り上げる。
そこには小ぶりな双丘と、ピンク色の突起があった。
よく見れば肌には小さな傷や打ち身の痕がある。
これは職業柄仕方の無い事なのだろうが、その傷は誰かを守るために出来た傷。
そう思うと、その傷一つ一つがとても愛おしく感じた。

「傷ばっかりで…あんまり綺麗じゃない…ですよねー…?」
「誰かを守ってきたんだろ…?なら、十分綺麗だ」
「…そんなこと…なっ、ひゃぅ!」

胸の周囲にある傷一つ一つに舌を這わせる。
そこまで数は多くないから、一つ一つを丹念に舐めあげる。
それと同時に露出した胸と乳首を指で刺激する。

「…んっ…ひあっ!…ふぁ…あ…」

指を動かすたび、舌で舐めるたびにテスタの口からは甘い吐息が零れる。
そんなテスタの姿がたまらなく可愛くて、その声をもっと聞きたくなる。
俺はそっと乳首に口を寄せた。

「…ああっ…シューさん…吸っちゃ、やぁ…!」

わざとらしく音を立てて乳首を吸いたてる。
徐々に硬さを帯びていくそれを舌で転がし、甘噛みする。
そうしながら、俺はテスタのスカートを捲くり上げ、ショーツの上から秘裂をなぞった。
そこはもう、しっとりと濡れていた。

「…んっ…!シュー…さん…」

テスタは不安そうに俺の名を呼ぶ。
初めて触れられる秘裂の感触に戸惑っているようにも見えた。
俺はショーツの上から下腹部を少し撫でると、その中に手を滑り込ませた。
茂みの感触はなく、直接柔らかな秘肉の感触が指に伝わってくる。
ぴっちりと閉じたそこを解すように、優しく指を動かす。

「あっ!…ふぁ、ん…っ…あぅ…!」

指に愛液を絡め、先端だけを膣内に出し入れする。
テスタが痛みを感じないように、徐々に指の深さを変えていく。
しかしきつく閉じたそこは俺の指の侵入すら拒んでいるように感じる。
そこで俺は指を上にスライドさせ、小さな突起を摘んだ。

「きゃうっ!?シューさん、それ、あっ…!んぅ…!」
「大丈夫だから、力を抜いて…な?」

急に強い刺激を受けたテスタの体は大きく跳ね、体を強張らせる。
ほんのりと上気した肌に汗が浮かんでいた。
テスタは未知の快感に耐えるようにぎゅっとシーツをつかんでいる。
そして指に感じる熱さと愛液は、もう準備が整ったことを示していた。

205 名前:続続続続続続199 投稿日:2011/03/29(火) 19:39:16 ID:ggMpie66
「テスタ…入れるぞ…?」
「…っ…はいー…」

ショーツから手を抜き、ショーツを下ろす。
ショーツとテスタの秘裂の間に透明な糸が引いた。
俺もズボンとパンツを脱ぐと、いきり立った俺自身が顔を覗かせた。

「そんなおっきいの…ホントに入っちゃうんですかー…?」
「女の体はそういう風に出来てるはずだ…心配するな」

俺のはそこまで大きいというわけではないが、初めて目にする男自身としては十分すぎるサイズだろう。
緊張を解すために、そっと口付けをしてから己自身をテスタの秘裂にあてがう。
かなり狭そうに感じるそこに、俺はゆっくりと己自身を沈めていった。

「…っ…うんっ…!いっ…あぁ…!」

テスタは痛みを堪えるためか、ぎゅっと俺にしがみついてくる。
膣内から己自身を押し返すかのような抵抗を受けながらも、確実に沈めていく。
そうしているうちに、やっとテスタの最奥にたどり着いた。

「…こんなに…痛い、なんて…思っても見ません、でした…」
「ごめんな…痛い思いをさせて…」
「…いい、ん、です…痛い、のは…慣れっこです、し…」

テスタは破瓜の痛みにうっすらと涙を浮かべながらも俺に笑顔を向けた。
そしてテスタの方から俺に口付けをしてきた。

「…好きな人を受け入れられるのも…女の子の特権、ですからー…」

痛みを感じているはずなのに、テスタはそれでも笑顔を浮かべる。
その笑顔は偽りの笑顔ではなく、本当にそう思っていることが感じられる笑顔だった。

「…どうぞ…動いて、下さいー…」
「ああ…」

テスタの言葉を皮切りに、ゆっくりと腰を動かす。
あまりにきつく、狭く、そして熱いテスタの膣内に、すぐに達してしまいそうになる。
それをぐっと堪え、己自身に絡みつく柔らかな膣肉の感触を感じていた。

「…っ…!あぅ!…ふぁ、っ…!」

当然まだ痛みが残っているのだろう。
声を殺しながら耐えるテスタの膣内を己自身が荒らしていく。
ゆっくりとではあるが、その速さを徐々に上げ、テスタの膣内を広げていった。

「…ふぁっ…ん…はぁ、っ…あん…!」

徐々に痛みが取れてきたのか、テスタの口からは痛みではない何かを表すような声が零れ始めていた。
それを合図にするように、俺はさらに腰の動きを早める。
肉と肉がぶつかり合う乾いた音と淫らな水音が部屋に響き始めた。

「シューさん、っ、あぁっ!シュー…さぁ、んぅ!」

切なそうに俺を呼ぶ声。
その声をもっと聞くために、さらに激しく腰を打ち付ける。
いつしかテスタは何かのタガが外れたように、俺を呼びながら喘ぎ声を上げていた。

「あっ、ん、ふぁぁ!シューさん、シューさぁん…あぁぁ!」

完全に痛みより快楽が勝るその声。
柔らかな肉壁が俺自身を離すまいと絡みつく。
入れるときは従順に、抜くときは縋るように、テスタの膣内は俺をきつく締め付けていた。

「シューさん、何か、変…あうっ!…はぁ…っ、あぁ!」
「怖がるな、そのまま…感じるんだ…」

息を荒げじっとりと汗ばんだテスタの体を抱きしめながらスパートをかける。
より大きなグラインドでテスタの膣内を刺激する。
時折お腹の裏側を強く擦ったり、抜けるぎりぎりまで腰を引いて小刻みに動かしたりと、自分よりテスタを感じさせるために動く。

「あぁっ…ふぁ…ああんっ…!…シューさん、だめ…ふぁぁ!」

更にきつくなる締め付け。
テスタの体が震える。
俺の方もそろそろ限界が近い。
激しく腰を打ちつけながら、湧き上がる射精感を必死に堪えていた。

「テスタ…出すぞっ!」
「んぁっ!…はい…っ、ふぁ、あっ…ひぅ…ん、あぁぁぁぁ!」

テスタの最奥に到達した瞬間、膣内がぎゅっと締まった。
テスタは更に俺を強く抱きしめ、同時に、俺はテスタの最奥で精を放っていた。

「あぁぁ…っ…うん…ふぁ…ぁ…」

テスタは射精の感触に小さく声を上げた。
何度も放たれる精液を搾り取るように、テスタの膣内が蠢く。
そしてゆっくりと己自身を引き抜くと、鮮血と精液が混じった液体がテスタから零れた。

「ごめんな…痛かっただろ…?」
「…平気、です…シューさんを…一杯、感じられましたから…」

そう言ってテスタは柔らかく笑顔を浮かべた。
その唇に、俺はそっと口付けをした。

206 名前:続続続続続続続199 投稿日:2011/03/29(火) 19:41:47 ID:ggMpie66
Dragon side story

ドラゴンはいつの間にか部屋から姿を消していた。
主人の情事に居合わせるほど野暮ではない、そう言うかのように抱きしめあう主人と想い人に対して小さく鼻息をつき、フロントの方へと移動していたのだ。

フロント「よかったねー、貴方のご主人様。やっと、想いが通じたみたい」
「グルル…」

ドラゴンはフロントの女性に撫でられながら、小さく喉を鳴らす。

フロント「偉い偉い。ちゃんとわかって部屋を出てきたんだね」

フロントの女性は笑みを浮かべると、さらにドラゴンを撫で続けた。
ドラゴンはやれやれ、といった表情を浮かべながらもじっとそれを受け入れていた。
それが今ドラゴンにできる、ただ一つの暇つぶしだったから。
これからは暫く外で寝ることになるだろう。
季節が春で本当に良かった。
そう感じながら、ドラゴンは眠りについたのだった。


Epilogue

行為の後、俺達は二人でベッドに横になっていた。
一人用のベッドは二人で寝るには少々狭く感じられた。

「シューさん、本当に私でよかったんですかー…?」
「よくなかったらこんなことしてないだろ」

ペチン、といつものようにテスタの頭を叩く。
しかしその言葉は、本当に不安だったから出てきたのだろう。
その表情は微かに曇っていた。

「誰がなんと言おうと…俺はお前が好きだよ。嘘じゃない」
「シューさん…」

テスタの髪を鋤くように撫で、今日何度目かのキスをする。
そうしてやっと、テスタは笑顔を浮かべた。

「私もシューさんが大好きですー」
「知ってる」

互いの気持ちを確認し合い、クスリと笑みが零れた。
幸せというのはこういうことを言うのだろうか。
ふとテスタの方を見ると、安堵したのか小さな寝息を立てていた。

「…お休み…」

俺は小さく呟いてテスタの額にキスをする。
誰かの想いのおかげで気づけた自分の想い。
それを今改めて実感できる。

「…ありがとうな…ブラン…」

再び小さく呟いて、俺は目を閉じた。
目を閉じると今までの日々が蘇ってくる。
そこにはいつもテスタがいた。
そして目を開けた時にもテスタがいるのだろう。
これまでがそうだったように、これからも、ずっと―――…

――――――――――――
以上になります。
どこかに固めてアップすればよかったと後悔しました…。
それでは失礼いたいます。

207 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2011/03/30(水) 01:19:49 ID:fll7n0M6
乙、元気印のルナ子かわゆす

208 名前:101 投稿日:2011/03/30(水) 21:32:43 ID:x9kW2zNI
>>199
乙であります。
キャラクターの心理描写が出来るってすばらしいです。
あと、ドラゴンがカワイイ。

さて、自分も放置していたあれをボチボチ再開。
Pixivにロム用の垢を作ってはいたんだが、どうにも使い方が分からん&メジャーな所は
万が一リアル知人とかに見られたらオワタになるんで萌え板のUpロダをお借りしました。
こちらは199氏の雰囲気とは真逆なのでご注意を。

ttp://moeita.net/cgi-bin/uploader/upfiles/file1298567641.zip

209 名前:101 投稿日:2011/03/30(水) 21:33:39 ID:x9kW2zNI
すみませんURL張り間違えました…orz
此方です
ttp://moeita.net/cgi-bin/uploader/upfiles/file1301487957.zip

210 名前:101 投稿日:2011/05/06(金) 23:55:49 ID:eCob0dfc
お世話になっております。
>>101でございます。
万が一リアル知人とかに見られたらオワタになると言ったがアレは嘘だ(キリッ
そもそも友達がいな…ゲフンゲフン

というわけでPixivのアカウントに城下町シリーズをUploadしました。
併せて新規に06話をUploadしましたのでお暇でしたらどうぞご覧ください。

ttp://www.pixiv.net/member.php?id=518206

211 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2011/06/28(火) 20:10:21 ID:mGFxfSVw
以前えろだにうpしてた万年亜茶太郎って人見てないかな〜
カクテルって話保存したいし続き読みたい

212 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2011/07/31(日) 23:44:37 ID:zayPCuAc
>>199さんの話、今更ながら楽しく読ませて頂きました。
>>208さんも言ってますけど、描写が細かく、エロ抜きの読み物としても面白いと思いました。
ブランルートの話なんか期待してみたりして・・・・無いかな

213 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2011/10/27(木) 18:14:15 ID:BzDL91w.
ずいぶんと久しぶりに来てみた。
>>199氏の話、途中までブランルートだと思ってた。
やられたなぁ。
>>212氏と同じだが、ブランルートも見てみたい。
君の声とかみかん作品もあるけど、
そちらはずいぶんと間が開いてしまってるから
続編は難しいよなぁ。
最近はあちこちサイトが占められてしまって寂しい限りだ

214 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2011/10/28(金) 07:36:09 ID:05Y.jFdU
あちこちサイトがしめられて、で想い出した訳じゃないですが
保管庫wikiさんのあるaaacafeが12月1日でサービス終了するらしいです

で、俺百合スレの方の保管庫は避難所立てたんだけど、こっちでも需要が
あるのであればこちらも避難所を立てようと思うんですが、どうでしょ
ただこっちは作品数が多いから、お手伝いさん募集する事になるとは思いますが
何か御意見あればよろしくお願いしまする

