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◆みんなで創る小説Ragnarok ♂萌え2冊目◆

[70:殴りプリとアサシン(2/3)(2006/07/04(火) 15:14:21 ID:.bHY9Esw)]
人がいないのを確かめた上で聖域の呪文を詠唱して座り込んだ。
ふわり、と優しい光が満ち、速やかに痛みが引いて行く。
「えーと、もしかしてこの為に誘ったのかな?」
結界の端にちょこんと座ったアサシンが首をひねりひねり尋ねてくる。
「俺は殴りなんで、ヒールは苦手なんだよ。かといって人の多いとこでこれ出すとわらわらたかってきやがるしなぁ」
答えながら仮面を外し、ワインを取り出して喉を潤す。
メテオの熱気でひりついていた喉には慈雨のようだ。
「なんだ、てっきりカードの礼に一発ヤらせろってことかと思ったのに」
げほ。
信じられないような台詞に思わず吹き出す。
あぁ、もったいない。
せっかく奮発した高級品が・・・じゃなくて!
「なんだって?」
「いや、人気の無い路地裏に誘って来るからさー」
俺の狼狽っぷりがおかしいのか、アサシンはけらけらと笑った。
ひとしきり笑い転げて、ひたりとこちらを見据える。
「ま、お礼はしないと、ね」
神よ、「プリさん美味しそうだし」、なんて物騒な呟きが聞こえたのは気のせい
でしょうか。
アサシンはじわりと四つん這いでこちらににじり寄って来た。
やや吊り気味の瞳とあいまって、猫のようだ・・・いや、そんな可愛いもんでもないな。
むしろ、獲物を狙う黒豹か。
いや、まて、自分。
そんな感想抱いてる場合じゃないだろ。
深呼吸ひとつ。
「落ち着こう。俺は男だ」
「見りゃわかるよ。プリの衣装はセクシーだね」
ぺろり、とアサシンは舌なめずりする。
とてもとても楽しそうな顔・・・からかわれてるんだよな、うん。
そうに違いない。
どん、と背中が壁に突き当たった。
無意識のうちに後ずさっていたらしい。


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