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【憎悪と狂気】バトルROワイアル 十冊目【恐怖と絶望】

163 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2007/10/14(日) 09:19:26 ID:WQlQ9dr6
続きを期待してますー。

164 名前:ドドリア 投稿日:2007/10/15(月) 13:04:42 ID:lY088Ccs
俺様TUEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEええ
(と意味不明に叫ぶドドリア)

165 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2007/10/18(木) 11:09:39 ID:7lNWf/n6
無名RO小説家とは感激した。(リレーで進んでるのかな・・)
攻城戦だの晒しだのしか見てなかった俺ってバカだな・・。
次回期待してますぜ!!

166 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2007/10/23(火) 00:06:08 ID:E4i5E6PE
書き上げたはいいけど、ちとグロくなった。。。
グロ禁止だっけ?
ひとまず投下して様子見ー

167 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2007/10/23(火) 00:06:37 ID:E4i5E6PE
279.救うべきもの[3日目午前]


彼女は暗闇の中でもがいていた。

苦しい。
痛い。
怖い。

怖い。怖い。怖い。怖い。怖い。
怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖いこわい怖いこわいこわいこわいこわいコワいコワイコワイコワイコワイコワコワコワコワ

ずどん

突然の衝撃。
そして光が差した。

眼が痛む。
闇に慣れた彼女にとって光は新たな刺激に過ぎなかった。

無意識に逃げようとする。
だが周囲の壁に束縛されて動けない。
ごぼり、と気泡が上がった。

もがく。
壁にこすれた皮膚から激痛。
痛みにまたもがく。
激痛。

繰り返しの中、不意に腕が自由になった。
周囲に空間ができている。
外界の乾いた空気が肌をなでた。

次に感じたのは全身の痒み。
それが次第にチクチクとした痛みへ変わる。

耐え切れなくて体をかきむしる。
何かがべろりと剥がれた。

電流のような痛みが脳を貫く。
獣のような声をあげて彼女は周囲の壁に爪を立てた。

柔らかい肉壁を爪が引き裂く。
するとそれは逃げるように蠕動した。

逃げてゆく。
彼女が逃げるのではなく。

彼女は悲鳴じみた狂笑をあげた。

*****

『――!』

♂騎士は動きを止めた。
妙な声が聞こえた気がする。

「誰だ?」
「♂モンクさん…ではないようですね」

同じくおかしな声を聞いたらしい♀騎士は♂モンクを振り返っていた。
だがやはり目覚めた様子はない。

「じゃああの怪物か?」
「もしかすると――」

中の♀ハンターさんかも。
♀騎士はその言葉を発することができなかった。

突如として紫色の怪物がいびつに膨れ上がる。
サボテンでも飲み込んだかのように四方八方へ鋭く突起を作り、すぐにそこから体が裂けた。
裂け目から何本もの矢が落ちる。

声もなくのたうつ怪物。
そして裂け目を押し広げてヒトが這い出した。

「お、おい…?」

♂騎士の声が尻すぼみに小さくなる。
出てきたのは飲みこまれた♀ハンターのはずだ。
そう頭では分かってはいても実感がついてこない。

凄惨としか言いようのない姿だった。
露出した皮膚は焼け爛れたよう変色し、ところどころ剥がれて垂れ下がっている。
髪の毛も半分近くが抜け、まぶたや唇といった柔らかい部分は赤黒く腫れ上がって血をにじませていた。

果たして生還したといえるのか。
むしろニブルヘイムで見た死者の姿に近い。
正体不明の液体にベットリと濡れ、残った髪や衣服の残骸がまとわりついて不気味さを増していたが――細部が見えないのはかえって救いだったかもしれない。

イヒィ、イヒヒヒイイィィィ

ゆらり、と立ち上がったその人物は引きつるような声を出して体を揺らす。
そして断末魔の動きを示す怪物へ

ズババンッ

視線も向けずに矢のニ連射を撃ちこみ、ついでとばかりに蹴飛ばした。
地面に縫いとめられた怪物はそれで完全に沈黙する。

ウヒィ

『彼女』は天を仰いで満足そうに声を漏らした。
姿だけではなく行動も明らかに異常だ。
だがその手の弓を見るかぎり♀ハンターに間違いないらしい。

「よ、よかったな。あんまり無事じゃなさそうだけど一応助かっ――」

♂騎士は声を掛けながら歩み寄ろうとする。
その途端、腫れたまぶたに半分隠れた眼が、ギロリ、と動いて彼を睨んだ。
そこに宿る異様な光。

イィイイッ
「っておいっ!?」

♀ハンターは彼らに弓を向けて矢をつがえた。
その動きに何のよどみも躊躇もない。

♂騎士はとっさに剣を盾にしながら身を投げ出し、直撃を避ける。
首筋をかすめてヒヤリとしたが傷は浅い。

同時に反応した♀騎士も身を翻して木立へ隠れようとした。
だが、その動作が一瞬止まる。

ドッ
鈍い音を立てて彼女の背に矢が刺さった。

「♀騎士!」

♂騎士は思わず叫ぶ。
彼には♀騎士がなぜ動きを止めたのか見えていた。

彼女は身を翻した瞬間に気付いてしまったのだ。
自分が♀ハンターと♂モンクを結ぶ直線上に位置してることに。

「くそっ」

♂騎士は2人の盾となるべく飛び出した。
しかしそれより早く次の矢が飛ぶ。

矢は♀騎士の右肩に刺さった。
正面から。

彼女はその場を逃げることではなく、攻撃を全て受け止めることを選択していた。
片膝をつき、ツルギを地面に突き立てて体を支える。
そしてシールドを体の前に。

イヒィ
「くぉっ」

次の矢は体ごと割り込んだ♂騎士の大剣が弾いた。
しかしそれを見た♀ハンターは数本の矢を一度に放つ。
着弾の衝撃で♂騎士の体が横へ弾きとばされた。

アローシャワーの威力は♀騎士にも及んだ。
だが地面に剣を突き立てて体を固定した彼女は動かない。
そんな彼女に♀ハンターは連射を浴びせかけた。

半数以上は盾に突き刺さって止まる。
だが隙間から♀騎士の脇腹や腕、脚へ命中する矢もあった。
それでも彼女は姿勢を崩さない。

「やめろっ!」

♂騎士はもはや我慢できずに♀ハンターへ突進した。
彼らは命がけで彼女を助けようとしたのだ。
その当人に殺されようとするなんてこんな理不尽はない。

だが♀ハンターは余裕を持って次の矢から矢じりを外し、彼の胸元を狙い撃った。
♂騎士はそれを大剣で受け止めるが、威力に数歩分押し戻される。

「くそっ、くそぉっ」

彼は我知らず涙を流していた。
人を助けようとした結果がこれか。
自分には誰も救うことができないのか。

♀ハンターの弓が再び引き絞られた。
一発か、運がよければニ発ぐらいは避けられるかもしれない。
だがそれ以上は無理だ。
たぶん♀ハンターへたどり着くまでに致命傷を受けるだろう。

覚悟と言うより諦念に近いような気持ちに襲われつつも彼は走った。
と、♀ハンターの眼が一瞬横を向く。
次の瞬間、矢は彼の足に向けて放たれた。

「うわっ」

痛みは感じないものの、いきなり足に打撃を受けて彼は転倒する。
慌てて跳ね起きたときには射手の姿は消えていた。

「いったい…」

理由が分からず周囲を見回す彼の耳にガサガサと茂みをかき分ける音が聞こえた。


<♀騎士>
現在地:E-6
所持品:S1シールド、錐 、ツルギ
外見:csf:4j0i8092 赤みを帯びた黒色の瞳
備考:殺人に強い忌避感とPTSDを持つが、大分心を強く持てるようになる。刀剣類に抵抗感 笑えるように
状態:JT2発・BB・矢多数被弾 背に切り傷

<♂モンク>
現在地:E-6
所持品:なし
外見:アフロ(アサデフォから落雷により変更)
スキル:金剛不壊 阿修羅覇凰拳 発勁
備考:ラッパー 諸行無常思考 楽観的 刃物で殺傷 戦闘場所より少し近くで気絶中
状態:腕に裂傷、JTを複数被弾、意識不明、通電によるショック症状

<♂騎士>
現在地:E-6
所持品:S1少女の日記、カッツバルゲル、カード帖(♀スパノビ遺品)
外見:深い赤の瞳
備考:GMの暗示を屈服させた?、混乱して♂ケミを殺害 心身の異常を自覚
   できれば♂ケミを弔いたい、誤解から♀Wiz達と小競り合いの末逃走
   両手剣タイプ
状態:痛覚喪失?、体力は半分以下 精神は安定? 個体認識異常を脱する。
   必要とあらば、人間を殺すことを厭わなくなった? 仲間を守りたい

<♀ハンター>
現在地:E-6(寄生虫体内)
所持品:スパナ、古い紫色の箱、フォーチュンソード、オリデオコンの矢筒、+2バイタルシュールドボウ[3]
外 見:全身の皮膚が半分溶けた異様な姿
スキル:ファルコンマスタリー、ブリッツビート、スチールクロウ、集中力向上、ダブルストレーピング
備 考:対人恐怖症、鳥と会話が出来る、純鷹師、弓の扱いはそれなり
状 態:発狂?全てを敵視

<ふぁる>
現在地:E-6
所持品:リボンのヘアバンド
スキル:ブリッツビート スチールクロウ
備 考:なんだかんだいいながら♀ハンターが心配で堪らない、ツンデレ? GM側の拠点を発見するも重要視せず無視、♀ハンターと遭遇
状 態:JTによる負傷で気絶中

<寄生虫(寄生磯巾着?)>
現在位置:E-6
外 見:大きい紫色のヒドラっぽいもの(ペノメナ?)
備 考:♂ローグから孵り、捕食 両生類?
状 態:死亡

168 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2007/10/23(火) 00:25:54 ID:hIcNKvoA
お、新作投下乙でありますー。
しこしこチェキしてますぜ。

これくらいならいいんでないですかねー?
バトロワ物ってのは前提にあるんだし、許容範囲だと思うです。
で、ハンター崩壊キタワァ
ここにきてマーダー追加かっ。

169 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2007/10/23(火) 19:18:36 ID:YP2N3KGI
個人的には許容範囲だが・・・。
グロテスクというよりも、何か♀ハンタを同情せざるを得ないorz
というかなんていったらいいか日本語がでてこないよlllorz

170 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2007/10/23(火) 21:44:16 ID:jHnVh64c
ずっとROMだったけどあまりの凄惨さに衝撃を受けたので書込み。
前々から割りとライトな雰囲気なゲームと対比して
あまりにも残酷な世界観とストーリーと企画が興味を引いたので見ているのだけれど、
流石に今回は度肝を抜かれますた。@@;