215 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2011/10/28(金) 12:00:49 ID:QFIH7eHo
>>214
たぶん需要はある…と思うが、このスレも異様に過疎ってるから
お手伝いさんがいかほどいるかわからんが

216 名前:214 ◆CM2d/No0eM 投稿日:2011/10/31(月) 00:43:33 ID:eSizt06.
まあ過疎ってるのは仕方ないですな
作業は出来るだけ進めたいですけどこっちもあれこれ忙しいから
間に合うかどうか・・・

取り敢えず設置しました

みんなで作るRagnarok萌えるエロ小説保管庫 の避難所
ttp://mmo2ji.2kki.com/ro/pukiwiki2/index.php?FrontPage

作業は逐次行っていきたいと思います
で、もし宜しければどなたか手伝って頂けると幸いです
要領としては避難所へ新規でページを作成して、保管庫様の作品をコピー
して行く感じです

217 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2011/10/31(月) 06:39:43 ID:futqd/k.
>>216
作成乙。
自分も手伝える分は手伝うよ

218 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2011/10/31(月) 07:00:00 ID:futqd/k.
避難するにも、古い作品はみんな編集不可になっていて
こっちからこっちへコピってペタって訳に行かないのが辛いなー。
とりあえず、コピれそうなのはコピったよ

219 名前:214 ◆CM2d/No0eM 投稿日:2011/10/31(月) 08:02:00 ID:2kKJaAYE
>>217
お手伝い感謝
要領としては、保管庫さんの各ページの「差分」を表示してそれをコピー、
避難所に貼り付け、と言う感じだと多少楽に
ただ差分をこぴると、先頭に半角空白が入るのでそれを取り除くのが面倒ですね

220 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2011/10/31(月) 08:49:32 ID:futqd/k.
>>219
そうか。表示でおかしくなるのは半角スペースが入っているからなんだな。
だいぶ入れ込んでからそれに気づいたよ orz
削除もできないので、214氏が気がついたときにでも削除してもらえるとうれしい。
連)憂い愛することの4以外はたぶんダメだと思う。
手間をかけさせて申し訳ない

221 名前:214 ◆CM2d/No0eM 投稿日:2011/11/02(水) 00:24:34 ID:JtFeF5qA
お手伝い感謝
半角スペースの事は伝えるのが遅れてしまって申し訳ないです

で、何かいい手は無いかなと考えて、ぱぱっと支援プログラム組んでみました

ttp://mmo2ji.2kki.com/ro/delspace.zip
.NetFramework2.0以上の環境が必要になります

何をする物かと言いますと、差分こぴった後、このプログラムの「クリップボード操作」
ボタンを押すと、クリップボードの中の文字列から先頭半角スペースを取り除いて
クリップボードに貼り直す、と言う動作をします
それを避難所の方に貼り付ければOKと言う感じです

一応テスト済み(連)の1で)、動作確認済み、ウイルスチェック済み
信用出来ない場合は使用はお勧め出来ません

…作業進めたいけど明日も朝早いんで続きは明日以降に…

222 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2011/11/02(水) 12:26:53 ID:clNiwTiQ
>>221
ポンと簡単にプログラムが組めるのをうらやましく思いながら…。
いただいた支援でだいぶ楽になりましたよ。
自分が目に付いたものからだから、かなり偏ってるけど

223 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2011/11/05(土) 03:06:11 ID:ZlZuAoPc
数年振りに開いたスレ。
動きがあって凄くうれしいです
などと言う自分は、以前小説を上げていた者です。
未完成だった自分のシリーズ、もう忘れられているだろうけど
構想は残っているので形にしてみようという気持ちになりました。
作業の方も協力させていただきます。

自分のHPが消えちゃったせいで、
我が子たちが消えて無くなちゃったのが悔やまれる…

224 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2011/11/05(土) 08:44:42 ID:evTv66bY
>>223
未完の物も多いので楽しみにしてます

225 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2011/11/06(日) 06:14:15 ID:mfwms2sE
>>223
HP公開してた人…誰だろう
ロズエルの人かRO CASKETの人かな?

226 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2011/11/06(日) 19:09:29 ID:uJu/nNKA
どっちの人でもうれしいなぁ

227 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2011/11/14(月) 23:08:46 ID:XXDkufQ.
>>214
Wiki作成お疲れ様です。
私も微力ながら何か手伝えればと思います。

>>212さん、>>213さん
実は今別の話を書いていて、ブランルートはまだまだ先になりそうです。

228 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2011/11/16(水) 14:53:01 ID:pu89qm8g
>>223
のんびりまってるよー

229 名前:214 ◆CM2d/No0eM 投稿日:2011/11/23(水) 11:55:58 ID:h/Oi284w
すんまそん、今までデスマってて休み無かった…
手伝ってくれた皆様に感謝感謝

取り敢えずこっちも作業再開しまして、英文字タイトルの方は取り敢えず
移植終わりました
昼飯食ってから日本語タイトルの方の作業に入って、それが終わったら
HTMLの方の作業に入って…今日中に間に合うかコレ?w

230 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2011/11/27(日) 00:28:46 ID:qUry9cgQ
避難所支援。
連)から始まってる連作モノの残りを全部避難所にコピペ完了。
ただしばらくの間、なぜか萌えスレ保管庫のをコピペするっていうバカやったw
RecentDeletedに一杯痕跡が残っちまった/(^o^)\

しかし単純作業だけどずっとやってるとこの作業は疲れるな…。
>>214氏と手伝ってた人はすごいわ。
そして作業始めて気づいたけど>>221のツールが無いとこれは厳しいなw

残りがまだ半分近くあるんで、いるなら他の方々も是非手伝いを頼む。
サービス終了日の12/1はもうすぐだし。

231 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2011/11/27(日) 01:48:10 ID:qUry9cgQ
そうだ言い忘れたことが。
連)おあずけ/4 の改行が一部狂ってたっぽいんだけど、
直すのは後でもできると思ってとりあえず元のままコピペした。

232 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2011/11/28(月) 12:24:20 ID:SfRlF6tA
後何々残ってるの?

233 名前:214 ◆CM2d/No0eM 投稿日:2011/11/28(月) 15:46:04 ID:UedUBtoY
今日は休みになったんで昼から作業開始してますた(昼まで寝てたw
日本語タイトルのカタカナ部分まで完了〜
後は漢字のタイトルの作品と、HTMLになってる作品です
確かHTMLは構造ごとダウンロード出来るフリーソフトどこかにあったな…

234 名前:214 ◆CM2d/No0eM 投稿日:2011/11/28(月) 22:43:46 ID:UedUBtoY
おし、長)と連)とhtmlページ以外は終わった…長かった…

長)と連)も先にやって頂いた分があるから、あとちょっとですな
htmlページの方の回収作業に先に取りかかりまする

235 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2011/11/29(火) 01:05:01 ID:.y24F70s
長)+アルファベットから始まってるタイトルのをコピペしました。
ちょっとだけですがお手伝い。

236 名前:214 ◆CM2d/No0eM 投稿日:2011/11/29(火) 23:45:49 ID:5O/gscWA
ありがとうございました。おかげで長)作業完了

あとhtmlは全部回収出来たのですが…
やった〜このままアップすれば終わりだーと思って何の気なしにソース見たら、
AAACafeとGoogleAdWordsのJavaScriptが埋め込まれていた、勘弁してくれw
後でスクリプト記述部分だけ削り落とすプログラム組んで一気にやっちまおう…

さて、いよいよ連)に入りますよ

237 名前:214 ◆CM2d/No0eM 投稿日:2011/11/29(火) 23:59:33 ID:5O/gscWA
こぴってくれたみなさんありがとう
おかげでhtml以外の作品の全回収を確認しました

後どうにもならない所(例えば投票所とか)は、ちょと断念するしかないかなあ
同じCGI設置してもいいですけど

htmlについてはもう数日時間を頂きますが、後で間違いなく上げて起きます
掲示板については検討中

と言う事で、これで一旦こちらでの作業募集を終わる事にします
皆様本当にありがとうございました

心残りは萌え小説スレまで手が回らなかった事。時間が足りなかったんや…

238 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2011/11/30(水) 10:53:58 ID:6SjHJv5c
214氏本当にお疲れさん。
どうにもならんところはどうにもならんって事で
しょうがないんではないだろうか。
全部丸ごとそっくりって訳にいかんよ、やっぱり。

239 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2011/11/30(水) 11:06:54 ID:YU5LxnRU


240 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2011/12/20(火) 12:37:59 ID:H7uueW4w
>>214 ありがとおつかれさん。
回収できなかったのは仕方ないさ。

241 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2012/01/29(日) 03:43:14 ID:JADty.M6
えろだに上がってた作品持ってる人いないかな。
えろだ繋がらなくなって読めなくなっちゃったのでこれを機に
どっかにアーカイブしたいんだけど自分殆ど持ってなくて(´・ω・`)

242 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2012/01/30(月) 18:54:06 ID:UK6JTyRk
特殊な嗜好なのでよければいくつか手持ちが…というか書いてましt。
ちなみにどっかにアーカイブっていうと、wikiみたいに再度どこかにまとめるのですか?

243 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2012/02/01(水) 02:21:14 ID:e6a.I2.U
聖職者ドッペルゲンガー(ふたなり)の話と
万年亜茶太郎って人のカクテル(5話まで)という話なら持ってるな

244 名前:214 ◆CM2d/No0eM 投稿日:2012/02/02(木) 21:26:44 ID:iucWZ3.A
|ω・`)<(もしあぷろだ必要なら…

※再来週なら対応可能です、今週と来週は忙しくて_、すまそ

245 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2012/02/03(金) 01:13:24 ID:TIJrd2rI
>>244
えろだが潰れちゃったからあると嬉しい
スレに投下しにくい人もやりやすいんじゃないかな

246 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2012/02/03(金) 11:58:07 ID:tpjrJqPc
話の展開次第でスレを跨いじゃう事もあったので非常に有り難いです。

よーしロダ開店祝い合わせ目指して一本書くぞ!

…昔のかきかけのは…どうしよう

247 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2012/02/03(金) 18:53:22 ID:LzLeZifQ
是非書こうずー!
間を置くと案外書きやすいのが小説の不思議な所
ポッとアイデア浮かんだりする

248 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2012/02/07(火) 08:27:42 ID:PmvFLLOk
どうしよう…20kb近く書いたのに一向に濡れ場が始まらない件wwwww…orz

249 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2012/02/08(水) 08:52:25 ID:vPGC4ESQ
あるあるw
雰囲気重視で書いてると中々悩むなぁ

男から女に性転換した娼婦プリのSS書こうとしてるけど
中々上手く書けないジレンマ
書きたい事の断片は色々あるけど、それを上手く繋げられない/(^o^)\

250 名前:214 ◆CM2d/No0eM 投稿日:2012/02/12(日) 21:37:03 ID:nWigYpRY
お待たせしました、えろだに代わるろだを設置しました

Ragnarok Online エロ作品投稿所
ttp://mmo2ji.2kki.com/ro/eroda/

「えROろだ」とでもお呼び下さい
過去にあったえろだの代替えとしての利用を想定しています
その為スクリプトは同じ物を利用しています
現在最大アップロード可能サイズは5Mにしていますが、
サイズ変更要望があれば逐次受け付けます

251 名前:214 ◆CM2d/No0eM 投稿日:2012/02/12(日) 21:47:28 ID:nWigYpRY
(´ω`)<(とまあこんな作業をGvも出ないでやっていたとか言ったら、マスター怒るだろうなあw

252 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2012/02/12(日) 22:05:54 ID:H9vPQ/vM
開設お疲れ様です!早速書き溜めていた奴の一発目をば…あれ?これどうやって投稿するのですか?

253 名前:252 投稿日:2012/02/12(日) 22:14:38 ID:H9vPQ/vM
大変失礼しましたorz 無事Upれました。
気付け自分…

254 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2012/02/13(月) 00:53:05 ID:RylgOd/2
開設お疲れ様でした!
TOPのえろだ死んでるし、あれと差し替えてもらおうかなぁ
一応管理人に言ってきてもいいかね?