一度は重圧に押しつぶされた騎士が再び立ち上がって
皆を救おうとしたのだけれども、救った者はあまりの過酷な状況で発狂し、
悲劇への序曲へと誘っていくのだろうかっていうところですね。
状況の描写が圧倒的に上手で、次の話に繋げるトスもしており
作者の描写力に驚嘆しますた。

何か私では文章にうまくまとめることはできないのですが、
私個人の願いとしては、マーダー及び参加者いやこの世界に登場する登場人物全体が
かなり悲惨な目にあっているのが可哀想すぎるという気持ちから、
いつかどこかで幸せになってもらいたいという気持ちがあります。
しかしどうなるかはこの作品の描く人たち次第なので、
私はまたROMに戻り、この物語を見届けたいと思います。

171 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2007/10/24(水) 04:52:10 ID:WHTTQLIM
しかしよく考えるんだ、たとえグローに爛れてる姿とはいえ

♀ハンタさんは今 いっしまとわぬすがた というやつなんじゃないかっ

と空気読まない発言

172 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2007/10/24(水) 09:50:00 ID:jcY9bM9M
>>171
その発想はなかったわwww
まぁでも、いまのハンタ子は原爆直後の格好みたいな感じだと想像してみると、
口が開いたままで閉まらなくなる・・。
ペノの中ないし触手に絡まれてるとしたら、きっと髪の毛もあまり残ってないだろうに・・。

しかし、そのあたりの表現の仕方は、うp主に脱帽せざるをえない。
触手=エロと結び付けていた俺にとっては、あまりにショッキングな内容だったのは言うまでもなく。

173 名前:名無したん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2007/10/27(土) 17:14:00 ID:0zm.f0XU
グロ云々の前にキャラ設定無視がなんとも
過疎中なら何書いてもGJ言われるのか・・・

174 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2007/10/27(土) 23:03:38 ID:dnmsNP92
> キャラ設定無視
気付かんかった。具体的にどこ?

175 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2007/10/28(日) 05:48:13 ID:s.xZcTu.
♀ハンターの暴走っぷりなら精神不安定気味でああなってもおかしくはないと思ったが。

176 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2007/10/29(月) 01:15:13 ID:dtu1/.QM
♀ハンタは最初からずっと一貫して人見知り、甘えん坊、人を憎まない殺せない性格だっただろう?

そんな人間がいくら恐慌状態に陥ったからって、無差別に攻撃するのは突拍子もないと思うぜ。
♀ハンタの性格なら、狂うより先に自殺するのが自然じゃないか?

177 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2007/10/29(月) 02:10:21 ID:auzTKSjg
あの状況でなら「狂う」は不自然じゃない気がするけどなぁ。
キャラ設定からして矛盾は感じなかったけど・・・。

178 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2007/10/29(月) 03:54:19 ID:VEl9AR6U
>>176
解釈の違いかねぇ、人見知りってことは
つまり他人と深くかかわれないから殺せるって思う奴も居そうだ。
特に慕ってたスパノビ死んだしな。

179 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2007/10/29(月) 04:31:57 ID:NmdYOrxw
>>176
恐慌ではなくて発狂だと思うのだが・・・?
発狂する前は寄生虫(?)の中で身動き取れなかったんだから自殺はできないだろし。
ついでに言えばおとなしい人間がストレスのあまりいきなり暴れ出すなんて現実にもよくある話。
そんなに不思議かな?

180 名前:名無したん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2007/10/29(月) 12:29:08 ID:YC8gWxZg
狂う展開はありにしても、それ=殺人鬼ってのは安易過ぎないか
理性もなく力も制限されてるのに技連発してたりとか、>>176の理由もあって不自然さが拭えない

181 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2007/10/29(月) 21:51:56 ID:P4ydM6js
キャラ設定を言うなら♀ハンターは登場当初からかなりの人間不信ですよ
つまりは他人の存在を拒否する性格です
そのアプローチが逃避から攻撃に変わっただけかと

182 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2007/10/30(火) 12:39:09 ID:wagbEcu.
 結局のところNGにするかOKかどっちにするべきだと思う?

 でも狂ったという表現であっても最後に♂騎士を牽制して場を離れるだけの
理性は残ってるわけでしょ、この場合(いや、トスなのはよくわかるけどさ)
 殺人に向けての衝動ならある意味回り見えてない状態になってるんだと思うし、
周りの危険(?(最後のトス))を察知できるぐらいの狂い加減なら、騎士たちを攻撃するのは
なんかちょっと狂いの度合いが高すぎる気もするし、
離れようと行動するのはなんかな、とも思うんだが……。

 でもその辺含めて狂ってる、なら話は矛盾しない。
 個人的にはOKサイン、NG出すほどの矛盾はないと思います。>>167

183 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2007/10/30(火) 13:48:59 ID:8gxK2yP2
矢や弓、弦も、肉までどろどろになるくらいの寄生虫の酸の中にあったわけだし、機能するとは思えない。

一番大事なことだが、理性が無いってことは禁止区域に気付けないってことだ。

地図の位置や書き手によっては、首輪による爆死で終わる可能性を否定できない。ちょっとマーダーとしてこれは不味いだろ?

184 名前:名無したん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2007/10/30(火) 13:53:42 ID:haWiy9yM
繋ぎ的観点だけで考えると、シーフ退場にふぁる無効化まで重なるとBADEND以外なくなる気が
ハンターいなくなると誰も喋れないよね

185 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2007/10/30(火) 18:14:35 ID:WmoCqsWI
>>183
事故死する危険が結構ある、ってのは間違いないねえ
でも、だから?って気もする
167は既存のマーダーを発狂させたわけじゃなくて1人増やした話なんだから、マーダーの増減を問題にするならむしろ歓迎するべきでは

武器の状態に関しては繊維質は消化しにくくてほとんどそのまま排出される、ってのが答えになるかと

>>184
そういえばふぁるは箱から出たわけじゃないから「どんな武装も使うだけならできる」ルールは適用されないのか
まあふぁる(と♀ハンタ)がいないから即アウト、ってこともないんじゃ?
ってーかふぁるの立場で考えると別の可能性もあるよね

>>182
これはそもそもNG論議なのかな?
結局好き嫌いを言ってるだけにも見える

186 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2007/10/30(火) 22:53:54 ID:sWE0Kxws
確かに、NGにする理由が無いのでは、と。
よく出る話の繰り返しになりますが、これはリレー小説なんだから。
ルールを無視しているわけではないのだし、次の書き手さんが全然フォローできる範囲だと思いますが。
確かに、自分も弓矢が溶けてなかったのはちょっとアレ?って思ったんですけどね。

187 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2007/10/31(水) 01:18:26 ID:oB0NW9Og
実は矢ではなくて、ファンタズミックアローを使用したなんてだめだよな・・。
集中力要りそうだもんな・・・。設定上、♀ハンタが使えるかどうか怪しい線だと推測するが・・。
このあたりがリレー小説の難しいところなのだろうか・・。
次の書き手さんか、今回書いた書き手さんのリベンジ期待age

188 名前:名無したん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2007/10/31(水) 02:40:57 ID:I2mB6LxI
リレーとはいえ引き継ぐ人が困りそうな点は改善するべきだと思うが
書いた人も様子見といってるんだし、苦情出たら即NGってものでもない

189 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2007/11/02(金) 09:32:05 ID:6akpG3c2
>>182
理性が残ってるというより本能だけで攻撃してるからこそ危険察知して退避とかしてるんじゃないかい?
生きたまま溶かされて苦痛がありすぎて、気絶しようにもできずに発狂してるなら理性残ってるとも考えにくいし

190 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2007/11/07(水) 11:40:10 ID:Krzo08eI
また停滞しちゃったね…
今回はストーリーにケチつける人が多くて嫌だな
ストーリーが気に食わない人がいるなら、その人が書けばいいのに
ハッピーエンドにしなきゃだめなんてことはないんだし、キーになる人物だからこうしないほうが…なんておかしいよ
助けたいなら自分で書いて助ければいいじゃん
自然な流れで自分のペースに持ち込むのもリレーの醍醐味でしょ

191 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2007/11/07(水) 17:32:33 ID:jaccy6eA
>>190
なるほど。
自然な流れで自分のペースにっていうのは、俺も同感ですわ。
今回は話しが話しなだけに荒れてるからなぁ・・。
文才がなくてどうしようもない俺にはどうすることもできないのが悔しいわ。
しかも書き出しても、必ず途中で行き詰るという欠点付きだしなlllorz

途中から読み出した俺には、リレー小説に乱入するなんて恐れ多いというのが本心です。
唯一できることといえば・・・次の方が書いてくれる話を期待しながら待つことか・・。

192 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2007/11/08(木) 16:09:33 ID:YOwyQZzE
>>180
技連発ってDS1回とAS1回だけに見えるんだが違うん?

193 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2007/11/08(木) 16:48:36 ID:2fhWCENo
CAらしきものも使ってるがそれでも三つですな

194 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2007/11/08(木) 17:01:25 ID:YOwyQZzE
>だが♀ハンターは余裕を持って次の矢から矢じりを外し、彼の胸元を狙い撃った。
>♂騎士はそれを大剣で受け止めるが、威力に数歩分押し戻される。
ここかな?
気付かなんだ、教えてくれてありがと

195 名前:名無したん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2007/11/08(木) 20:53:33 ID:WTf6TMVM
どうせ駄作だし好きなように書けば
このままじゃ終わらんし

196 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2007/11/13(火) 13:46:38 ID:Ckjeb9PQ
マーダーがいなくて進め辛いから狂化はありだと思う。
だけど、今までふぁる〜とか言ってたハンターがイヒイヒ言ってるのに違和感…
好き嫌いの話になっちゃうけど、もう少し言葉なんとかならないかなーと思った。

ぷち電波受信…したけどスパノビの致命傷見ちゃってるんだよなぁ
知らなかったらペノ内部で意識朦朧としてる♀ハンターにジョーカーがあることないこと
吹き込んで、♂♀騎士'sにけしかけることもできたんだけど。
ジョーカーもマーダー少なくてつまらないと思ってテコ入れはしそう。
ふぁるから情報引き出させないようにハンターの精神破壊ってところかな。
♀ハンターの過去だと痛みではそんなに即狂ったりしなさげ。
一時期感じて失った心の温かみのあたりをじくじく攻めると落ちそうだ。

妄想吐き出すだけで文にできないのが恨めしい。
楽しみに読ませてもらってます。
書き手の人にありがとう&これからも頑張って〜

197 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2007/11/23(金) 01:18:17 ID:okCBtgSs
下がってたのでage