255 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2012/02/13(月) 01:06:27 ID:RylgOd/2
あ、それと>>252氏の作品見ようとしたんだが
そのままうpろだのtxtクリックして見ると文字化けしてた

右クリック保存した後なら問題無く見れたけど
もし見れないって人いたらそっち試してみるといいかも

256 名前:252 投稿日:2012/02/13(月) 12:07:31 ID:7KPcSeX.
出先から携帯でコソーリ。

文字化けの件失礼しました。
帰宅し次第Zipに固めてUpりなおします。

257 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2012/02/13(月) 17:11:18 ID:yS8.L4Uk
うぽつ!
どんぶりなんだろうか
特殊な嗜好と聞いて続きが気になる

258 名前:214 ◆CM2d/No0eM 投稿日:2012/02/13(月) 19:32:28 ID:exhWVpN.
皆様おつありでした、と言うか私は場を提供しただけなので、それはもう
作品作って下さる方々に利用して頂ければ本望ですよ

>>254
お願いしまする
と言うかそう言うのってどこに連絡すればいいんでしょうね?

>>252
文字化けかぁ…そこまではちょっとチェックし切れませんでしたね、申し訳ないです
何が原因かこちらでも調べて見る事にします

259 名前:252 投稿日:2012/02/13(月) 23:31:28 ID:SziCv442
お待たせしました。
Zipに固めてUpしなおしましたので、お手数ですが解凍下うえでお読みください。
何度も見直しても未だ誤字があったとは…orz


>>257
どんぶりもありますが、ショタ要素も含まれる予定ですのでご注意ください。

>>214(ろだ管理人)様
そういうのは管理人室(一番上のスレ)で相談してみは如何でしょう?

260 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2012/02/15(水) 02:22:02 ID:GUem6mk2
ちと管理人がちゃんと見てるか怪しいけど
管理スレにて報告しておいたよー

261 名前:どこぞの『アイツ』 投稿日:2012/02/19(日) 21:06:10 ID:iB/J86pI
どうもです。あいつです。
需要ガン無視でロダに第二話をUpりました。
よろしければドウゾ。

それにしても、校正ってのはむずかしい…何度見直しても誤字が出てくるなんてorz

262 名前:199 投稿日:2012/02/20(月) 00:41:10 ID:i6o0dkBs
>>261
2話も読ませて頂きました。
あんまり書くとネタバレになるので書きませんが、これからの展開が凄く楽しみです!


さて、そんな私も執筆中の身でして。
今書いているのは本当に長いというか、無駄に長いというか…
折角ロダも出来たので、導入部分だけ分割してupしてみました。
例によって無駄に長く、ご都合主義ですが、良ければ宜しくどうぞ。

263 名前:どこぞの『アイツ』 投稿日:2012/02/20(月) 01:27:40 ID:iJmi42Mw
>>199
ありがとうございます。
こちらも読ませていただきました。


最初、あれ?タイトル30daysなのに3日?とおもったらラストで納得でした。
しかしあの展開、恋愛ゲーム的には間違いなく調教(ダーク)路線か純愛路線かの分岐点ですねw
そして心の汚れた自分は間違いなく前…(スペルフィスト直撃)

264 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2012/02/20(月) 19:33:29 ID:2HV9JnKU
ろだ管理人さんっ!ロダがスパムまみれになってます!

265 名前:214 ◆CM2d/No0eM 投稿日:2012/02/20(月) 21:40:11 ID:sIk5BDM2
はーい、呼ばれて飛び出て

>>260
ありがとうありがとう、トップ変更まで確認しました

>>264
おいたする悪い人を追跡するのに時間かかりましたけどアク禁にしてみました
現在監視中です

266 名前:214 ◆CM2d/No0eM 投稿日:2012/02/20(月) 21:43:00 ID:sIk5BDM2
しかしこうもあっさりスパムやってくるのは問題ですね
早い所別なアップローダー用CGIもしくはphp探しますね

267 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2012/02/21(火) 01:16:32 ID:C1IoLQdc
迅速な対応乙!
どこからかぎつけてくるのやらーですな
まさかこんな短時間にスパムが沸くとは

268 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2012/02/21(火) 08:10:15 ID:LDomMhWQ
ロダの対応乙であります。

269 名前:214 ◆CM2d/No0eM 投稿日:2012/02/21(火) 21:11:34 ID:UGrETa7E
毎度どうも、乙ありです

昨日のおいたした悪い人は…まあ所謂「操られPC」なんでしょうけど、ロシアドメインでした
露助許すまじ

で、調べていたら中華ドメイン弾くと言う基本を忘れてたので慌てて処置しました
現在.htaccessの記述を調整している所です
突然アクセス出来なくなったとか言う問題が出たら連絡を下さいませ

270 名前:199 投稿日:2012/02/25(土) 02:15:42 ID:AI6hSgFE
>>214
ロダ対応お疲れ様です。

そしてひっそりと続きをアップ

271 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2012/02/25(土) 03:04:07 ID:RGvhcGUs
操られ怖いな
定期的にちゃんと病原菌やウェアのチェックしないとね

>>270
うぽつ!
ぶっちゃけ書いてて一番難しいのがエロシーンだと俺は思う

272 名前:どこぞの『アイツ』 投稿日:2012/02/25(土) 11:01:38 ID:0mRu6YKE
>>214
管理お疲れ様です。ゾンビPCは本当に厄介な代物だそうで…
とりあえずゾンビへの特効薬どうぞ。
っ[グロリアスショットガン]

>>199
最後の一文に物凄い修羅場フラグ臭が…(背筋を震わせながら

273 名前:199 投稿日:2012/02/25(土) 23:59:05 ID:AI6hSgFE
>>271
エロシーン難しいですよねw
でも、こんだけ長いの書いてたらエロシーンもかなり濃厚にしないと…!

>>272
ええ、もちろん修羅場もありますよww
なかなか上手に文章にできてないですが・・w

274 名前:どこぞの『アイツ』 投稿日:2012/02/26(日) 02:16:15 ID:IvXkAR0w
エロシーンも難しいですが、それ以上に難しい物もありますよ。
堕ちる瞬間の心理描写…コレさえ掛ければ続きが投下できるのですがorz

275 名前:どこぞの『アイツ』 ◆yuVOLBfkgQ 投稿日:2012/02/26(日) 23:51:19 ID:SEbF.aZ.
どうも、アイツです。
ためしにトリップつけてみました。

エROロダに第三話追加しました。
ある意味コスプレ回。
それをさせる理由を書いたらなんかとんでもなく胡散臭くなってしまったorz

276 名前:199 投稿日:2012/03/05(月) 15:26:11 ID:aJPPMiYk
>>275 アイツ様
エロ書きながらストーリーを作れるって羨ましいですw
自分はストーリーの最後にエロってパターンが殆どなので…


そんなわけで30Daysも続きをうp。
今回から全文をZipに固めてあります。
ぬるいパートばっかりですが、ご容赦をw

277 名前:どこぞの『アイツ』 ◆yuVOLBfkgQ 投稿日:2012/03/06(火) 00:24:27 ID:EkPHsQK2
>>199
お疲れ様です。
むしろ自分はあなたの心理描写スキルがうらやましい。
ちょっと去来しませんかね?w

エロについては作中の扱い次第ではないでしょうか?
エロ(という行為)を目的(あるいは最終目標)として扱うか、それとも手段or通過点(ウチの現状だと支配を目的にした調教)とするかとか。
純愛ものの場合、そもそも気持ちが通じ合わないと濡れ場に移行できませんし。
(途中、あるいは開幕で結ばれてその後いろいろあったりする場合もありますが)

5日目の買い物のシーンラスト、なんとなくフェイサにどす黒いものを感じた気がしますw
男が女に服を買い与えるという行動もあいまってこう…うん。

あと、声優ネタなんでアレですが、アリアの声がCV:伊藤美紀で脳内再生される件について。
(もっとピンポイントだとアーマードコア4のオペレーターの声)

こっちは土曜日に書き上げるつもりが波が引いてテンション駄々下がり状態にorz

278 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2012/03/07(水) 15:27:17 ID:ddBrDp6c
女装少年かわええのぅ・・・

いつだったか旧えろだに、サキュバスに取り憑かれて女の身体になった子が
娼館で働く話あったけど・・・作者さん途中で行方不明になって残念だった

この手のネタは久々で期待せずにはいられない
どういう感じでどういう方向性に書いていくのかwktk

279 名前:どこぞの『アイツ』 ◆yuVOLBfkgQ 投稿日:2012/03/08(木) 00:24:21 ID:o9njN6yE
04話をUpしました。
状況が状況名だけに、ヒロイン(?)の心象変化の表現が難しいですorz

>>278
wktkを裏切らぬよう頑張りまする。
それと、お探しのお話、キーワード的にこのスレの>>249様の事では?

280 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2012/03/08(木) 19:35:30 ID:i1PQUN2g
楽しみにしてたけど04が見れない・・・なんかあるのかな?

281 名前:どこぞの『アイツ』 ◆yuVOLBfkgQ 投稿日:2012/03/08(木) 22:06:27 ID:o9njN6yE
申し訳ありません、完成したブツをZipに組み込まずUpしてしまってました。
再Upし、正常であることを確認しました。

282 名前:199 投稿日:2012/03/08(木) 23:36:55 ID:xnM6hkmo
>>277 アイツ様
4話も楽しく読ませて頂きました。
毎度毎度続きが楽しみで仕方ない!

そしてアリアの声ですが、セレン・ヘイズを挙げてくるとは中々通ですね…w
声について誰をイメージしたとかはないので、各人で脳内補完していただければと。

ついでに30Daysの続きをアップ
残り半数を切って、物語も架橋に入ります。

283 名前:どこぞの『アイツ』 ◆yuVOLBfkgQ 投稿日:2012/03/09(金) 23:10:44 ID:CX8ambIU
>>199
17thday拝読させていただきました。
ネタバレ防止の観点からであまり多くは申し上げられませんが…
一言で言えば『やっちまったなぁフェイサぁ…』でしょうか?(本来なら即答が唯一かつ最善の状況において)


声に関しては、10日目Aパートの
「……こうしてみると、私は存外暇な人間なんだな……」
という台詞を読んだとき脳内で突如自動再生が始まりまして…w

284 名前:どこぞの『アイツ』 ◆yuVOLBfkgQ 投稿日:2012/03/20(火) 22:22:54 ID:GwBfVwz6
お久しぶりです。
エROロダのファイルに短編(第四話のアフターストーリー)を追加しました。
ピロートークに挑戦してみたのですが、そもそも当夜は事に及んでいないのはこれいかに。

285 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2012/03/23(金) 00:31:35 ID:eR1NtN92
セレン・ヘイズはAC4じゃなくてFAだろと突っ込む

286 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2012/03/23(金) 23:13:51 ID:93mZmb4g
>>284 アイツ様
うぽつです。

 来たか!
  ( ゚д゚ ) ガタッ
  .r   ヾ
__|_| / ̄ ̄ ̄/_
  \/    /

と思いましたが、どうやら私とは別の嗜好だったようで。
これからも楽しみに待っていますね!

>>285
そうだ、FAでしたw
FAばかりやっていたので、つい勘違いを…w

そしてついでに30Daysも続きをアップ。
今回は20日目になります。

287 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2012/03/24(土) 10:46:06 ID:Nxsavj1Q
ロダ管理人様。
またスパムが沸いております。

288 名前:214 ◆CM2d/No0eM 投稿日:2012/03/26(月) 00:45:00 ID:.pky8sQc
>>287
遅くなって申し訳ない、仕事だったものでー
今から対処始めます

289 名前:214 ◆CM2d/No0eM 投稿日:2012/03/26(月) 01:13:29 ID:.pky8sQc
はい、対処終了
今回はモルドバ?だかから来てました
さっくりとアク禁にしておしまいでする

スパム報告ありがとうございました、おかげで助かっております

290 名前:どこぞの『アイツ』 ◆yuVOLBfkgQ 投稿日:2012/03/27(火) 00:13:27 ID:qn2FuqKg
エROロダのファイルに4.75話を追加しました。
変則的なナンバリングですが、一つご容赦を。

>>199
そちらもうぽつであります。
フェイサの行動に非は無いものの、これは…まさにバッドタイミング…
ところで同時攻略ルートはどうやったら入れr(鯖k)

ちなみに、自分の嗜好はかなりイカれてますよ。
さすがに4.5話の会話を発展させる場合は外伝扱いでやると思います(あくまでも予定)

>>285
確かにFAでした。ニワカですみませぬ。

そしてエROロダ管理人様、対応お疲れ様であります!