198 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2007/12/12(水) 11:55:27 ID:DJrMNIH2
がっつり止まってるので279話までwiki更新
277話が改行で切れたとの事なので、気が付いた所だけ繋げ直しました。書き手様確認お願いします。

199 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2007/12/16(日) 07:12:52 ID:vNcnAPTs
GJです。

200 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2007/12/18(火) 02:30:09 ID:4DYN3pys
番外編? NG? 抗う者共

「やれやれ。貴方のお陰で今度のゲームは大波乱でしたよ。私共にとって、ですが」
白装束にピエロ帽の道化。
顔にはスペードやハートが塗られてあった。
「そりゃ良かったじゃねえか。こんな幸せゲームなんざ終わっちまうにこしたこたぁねぇ」
対する赤い髪の男は、チェイサー。
顔には目立つ傷があった。
「ですが、貴方は最早一人。他の皆さんは――おっと、私共の手駒は別ですが――他の管理者と相打ちにほぼ討ち取られてしまった。王手詰み――実に惜しかったですが、残念ながら貴方もここまでです」
瞬間、道化は短剣を投げる。
男は、それを走りながら叩き落とし、剣を振り下ろす。
だが、それは道化に止められる。
男が瞬間に繰り出したのは、足払い。
突然の足下への攻撃だが、道化はそれを後ろに飛んでかわす。
そして、着地と同時に、男を薙ぎに行く。
男は、それを受け止め、体当たりを食らわせた。
思わず体勢を崩し、道化はよろける。
そこに、斬撃が襲う。
道化はそれを紙一重でかわしつつ、お返しとばかりに腕を突きにいった。
思わず、男は腕を引き、後ろに飛んで間合いを取った。
沈黙。
ふと、男が笑いながら。
「本当にそう思うか?」
と聞いてきた。
同時に一気に踏み込んで突きに行く。
道化はそれを先読みして避けた。
すれ違い様に剣を叩き込もうとして――男は突然方向転換をし、道化に体当たりして行く。
予想外の攻撃に、思わず横に飛んで間合いを取る。
「勿論。チンピラ如きに負ける道理はありませんよ」
男の問いに、道化はそう返した。
同時に、一気に間合いを詰め、薙いだ。
男はそれを止め――突然、顔面目掛けて飛んできた短剣を避ける。
その僅かな隙に道化を追撃を試みるが、その瞬間に剣を弾かれて追撃の機会を失った。
男は、そのまま後ろに飛んで間合いをとる。
再び沈黙。
そして、男はまた笑い、言った。
「じゃあお前はここで死ぬな」
それに対し、道化は軽く首を傾げて聞き返した。
「どうしてです?」
男はにやりと笑いながら。
「お前が目の前の相手を見間違えてるからさ」
男の雰囲気が変わった。
殺気を撒き散らしながら。
「俺はチンピラなんぞじゃねえ」
ゆっくりと剣を構え直し。
「――『騎士』だ」
レイピアの様に鋭い眼光で、道化を射抜いた。

――男は一歩及ばず、腕に重傷を負ってしまう。
――だが、男はそれで終わらない。

男の決死の反撃は、道化の左目を切り裂いた。
突然視界が狭くなり、道化は思わず男との間合いを取る。
男はにやりと口の端をつり上げ。
「俺がここでくたばったとしても手前等は、いずれ死ぬさ」
男の息は荒かった。
「手前等に向けられてる剣は、俺達だけじゃねえ」
顔も蒼白だ。
切り裂かれた腕からは、大量の血が流れている。
「生まれる前からの付き合いだしな」


――結局、男は道化に敗れた。
――だが、道化は男が最後に放った言葉の意味を知らない。
――曰く、「ある男は強くなる為に魂を差し出したという。俺にはその覚悟がなかった。その差がこれさ」


「……行くのか?」
薄暗い部屋の中、騎士らしい男が赤毛の男に言った。
「まあな」
返答はそれのみ。
そして、グラスに入っている酒を口に含めた。
「心配してんのか? 珍しいこともあるんだな」
赤毛は、にやつきながら、肩を竦めてそう言った。
「お前の事じゃない。組織のことだ」
それに対し、騎士が真面目な表情で返した。
「お前、今の今の自分の立場を分かって言ってるんだろうな?」
鋭い眼光を、赤毛にぶつける。
「国最大の反政府組織『剣』のリーダー、だろ?」
赤毛は表情を崩さず、言った。
「分かってるなら尚更だ」
騎士は、表情を緩めない。
止めろと言わんばかりに、更に続ける。
「死んだらどうする? 後継者は? 最強の『剣』はお前だろう?」
赤毛は、それにまともに応えようとしない。
「なあに」
酒を一気に飲み干し、笑いながら、
「最強の『剣』は実質、お前だろ? 問題ねえよ」
騎士に納得いかない、という表情で更に問い詰めようとして――遮られる。
「例え、俺が死んだとしても、お前がいりゃ組織はまとまるさ。俺より長生きしてんだろ?」
経験豊富な奴の方がまとめた方が良い結果に繋がる、と言わんばかりにそう続けた。
「呆れたな」
騎士は、溜息をつき、酒を口に含める。
そして、赤毛に言った。
「いつもの場所で待ってるぞ。必ず、帰ってこい」
赤毛は立ち上がり――手を振りながらドアに向かう。
「生まれる前からの付き合いだろ? まあ期待しとけよ」
ドアを開け、部屋から出た。
残されたのは、騎士の男一人。
「……普通の人間の問題は、普通の人間が解決すべきなんだが……」
誰に言うまでもなく、呟いた。
「まあ、いい。トリスタンも、こんな政治は望んではいないだろう」
何かを決意したような表情を浮かべ、立ち上がる。
「トリスタンがまとめ上げた国を、見捨てるわけにはいかないからな」
騎士は酒を飲み干し、ドアに向かう。
「戦乙女ヴァルキリーよ、加護を与えたまえ」
そのまま、部屋を出た。

――だが、赤毛の男が戻ってくることは無かった。
――そして、騎士の男はある決意をすることになる。

201 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2007/12/19(水) 00:31:23 ID:n8J2DCQU
直近の感想は書けないんだが、今、最初から読んでる
割とみんなで脱出しよう!って雰囲気なのがどう進むか楽しみな所

ふぁる〜な♀ハンタ、カワユス

202 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2007/12/19(水) 00:32:21 ID:n8J2DCQU
ageようとしてdameしてしまった…

203 名前:sage 投稿日:2007/12/26(水) 17:06:30 ID:mdmNj.Sw
>>200
前作♂ローグとDOPの転生体かな?
DOPさん何企んでるんだろう。

第2回も長くなってきて話の流れとか把握するの大変になってきたなぁ
書き手さん少ないのそのせいなのかな?
キャラごとの移動経路とかまとめたもの作りたいけど、思うだけで行動に移せていない…

204 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2007/12/26(水) 17:07:23 ID:mdmNj.Sw
きゃーごめん名前に入れちゃった。
IEから書き込むものじゃないわ

205 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2008/01/13(日) 10:43:58 ID:iHiochvI
280. 迷走 [3日目午前]


「ふはは、俺様復・活!」
眼を覚ました♂プリはとりあえず大見得を切りながら登場してみた。
自他共に認める悪人顔の彼を治療してくれたのだ。そこで戦ってるのはきっと知り合いに違いない。
仲間の危機に颯爽と登場。俺様かっちょいー。
などと妄想していたのだが。
そこにいたのは♀マジに♀アコ、♂スパノビと逃げてゆく♀アルケミ。
全部知らない顔だった。
「・・・えーと。お前ら、誰?」
さすがにちょっと恥ずかしくなって頬をかきながらたずねたりしてみる。
もっとも答えが返ってくるとはあんまり期待してなかった。
「それどころじゃないっ!手伝えーっ!」
「むぐ〜〜〜〜〜〜っ!!」
♀アルケミを諦めた♀アコが♂スパノビの腕を引っぱりながら怒鳴り、顔を上げられない♀マジは地面をバンバン叩いて抗議する。
「ま、そうだよな」
なんとなく納得しながら彼は三人に歩み寄った。
♀アコの反対側から♂スパノビの肩を押し、♀マジの上からどけようとする。
「うお。なんだ?えらい馬鹿力だな」
♂スパノビの体はびくともしなかった。
いくら本調子ではないと言っても殴りアコプリ2人がかり(プラス♂スパノビの靴に噛み付いて引っ張る子デザ)で動かすこともできないというのは相当に非常識な力だ。
「図体もでけえし、巨人族の血でも引いてんのかね」
「のん気なこと言ってないで、もっとが・ん・ば・れーっ!」
思わずつぶやいた彼を、♀アコは顔を真っ赤にして力を振り絞りながら非難する。
だが♂プリは♂スパノビから手を離して一歩下がった。
「ちょっと!」
「まー言いたいことは分かるがちょっとまて。こういうときはな」
抗議する♀アコにニヤリと笑って見せて♂スパノビの正面へ回った。
そして軽い掛け声一発。
「おらよっと」
♂スパノビのひじの内側、やや上の辺りを思い切り蹴り上げた。
曲がる方向へ力を加えられた関節がカクンと折れる。
突っ張っていた腕を曲げられて♂スパノビのバランスが崩れた。そうなってはさすがに♀アコの力に抵抗しきれない。
♂スパノビの巨体が横倒しになり、その下から♀マジが這い出した。
「っぷは〜っ、鼻が潰れるかと思った」
「そこかよ」
「随分余裕じゃない」
♂プリと♀アコは思わずツッコむ。
「だってさ、ボクの鼻がぺちゃんこになったら世界の損失じゃないか」
地面に押し付けられてよほど痛かったのか、♀マジは赤くなった鼻をさする。
♀アコはジト目を向けた。
「つぶれるほど高くないでしょ」
「キミよりは高い!ってどこ見ながら言ってんだよっ」
「胸」
「ソコの話はしてないっ!」
「・・・あー、ちょっといいか」
救出が終わった途端口げんかを始めた少女達に頭痛を覚えながら♂プリは仲裁に入った。
なんだかこの島に来て以来こんな役ばっかりの気がする。
「とりあえずお前らとこいつが何者か教えてくれ」
彼はそう言って♂スパノビを見下ろした。
♀アルケミが無事逃げ切ったと確認したためか、♂スパノビは倒れたままそれ以上暴れる様子を見せずにおとなしくしていた。
ただし今度は♂プリと♀アコの足首をしっかり握っていたりする。
「んーとあたしはカピトーリナ修道院行こうとしたら、白服の奴に今すぐモンクになる方法があるって誘われて」
「ソレ信じたのかキミ。て言うかどっから説明する気だよ」
島に来たところから自己紹介を始めようとする♀アコを相方が止める。
「んじゃお願い。あたし説明って苦手」
「キミね」
あっさり投げ出した相棒に呆れ顔を見せつつも♀マジは♂プリに向きなおった。
「・・・このおつむの鍛え方が不足してる子が♀アコ、ボクは♀マジ。とりあえずキミの敵じゃない。んで逃げてったのが♀アルケミでボク達をだまそうとした敵。こいつはそのツレで♂スパノビ」
「む。あたしの頭突きは結構効くのに」
「・・・なるほどな」
ぶつぶつ言う♀アコをちらりと見た♂プリは妙に納得顔でうなずく。
「けどよ、どうして俺が敵じゃないって分かった?正直俺のツラ見たら身構えるか逃げるかする奴の方が多いんだが」
「さっきまでキミの仲間が居たからだよ」
「仲間?」
オウム返しに聞き返したとき背後から足音が近付いてきた。
素早く向き直ろうとするが♂スパノビに足首をしっかり握られたままではうまく行かない。
「ちょ、おいコラ放せ」
慌てていると足音の方向、つまりは彼の背後を♀マジがひょいと覗いて
「噂をすれば帰ってきたみたい」
安心したように手を振った。
「帰ってきた?」
「だからキミの仲間」
♀マジのセリフに背後からハスキーな声が続けた。
「♂セージさんはまだですけどね」
やっと知り合いの名が出た、と♂プリは警戒を解く。
足首をつかんでいた♂スパノビの力もなぜかゆるみ、新たな人物を茫洋とした目で見つめる。
♂プリは不思議に思いながらも振り返り、そして想像もしてなかった美人を見つけて驚いた。
「あんたは?」
「淫徒プリと申します。あなたのあとで仲間に加えていただきました」
「そ、そうか。よろしくな」
淫徒プリが微笑みながら会釈すると彼は実に嬉しそうに挨拶を返した。
♀マジたちに対するのとは明らかに態度が違う。
美人と見て精一杯の笑顔を作った・・・のだが彼の場合それがかなりコワい。
「よ、よろしく」
淫徒プリの腰が引ける。
それを押しのけるようにしてサングラスを掛けた少女が早口に問いただした。
「そんなことよりっ。♀アルケミどーした?」
「逃げられた」
「追い払ったよ」
♀マジと♀アコはそれぞれの表現で答える。
悪ケミは、あちゃーとでも言いたげに天を仰いだ。
「やっぱりやっちゃったか」
「犠牲者が出てないだけよしとするべきでしょう」
とりなすように淫徒プリが言った。
思いがけない反応に♀マジ達は不思議そうな顔をする。
「何かまずかった?」
「さっきのお菓子、毒は入ってなかったんだって」
「ええっ!?」
♀アコは驚きの声を上げて問題の♀商人を探す。
そして首をかしげた。
「じゃあ、あの子どうしたの?いないけど」

◇◇◇◇

206 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2008/01/13(日) 10:44:17 ID:iHiochvI
◇◇◇◇

♀商人はいつしか♂セージ達のあとを追っていた。
♀アルケミ達のところへ戻らなくちゃいけないとは思う。でもそれはあまりに怖かった。
そう。ただ怖かったのだ。
♂セージが行ってしまった時から。
不安と恐怖はこの島に送られてからずっとつきまとっていた。
当たり前だ。何の覚悟もなしにこんな場所へ送り込まれたのだから。
だけど♂セージと一緒にいる間はそれを忘れていられた。
彼はいつでも道を示してくれたから。
彼はいつでもマイペースを崩さなかったから。
その♂セージがいなくなって、不安に襲われてみて初めてどれほど頼っていたかが分かった。
もちろん彼はそうした方が安全だと思うからこそ置いていったのだろう。
でも。
♂セージは言っていた。
♀アルケミの行動には少々疑問がある。と。
具体的に聞く時間はなかったけど、♀マジや♂モンクも同意してるようだった。
その二人にしても♀アルケミをパピヨンからかばっていた。グルじゃない保証はない。
一度疑いだすと疑念はどんどんふくれあがり、しまいには淫徒プリまで信じられなくなってきた。
不安を打ち消すには敵味方をはっきりさせるしかなかった。
そして毒に当たったふりをすることを思いついた。
そうすれば全部解決する気がした。
少なくとも怪しいお菓子は食べないで済むし、みんなの反応を見ればたぶん誰が敵で誰が味方か分かる。敵だらけならそのまま♂セージが戻ってくるまで死んだ振りしてればいい。
それにどう転んでも♀アルケミとは別れることになる。
彼女が悪人だとはっきりすれば追い払うことになるし、そうじゃなければ気まずくなって別れることになるはずだから。
どっちにしても不安を抱えたまま一緒にいなくてすむ。
それはとてもいい思いつきに思えた。
うまく行ったときどういうことになるか、きちんと考える余裕などなかった。
悪ケミが自分を助けようと必死になり、♀アルケミが本気で驚いた顔を見せたときになってやっと自分のしたことに気が付いた。
それがどれほど卑怯でひどいことだったか。
どうしてと聞かれても説明なんてできるはずがなかった。

思い悩みながらとぼとぼ歩む♀商人はやがて異様な叫び声を耳にした。
びくりと身をすくませ、あたりを見回す。
息を殺して耳を澄ますと騒々しい気配を感じた。
戦いの気配。
♂セージが戦っているのだろうか。
そう思っても足は進まない。
違ったらどうしよう。
違わなくても今出て行けば邪魔になるかもしれない。
してしまったばかりの失敗の記憶が体を縛る。
どうしよう。
進むか引くか迷っていると足音が近付いてきた。
息を殺していなければ気付かなかったかもしれないほど静かな足音。
下生えを踏み分ける音も、風に茂みのざわめく音とほとんど区別がつかない。
よほど山歩きに慣れた人か。
なんだかとても怖くなって♀商人は藪に身を隠した。
そしてそれは正解だった。
たいして間を置かずに恐ろしいモノが姿を見せる。
♀商人は悲鳴を漏らさないようにするだけで精一杯だった。
焼け爛れたような姿の・・・人間なのだろう。
左手に弓を握り、獣じみたしぐさで周囲を見回しては素早く歩を進める。
来ないで。来ちゃだめ。来るな。
心の中で呪文のように唱える。
バクバクと高鳴る心臓の音がうるさい。
相手に聞こえてしまいそうな気がして体を丸め胸を抱きしめる。
早く。早く行って。
ただひたすらに願った。
だが願いもむなしく、足音は突然ぴたりと止まった。
心臓が跳ね上がる。
気付かれた?
逃げなきゃ。そう思っても四肢は動かない。
時間の感覚が間延びし、数秒が数時間にも感じられた。そして
カサッ
草を踏む音。
♀商人は全身を石にする。
しかし歩み寄って来るかと思ったそれは進む方向を変えて離れていった。
彼女は全身が激しく震えだすのを止められなかった。


<♂プリースト>
現在地:E-6
所持品:修道女のヴェール(マヤパープルc挿し) でっかいゼロピ 食料二食 マイトスタッフ
外見:逆毛(修道女のヴェール装備のため見えない) 怖い顔
備考:殴りプリ
状態:HPSP共にレッドゾーン 意識回復

<♂スパノビ>
現在地:E-6
所持品:スティレット ガード ほお紅 装飾用ひまわり 古いカード帖 食料二食
スキル:速度増加 ヒール ニューマ ルアフ 解毒
外 見:巨漢 超強面だが頭が悪い
備 考:BOT症状発現? ♀BSの最期の命令に従っている 仲間を襲う奴を止める
状 態:HPレッドゾーン脱出?

<悪ケミ>
現在地:E-6
所持品:グラディウス バフォ帽 サングラス 黄ハーブティ 馬牌×1 食料二食
容 姿:ケミデフォ、目の色は赤
備 考:サバイバル・危険物に特化した頭脳、スティールを使えるシーフを探す、子バフォに脱出を誓う、首輪と地図と禁止区域の関係を知る
状 態:寄生虫ロシアンルーレット状態
したぼく:グラサンモンク
参考スレッド:悪ケミハウスで4箱目

<♀アコライト&子犬>
現在地:E-6
容 姿:らぐ何コードcsf:4j0n8042
所持品:集中ポーション2個 子デザ&ペットフードいっぱい 食料二食
スキル:ヒール・速度増加・ブレッシング
備 考:殴りアコ(Int1)・方向オンチ 首輪と地図と禁止区域の関係を知る
状 態:多少の傷 SPほぼ枯渇 寄生虫ロシアンルーレット状態 毒状態

<♀マジシャン>
現在位置:E-6
所持品:真理の目隠し とんがり帽子 食料二食
容 姿:褐色の髪(ボブっぽいショート)
備 考:ボクっ子。スタイルにコンプレックス有り。氷雷マジ。異端学派。
    首輪と地図と禁止区域の関係を知る ♀アルケミは敵?冤罪?
状 態:軽い捻挫、普通に歩くのは問題無し 寄生虫ロシアンルーレット状態

<淫徒プリ>
現在地:E-6
所持品:女装用変身セット一式 未開封青箱 食料二食
容 姿:女性プリーストの姿(csf:4h0l0b2) 美人
備 考:策略家。Int>Dexの支援型 ♀WIZに話したことで少し楽になる
    ♀マジ達の所へ戻る ♀ケミを信じるべきか?
状 態:寄生虫ロシアンルーレット状態 SPほぼ枯渇

<♀商人>
現在地:E-6
所持品:店売りサーベル、乳鉢いっぱい、カート、100万以上のゼニー 食料二食
容 姿:金髪ツインテール(カプラWと同じ)
備 考:割と戦闘型 メマーナイトあり? ♂セージに少し特別な感情が?
    嘘が大騒ぎになり自己嫌悪中


<残り15名>

207 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2008/01/14(月) 12:11:37 ID:RKBqfKAw
続きをありがとうございますー。
話がようやく動き出してうれしいです。

208 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2008/01/17(木) 03:34:03 ID:/EOAVjvo
>>207
GJ!
今後は寄生虫ロシアンと♀ハンタが目玉イベントかな

209 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2008/02/02(土) 21:33:51 ID:O4nwUA02
281.噛み合わない歯車[3日目午前]


遠くからかすかに言い合う声が聞こえた。
一瞬そちらへ気を取られた♂騎士は注意を目の前の茂みへ視線を戻す。
「そこの奴、出てこい」
騒ぎが聞こえると同時にそこでもはっきり気配が動いた。
誰かが隠れている。
しかし声を掛けてもすぐに出てくる様子はなかった。
剣を構え一歩踏み出す。
「来ないならこっちから行くぞ」
ゆっくり待っている暇はない。
聞こえた騒ぎが♀ハンターの引き起こしたものなら止めに行かなくてはいけないし、一方的に撃たれまくった♀騎士の具合も気になる。