291 名前:どこぞの『アイツ』 ◆yuVOLBfkgQ 投稿日:2012/04/02(月) 22:55:50 ID:lfZ5MNkY
エROロダに上げたアーカイブに第五話を追加しました。

エロだけで1話って意外と難しいorz

292 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2012/04/20(金) 14:06:02 ID:GPEq3LPA
またえろろだにいスパム業者沸いてますね
管理人さん、お手数ですが対処お願いできますか

293 名前:214 ◆CM2d/No0eM 投稿日:2012/04/20(金) 22:04:06 ID:aY.rbWrk

送ればせながら今気がつきました、処置に入ります
Twitterで連絡くれた方にも感謝感謝

294 名前:214 ◆CM2d/No0eM 投稿日:2012/04/20(金) 22:22:31 ID:aY.rbWrk
一旦処置終わりました
今日の分のアクセスログがまだ出力されていないので書き込み元が
まだ判明して居ない為、明日朝に該当元のブロック作業を行います

折角良い気分で飲んでいたのに(笑)

295 名前:214 ◆CM2d/No0eM 投稿日:2012/04/21(土) 06:22:21 ID:YgZQPiIQ
アクセス元が判明しましたのでブロック措置を行いました。
今回は.deドメイン。ドイツドイツジャーマン。
今朝も書き込みがあったみたいですが、コレで大丈夫だと思います

296 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2012/04/21(土) 07:52:39 ID:2T5ZEGaY
(♂修羅がバック・ダブルバイセップスのポーズをとりつつ)メンテナンス、乙であります!

297 名前:どこぞの『アイツ』 ◆yuVOLBfkgQ 投稿日:2012/05/09(水) 22:38:07 ID:mJcM6r56
エROろだに006話を追加…したは良いが、ここに報告にして良かったのか不安な件。
(男同士的な意味で)

298 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2012/05/27(日) 14:27:35 ID:D7FkHzd2
報告だし全然問題無いかとb
てかえろだにまた業者スパムがが

299 名前:214 ◆CM2d/No0eM 投稿日:2012/05/27(日) 23:32:03 ID:EjUmAgfw
うお、今気がついた!
チョイと時間頂きますが対処に入ります

300 名前:214 ◆CM2d/No0eM 投稿日:2012/05/27(日) 23:57:34 ID:EjUmAgfw
ログ復旧終わりました
明日の朝アクセスログが生成された段階でいつものアクセス拒否処理に入ります

あと書き込みのチェックをもうちょい厳密にやってみようと思いますので、
その為の方策を少し練ってみました
見た目上は何ら変わり無いですけどね

301 名前:どこぞの『アイツ』 ◆yuVOLBfkgQ 投稿日:2012/05/31(木) 22:43:59 ID:Ek8WaHEM
>>214様、いつもお世話になっております。

エROロダのアーカイブを第七話を追加したものに差し替えました。
今回も老人x女装少年物となっております。

次回は一応母と娘の絡みを予定しております(あくまでも予定です)

302 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2012/06/02(土) 00:33:38 ID:qCAS6dvo
エROロダ管理人殿に報告です。

またロダにスパムが沸いております。

303 名前:214 ◆CM2d/No0eM 投稿日:2012/06/11(月) 22:29:39 ID:bvJk.oWM
遅くなりましたが対処は既に終わっております、報告ありがとうございました
最近忙しくて、日付変わらないと帰ってこれない日々が続いておりましてorz
今週過ぎれば少し落ち着くかと

304 名前:214 ◆CM2d/No0eM 投稿日:2012/09/20(木) 08:47:19 ID:TuLbiKC.
ろだCGI変更のお知らせです

ご無沙汰しております、>>214ことロダの中の人です。
スパムの対策がどうしても後手に回る事、CGI開発元が消え失せていてサポートの
見込みが無い事を考慮しまして、CGIを別な物に変更しての運用を開始しました。

物はkent-webさんのjoyfulbbsです。騎士娘wakiでも運用実績があるアレです。
ただ超アップデートされていまして、投稿時の画像認証が入っていた事が採用の
決め手となりました。

今後のご利用は新ロダ側のご利用をお願いします。
なお旧ロダは念の為10月31日まで併設しておきます。

また、以前スパムが沸いた時に、199様の最新アーカイブが消えてしまっていました
(過去ログ入りすると添付ファイルは消える仕様の為)
申し訳ありませんが、再アップなどをお願いします…本当に申し訳ありません

以上、長くなってしまいましたが今度ともろだをどうぞよろしくお願いします

305 名前:どこぞの『アイツ』 ◆yuVOLBfkgQ 投稿日:2012/10/03(水) 22:12:52 ID:fBFWE3DM
>>ろだ管理人様

ろだ更新お疲れ様であります。

ずいぶんと間が空いてしまいましたが、
エROロダに上げたアーカイブに第八話を追加しましたのでご報告まで。

306 名前:どこぞの『アイツ』 ◆yuVOLBfkgQ 投稿日:2013/01/21(月) 01:29:28 ID:ZnJFQ/.6
お世話になっております。
エROロダに老騎士と騎士母娘の09話をUpしました。

あいかわらず特殊な嗜好満載ですが、その点ご留意願います。
(近親、ショタ、女装要素等)

傾向的にスレ違いになりつつありますが、一段落したら親子丼ルートに入る予定…です。

307 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2013/03/10(日) 00:26:48 ID:XMawvwng
えROだに以前配布されてたお気に入り作品をうpしました
私が執筆した物ではありませんが、代理うpみたいな風に考えていただければ幸いです

308 名前:どこぞの『アイツ』 ◆yuVOLBfkgQ 投稿日:2013/06/01(土) 18:57:00 ID:0krMnuB2
お世話になっております。
エROロダに老騎士と騎士母娘の10話をUpしました。
ただただ背徳感を求めた結果、もはやスレ違レベルの方向に行ってしまいましたので御注意ください…

さて、とではお待たせしてしまっているオーダーを可及的速やかに(ビレタを被りつつ

309 名前:どこぞの『アイツ』 ◆yuVOLBfkgQ 投稿日:2013/07/10(水) 00:08:40 ID:3xctZGh2
毎度お世話になっております。
エROロダに老騎士と騎士母娘の11話をUpしました。

漸く娘さんのターンとなります。
が、今度はスカ要素が絡んでくる展開になるのでご注意ください。

310 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2013/08/16(金) 11:45:21 ID:KKUxwmgM
新保管庫が403でアクセス出来ないのですが、どうすれば…

311 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2013/08/29(木) 01:50:31 ID:t82kNoJQ
えROろだトップページからのアクセスならば、後ろにindex.phpを付ければいける
ttp://mmo2ji.2kki.com/ro/pukiwiki2/index.php

312 名前:310 投稿日:2013/08/31(土) 22:42:10 ID:3BP7QOQg
ありがとでした。無事アクセス出来ました。

313 名前:どこぞの『アイツ』 ◆yuVOLBfkgQ 投稿日:2013/09/16(月) 20:43:48 ID:Rs6Lx75Q
総合命令スレで使っているコテの設定でSSを一つ。
RO成分薄い、母娘丼とか既存の拙作と被ってますがたぶん趣味なので以下略

ttp://mmo2ji.2kki.com/ro/eroda/joyful/img/34.zip
(設定資料代わりにコテのテンプレ同梱)

併せてちと上がり気味っぽいのでdameときますね。

314 名前:某城下町の人 ◆yuVOLBfkgQ 投稿日:2013/10/28(月) 19:57:28 ID:pNPYMh2.
総合命令スレに動きがないので、リハビリをかねてコテが命令を受けるに至った経緯をば。
拙作ですが枯れ木も山の何とやら…ということで一つ。


『アリスとアイリス』

「こんな格好をさせて、どうするおつもりですか?」
 着替えろという命令とともに差し出された衣装を纏い『主』の前に立った少女は、開口一番疑念に満ちた口調で抗議した。
 彼女が着替えろと命令されたのは、青いエプロンドレス。
 その装束はまさに『キューペットの』アリスそのものだった
「私はこれでも欲張りな人間でね」
 固い声で抗議の声を上げる眼前のアリスに、壮年のルーンナイトは涼しい顔でそう答えた。
「君は、すでに正規のキューペットとしても登録されている。その辺の事情も理解してくれるとありがたい」
「きゅ…キューペット…私がですか!?」
 澄んだアイスブルーの瞳とボブカットに切りそろえた艶やかなブルネットの髪が印象的な、年端もゆかぬ少女。
 書類上はキューペットであるアリスの規格からは少々逸脱している『規格外品』という事になっていた。
「ど、どうしてですか!?私は人間として扱われなくもなるのですか?」
 蒼白にし、自分の未来を想像し背筋を震わせる少女。
 出会った経緯が故に、その後召し上げられた時にある程度の覚悟をしていた。
 それでも、人間ではなくキューペットとして扱われることは予想外であった。
「心配するな。剣士ギルドの籍も残してある」
 その言葉に目の前のアリスは安堵した。

 二人のやりとりは約一週間前にさかのぼる。


 ぴちょん…ぴちょん…
 岩盤から染み出てる滴が奏でる水音を聞きながら、ルーンナイトドラゴンの手綱を握っていた。
「自分としたことが、まったく情けない」
 つぶやくルーンナイト。
 ここはイズルード沖海底洞窟の第二階層。
 乱獲によりタラフロッグが姿を消したそこに響くのは水音とヒドラの蠢く音、そしてパドンのカニバサミの音である。
 単身での海底探索を終えた彼は、羽を忘れたため一人徒歩で地上を目指していた。
 昔なら、通りすがりの冒険者に声をかけ融通してもらう等も出来たのだが…
「これも時代か…」
 と、一人つぶやいたそのとき、ルーンナイトは目の前に人影を視認する。
 距離があるので顔は伺いしれないが、ブルネットの髪を短く切りそろえた剣士の少女である事だけは判別できた。
 彼女は剣を手に、視線の先にヒドラを捉えていた。
「珍し…」
 彼は呟きかけ、そして彼女の挙動をみて顔をしかめた。


 目の前の少女はうつろな表情でゆっくりと水辺に歩いて行った。
 剣はだらりとぶら下げたまま、まるで誘われるようにゆっくりと。
 そして彼女のつま先が水辺に触れ波紋が生まれた瞬間、樽のような本体から蜘蛛の巣の様に四方八方に延びていたヒドラの触手がピンと張りつめる。
 些細な変化の生まれた方角に触手が殺到し、やがて一本の触手が彼女の足に触れた。
 すぐに触手が足首にからみつき、ぐいと引きずり倒そうとする。
 しかし彼女はよろめきながらも引きずられるようにしてヒドラ本体の方へと歩いてゆく。
 ただならぬ気配を察し、息を潜め物陰から様子をかがっていたルーンナイトは一部始終を見てから動き出した。


 少女の脚をゆっくりと触手が這い上がって行く。
 膝までを覆う金属製の脚甲を越え、ぬめりとしたそれが太股に触れると、少女の体がびくっと震えた。
 手にした剣はいまだぶらりと垂れ下がったままで、反撃に転じる気配はない。
 ヒドラの前に立った彼女の足下にヒドラの触手が殺到しようとしたその時だった。
「あまりいい趣味とは言えないな」
「……!?」
 先ほどのルーンナイトが彼女の背後に立ち声をかけると、その少女は表情を凍らせたまま振り向いた。
「ふむ」
 ルーンナイトは少女をじっと見据える。
 ブルネットの髪をボブカットに切りそろえ、アイスブルーの澄んだ瞳が美しい。
 少なくとも『倫理観を抜き』にという前提で男性に問えば、誰もがヒドラの生き餌にはもったいないと答えるだろう。
「なぜそんな事をする?」
 そう言ってから、もっと彼女を間近でみようと騎竜から降りるルーンナイト。
「じゃ、邪魔を…くうっ!」
 強がろうとした矢先、少女が何かに堪えるように目をつむる。
 視線を降ろすと、スカートには触手の陰影がいくつも浮かんでいた。
「そこまで進んで生き餌になろうというのなら…薙払え」
 ルーンナイトはそう言って跨がっていたドラゴンの胴体をポンと叩いた次の瞬間。
 カッ!
 一瞬、洞窟の壁ががオレンジ色に染まる。
 そして光が収まると、そこには消し炭となったヒドラの残骸が黒い煙を上げていた。


「全く。まだ若いのにもったいない」
 触手を脚に絡ませたまま、呆然とした表情でへたり込む少女を見下ろしながらルーンナイトは言う。
 騎竜のブレスに驚いたせいだろう。
「な、なんの事ですか?私は単にヒドラに…勝負…を」
 抗議しようとする少女の声が、後半に行くにつれ徐々に弱まって行く。
「…どうやら、初めてというわけではなさそうだな」
 歯を食いしばりつつも、無意識にだろうか、もぞもぞと動いている腰に気づくルーンナイト。
「…そう…です。だから、復…讐に…」
 若干口ごもりながらも『復讐』を口にする少女。
「なら、服の下のそれを取り去ったらどうだ?」
 以外と正直な反応だな、と思いつつカマを掛けるルーンナイト。
「!」
「くっ…!こ、これは…」
 とっさにスカートの裾を押さえる少女。
「一部始終を見ていたが、アレになぶられていた訳でもないみたいだな。幼いのに見上げた変態だ…」
 消し炭を指さしながらルーンナイトは言う。
「なっ…」
 彼女は傍らに落としていた剣を拾い上げた。
 握る手には、先ほどの無気力さからは想像できない程の力が籠もっている。
「まだ剣を握る理性と余力はあるか」
 奥歯を食いしばりながら、ゆっくりと立ち上がろうとする少女を見据えるルーンナイト。
「こ、これは…奴らに…されたことをっ…!忘れない…うっ…ように!」
 顔をパドンよりも真っ赤にしながら弁解する少女。
 スカートに隔てられているが故に見えないが、緊張と動揺で膝は相当に震えているのだろう。
「なるほど…」
 そんな彼女を見ながら、ルーンナイトは軽い驚きを抱きつつ思案を巡らせた。
 早すぎる肉体の『目覚め』に精神がついて行けず受け入れられないのだろうか。
 それとも、受容できないのはヒドラに『はまった』事に対してだろうか。
「復讐に望むのなら、そんなハンデを与えるような真似はしないことだ…まあそれは良いとして」
 思いもかけず弱みを握ってしまった事で、色々と捗ることは間違いない。
「少女よ。名前は何という」
「………」
「おっと失礼。問う前に名乗るべきだったな。私はノイマンだ。見ての通り、唯のルーンナイトだ」
「アイリス…です」
 剣士の少女は歯を食いしばるようにしながら名乗りを上げる。
 顔は上気しているが、目つきには嫌悪感と理性が色濃く残っている。
「そうか。覚えておこう」
「…脅す気ですか?」
 睨みつけるアイリス。
「脅されるようなことをしているという自覚はあるようだな」
「最低です…」
 と、いう彼女の指摘に、ノイマンは表情一つ変えずに言葉を続ける。
「進んでヒドラ風情の生き餌になるくらいなら、私が貰い受けようと決めたからだ」
 ノイマンはそう言って再び騎竜に跨がった。
「では、いずれまた」
 そしてアイリスの答えを待つことなく、ノイマンはその場を後にした。
 彼女がノイマンに召し上げられたのはそれから一週間後の事だった。

315 名前:がんばれアサクロちゃん 投稿日:2015/03/07(土) 23:55:17 ID:VucZ1hqM
行き詰ったので短編的なよくわからないものを作成。
濡れ場なし、シモネタだけの18禁です。
教会関係者に偏見は持っていませんし、事実と異なります。フィクションです。


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

「これで全員に渡したかな」

お金目当ての狩りではなかったとはいえ、稼ぎは稼ぎである。
換金して均等に分配し、全員に渡し終えた。
わざわざ言葉にする必要のないセリフは、よーするに『清算は終わったので解散も可』の意味である。
命の危険のある場所でもないし、ダラダラと狩りしても問題ないし、ギルドメンバーだし。
それでも言ったのには、わけがある。

「そう、終わったのね?」

怒気を放ってるアサシンクロスさんが睨んでらっしゃるからです。
普段ならよく笑う口はへの字になってるし、好奇心で輝いてる瞳には怒りで揺らめく炎がみえる。
つまり、彼女はわかりやすく不機嫌だった。
美人というより、かわいらしい彼女だが、本気で怒ってる姿は暗殺者らしい迫力がある。まじで怖い。

「そこの二人に話があるわ。ちょっと来なさい」

有無を言わせぬ強い口調に、ハイプリーストとチャンピオンがやれやれと顔を見合わせた。
っていうかお前らが原因かい。
しかも心当たりあるんかい。

「姫君に呼ばれましたので、僕たちはこれで」
「先に失礼する。また明日な」

ハイプリの言葉に「だ・れ・がッ姫君よ…ッ!」とアサクロの怒りが増してる。
けどまぁ、回収してくれるなら構わない。こちらに被害が出ないわけだしー。
アサクロを宥めながらいなくなったギルドメンバーに、残ったメンツで顔を見合わせた。

「あの二人、なにしたんでしょーかね」
「置いていったから拗ねてる風でもないし」
「珍しいこともあるもんだ」
「まー、明日になれば仲直りでもしてるっしょ」
「それじゃ、まだ体力ある人でもう一狩りいっとく?」
「いくいく!」

だがすぐに興味は薄れていった。
私も商人の端くれ。お金も稼ぎたいし。
夜はまだ始まったばかりなのだ。


ぱたん、と扉が閉まった。
この話し合いは、重要なミッションである。
だから成功させないと……私がすごく困る。
部屋の主であるアサシンクロスはソファーに座った。

「まじめな話がしたいわ。ちょっと座って」
「わかりました」
「うむ」

ごく自然に。
その両脇にハイプリとチャンプが座った。

「誰が隣にこいと言ったよっ!? こういうときは正面に座りなさい! 正面に!」
「どこでもいいじゃないですか」
「減るもんでもあるまい」
「どさくさに紛れて抱きつかないキスしないっ! 私、まじめな話があるっていったよねぇ!?」
「癒しを充填中なのでどうかお静かに」
「私が悪いような言い方するんじゃなぁぁい!」
「脱いでくれれば充填も早まるが?」
「って言いながら脱がすなぁぁぁぁっ!?」

チャンプにぐいっと肩の布を引き下ろされ、あっさり半裸にされた。
うっすらと日焼けしてるから明るい場所では特に脱がされたくない。

(ってそうじゃなくて、問答無用の露出もお断りなだけですぅぅぅっ)

ぎゅっと自分の体を抱きしめるようにして、これ以上はだけないようにした。
一度着直したいが、腕のガードを緩めたら今度こそ全部脱がされる気がする。いや絶対に脱がされる。

「充填しながら話を聞いてもいいですか?」
「却下ッ! ちょっと離れてー!」
「うむ、少し離れた場所からの観察も補填になるぞ。ストレートにいえば視姦」
「なるほど。ではバランスをとってこちら側も剥きますか。ええ、これはありですね」
「これ以上、脱がしたら怒る。すっごい怒るよ?」

そういわれてもなぁ、と、二人は改めてアサクロをみる。
顔は羞恥で赤く染まり、小さく震えている。
目にはうっすら涙を浮かべ、肘までずり落ちてる服。
陽に焼けて健康的な色の腕とは対照的に真っ白な胸元。
隠そうとした腕によって強調される谷間。
――どうみても襲われかけです。本当にありがとうございます。

「二人に、まじめな話があるのっ!」

その格好のまま?と指摘しない。減るもんじゃないし、目の保養。ごちそうさまです。
聞く姿勢をみせ、続きを促した。

「あ、あのね、」

アサクロは数度深呼吸して、話を始めた。

「夜の、その、行為なんだけど、頻度を減らしてほしいのです」
「えー?」
「無理をいうな」
「露骨に嫌そうな顔を。あと全然無理いってないでしょーが」
「まだ本気出してませんし」
「一晩中ヤってないだろ?」
「しれっと何をほざいてますかね、この聖職者たち」

なんだろ、決して分かり合えない気がしてきた。

「これ以上禁欲になったら枯れて死にますよ」
「うむ、一理ある」
「あってたまるかぁぁぁ! 真顔で同意するんじゃないわよ」
「死因は愛情不足ですね。癒えない心の傷が致命傷」
「試しに全力で愛情表現してみるか? 明日は起きてこられんぞ?」
「えっちぃことを、愛情表現と言い切った!?
っていうかあなたたち聖職者でしょ。ちゃんとした禁欲あるでしょっ!?」
「性欲は禁じられてませんが?」
「信仰が浅くても使えるから神の奇跡と呼ぶ」
「うわ本格的にダメだこれ」

もう泣けてきた。
常識と前提が違いすぎる。

「急にどうしたんですか、そんなことをいまさら言い出すなんて」
「毎晩あんなに悦んでるだろう。不満か?」
「太陽が高くなってから起きる生活がいやなんですぅぅっ!
私だって、いっしょに狩りに行きたいのに!
くたくたになって、朝にまったく起きられないなんて、もうイヤなのっ」

――沈黙。
不自然な間に、アサシンクロスが首をかしげる。
なにかおかしなことを言ったかな、と。

「貴女ね、いまの発言」
「行為自体は嫌じゃない、といったようなもんだぞ」

理解と同時に頬に熱を帯びてくる。

「前言撤回でっ!」
「却下します。仕方のない人ですね」
「うっかり本音が漏れたってやつだな」
「ちょっと待て近づかないで、ってこれ以上脱がすなら怒るっていったでしょ!?」
「つまり着衣でご要望ですか。いいでしょう」
「一度本気をみせる必要を感じたし、ちょうどいい」

よくない! という叫びは塞がれて。
抵抗しようにも二人がかりではどうにもならなくて。

(ミッション、失敗したぁ!)

きっと明日も起きられない。


<おしまい>

316 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2016/02/15(月) 02:33:27 ID:6sf/KkPk
やるじゃん

317 名前:駆魔の一族(の中というか背後にいる的な) 投稿日:2019/05/04(土) 16:41:06 ID:u/3wHiXw
コテ設定使って久しぶりにちょろちょろと描いてみました。
魔物が人を調教する何時もの奴ですが


 【縄稽古】

 グラストヘイム城址。
 かって栄華を誇ったであろう巨大な城郭にその面影は無く、妖魔が跋扈する魔窟となった。
 そんな廃墟にアコライトの僧衣を纏う少女が一人。
 ローズキャスケットを目深に被る彼女は容姿こそ窺い知ることは敵わないが、背丈や起伏の乏しさからはまだ年端もゆかぬだろう事が伺える。
 冷気と瘴気混がじり合う、肌を切りつけるような強烈な風が吹きすさむ中で、僧衣の裾とボレロをはためかせながら周囲を見回していた。
「きたぞ…」
 身長よりも遙かに高い書架が並ぶ室内の一角に来ると、少女はキャスケットを脱ぎか細い声で言う。
 紫の髪をの項で切りそろえた、物静かな印象の顔立ち。
「居ないのなら…帰る」
 少女はそう言いながら、ポータルの展開を準備しようとする。
「せっかちは良くないぞクラーラ」
 耳元にしわがれた声で囁かれると同時に、クラーラと呼ばれた少女の背に硬いモノが押し当てられる。
「居なければ…良かったのに…」
「あいにく。こちらとしても、待ち望んでいたのだよ」
 声の主―彷徨うものは、クラーラの背に押しつけていた柄頭を放しながらそう言った。


「では、前回の復習だ。何をされるかは解っているな?」
 彷徨うものが問うと、クラーラは不満げな表情を浮かべながら頷いた。
「そんな顔をするものじゃ無い。お前さんは『自分の意思』でここに来る事を選んだのだから」
 解っているのなら答えなさい、と続きを促す彷徨うもの。
「おじさまに…縄の良さを…教えてもらう…」
 厚ぼったいスカートの裏で膝をガクガクをガクガクと震わせながら答えるクラーラ。
 無理も無い。
 年端も行かぬアコライトが、人の知恵を持った魔物と相対しているのだから。
「間違ってはいない。だが、それだけではないだろう」
 クラーラの答えに、おじさまと呼ばれたさまようものはさらに回答を促した。
 少女は俯いて沈黙する。
 しばらくしてから上げた顔は真っ赤に染まっていた。
「お、おじさまの手で…縛られるのがうれしくて幸せな…なわ…人形にして…もらう」
「よろしい。ではきちんと責任を持って仕上げよう」
 絞り出すような声で答えたクラーラに、彷徨うものは鷹揚に頷いた。


「事を始める前には身体を清めなければならんからな」
 古城の奥に設えられた浴場に連れてこられたクラーラは、そこで僧衣を脱ぐよう命じられた。
 容易くへし折れそうな四肢と、起伏に乏しい乳房、そして確りと凝り立った乳首が露わとなる。
 恥毛は縄の食い込みが映えるよう徹底的に刈り取られ、なだらかな丘陵が露わとなっている。
 彷徨うものは浴槽の傍らに立ち、彼女が沐浴を行う様子を眺めている。
「身体の具合はどうだ?今日の稽古には耐えられそうか?」
「大丈夫」
 吐息が白くなるような中、さらに冷たい水に半身を浸しているはずなのに、不思議と冷たさは無い。
「幼くして僧職の身にはきついと思ったが、なじんでいるようで何よりだ」
 四方に置かれた篝火に照らし出される、起伏の無い白い肉体を眺めながら彷徨うものは言う。
 満たされている水は単なる水では無く妖魔の外法により祝福されし汚れた水だ。
「確りと清めなさい」
「わかっている…」
 感情を押し殺した声で答えながら、掌で水をすくい取り上半身にかけるクラーラ。
 白い肌を伝う水は、かすかに黒みを帯びている。
「素直でよろしい」
 彷徨うものは頷きながらそう言った。