すると茂みの向こうの誰かが口を開いた。
「出てもいいのですが、その前に質問です」
意外にも落ち着いた男の声。聞き覚えはないがとりあえず敵ではないらしい。
半ば戦う覚悟を固めていた彼は軽く意表をつかれて足を止める。
「…なんだ」
「そちらのお二人はどうしたのですか」
「二人?」
一瞬質問の意味が分からなかった。
だがすぐに♀騎士と♂モンクのことと気付く。
連戦の傷で気を失ったか、♀騎士は盾を構えてうずくまったまま動かない。
「ミストレスと…♀ハンターにやられた」
「ふむ?」
答えた途端に相手の声が不思議そうな調子を帯びた。
そして別の質問をする。
「相手の姿をはっきり見たのですか?」
「ああ。間違いない」
「ほう」
今度はわずかに考えるような間。
どうも疑われているらしい。その態度に彼はだんだんムカついてきた。
自分の正体も明かさず一方的に質問しておいて、こっちの答えを疑うとはどういうつもりか。
「いい加減にしろ。信じないならさっさとどっか行け」
彼は腹立ちを隠さずに言った。
だが次の質問で頭にのぼった血が一気に引く。

「姿が見えるならなぜ♂アルケミストさんを手に掛けたのですか?」

頭の中が真っ白になった。
違う。
いや違わない。
「あれは…あのときは本当に…」
「誰だか分からなかったと?」
言葉を先取りされた。
こいつは彼についてよく知っているらしい。
だが、声にも口調にも聞き覚えはない。
いったい何者だ
何もかも見透かされているような気がして恐怖がじわりとこみ上げてきた。

*****

「ではいつ、どうして分かるようになったのです?」
♂騎士の様子を茂み越しに見ながら、♂セージはやや詰問口調に問い重ねる。
いつものような余裕がない原因は後方から聞こえてきた騒ぎだった。
仲間達に何かが起きたのだ。
すぐに戻りたかったが♂騎士と接触してしまったあとではそうも行かない。
彼が危険人物であった場合、ただ逃げたのでは仲間達のところまで追って来られる可能性がある。
逆に味方にできるなら何も言わず逃げては後の信頼回復が難しくなる。
だから敵か否かだけでも確認したかった。
とは言っても事情を細かく問いただす余裕もなく、
「…♀アーチャーにとどめを刺したときだ。…理由は分からない」
♂騎士が苦しい声で釈明したのに対して一歩踏み込んで確認することができなかった。
「♀アーチャー?確かですか?」
「…ああ」
相手がはっきりと頷いたのを見て♂セージはため息をつく。
「では残念ながらあなたを信用するわけにはいきません」

「……そうか」
♂騎士も重い息を吐いた。
頼まれてとはいえ罪もない少女の命を奪ったのは事実だ。
♂アルケミストとのことも知られている。
ならば人殺しの自分を信用できないのも当然だろうと思ってしまった。

だが♂セージには別の理由があった。
彼は♀アーチャーがミストレスに憑依されていた事実を知らない。その一方で2日目夜の放送で彼女が死んだという情報は聞いている。
放送と♂騎士の言葉の両方を事実だとすれば♂アルケミストを殺害した時点で彼は正常だったことになる。
そんなはずはない。またジョーカーが死亡者の名を偽る理由もない。
つまり♂騎士が嘘をついている、あるいはまだ何かの異常を残している疑いが濃い、という結論になる。
何か事情があるのかもしれないが、それを聞き出して真偽まで確かめるにはどれだけ時間が掛かるか分からない。
かと言って不安要素を残したまま連れ帰るわけにも行かない。
残念だが今は諦めるしかなかった。

*****

「で、俺をどうするつもりだ。殺すのか」
騎士がどこか捨て鉢につぶやくのを聞きながらグラサンモンクはかがめていた腰を伸ばした。
どうやら決裂したようだ。これ以上ここに居る意味はない。
「いえ、私たちが離れるまで動かないでいただければ充分です」
「私たち?」
意図的にだろう、♂セージが複数形で言ったセリフを♂騎士が聞きとがめる。
それと同時にグラサンモンクは茂みから♂騎士の背後へ出た。
万一に備え、♂セージが会話で注意を引いている間に回り込んでいたのだ。
いきなり背後を取られた♂騎士が驚き顔で振り返る。

「戻りますよモンクさん」
彼の行動に♂セージも慌てたらしい。早口に呼び止めた。
それはそうだろう。この状況で姿を見せる理由は普通に考えれば戦うため以外にはありえない。
だが正直彼にも戦っている暇などなかった。
姿を見せた理由は別にある。
「そのモンクを連れて行かせてもらう」
グラサンモンクは身構える♂騎士へ淡々と告げた。
悪ケミの作戦を成功させるにはGMに対応されるより早く全員の首輪を無効化しなければならない。それには気奪を使う人間が彼1人では無理がある。
目の前にモンクが倒れているのに置いてゆく手はない。
「まて、そいつは」
抗議しようとする♂騎士の目をグラサンモンクは真っ向から睨み返した。
「仲間だというならなおさらだ。お前に治療はできまい」
「だが」
「くわしい話はこいつに聞く。当人が戻ると言えば止めん」
目を合わせたままジリジリと膝を落として♂モンクの体をかつぎ上げる。
しかしさすがに♂騎士もそれを黙って見過ごしはしなかった。
「やめろっ!」
「フロストダイバー」
♂騎士が実力で阻止しようと踏み込む。その瞬間♂セージが茂みを飛び出し呪文を唱えた。
完全に背後をつかれた♂騎士はとっさに身を捻って避けようとするが、右半身を氷に閉じ込められる。

グラサンモンクは無力化した♂騎士を無視して♂モンクを背負う。
♂セージは彼に歩み寄って仕方なさそうに言った。
「女騎士さんも連れて行きましょうか」
言外になぜ危険を冒して♂モンクを連れ帰ろうとするのか、♀騎士はいいのか、と聞いている。
だから彼は即座に断言した。
「そっちは無駄だ。諦めろ」
目的は♂モンクだけだという返答。
実際に♀騎士の傷が助からないほど重いものかどうか分からない。
だが連れて帰ったところで皆ヒールする力は使い果たしている。可能性があるのは♂プリだが、彼だけでは2人とも治療するのは厳しいだろう。
まして彼と♂セージの両方とも怪我人を背負っていては、帰り道に襲われた場合反撃できない。
それは危険すぎる。
ところが♂セージは平然と言い返した。
「何とかなるでしょう。彼女も居ますし」
そして自分が出てきた茂みをちらりと見る。
「そうか」
グラサンモンクは調子を合わせて頷いた。
こちらが複数だと匂わせたのと同じ。伏兵を警戒させて追跡をためらわせるためのハッタリだ。
♀騎士を連れて行くのもそれだけ余裕があるという一種の示威行為になる。

まあいいか。
グラサンモンクは冷徹に計算した。
戦力は多いに越したことはないし、万一の場合には捨てれば済むことだ。

*****

「待て、くそっ」
♂騎士は左手で体を縛る氷を殴りつけた。
利き手じゃない上に態勢に無理があるためうまく割れない。
「くそっくそっくそぅっ!」
拳や氷の縁でこすれた部分の皮膚が破れ、血がにじむ。
それでも痛みを感じないことがいっそ悔しい。
氷から抜け出せたときには4人の影も形もなかった。
「くそぉ…」
無力感を噛みしめながら溶け残った氷の欠片へ力まかせに拳を叩きつける。
「…ん?」
うなだれる彼の目が地面の一点で止まった。
氷の破片に混じって何か落ちている。
それは♀騎士が持っていたはずの物だった。
「錐か!?」

210 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2008/02/02(土) 21:34:19 ID:O4nwUA02
<♀騎士>
現在地:E-6
所持品:S1シールド、ツルギ
外見:csf:4j0i8092 赤みを帯びた黒色の瞳
備考:殺人に強い忌避感とPTSDを持つが、大分心を強く持てるようになる。刀剣類に抵抗感 笑えるように
状態:気絶 負傷多数 重篤?

<♂モンク>
現在地:E-6
所持品:なし
外見:アフロ(アサデフォから落雷により変更)
スキル:金剛不壊 阿修羅覇凰拳 発勁
備考:ラッパー 諸行無常思考 楽観的 刃物で殺傷
状態:腕に裂傷、JTを複数被弾、意識不明、通電によるショック症状

<♂騎士>
現在地:E-6
所持品:S1少女の日記、カッツバルゲル、錐、カード帖(♀スパノビ遺品)
外見:深い赤の瞳
備考:GMの暗示を屈服させた?、混乱して♂ケミを殺害 心身の異常を自覚
   できれば♂ケミを弔いたい、誤解から♀Wiz達と小競り合いの末逃走
   両手剣タイプ
状態:痛覚喪失? 体力は半分以下 精神は安定? 個体認識異常を脱する。
   必要とあらば殺すことを厭わなくなった? 仲間を守りたい

<ふぁる>
現在地:E-6
所持品:リボンのヘアバンド
スキル:ブリッツビート スチールクロウ
備 考:なんだかんだいいながら♀ハンターが心配で堪らない、ツンデレ? GM側の拠点を発見するも重要視せず無視、♀ハンターと遭遇、置き去り?
状 態:JTによる負傷で気絶中

<♂セージ>
現在地:E-6
所持品:ソードブレイカー 島の秘密を書いた聖書 口紅
容 姿:マジデフォ黒髪
スキル:ファイアーボルト ファイアーボール ファイアーウォール ナパームビート ソウルストライク フロストダイバー
備 考:FCAS―サマルトリア型 ちょっと風変わり? GMジョーカーの弟疑惑
    ♀騎士を背負って仲間の所へ

<グラサンモンク>
現在地:E-6
所持品:緑ポーション5個 インソムニアックサングラス 種別不明鞭
容 姿:csm:4r0l6010i2
スキル:ヒール 気功 白刃取り 気奪 指弾 発勁 金剛 阿修羅覇王拳
備 考:特別枠 右心臓 したぼく二号 悪ケミを護る ♀ケミに疑念 デビルチ・♀ハンターを警戒 ♂モンクを拾って仲間の所へ
状 態:掌と肩に打撲 SPほぼ枯渇
参考スレ:【18歳未満進入禁止】リアル・グRO妄想スレッド【閲覧注意】
作品「雨の日」「青空に響く鎮魂歌」よりモンク(♂モンクと区別するため便宜的にグラサンモンクと表記)

211 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2008/02/05(火) 00:31:31 ID:T1ZpnmbU
おー、暫く見ない間に進んでいる。
書き手さんおつかれさまですー

212 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2008/02/05(火) 10:47:11 ID:QkXzUbsE
久しぶりに見たら進んでた!嬉しいなー
♂セージが♀アチャ=ミストレス知っていたら推理さっくり終わったのに…
そうそううまくいかないのがバトロワの面白さでもあり。

読み専だけど時系列とかすっかり忘れちゃってる。
キャラごとの知識しっかり把握してる書き手さんは凄いなぁ
また初めから読み直してみよう

…しかし♂プリは一部でも二部でも長生きさん。
何気に二部ではアコ系残ってるね。
二次女性陣は早々に脱落していっちゃったけど。

213 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2008/02/25(月) 02:55:37 ID:hmTGKf9A
書き手おつー
楽しませてもらったよー

214 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2008/02/25(月) 12:52:52 ID:A0bDnk7Q
281話までwiki更新
wiki管理人様、見ているようでしたらTOPの八、九冊目のリンク先の変更をお願いします。

たまには参加したいけど話追うので手一杯な元書き手
MAPまとめ無いとこうも移動経路追うのが大変だとわ…orz

215 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2008/03/01(土) 16:22:49 ID:.vKkhEPo
今ある動画って3つだっけ?