 沐浴を終えると、銀のトレイを手にしたアリスがやって来る。
 そこに乗せられていたのは、真新しいアコライトの僧衣と新しい下着、そして束ねられた赤黒い縄だ。
 アリスはそれらが乗せられたトレイを浴槽の縁に奥と、恭しく一礼しその場を後に下。
 浴槽から上がったクラーラは丹念に身体を拭うと、それらに手を伸ばす。


 パチッ、という音とともにストッキングとガーターベルトが繋がると、彷徨うものが感心し拍手する。
「些か早いと思ったなかなか似合うではないか」
 目の前ではクラーラが黒い上下揃いの下着を纏い、細い足を黒いガーターストッキングで包み込んでいる。
 いずれも装飾のないシンプルなものだが、いずれも素材は上質の絹糸だ。
 彼女はさも興味なさげに、今度は僧衣ではなく縄を手に取ると彷徨うものに向き直りそれ差し出した。
 冷気に包まれたこの空間において、彼女の頬は朱に染まっている様に見えるのは果たして篝火の炎に照らされているからなのだろうか。
「お主は従順なのは助かるが素っ気ない。もう少し感情を表に出すべきだ」
 彷徨うものはクラーラから縄を受け取ると、もはや髑髏同然の口からため息をはいた。
「感情の隠蔽は師への背信行為のようなものではないのかね?」
「今聞いた」
「ああ。今思いついた」
「悪趣味…」
 ぼそり、と呟くクラーラ。
「では、従順なご褒美の方がよろしいかな?」
「どちらでもかまわない。変わらないから」
「そうか。ではおぬしの感情を引き出すよう躾として行おう」
「結局いつも通り」
「ああ。そうだな」
 彷徨うものは頷いた。

 続きます

318 名前:駆魔の一族(の中というか背後にいる的な) 投稿日:2019/05/04(土) 16:42:31 ID:u/3wHiXw
 続きです。ついでにdameときますか


 約束。
 魔物に襲われ命を落としかけたクラーラに、彷徨うものが持ちかけた提案。
 助命と引き換えに自身の弟子となるか、ここで死ぬか。
 クラーラは前者を選んだ。
 彼への師事、それはアマツの『縄』を用いて女性を責め立て、同時に飾り立てる『緊縛』と呼ばれる行為を教わる事。
 それらに快楽と喜びを見出すための稽古を、すなわち調教を受ける事が彼女の務めである。
 体の良い逆キューペットのようなものだったが、クラーラは不満や不快感を明言しつつも、律儀にそれを守り続けている。
「どうだこの縄は?市井で売られているモノとは手間暇が違う」
 どす黒い、と形容できるほどの赤い色をしたそれは、しかし丁寧に編み上げられており解れのひとつ見当たらない。
 彷徨うものは目の前に直立するクラーラに縄の束を見せつけながらそう言うと、彼女の感想を待たずの一端を引っ張り解き始めた。


 しゅるり…
 クラーラの首に縄が巻き付けられる。
 その色は、まるで血を首に纏う様にも見えた。
 縄は自身を彼女の柔肌に沈めながら一周周り、喉元に戻ると結ばれ輪っかとなる。
 首が締まることも無いが、しかし縄を意識せざる得ないという絶妙な具合は、クラーラを不安に駆り立てる。
「心配ない。締まる事はない…どれ」
 彷徨うものはそう言いながら作り出した縄と肌の間に指を差し入れ、くいと引っ張る。
「ひゅっ…」
 気道が締まり、たちまち意識が遠のき始める。
「な?締まっているようでもギリギリ大丈夫だ」
 指が抜かれると呼吸が戻り意識が戻る。
「いずれコレでも物足りなくなる」
 彷徨うものはそう言いながら、正中線に沿って縄を押し当てる。
「痕になっているな…まあ無理もないか」
 体に浮かぶ縄目状の痕に縄を合わせながら彷徨うものは言う。
 縄に染み込んだ闇水の作用により、やけどのような症状が出てしまっているのを2人とも理解している。
 人間の、しかも『ディバインプロテクション』という形でヴァルキリーの加護を受けている聖職者にはその度合いに比例し強烈に作用する。
「人によっては当てたところが焦げるらしい」
 喉元に結び目を作りながら彷徨うモノは言う。
 続いて心臓、鳩尾付近、臍の下と結び目を作ってゆく。
「菱縄?」
「そうだ。お前もこれくらいの縛りは覚えて貰わんとな」
 言いながらしゃがみ込み、クラーラの太股の内側に触れ、足を開かせる彷徨うもの。
 またに通す部分、ちょうど鼠蹊部に当たる部分に連続して結び目を作る。
「それは嫌。歩けなくなる」
「ダメだ。できるよう努力するんだ」
 股を通した縄を首に向け軽く引き上げる。
「ん…」
 下着の布越しに荒縄でできた結び目のゴツゴツとした感触が伝わってくる。
「ロザリンデは如何してる?」
 背中にまわした縄を首に作った輪に通して折り返し、程よく張ってから両方の脇の下から正面へと持って行く。
 ロザリンデとは、彼女の姉だ。
 彼女の家は代々駆魔の家系で、クラーラは今の当主の3人娘の三女。
 ちなみに、当主である父は行方不明で、母が代理を務めている。
「あまりここでの事…話さない」
 縄を先ほど作った結び目と結び目の間に縄を通し、再び背へ。
 胸元に1つ目の菱形が形成される。
「そうか。まあ無理も無いか」
 頷きながら同じ要領で2つ、3つ、と菱形を形成する彷徨うもの。
 彼は別々の事件で次女と三女を自身の支配下に置くことに成功した。
 ちなみに長女と母については、それぞれ別の誰かの管理下に置かれているらしい。
 そして彼は先日自身の管理下にいる2人を引き合わせた。
 末娘はある程度達観していたようだが、次女のクラーラはそれをするには時期尚だった。
 激高し、罵ってきたが『約束』の一言で一応の収まりはついた。
(ふむ…やつにやらせてもいいが、双方とももう少し躾んとな)
 思案しつつ縛り終え、余った縄背筋に沿って這う縄に丁寧に編み込む。
「よしできた」
 そう言って彼女の背中をぽんと叩く。
 目の前にはどす黒い、まるで欲望を具現化したかのような赤黒い縄に絡め取られたクラーラの姿があった。
 ゆらゆらと揺れる篝火の明かりと、縄が肉付きの薄い体に食い込む事で形作る印影が彼女を大人びた印象に見せる。
「ありがとう…ござい…」
 クラーラが一礼しようと体を傾けると、股に這わせた縄がきゅっと食い込み彼女を苛む。
「どうした?礼も言えぬ不心得者でも無かろう?」
「ごめん…なさい」
 歯を食いしばり、一礼するクラーラ。
 膝が震える。
「よろしい」
 彷徨うものは鷹揚に頷くと、床に置かれた僧衣を手に取り彼女に差し出した。
 彼女はもう一度ゆっくりとした動作で一礼しそれを受け取ると、緩慢な動作で袖を通し始めた。

319 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2019/11/27(水) 11:36:00 ID:W3gF8fJY
これなら書けそうかなとおもってたら、残念なことになってたので
設定を変えて再利用したので供養。。

ttp://moeita.net/cgi-bin/uploader/upfiles/file1574821737.zip

320 名前:人造戦乙女姉妹と母親達の中のヒト 投稿日:2020/07/01(水) 00:13:34 ID:7j6xu1rM
永遠に進展も需要もなさそうなのでうちの子(コテ)で軽めの敗北エロをば。

ttp://moeita.net/cgi-bin/uploader/upfiles/file1593529868.zip

321 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2020/08/30(日) 12:53:51 ID:ryt21bZg
触手が忘れられない子の後日談をぺたり

ttp://moeita.net/cgi-bin/uploader/upfiles/file1598757918.zip

322 名前:人造戦乙女姉妹と母親達の中のヒト 投稿日:2021/07/29(木) 22:59:57 ID:HtlqHGZw
書いている内に逸脱しすぎてるな、となってしまったのでこちらに。

【お師匠様のお誘い】

「……」
 館の地下にあるミリー『専用』の部屋。
 フィルムをこっそり視聴していた『団欒の間』よりも一回りほど小さな部屋。
 彼女は力が解放され豊満となった肉体にエプロンドレスを纏い、同じ衣装を纏ったフリッダと共にそこにいた。
「緊張している?」
 姿見の前に立つ愛弟子の背後に立ち、彼女の両肩に手を置き問う師匠に、彼女は無言でうなずいた。
 彼女がここにいるのは、師の『お誘い』を断れれなかった…いや、断らなかったからだ。
「こっち用のエプロンドレスを用意しておいた甲斐があったわねぇ」
 フリッダは楽しそうな声色でそう言いながら、彼女のエプロンとワンピースの隙間に手を差し入れたわわに実った肉果実を愛撫する。
「お、お師匠様ぁ…?」
 戸惑い、うわずった声を上げるミリー。
「ふふ。ごめんなさいねぇ」
 愛撫を止めつつも、手はそのままで謝るフリッダ。
 そんな師に、ミリーは改めて彼女が半分とはいえ『サキュバス』で有ることを改めて思い知らされる。
「貴女達もいつか、ミカエラやミシェラみたいに辱めを受けることになるでしょう」
 フリッダは彼女の胸に添えていた両腕を腰に回し、そのまま背後から抱きしめながら言う。
「はい…」
 ミリーの脳裏には、あの手この手で辱められる母の姿がフラッシュバックする。
「奴らは貴女達の心を壊しにかかったり、隷属させようとあの手この手であなたを責めるでしょう」
「わ、わかってます…」
 母達の痴態を目の当たりにした以上、自分は決してそうならない、とは言い切れなかった。
「これは、貴女をこちら側につなぎ止めるためでもあるの」
 フリッダは言う。
「はい…」
 フリッダの言葉に、ミリーは神妙な面持ちでうなずいた。


 部屋の中に、彼女の嬌声が響きわたる。
「良い顔よぉ。声ももっと聞かせて」
 ミリーを愛撫をしつつ、時折俯きがちになる彼女の顎に手を添えて姿見の方を向かせるフリッダ。
「ん…つ…はぁ…っ」
 背中には柔らかな肉果実の感触。
 それらを感じながら、敬愛する師匠の愛撫を受ける悶えるミリー。
 普段の、鍛錬後のスキンシップ(とあくまで師匠は主張する)とは異なる本格的な愛撫にミリーは何度も意識を手放しそうになる。
「ほら。これくらいで気をやっていたら、簡単に妖魔の責めに屈してしまうわよぉ」
「はい…っ!」
 胸元に官能以外の感覚、痛覚が迸り、蕩けていた意識が覚醒し、同時に全身をビクリと震わせた。
 フリッダが服の上から乳首をつねりあげたのだ。
「あら、素質があるのかしらぁ?」
 言葉と共にエプロンの肩紐をはずし、胸元をはだけさせる。
 そしてワンピースの胸元に指を添え、ひとつ、ふたつとボタンを外して行くフリッダ。
 胸元が割開かれ放漫な乳房が現れると、フリッダは爪で直接先端をつねりあげる。
「い…っ!」
 これまでとは異なる、鋭い痛み。
 しかし、火照った快楽と蕩けた理性はそれにすら僅かな快楽を見いだしてしまう。
(ミシェラの血、かしらねぇ)
 フリッダは目を細めながら、乳首を苛んだまま細長い耳に口づけをする。


「ぐ…っ!」
 痛みの中、耳から迸る官能に耐えきれず悲鳴を上げるミリー。
「お、おししょ…だ、だめ…っ」
「こらえ性がないわねぇ。妖魔は容赦ないわよぉ?」
 ミシェラの映像を思い出しなさい。
 乳首への加虐を止め、愛撫しながら耳元でささやくフリッダ。
 視聴回数は数回にも満たない。
 しかし、ミカエラのものと異なり彼女は苦痛を加えられてなお不敵に、あるいはそれすらも愉しんでいる節が見受けられた。、
 乳房に釘を打たれ、乳首を円環で彩られている最中もその表情を大きく歪めなかったほどだ。
「あいつ等は貴女達を壊す。でも、私達は貴女達を愛するわ」
 フリッダは言う。
 項に口づけを落としながらミシェラは言う。
 ミリーはくぐもった声を漏らしながら何度も頷いた。