216 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2008/03/03(月) 02:23:18 ID:WU8jqbus
チラ裏だが二年前に大好きだったスレがまだ残ってるとは!
とりあえず第二回一気読みしてくる

217 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2008/03/03(月) 14:27:22 ID:AVplZYSs
今Wiki全部読み終わって、第二回のNG集見てる
上腕二等筋にふいたww

218 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2008/03/07(金) 12:40:09 ID:RHCeFzWQ
あぅぅ〜…話結構進んでてなかなか書き手になれない;;
第三回始まったら自キャラ出そうと思うんですが^^;
今度じっくり読んで頑張って第二回の続きを書きたいと思います

219 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2008/03/07(金) 14:55:11 ID:yx1RwipY
>>218
そういうのはやめた方がいいよ<自キャラ出したい
たぶん、3回目があっても名前は付けない、職名のみの慣習は続くはずだから

220 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2008/03/07(金) 14:59:44 ID:074Z2eeM
そろそろ2回目もまとめたいもんだがまとめにくいからなぁ、今の流れ。
あと3回目あってもあんまり自キャラとか出さないほうがいいぞ。

愛着あるキャラがあっさり死ぬ様子ほど欝展開は無いし、
たまにそういうので無理やり展開で生き延ばしたり、かと思えばやっぱり死にました展開とか引っかかるからなぁ。

221 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2008/03/07(金) 22:27:41 ID:dU5DU76s
いや、自キャラが死ぬシーンが一番の見せ場だろ
出来るだけ生き延びて欲しくはあるが

222 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2008/03/08(土) 00:17:53 ID:z0Q6F2EM
てっきりみんな出してるもんだと思った
違ったのか

223 名前:名無したん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2008/03/10(月) 05:39:14 ID:dIR1cXMo
モデルにしたのは認めるが身びいき入るのは嫌だったので主に他の人に任せてた
いい死にっぷり書いてもらえたので満足している

224 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2008/03/10(月) 10:22:36 ID:D5potv62
いかに格好いい死に様を見せられるかがポイントだしな
身贔屓で死亡フラグバキバキ折るような主人公キャラはいらん

225 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2008/03/11(火) 16:55:56 ID:PZ4OtINs
218=222だが…。
私も自キャラモデル予定で出したいと思ったわけですよ^^;
もちろん、皆さんに託しますが

226 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2008/03/14(金) 05:19:07 ID:bKdNahMo
バROを最近知って、第一回から読み続けてようやく追いついた!
書き手さん尊敬します。
序盤の事故死があっけなくて好きです。なぜかリアリティ感じる自分。。。
(枝折>深遠出現死とかランダムポタ転落死とか)
自分も書けるかなぁ。

227 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2008/03/18(火) 17:25:58 ID:5wHAY.oA
終盤戦は本当に難しいね。
第一回もルート分かれちゃったんだっけ?
分からなくなってきたのでぷちメモ

・現在単独行動中
♂騎士、♀ハンター、♀ケミ、♀Wiz、ふぁる(気絶したまま放置?)

・モンクたち
♂セージ、♂モンク、♀騎士、グラサンモンク

・大所帯
♂プリ、♂スパノビ、♀マジ、♀アコ、淫徒プリ、悪ケミ、子デザ

・モンスターズ
パピヨン、デビルチ

首輪つき14人、イレギュラー気味なのが4匹
そう考えるとまだ結構残ってるのかな?

228 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2008/03/21(金) 03:56:27 ID:yZWf6qe.
たまには♀商人のことも思い出してあげてください

229 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2008/03/23(日) 02:39:57 ID:LwEGKuvc
かなり久しぶりに来たけどまだ人がいてよかった。これから書き手になるのは無理だから大人しく読んでるけど
もし第三回があったら少し書いてみたいな
……まあ出来が悪くてやってもNGになるかもしれんがwww

230 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2008/03/26(水) 12:50:27 ID:309pPXYs
>>228
失礼。書いてる途中に消えた模様
15人+4か
どう収束させていくんだろう
楽しみな反面、このまま停滞しないかと不安でもある

231 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2008/03/26(水) 15:21:06 ID:8IcLkBfk
さて、久々にちょっと書きたいんだけれど流石に終盤になってくると、
状況がややこしくなってきて把握しづらいぞっと。
各々の指向と指針の把握がてら、ちょっとメモ挿ませて貰いますね。


♂騎士:状態安定。人を護る騎士になる。グラサンモンク達と敵対??
♀ハンター:錯乱中。自我崩壊。全身ぼろぼろ。
♀Wiz:
♀ケミ:あわあわどうしやう
♀商人:皆に合わせる顔が無い、♂Sageに会いたい

♂Sage:♂騎士、♀ケミに不信感。
♂モンク:気絶中、
♀騎士:気絶中、
♂プリ:状況把握
♂スパノビ:♀ケミを護る
淫徒プリ:
♀アコ:♀ケミを敵と認識→勘違い?
♀マジ:♀ケミを敵と認識→勘違い?
グラサンモンク:♂騎士に不信感? ♀ケミに不信感
悪ケミ:

やーんまとめるの下手。
補足誰かお願いしますっ。・゚・(ノД`)・゚・。

232 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2008/03/26(水) 17:23:21 ID:8IcLkBfk
282.Who is Helper?[三日目午前]

 どうしよう。どうすればいい。
 はぁはぁと弾んだ息を抑えようとしつつ、木陰に隠れて♀アルケミストは現状の把握と整理に必死で頭を回転させていた。が、すぐにその思考には余計な感情が入り混じってくる。
 ――今までの人生も巧く立ち回らなければここまで生きてこれなかったのは確かだろうが。こんなに疲れる頭の使い方をしたのは、この島が初めてだ。もう嫌だ。
 駄目だ。考えろ。諦めるな。考えなければいけないのは、ここだ。今考えなければ、後悔しても遅い。死にたくなければ、考えるしかないのだ。そうやって今までも考え続けてきたじゃないか。
 ♀アコライトと♀マジシャンには、完全に敵と見做されたに違いない。いずれ戻ってくる淫徒プリら仲間達も、最早♀アルケミストの安全を確保してくれる駒にはならないだろう。元から、淫徒プリや♂セージには自分の行動は怪しまれていたようだったし。
 残っている参加者は何人だったか。その中で、自分が取り入れそうな奴は果たしてどれだけいるのだろうか。あの大所帯以外で生き残っている奴らなんて、もうこのゲームに乗った殺戮者しかいないんじゃないのか。

 ――もう、自分の身は自分で守る以外に術は無いんじゃないか。

 はっとする。
 自分の味方は、もうこの島には居無い。
 居無いんじゃ。そうだ、きっとそうだ。
 ひとりの心細さはもう、この島に来てからだけでも何度も経験してきた。それでも、誰かが――使える誰かが、何処かにいるだろうと思っていた。利用できるものを探して、どうにかしようと、どうにかなると、どうにかできると、そう思っていた。
 でも、もう、自分は、本当にひとり――

 ながま、助ける。

「・・・・・・あいつ」
 ♂スーパーノービス。そういえば、♂スーパーノービスはどうしたのだろうか。
 私の仲間だと思われて、ほかの奴等にやられてしまったのか。
 否、あいつ等は馬鹿だ。殺し合いのこの場に置いて、まだ甘さがある。あの♂スーパーノービスが悪い奴ではないということは、私にだって解る。それが解ったとして、私の仲間というだけで殺したりなんかするだろうか。
 ・・・・・・あの集団を追い出されることはあっても、殺される可能性は低い筈だ。ならば、私はあの♂スーパーノービスを拾いに行かないと。
 もしかすると、あの集団の仲間に入ってしまっているかもしれない。或は、本当に殺されてしまっている可能性だって無い訳じゃない。
 それでも。それなら。
 今の私には、否――私には、きっとあいつが必要なんだ。


 鳥の鳴き声がまばらに聴こえた気がした。
 そして、かさり、と。
 何かの音に気づいて、♀アルケミストははっと息を呑んだ。
 誰だ。♂スーパーノービスか? そうであって欲しい。否、そうでいて。
 木陰からちらりと顔を出す。向こうから、何かが歩いてくるのが見えた。

 ――何、あれ。

 人には見えなかった。
 人の形を成してはいるが、それは人ではない。
 グール。そうだ、ゲフェンの地下洞窟に棲む屍人があんな風な姿をしていた。
 どういうことだと、♀アルケミストはまたも頭を抱える。このゲームの敗者の誰かの亡骸が黄泉返って、真っ昼間から島を闊歩しているとでも言うのだろうか。・・・・・・ああ、もうそれでいい。何が起きても不思議じゃないんだ、この島は。
 だが。
 少なくとも、アレは味方ではない。味方である筈がない。
 だが、よろよろとしたその屍人は♀アルケミストの方に近付いてくる。気づかれているのか、偶々か。よく見れば、屍人はぼろぼろの曲がった棒のようなものを片手に持っている。あれは・・・・・・弓、か?
 どうすればいい。♂スーパーノービスはいない。今は♀アルケミストひとりしか、ここにはいない。

 ――自分の身は自分で守るしか無いんじゃないか。

 そうだ。グール程度、ひとりで倒せなくてどうする。私だって、アルケミストの端くれなんだ。
 武器だってある。グラディウスも、クロスボウも。どちらも普段あまり使い慣れない得物だけど、戦える。誰かに、♂スーパーノービスに頼り切ってるばっかりじゃ駄目なんだ。
 唾を飲み込むと、毒を含んだ矢を一本、クロスボウに番える。
 屍人は、ゆっくりと歩いている。疲れ切ったように、ふらふらと。
 こいつを倒して、♂スーパーノービスを探しに行こう。♂スーパーノービスと一緒に、守り、守られ、生き残ろう。その先なんて、考えるのはもう疲れた。

233 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2008/03/26(水) 17:23:58 ID:8IcLkBfk
 とすり、とグールの左脇腹に矢が突き刺さった。ぐらりと屍人の身体が傾ぐ。
 よろよろとした動作のままで、漸くその存在に気づいたという風に屍人は視線を己が脇腹に落とすと、緩慢な動作でそれを引き抜き、自分の持っていたぼろぼろの弓を構えてそれに番えた。
 ♀アルケミストは焦り、木陰から次の矢を装填しようとしながら屍人に目をやり、――視線が合った。
 その瞬間、屍人の口がぱっくりと裂け、三日月の形を作った。ヘケ、と。
 嗤った。
 怖気立つ。そして、♀アルケミストは悟った。

 ――こいつは、グールなんかじゃない。
 ――もっとおぞましいモノだ。

 次の瞬間、己が放ったばかりの毒矢が♀アルケミストの喉元に突き立った。
「・・・・・・っ、か」
 手から力が抜け、クロスボウも番えようとしていた矢も地面に転がる。数秒の間を置いて、♀アルケミストの身体も。
 熱い。痛い。悲鳴さえ出ない。起き上がれない。
 何だ、これは。どうして屍人がこんな正確に矢を射ってくるんだ。どうして屍人が弓なんか持ってるんだ。アレは、何なんだ。
 首に矢が突き刺さったというだけでも致命傷なのに、この矢には自分が仕込んだ毒が染み込んでいる。・・・・・・お笑い種だ。
 不気味な液体を滴らせながら、ソレが近付いてくるのが倒れている♀アルケミストの滲む視界に映った。
 ああ、私の意識よ、どうせもうすぐ掻き消えてなくなるんなら、早く遠のけ。あいつが来る。
 早く、

 この恐怖をどこかにやってくれ。
 ――――――・・・・・・・・・・・・


「この『寄り道』、正解だったのか」
 ぴくりと、ソレは反応した。最早意識を失い、放っておいてもいずれその命尽きるであろう♀アルケミストよりも、新たな闖入者の方が危険と判断――するだけの思考能力がソレに残っていたのかは疑問だが、兎も角現れた二人――正確には四人――に視線を映し、ソレは弓を構えた。
「何かの体液と足跡・・・・・・危険なものがいるのであれば確認しておく必要があると思ったのですが。本当に危険だったようですね」
 ♂セージの口調はどんな状況であろうと変わらない。つくづく冷静な男だ、とグラサンモンクは感心するが、実際のところグラサンモンク自身も似たようなものだ。
 ソレは矢を放つ。いつ折れてもおかしくない、いつ弦が切れてもおかしくないぼろぼろの弓で、次々と矢を放つ。
「どうする。この二人を守りながら戦うのは不利だ」
 矢の攻撃を避け、少しずつ退きながらグラサンモンクは問うた。戦うとすれば数の上では二対一だとしても、それぞれ大の大人をひとりずつ担いだままでの戦闘などは無茶だろう。それでなくても、今は万全ではない。
「一旦退くのがベストなのでしょうが。しかし」
「あれはどうする」
 グラサンモンクはちらりと♀アルケミストに視線をやるが、サングラスの下の視線の移動などが伝わる筈はない。しかし、もとより「しかし」と続けた本人である♂セージにも当然彼の言わんとする事は呑み込めたもので、矢の射程から逃れるためにグラサンモンクよりも更に半歩以上身を退きつつ、さて如何するべきでしょうかと思案する。
「このまま矢の雨を避けつつ誘って誘って、♀アコライトさん達と合流すれば――安全に戦えますが」
「彼女は放置しても問題はないのか」
「首に矢が刺さってるように見えますね」
「・・・・・・全く。どれだけ怪我人を拾えば気が済むんだ」
「助けられる可能性は低いと思いますが。この♀騎士さんも急いで治療する必要がありますし」
「解っている。ヤバそうなら撤退だ」
 グラサンモンクは、担いでいた重い荷物を地面にどさりと置くと、今にも形を失って崩れ落ちてしまいそうな弓を構えたままじりじりと迫ってくる、ソレの眼をサングラス越しに見据えた。
 狂気。絶望。悲哀。何が宿っているのかを読み取ろうとしたが、それは不可能だった。焦点のぼやけたその虚ろな瞳には、何も宿ってはいなかった。
「・・・・・・こいつは何だ」
「変わり果てた姿ですが――人間ですね。恐らくは、件の♀ハンターさんであると思われます」
 じり、と♀ハンターであったモノはにじり寄ってくる。その弓の射程圏内に気を失っている二人を入れぬようにと、グラサンモンクは自ら歩を進めた。ケヒ、という嗤い声が耳に入った。
「救うべきモノなのか、潰すべきモノなのか――と訊いている」
 やれやれという呟きと共に、どさりと背負った♀騎士を地面に寝かせる音がして、この場合それは同義ですよ――と、グラサンモンクの隣に並びつつ♂セージは答えた。

<♀アルケミスト>
現在地:E-6
所持品:S2グラディウス ガーディアンフォーマルスーツ(ただしカードスロット部のみ) クロスボウ 矢筒 毒矢数本 望遠鏡 食料二食
外 見:絶世の美女
性 格:策略家
備 考:製薬型 悪女 ♂スーパーノービスと合流したい(ひとりは怖い)
状 態:脇腹に貫通創(治療済) 寄生虫ロシアンルーレット状態 喉元に矢 毒 気絶 瀕死

<♀ハンター>
現在地:E-6
所持品:スパナ、古い紫色の箱、フォーチュンソード、オリデオコンの矢筒、+2バイタルシュールドボウ[3]
    (所持品は全て寄生虫の体内にいたため痛んでいます)
外 見:全身の皮膚が半分溶けた異様な姿
スキル:ファルコンマスタリー、ブリッツビート、スチールクロウ、集中力向上、ダブルストレーピング
備 考:対人恐怖症、鳥と会話が出来る、純鷹師、弓の扱いはそれなり
状 態:発狂 自我崩壊

<♀騎士>
現在地:E-6
所持品:S1シールド、ツルギ
外見:csf:4j0i8092 赤みを帯びた黒色の瞳
備考:殺人に強い忌避感とPTSDを持つが、大分心を強く持てるようになる。刀剣類に抵抗感 笑えるように
状態:気絶 負傷多数 重篤?

<♂モンク>
現在地:E-6
所持品:なし
外見:アフロ(アサデフォから落雷により変更)
スキル:金剛不壊 阿修羅覇凰拳 発勁
備考:ラッパー 諸行無常思考 楽観的 刃物で殺傷
状態:腕に裂傷、JTを複数被弾、意識不明、通電によるショック症状

<♂セージ>
現在地:E-6
所持品:ソードブレイカー 島の秘密を書いた聖書 口紅
容 姿:マジデフォ黒髪
スキル:ファイアーボルト ファイアーボール ファイアーウォール ナパームビート ソウルストライク フロストダイバー
備 考:FCAS―サマルトリア型 ちょっと風変わり? GMジョーカーの弟疑惑 ♀ハンターと対峙

<グラサンモンク>
現在地:E-6
所持品:緑ポーション5個 インソムニアックサングラス 種別不明鞭
容 姿:csm:4r0l6010i2
スキル:ヒール 気功 白刃取り 気奪 指弾 発勁 金剛 阿修羅覇王拳
備 考:特別枠 右心臓 したぼく二号 悪ケミを護る ♀ケミに疑念 デビルチを警戒 ♀ハンターと対峙
状 態:掌と肩に打撲 SP微妙に枯渇
参考スレ:【18歳未満進入禁止】リアル・グRO妄想スレッド【閲覧注意】
作品「雨の日」「青空に響く鎮魂歌」よりモンク(♂モンクと区別するため便宜的にグラサンモンクと表記)

234 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2008/03/30(日) 02:06:04 ID:0HHyF.Lc
うお、久しぶりに来たら話が進んでる。最後のグラサンとセージがシブくてかっこいいなぁ

235 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2008/03/30(日) 15:32:31 ID:BubtheLU
グラサンモンクとセージが良い味だしてるじゃないか。

236 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2008/04/01(火) 10:35:21 ID:bH1w3JzM
グラサンとセージかっこいいなぁ
最後のやり取りとか大好きだ
♀ハンタさん完全に遠い世界に旅立ってしまっている
ふぁると仲良くしてた頃が懐かしい…ってふぁるいつまで寝てるんだー
ケミさんは可哀想に思えてきてしまった
本当は一人で寂しかったのを「利用する」って建前で人に近づいてたのかな

純鷹vsFCAS+指弾阿修羅となったけれどハンタさん不利?
グラサンのステ忘れちゃったけどSPないと苦しそうだなぁ
久々のバトルシーン、どんな熱い展開になるか楽しみ。

237 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2008/04/02(水) 11:16:53 ID:.sNm1r8s
戦闘力的に♀ハンタには勝ち目はないだろうけど
グール状態だからこそ何かしでかしてくれると思ってるぜ!

238 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2008/04/03(木) 01:01:50 ID:lHuKYOx2
♀ハンタをなんとか救ってあげたいなぁ…
ふぁるも大変だが寝てる場合じゃないぞ、頑張れ!

239 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2008/04/05(土) 15:42:01 ID:zyRiETVM
なあなあになってきてるこの企画も終結へとまとめたいんだけど、
書き手さんって何人くらいいるんだろう。
私もいち書き手としてちみちみ書いてはいるのですが、
進行速度がこれだと自分ばかり書いてしまっても・・・と、
なかなか筆を進め難い現状なのです。

今でもこのスレ覗いてて、意欲のある書き手さんはほかにどれくらいいるのかな、とちょっと気になる所。
ある程度の人数がいるのであれば、ちょっとスパートかけて完結まで漕ぎ着けてみませんか・・・!
と、拙いながらに舵を取ろうとしてみる。

出過ぎた真似であったら申し訳ない・・・・・・(´・ω・`)

240 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2008/04/05(土) 21:29:44 ID:.I.5OyX.
|ω・`)ノ今がんばって書いてるよー

241 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2008/04/06(日) 03:33:16 ID:zrwr/ydY
まだ書き手がいるなかでこういう事言うのもあれだけど、
一度この話はなかった事にしたほうがいいんじゃないか?