「う…お、お師匠様ぁ…」
 姿見の前で前屈みとなり、ぎゅっと裾を握りしめ、半泣きになりながら助けと許しを乞うミリー。
 そんな彼女を見て『これは少し早かったかな』と思うフリッダ。
 しかし直ぐに気を取り直し、鏡越しに彼女と目を合わせる。
「さ、見せてごらんなさぁい」
 フリッダが促すと、ミリーは小さく頷き一拍置いてからスカートをゆっくりとたくしあげる。
 舞台の緞帳のように白と紺色の布地が持ち上げられ、白いストッキングに包まれた足が露わとなる。
 布地は上がり続け、やがてストッキングと合わせたショーツが露わとなった


「良くできました。割と欲求不満だったのねぇ」
 持ち上げられたスカートとエプロンの裾を、エプロンの帯に挟み込みフリッダ。
 そして『よくできました』と耳の先端に口づけを落とすと、ミリーの『それ』がピクリと震える。
「あらぁ、正直でよろしいわぁねぇ」
 目を細め喜ぶフリッダ。
 そこにあったのは、ショーツの裾から顔を出す、彼女は持たないはずの男性器。
 肉芽とその周囲を変異させ、そう仕立て上げるタイプの術式のものだ。
「変身前だと、年相応に皮も剥けてないのだけどねぇ」
「だれにか…したんですか?」
「ミシェラよぉ。昔ね」
 その回答に、ミリーは安堵した。
「さあ、お楽しみはこれからよぉ」
 フリッダは弟子のショーツをずり下げ、仮初めのイチモツを姿見の前にさらけ出した。


「ん…っ…ひっ…い」
 疑似男根に触れるフリッダの手が前後に動く度に悲鳴を上げるミリー。
 本来あるはずのない器官からもたらされる、尿意に似た快楽に彼女の精神は翻弄される。
「いきなりこう言うのも…性急だけれども…男の喜ぶツボは…っ…知っておいて損は無いわよぉ…」
 扱く手を止めずに言うフリッダ。
「お、お師匠さ…な…」
「ええ。いいわよぉ。感覚を委ねなさい」
 びくびくと蠢動し始めるイチモツ。
 扱く手を早めるフリッダ。
 徐々にこみ上げる尿意に似た快楽。
「さあ、盛大にいきなさいな」
 フリッダがそういった瞬間、ミリーが果てる。
 ひときわ激しく仮初めのイチモツが脈動し、姿見に夥しい量の精を迸らせる。
 蕩けた意識の中、ミリーにはそれが自分自身を汚しているかのようにも見えた。


 調教台の上、変身を解除したミリーはぶかぶかのメイド服をまとい、フリッダの膝枕で休んでいた。
「扱きすぎて腕が痛いわぁ…」
 そう言いながら頭をなでるフリッダ。
「ご、ごめんなさい」
「良いのよぉ。可愛かったからぁ」
 そう言って微笑むフリッダ。
「失礼します。お掃除に参りました」
 2人が余韻を楽しんでいると、清掃用具の入ったバケツとモップを手にエプロンドレス姿のリンナがやってくる。
「り、り、り、リンナママ…!?」
 バネのように上半身を起こすし、リンナを指さすミリー。
「この手の汚れは放っておくと臭いが残りますから」
 そういって、鏡に向き直る。
「フリッダ様。お嬢様にふたなり調教は早すぎたのでは?」
 ジト目で睨むリンナ。
「ひ、人聞きが悪い言い方しないで欲しいわねぇ。それに、ミカエラを肉玩具にした貴女に言われたくは無いわよぉ」
「ひどい言いがかりですわね。私はお嬢様を肉玩具と思ったことはありませんわ」
 そういうプレイで盛り上がることはありますけれども。
 言いながらてきぱきとミリーの致した痕跡を部屋から消し去って行くリンナ。
「それとミリーお嬢様。ミカエラお嬢様の負け姿を閲覧するのはこの際お止めしませんが、余り夜更かしをしない方がよろしいかと」
「え。お、お師匠様?」
「いいえ。埃の上に浮かんだ指の痕や、寝不足気味で、たまにミカエラお嬢様の顔を見て頬を赤らめるミリー嬢様を見れば、おおよそ察しはつきますわ」
 そう答えるリンナの隣で、笑い声をあげるフリッダ。
「ご、ごめんなさい…その…ミカエラママは…リンナママの……だし」
「ふふ。お心遣いありがとうござます」
 リンナはそういってミリーの額に口づけを落とした。
「これで、おあいこですね」
「おあいこ…?あっ」
 つまり、二人の情事を覗いていたのを自ら白状したようなものなのだ。
「ふふ。お望みと有れば、混じりますか?」
「ふぇ…?」
 突然の誘いに、戸惑うミリー。
「お膳立ては致します。それに、絆は強ければ強いほど、戻って来やすいですから」
「あ…うん」
 フリッダの方をちらりと見ると、彼女は優しい笑顔を浮かべ小さく頷いた。
「結局、貴女が親子丼を楽しみたいだけじゃないのぉ?」
「お、親子…」
「そうだ、と答えたら?」
 にっこりと微笑みながら答えるリンナ。
 今のミリーには、その言葉の真意は理解できなかった。

323 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2021/12/30(木) 16:23:48 ID:2JJANj.s
命令スレの方の小説がこんなとこで読めるとは!

324 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2022/01/07(金) 07:51:07 ID:LOSBc7H.
命令こなくて暇な時少しずつ書いてたやつなのです。
別スレにショタプリ2人の話もありますのでご笑納いただければ幸いです。

325 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2022/04/30(土) 21:01:46 ID:/oECRuX.
のべりすとちゃんにどハマりしたので書いてみました
番外編?のようなナニカ。

リリィナ対ダークナイト(1/2)

 プロンテラ騎士団は日々、街の治安を守っている。その一環として少女騎士は今日も巡回をしていた。
 彼女の名前はリリィナ・クロノ。プロンテラ騎士団に所属する若き女騎士だ。
「異常無し、今日も街は平和ですね」
 そう呟いて彼女は歩く。美しい顔立ちの少女だった。腰まで伸びた金髪はとても美しい。そして大きな胸がたまらない魅力を放つ。
「それは良い事なのですが…」
 リリィナの表情が曇る。近頃プロンテラ近郊では漆黒の騎士が暗躍しているのだ。
 彼は凶悪な男であるらしく、多くの被害が出ている。騎士団の仲間も何人も返り討ちにされて酷い目に遭っていた。
 この前などは姉のミラリーゼまでもが襲われたという情報が入っている。幸いにしてミラリーゼは無  事だったが、犯人はまだ捕まっていない。
 このままではプロンテラの街の治安が悪化してしまうだろう。リリィナは心配していた。
(……早くあの男を捕まえないと…)
 その時だった。大通りの方から声が上がる。
 何があったのか?リリィナは走って確認する。するとそこには見慣れない光景が広がっていた。
「っ…!?こ、これは一体……」
 男が数人倒れている。その中心には一人の男がいた。全身黒ずくめの不気味な格好をした男だ。男は黒いマントに身を包み、仮面をつけていた。
 まるで影がそのまま人になったような不気味さだ。
 リリィナは男は地面に倒れる一人に近づく。どうやら気絶しているだけのようだ。
(良かった…息がある…でも…)
 不意の遭遇、周囲には複数の負傷者、逃げ惑う人々。目の前の男が件のダークナイトである事は明白だが状況が悪い。しかし、相手は容赦なく襲って来た。
「くぅッ!」
 背後からの一撃を避ける。その動きを見ただけで相手が只者ではない事が解った。明らかに戦いに慣れた人間の動きだ。
 リリィナは剣を構える。
「覚悟して下さい!貴方が何を企んでいるか知りませんが、ここで倒させて貰います!」
 叫ぶと同時に走り出す。相手の実力は不明だが、まずは先手を取るしかない。一気に距離を詰めて斬りかかる。
 しかしダークナイトはその攻撃を読んでいたようで、あっさりと避けられてしまった。
「!?っきゃあああぁっ!?」
 反撃をもろに喰らい、リリィナの鎧の胸部が砕かれる。
 露わになる乳房を隠そうとするが、ダークナイトは許さない。
「あううっ!!な、なにっ、してっ…ひゃああっ!!」
 両手を掴まれ、拘束されてしまう。そしてそのまま乱暴に揉みしだいてきた。
「んううううっ!!!や、やめてえぇっ!!」
 戦いの最中だというのに、リリィナは甘い声で喘いでしまう。必死に抵抗しようとするが、ダークナイトの力は強く振りほどけない。
 それどころか、乳首を摘ままれてしまい力が抜けてしまう。さらに、胸の先端からは白い液体が滲み出してきた。
「う、嘘っ、どうしてこんな時に母乳がっ……は、離してっ、離してくださいっ!」
 ダークナイトの手を振り払おうとするが、逆に腕を押さえつけられてしまう。
 そして、噴水前のベンチにリリィナを抱えたまま座るとダークナイトはそのまま彼女の豊満な胸に吸い付いた。
「いやっ、だめっ、そんなのダメですっ、お願いだから吸わないでくださいぃっ!」
 ダークナイトは構わずに激しく責め立てる。敵の愛撫であるというのに、感じまくってしまう敏感な少女騎士…やがてリリィナは耐え切れず絶頂を迎えた。
「やっ、やだっ、もうイヤなのにっ、またイっちゃうっ、イクっ、イッちゃうぅぅっ!!!」
リリィナはイカされ、噴水のように愛液を吹き出して痙攣した。噴き出したミルクがダークナイトの顔にかかる。
 その一部始終を遠巻きに眺めている市民達。彼らは美少女騎士の痴態のあまりの淫靡さに顔を赤らめ、股間を熱くさせていた。
「ああ、そんな…リリィナちゃんが……」「くっ…なんて卑劣な奴なんだ……」「俺達が助けないと……」「でも、どうやって……」
 口々に呟く彼らの前で、リリィナは再びダークナイトの膝の上に抱えられていた。

326 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2022/04/30(土) 21:02:24 ID:/oECRuX.
リリィナ対ダークナイト(1/2)