いくらなんでも話の展開が散逸しすぎだし、
いつまで経ってもちまちまとしか死んでいかない。
このスレのテンプレ事項として、投稿する前に一連の内容に
目を通すようにっていう指示があるわけだが、実際問題
ここまで複雑化した物語をちゃんと読んで話を作れる人間って、
どれほどいるんだ、という事を想像できてるか?
「今何人いるのか」って意味じゃなく、「この先どれくらい参加できうるのか」
っていう視点で、だ。

特に、こと最近の投稿は1話あたりの文章量が多すぎて把握もしづらい。
細かい部分までしっかり描写したい書き手の気持ちは理解はできるが、
ここまでの分量になってしまうと弊害のほうが大きすぎる。

新参の入れる余地のないリレー小説に未来はないと思うんだが。

第1回の内容をいちど見直してみて欲しい。
飾りつけしすぎて、重さでしなだれてしまったクリスマスツリーのような
今のスレの投稿内容と、何が違うのか少し考えてみてくれ。

242 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2008/04/06(日) 21:56:55 ID:.VGDnSZs
ここまできて破棄は勿体無いし、それでやり直しても結局また繰り返す気がする。
話が複雑になってしまったのは仕方ないと思うけどなぁ。
少なくとも、俺は今の物語が完結するところまで見てみたいね。

……読み専だけど。

243 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2008/04/07(月) 01:08:22 ID:331.7Jj6
今の話、かなり面白いのでやめてほしくないんだけど・・・。
最後の着地点がかなり気になってます。
書き手さんたち、がんばってくださいm(__)m

244 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2008/04/09(水) 14:47:08 ID:NlYIxlso
私もやり直ししないでほしいに一票ノ
騎士君の最後とかハンタ娘はこのまま凶暴化したままなのかとか気になるので;

>>240
期待しています!頑張ってくださいー。

245 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2008/04/11(金) 19:18:17 ID:rR/q0Fgs
前半飛ばしすぎてマーダー全滅しちゃったし
話複雑になってきてて大変だと思う。
でもこの物語の終わりを見てみたい

新規の人が書き辛いのは残念だなぁ
今書いてる人も連投になるんじゃないか、ってペース落ちてるようだし。
やり直しするくらいなら一部の人リレーになっちゃっても完結させてほしい
ルール引っかかるからだめかな…

246 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2008/04/15(火) 09:45:30 ID:fVuv1ljo
まさにバトルROワイアル

247 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2008/04/17(木) 23:28:17 ID:AP3O9/iM
寄生虫の入った菓子が♀商人の選んだものだったら取り敢えず寄生虫はもう出番無しか。

248 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2008/04/18(金) 07:29:49 ID:DFdUMFMo
寄生虫・・・食べた人の中で生きたまま孵化して直せない毒という扱いじゃない使われ方しかしてないなw
もう死んでる奴から孵化とか砕けた部分から孵化とかばっかりでな
まぁ頑張って終わらせたいが、結構伏線ばかり張られてて本筋動かしづらいのは事実だよなぁ。

249 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2008/04/20(日) 22:25:19 ID:PNS5/vjw
みんなして「ぼくがかんがえたさいきょうのきゃら」合戦やってるんなら
それこそもうスレの意義もないし、打ち切ったほうがいいと思うがなぁ。

もう設定とかガチガチに固まっちゃってるじゃん。
キャラごとの備考とか設定とかさ、もうイマジネーションを
発揮できる部分なんてほとんど残されてないじゃん。

250 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2008/04/21(月) 22:05:15 ID:v3ueECyE
新参で入ろうかと思ってかなり時間をかけてよんでみたんだが
>前半飛ばしすぎてマーダー全滅しちゃったし
やっぱりこれが結構痛いな…。展開させるの難しいっす(汗

251 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2008/04/22(火) 20:30:23 ID:PEDqo.to
備考・設定はこのくらいまでくると固まってくるのは自然でしょう。
イマジネーションを発揮するのは、その設定をどう動かすか、じゃない?

252 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2008/04/22(火) 21:15:33 ID:wdt89POY
>>240さんを初めとする書き手の皆様
お話の続きの投下をお待ちしてます。
いろいろたいへんでしょうけど、がんばってください。

253 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2008/04/28(月) 19:49:47 ID:IXqGbrnU
このスレは今ラグが発生してるのか。

早く復旧してほしいなあ、とROM専が言ってみる。

254 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2008/05/11(日) 04:52:35 ID:v2DOd0qI
そしてだれもいなくなるか?

255 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2008/05/12(月) 23:53:33 ID:ra13yw5U
・・・はやく書き手さん、戻ってきてぇぇ(号泣

256 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2008/05/20(火) 13:04:52 ID:Iws/MjRI
久々に覗いたら増えてるーw

確かにマーダー居ないのはきついよねぇ…
gdgd見かねたピエロが参加者として…ってのは無理があるかな(苦笑

257 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2008/05/22(木) 02:15:43 ID:bAWnCxhY
282.道化の本分[三日目午前]  (NG?)


「GMジョーカー、失礼します」
ノックの後、一人の若い兵士がジョーカーの私室へ入る

そしてギクリ、と固まってしまった
「……どうした、幽霊でも見たか?」
…ここまで笑えないジョークがあるものか
部屋に主の姿は無く、変わりに立つのは一人の男

その姿、その声


死んだはずの♂クルセイダー


「ぇ……あ…」
剣を抜くことも忘れ、凍りついたように固まる
視線が絡み合い、永遠に思える一瞬。ふと、♂クルセイダーの表情が歪む

「……ふ…ふふ……」


「あっはははははは〜っ!イイッいいですよその表情っ♪」
♂クルセイダーが突然、腹を抱えて笑い出した
しかも途中で声色が別物に変わった。この声は紛れも無く自分の上司
「じ…ジョーカー……ですか?」
恐る恐る声をかけると、♂クルセイダーの姿が揺らぎ、見慣れたピエロが姿を現した
腹を抱えたその格好のままではあるが
「ええ、ええ、大正解です。しかしあの表情…ぷっ、クククッ」
笑い涙を拭いながら、しかしまた笑い出す上司に沸々と怒りが沸いて出る
「…GMジョーカー…部下で、しかも仕事中に、遊ばないで下さいませんか?」
「クククッ…いやぁ、退屈だったもので。でも如何です?私の特技なんですよ♪」
そう言いながらクルクルと踊るGMジョーカー
回る度に姿が♂セージに、♀プリースト、♂モンクにまで(アフロもバッチリだ)なってみせる
「勿論」「声だって」「Cool&Heat に変えちゃう ZE?」
元の姿に戻ってから声真似まで披露する(ラップもバッチリだ)
「確かにすごいですが…というか声はともかく、服装とかどうやってるんですか?アフロとか」
「禁則事項ですっ☆」
女性の声色で、人差し指を立てつつ顔を覗き込んでくる
誰の物まねか知らないが正直気持ち悪い
「冗談はさて置くとしまして…これから私、参加者になろうと思っているんですよ」
「…は?」
声も姿も元に戻ったGMジョーカーの何気ない言葉に、兵士は口を開くのみ
「如何なる状況も想定して組み上げたこの舞台、様々な策も施しました。しかし!」
僅かずつ声を大きくしながら、歌う様に、ステップすら踏みながら
「悲しきかなこの惨状!スパイス達は色を無くし風味を無くし、後に残るは温いスープに僅かばかりの硬い肉!あぁ、こんな料理を女王陛下に捧げるなんて!!」
内容とは裏腹に、顔に張り付く三日月の笑顔
「さぁてここで質問です。ピエロの仕事は何でしょ〜かねぇ?」
「え、と…踊ったりおどけたりして観客を楽しませる、でしょうか…?」
いつも以上におかしな雰囲気に圧されながら戸惑いながら、兵士は応える
「あなたは頭がいいですねぇ〜。その通りです。歌い踊り時には転び、観客を楽しませるものです」


――――――そう、『舞台』に出て、ね


兵士は呆けて椅子に座っている
あの後、GMジョーカーの私室にGM橘を呼んだ
気絶させられたGM橘と気絶させた本人に首輪をはめた
そして2人をフィールドに送り出した
その際GMジョーカーから「プレゼント」を渡された

様々なアクセサリーや衣装。アフロもある。加えて、恐らく自作の魔道書
どうやら先程の見事な変身は魔法だったらしい。暇なお方だ
今まで記録された会話、GM橘・GM森両名の疑惑と懸念、その他GMジョーカーの様々な考察や案など
それらを綴ったファイルと、トーキーボックス
「嬉し恥ずかし GMジョーカー名言集(はぁと)」と書かれている
それらをぼんやりと眺めながら、彼の去り際の一言をぼんやりと思い出していた


「ええ、プレゼントです。とっても頭のいいあなたに、ね。大事にして下さいよ?」
「この人はともかく、私が消えてしまったら舞台の進行に支障が出ます。もう分かりますね?」


「今日からアナタが、GMジョーカーです」

258 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2008/05/22(木) 02:25:24 ID:bAWnCxhY
上のレス読んで思いついたんで投下


うん、無理があるのは分かっているんだ
でもこのままじゃあってのもあってNG覚悟で投下してみた
こういう流れはやっぱりNGかな…
なんにせよ火種になってくれれば幸い

ぁ…ジョーカー去り際に3言言ってるね…

259 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2008/05/22(木) 10:54:23 ID:T2cFltlU
別にバトロワだからって殺しあわなくてもいいとおもうんだ。
ただでさえ、ROは殺伐としてきて昔ののんびりさがなくなってるんだから…
脱出ゲームになってもいいじゃないかと思う、一読み手。

260 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2008/05/23(金) 21:31:52 ID:e4IAbQF6
>259
それこそ矛盾だろ。
バトロワなのに脱出ゲームになってどうするんだよ。
脱出ゲームだったらCUBEとかSAWとかあるだろ。

でも>257みたいな流れは大歓迎だ。
ところで、ジョーカーの姿かたちについては後の人が決めていいの?

261 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2008/05/23(金) 22:05:04 ID:QGkuR5Io
設定上、一兵士ごときにジョーカーが自分の全てを任せるとは思えないんだがなぁ
書物程度で思考回路まで完全にジョーカーになりきれるはずもなく、ジョーカー本人になにかあればこの先のゲームを取り仕切るのは兵士ってことになる
GMでもなく、平凡な能力の一兵士にそこまで委ねるだろうか?
逆に死なない為にジョーカーが自分の戦闘力に制限をかけないなら、ただの虐殺になるだけなのは明白だし
無理矢理マーダーを作るくらいならゆっくり脱出進行のほうがいいんじゃないのか?
バトルロワイヤルだからって無理に全員を殺し合わせる必要はないはず
個人的にジョーカー参入は反対かな

262 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2008/05/24(土) 06:28:47 ID:np.BEXMg
無理がありすぎる

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