「ううっ……」
 恥ずかしそうに目を伏せるリリィナ。彼女は先程の戦闘で鎧を破壊され、スカートも切り裂かれてしまっていた。
 そのせいで剥き出しの豊かなバストが衆目に晒されてしまっている。しかも、それだけでは飽き足らず、ダークナイトは彼女の秘所に指を入れていた。
「んんっ、そ、そこは……あんっ、ダ、ダメですよぉ……ひゃんっ!」
「くくく……いいぞ、もっと鳴け。」
ダークナイトは楽しげに笑うと、リリィナの膣内から溢れ出た蜜を掬って舐める。
「ううっ……お、覚えていなさい……いつか必ず、貴方を倒してみせます……」
 涙を浮かべながらも、リリィナは決して屈しない。
 だが、それがダークナイトの嗜虐心を煽る事になってしまった。ダークナイトはリリィナの脚を開脚させて市民達に見せ付けるようにしながら、露出させたペニスを擦り付ける。
「ううっ、嫌ぁっ!見ないでくださ……あぁんっ!騎士の私が…悪党のなんてぇっ…いれちゃぁっ…やっ、あぁっ、んんっ!」
 そして一気に挿入すると、激しく腰を打ち付け始めた。
「ひゃああっ!!あっ、やあああああんん!!」
 ダークナイトは容赦無くリリィナを攻め立てていく。リリィナの巨乳がぶるんと揺れた。
 敗北したリリィナと勝者であるダークナイトは市民の目の前で絡み合う。
 リリィナが悲痛な叫びを上げる度に、民衆達はごくりと生唾を飲み込んだ。
「ああぁっ、ダメっ、ダメですっ、私っ、こんなので気持ちよくなってなんかぁっ……はああぁっ!」
「ほら、お前の大好きなおっぱいをこうしてやるよ!」
ダークナイトはリリィナの乳房を揉みしだき、乳首を摘まみ上げる。
 同時に膣内の弱い部分を突かれると、リリィナは仰け反り絶頂を迎える。
「やあああぁっ、こ、こんな男なんかにいっ…またあぁっ♥いっ、イクううううっ♥んやあああああ!!!!!」
 噴水のように母乳を吹き出すリリィナ。それを見ていた人々は興奮し、我先にとダークナイトとリリィナに群がった。
「はぁ、はぁ、すいません、リリィナ様…」「ごめんね、リリィナちゃん……」「も、もう我慢できない…!」
「!いやあぁっ、み、皆さん…ダメですうっ…♥はあああぁん♥い、やぁっ…ど、どうして……」
 市民達はリリィナの巨乳にむしゃぶりつき、勃起した肉棒を突き付ける。
「ふぅっ、ふぅっ、はぁっ……リリィナ様……!」「うわっ、すげえ……リリィナ様にこんな事していいのか?」「ううっ、でも、もう止まらないんだ……!」
「いやああっ、そんなのっ、だめっ、許してくださ……きゃううんっ!?」
今もなおダークナイトに犯され続け、敏感になった身体に次々と刺激が与えられる。
「くくく、良かったじゃないか、守るべき市民の皆に可愛がられて。膣内は物凄い締め付けだぞ」
 ダークナイトはリリィナの耳元で囁く。リリィナの豊満な胸が、市民達の唾液に塗れてぬらぬらと光っていた。
「ううっ、そ、それはぁ……ひゃあんっ!」
 市民達が更に強く左右の乳房を吸い上げ、リリィナは喘ぎ声を上げて凌辱者のモノを更に締め上げる。
「ロードナイトともあろう者が、市民共に性欲の捌け口にされて乳吸いまでされて、挙げ句の果てにそのおまんこには敵のチンポがずっぽりと挿入されているとはな。全く、恥ずかしいと思わないか?んん?」
 ダークナイトはそう言いつつ、腰の動きを強めてピストン運動を繰り返す。
「はぁんっ、そ、それ、はぁっ、あなたのせいで……はああぁっ!」
「そうだな、俺がお前に敗北を与えたせいだ。だから責任を取って、たっぷりと種付けをしてやる。
 ダークナイトはリリィナの巨乳を強く握りしめたまま上下の腰を振り続ける。その度にリリィナの子宮口が亀頭にキスをする。
「いやああぁっ♥貴方みたいな悪党にっ、中出しされるなんてぇっ♥やああぁっ!イヤ、なのにいっ…どうしてぇっ♥んやああぁっ♥」
 言葉とは裏腹に勝者に屈服し、精液を搾り取ろうとするかのようにリリィナの膣壁が激しく収縮する。
 リリィナの乳房を吸っている市民達も負けじと乳首に噛み付き、思い切り吸い上げた。
 乳腺から勢い良く母乳が吹き出していく。
「はぁっ、はぁっ……あぁっ♥あぁっ♥もう、ダメですっ、イキますっ、私っ、イッちゃいますうっ!」
 市民達に全身を弄られ、ダークナイトに膣内を激しく犯され、リリィナは限界を迎えようとしていた。
「ははは、いいぞ。プロンテラ市民憧れの美少女巨乳ロードナイト様に悪党ザーメンを注いでやる。」
 嗜虐の笑みを浮かべるダークナイト。市民達に結合部を見せ付けてスパートし、そしてリリィナが絶頂に達すると同時に、ダークナイトはリリィナの子宮口を押し潰しながら射精した。
「ああっ、やっ……!イクッ、イクうううううっ!!あああああああああーっ!!」
 どくんどくんと脈打つ肉棒を感じ取りながら、リリィナも絶頂を迎え、大量の白濁が流し込まれていく。騎士である彼女が戦いだけではなく雌としてもダークナイトに屈服させられた瞬間でもあった。
リリィナの乳房を吸っていた市民達は、特等席で彼女の絶頂を見届けた。
「ああ…リリィナ様が……!」「あんなに感じて……!ううっ、俺たちの事を守る為に……!」「くそ、悔しいぜ……」
 市民達は口々に言う。しかし、彼らの股間ははち切れそうなほどに勃起していた。
「はぁー、はぁ、はあぁ……♥」
 ベンチの上でダークナイトに抱えられたまま、余韻に浸り、放心状態のリリィナ。凌辱者がペニスを引き抜くと、どろりと精液が溢れ出た。
(やあっ…私…こんな男にっ…………)
 敗北したショックと、衆人環視の中で凌辱された羞恥で涙ぐむ。そんなリリィナを見て、ダークナイトが笑う。
「くくく、気に入ったぞ、騎士団のロードナイトリリィナ。また合間見えようじゃないか、なにすぐに逢えるだろうさ」
 そう言ってダークナイトはマントを翻して去っていく。その後ろ姿を眺めることしか出来ないリリィナ。

「はぁ、はぁ……待ってください、私は、貴方にだけは絶対負けませんっ!」
 リリィナの叫びは虚しく響き渡るだけだった。間も無くして騎士団の仲間が駆け付けて来て、リリィナを救い出した。
 こうして、リリィナとダークナイトの因縁は始まったのだった。

327 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2023/09/08(金) 00:27:29 ID:Q5tgzve2
 聖職スレ101−51の少年司祭の片割れの、ある日の受難です。
 女体化し、戻るためには一苦労、的な話です。
 ニッチにニッチを重ねていくスタイルですが、ご笑納いただければ幸いです。
 相方の方もいずれ…

 挿絵 ttp://moeita.net/cgi-bin/uploader/upfiles/file1694099911.zip

 【鎮静処置・レイリの場合1】

 ヴァルキリーフェザーバンドという装備がある。
 文字通り戦乙女の力を宿したそれは、着用 者を戦乙女の姿に化身させ、戦う力を貸し与える装具だ。
 レイリというプリーストの少年がいる。
 ジェダと言う名のロードナイトに仕える彼は、主からからそれを貸し与えられ、人々を魔の存在(もの)から護るため日々奮闘を繰り広げていた。
 しかし、その少年司祭とロードナイト、そして装具には奇妙な秘密があった。

「そ、それ…本当に入れるんですか?」
 金髪三つ編みにミニグラス姿の豊満 少女が眼前の淫具を凝視する。
 衣服は身につけておらず、僧衣と同じ色彩のガーターストッキングを穿き、手足には鉄の枷。
 乳房と、妖精のように細くとがった耳はブルージェムストーンを削って作られたピアスで彩られている。
 そんな彼女の視線の先には一人の精悍な初老男性。
 バスローブをまとい、彼女を見据えている。
「じぇ、ジェダ様…ご主人様!?」
「むろん」
 ジェダと呼ばれたは、手にした玩具を揺らしながら頷いた。
 短剣状のそれは丸い柄を持ち、刀身に当たる部分は黒く塗られた大型生物の背骨で、アマツの伝統玩具『竹蛇』のような構造となっている。
 ギルドメンバーの一人が開発したそれは、見た目からやはりギルド内でも『蛇』と呼ばれるようになっている。
「根本まで咥えてもらうぞレイリ…いや、レイラだったな 」
 自分で決めたルールなのにな。
 そう言って眼前の少女に苦笑してみせるジェダ。
 元々顔立ちの良いレイリはある事件でジェダと出会い、そして見初められて彼のハーレムに籍を置くこととなった。
 その際、女装し少女として主に仕える事を求められ、それを受け入れた彼が女性用の僧衣とともに与えられた仮の名前がレイラであった。
 問題はその後である。
 ある日ジェダとの『デート』で蚤の市を訪れた彼はヴァルキリーフェザーバンドを入手する。
 それを手に入れたレイリは戦乙女となり妖魔を討伐する事になったのだが、それは曰く付きの『難あり』品であった。
 本来レイリの力量では扱うことの出来なはずのそれは、そうであるにもかかわらず彼に力をもたらした。
 しかしそれは着用者が元に戻る際は精魂果てなければならないというめんどうな副作用を持っていのだ。
 かくして、レイリは役目を終える度に主に抱き潰されるという、難儀な生活を始めることとなった。


 淫具の先端が尻孔に触れると、レイリがヒッ…と短い悲鳴を上げる。
「心配するな。香油をまぶしてある」
 ジェダはそういいながらゆっくりと張り型を押し込み始める。
 円錐状の先端部がゆっくりと沈み込み、続いて『刀身』がゆっくりと続く。
「うえ…っ」
 ゆっくりと、しかし容赦なくこみ上げてくる異物感に狼狽するレイラ。
「さすがにこの長さには慣れないか? 」
「い、いえ…大丈夫…です 」
 荒い呼吸を繰り返しながら レイリは言う。
 潤滑油の助けもあり、既に『蛇』の半分が体内に沈み込んでいる。
「辛ければ言いなさい。入れ方を工夫する」
「…結局…入れるんじゃ…ないですか」
「これを快楽と理解できれば、早く戻れもするだろう」
 いずれはレイリのままでも受け入れてもらいたいものだ。
 ジェダは言う。
「ど、努力…しま…す」
「うむ。私としては、なかなか戻らない方が色々と楽しめるのだがな」
 ジェダはそう言ってレイリの尻肉を優しくもみし抱く。
「そんなの…悪趣味ですよ」
「ああ、そうだな」
 ジェダは頷いた。

 レイリを宥め励ましながら、ジェダは漸く『蛇』がレイリの後ろ坑奥深くまで突き立てる。
「よく頑張った 」
 そう言って、全身汗だくとなったレイリの頭を優しくなでるジェダ。
「うぐ…早く…抜いて…くだ…さい」
「せっかちだな。ここからが本番だぞ」
 そう言ってジェダは柄頭を人差し指と中指で摘まみ、軽くスナップさせる。
 体内で蛇がうねり、直腸を刺激されたレイリが顔をしかめる。
「この蛇には仕掛けがあってな」
 ジェダは続ける。
「柄の中には共和国製のモーターが内蔵されている。どう言うことがわかるかね?」
「ま、まさか…」
「そのまさかだ。戦乙女の強靱な肉体、何処まで耐えられるかな」
「ちょま…や、やめ…やめてください」
「ならん。対拷問訓練もかねているのでな」
 『持って』行かれそうになった時は思い出しなさい」
 そう言って、ジェダがレイリの尻肉に軽く平手を見舞うと、化身したレイリの胸元に実る肉果実と、そこに付けられたジェムが揺れ動く。
 ジェダはレイリの後ろに回り込むと『蛇』の柄を握りしめた。
「では、蛇の踊り喰いとゆこうではないか」
 言葉と同時に、彼の指先が柄頭のボタンをとらえ、そして押し込まれた。


「    」
 歯を食いしばり、言葉にならない悲鳴をこらえるレイリ。
 彼がスイッチを押した瞬間、直腸内の『蛇』が文字通り『暴れ』だした。
 直腸に沿って収まっていたそれは、モーターの力により間接がてんでばらばらに動き回る。
「始まったようだな」
 暴れる『蛇』の柄頭をしっかりと握りしめると、レイリの腸内で暴れ回る『蛇』の動きを感じることができる。
「それにしてもドロテアのやつ、容赦がないな。まるでペノメナだ」
 ギルドメンバーの腕利き鍛冶師にして、淫具職人の名をつぶやきながらジェダは言う。
 少年の姿で用いれば、最悪腸を食い破りかねない。
 おそらくは嫉妬もこもっているのだろう。
「う…ふ…あぐ」
 苦悶に満ちた顔で虚空を凝視しつつ、口をパクパクさせるレイリ。
 それでも、背筋を不定期に何度も小さくヒクヒクと震わている。
 小さな絶頂を何度も迎えている証だ。
「ふむ」
 体が変わろうとも、経験までは消し去ることはできない。
 この調子なら、ほどなくして化身せずとも楽しめる身体となるだろう。
 ジェダが思ったそのときだった。
 レイリの中で荒ぶっていた『蛇』がぴたりと動きを止める。
 動力が切れたのだ。
「動作時間については、検討の余地あり、だな」
 ジェダはため息をはくと、ゆっくりと引き抜きにかかる。
「レイラ。聞こえているかね?呼吸を合わせなさい」
「は、は…い」
 息も絶え絶えに答えるレイリ。
「よろしい。せーので行くぞ」
 ジェダの言葉に、レイリが何度も頭を縦に振る。。
「では、せーの…それっ!」
 ズルッ…
 言葉と共に、ジェダが『蛇』を引き抜いた。
 香油まみれの刀身は間接部が出口で引っかかる物の、さしたる抵抗もなくずるずると引き抜かれる。
「お…っ…あ…あ…」
 同時に満身創痍のレイリがうめき声を上げ、全身を激しく打ち震わせる。
 絶頂を迎えたのだろう。
「なるほど。やはりこの瞬間が良いのだな」
 すべてを引き抜き、ぽっかりと空いたままの後孔を優しくなでながらジェダはつぶやいた。
 余談だが、レイリが元の姿に戻れるまでには、同じ事を3回程繰り返したという。

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